1. Mr.インクレディブル
ネタバレ いまでもこれがピクサーの最高傑作だと思っています。ダッシュとヴァイオレットが中心に繰り広げる森の中でのアクションはアニメーションの域を超えており、これまで観た多くの映画の中でも最も印象に残るシーンの一つです。ヒーローが政府によって活動を抑止される世界という奇妙な設定から始まる映画が、最後には理想の家族像を提示して終わるという脚本も全く見事です。エンドクレジットも、これだけで一つの作品と言えるほど芸術性・完成度の高いものだと思います。ディズニーには珍しく本作の悪役は徹底的に悪役で救いがなく、それはちょっとかわいそうだったかな。 [映画館(字幕)] 10点(2014-12-27 00:53:37)(良:1票) |
2. デビルマン
おそらくわざわざレンタルなどするはずもなく、自分は観ることはないだろうと思っていた本作、息抜きで行ったネットカフェの映画サイトにアップされているのを発見し、次の瞬間には「視聴」ボタンを押していた。確かにひどいなこりゃ。製作者たちの「こんなもんでいいだろう」的な姿勢があからさま。そうでなければ、あの役者たちで映画を製作できるわけがない。 [インターネット(字幕)] 1点(2014-09-13 07:15:49) |
3. トランスフォーマー
ネタバレ 最新作を観たところだし、ついでに懐かしの第1作のレビューしておきます。最初から子供向け映画と割り切った態度で鑑賞したのが大正解で、とても楽しめました。基本コメディタッチだったことも、少なくとも私にはばっちりはまり、主人公の両親による下ネタ交じりの掛け合い漫才や、大人しく隠れていられないオプティマスらによる庭破壊のドタバタ劇など、最高です。たぶん、逆にそこがダメという人は多いのだろうと思いますが。マイケル・ベイ作品との付き合い方を教えてくれる貴重な一本です。その後の続編が公開されるたびに見に行くようになるほど気に入った作品ですし、DVDも購入して複数回観ているのに、何度見てもストーリーはほとんど頭に残りません! [映画館(字幕)] 9点(2014-08-19 06:56:45) |
4. バットマン ビギンズ
ネタバレ 続編とはちょっと雰囲気が異なり、まだアメコミヒーローものとしての荒唐無稽な設定が多く残っているノーラン版バットマン第一作。強く印象に残ったのは、これまで以上に怖いバットマンの表情と、恐ろしい声。旧作でも蝙蝠をモチーフとするのは悪人に恐怖を与えるためとしながらも、演じる俳優の持つ雰囲気がどうしても反映されてしまってそこまでではなかったが、本作はちゃんと恐ろしさが出ていた。次回作への期待を十分に持たせてくれた力作。(そして実際、十二分に答えてくれた) [映画館(字幕)] 8点(2013-08-13 13:05:12) |
5. トゥモロー・ワールド
ネタバレ 臨場感という点で、この映画を上回るものは今のところない。長回しについては、そういうテクニックが使われているとは知らずに観ていて、主人公らの車が襲撃されるシーンで気がつき、魔法のようなカメラの動きに驚きました。この手法は、臨場感を高める上で極めて大きな役割を果たしていると思う。 映画の主題はあまりに絶望的だし、時折挟まれる残酷な死の描写は容赦なく、それだけではこの映画は単なる悪趣味の実験映画でしかなかったでしょうが、赤ちゃんの泣き声一つですべての戦闘行為が止まるあのシーンがこの映画の全てを救っている。 [映画館(字幕)] 9点(2012-09-25 06:41:30) |
6. チェンジリング(2008)
この映画はすごい。近年の傑作ぞろいのイーストウッドの監督作の中にあっても最高ではなかろうか?ただ、題材があまりにも暗い。 ものすごく好きな映画でありながら、子持ちの自分としては、DVDは買えずにいます。 [映画館(字幕)] 9点(2012-09-04 06:46:55) |
7. ダークナイト(2008)
ネタバレ まさかバットマンで泣かされるとは思いもしませんでした。自分はもともとアメコミヒーローものは好きで、評価は甘めになりますが、これはまさに別格。序盤のバットマンコスプレ市民自警団に「どこが違う!」と問われ、「ホッケー防具など着けない!」とうそぶくバットマン。しかし、結局は彼もコスプレ自警団の一人でしかないことがあきらかになっていく。中盤のローマ皇帝に関する会話も重要で、法のなんたるか、超法規的な力の存在がなんたるかを深く考えさせられるすごい内容でした。 [映画館(字幕)] 10点(2012-09-02 14:04:09)(良:1票) |