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yoroshikuさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 36
性別 男性
年齢 73歳
自己紹介 3年前に現役(サラリーマン)を卒業し隠居生活を送っています。
以前本サイトに投稿していましたが最近近くの公立図書館でDVD貸出があることを知り様々な映画を観始めたこともありその感想を時々コメントさせていただきたいと思っています。
私の映画鑑賞ポイントはリアリティー(あるある)と共感(わかるわかる)です。あまり高尚な観点(映像美、音楽性、監督の世界観等々)は苦手です。よろしくお願いします。

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1.  8月の家族たち 《ネタバレ》 
感動・感涙、起承転結無く終始暗く陰鬱な映画。 どなたかが「渡る世間は鬼ばかり」の米国版、と評していたが言い得て妙。 しかし渡鬼には喜怒哀楽があり時折りホロッとするシーンもあったがこれには無い、また渡鬼にはいわゆるシモネタは一切無い。 ジョナだけがマトモ。 唯一スカッとしたのはそのジョナが終盤ジーンにマリファナを吸わせたり卑猥な言動をするスティーブにスコップで襲うシーン。 ここに一点。
[CS・衛星(字幕)] 1点(2024-02-22 10:37:14)
2.  黄色い星の子供たち 《ネタバレ》 
切ない、悲しい。 ユダヤ人への迫害ぶりが延々描かれていたがラストでジョーとノノが生きていたことがせめてもの救い。 ただ、冒頭~随所に権勢をふるい優雅に暮らすヒトラー(実写や演技)が登場したがその没落ぶりも描いてほしかった。 その点が映画としてのスッキリ感が今一つ、マイナス1点。
[DVD(字幕)] 9点(2024-02-13 18:43:55)
3.  あなたを抱きしめる日まで 《ネタバレ》 
まさに「事実は小説より奇なり」、感動した 圧巻は終盤のマーティン、フィロミナ、ヒルデガードの息詰まる対決(言い合い) マーティンはヒルデガードに「謝れ、せめて死んだ母子の墓をきれいにしてやれ」と迫る ヒルデガードは「自制と禁欲によって神に近づける」と一歩も引かない しかしフィロミナはヒルデガードに「私はあなたを赦す」と、 そしてマーティンに「赦しには大きな苦しみが伴う、私は人を憎みたくない」と言い部屋を出る マーティンも後に続き部屋を出るが間際にヒルデガードに「僕はあなたを赦せない」と言い放つ   実に考えさせられる対決だ 私の共感ウェイトはもし20代30代ならマーティン90% フィロミナ10% ヒルデガード0%だが、 そこそこ年を重ね寛容(赦し)を学んだ今(72才)はそれぞれ30% 65% 5% だ
[CS・衛星(字幕)] 10点(2024-01-25 17:45:16)(良:1票)
4.  ものすごくうるさくて、ありえないほど近い 《ネタバレ》 
あるある感(リアリティ)わかるわかる感(共感)をほとんど感じない作品でした。 ・なぜあれほど執拗に母を責めるのか?(父から電話があった時不在だったことを)  母も出勤中だったからであり遊びやまして他の男性と会ったりしていたわけではない。  オスカーは当然理解しているはず。 ・母も父から会社に電話があり最後の会話ができたことをなぜオスカーに話さないのか? ・「鍵」がなぜこの物語の「キー」になっているのか?またメモに書いてあった「BLACK」を名前と決めつけるのか? ・「間借人」はオスカーへの態度で早々にお祖父さんと解ってしまう ・オスカーのハチャメチャぶりも見苦しい(工場での部品バラマキなど) これでは感動・感涙には程遠い。 あげく鍵の主はアカの他人、というオチではズッこけるしかありません。
[DVD(字幕)] 1点(2023-12-04 18:40:04)
5.  ツリー・オブ・ライフ
映画屋の映画屋による映画屋のための映画です。 どなたかが「映画は芸術ではない、娯楽だ」とコメントされていましたが全く同感です。 私はプロフィールに映画鑑賞のポイントは「リアリテイ(あるある)」と「共感性(わかるわかる)」と書きましたが 本作にはリアリテイも共感性のかけらもありません。 まぁ昭和の頑固で一徹の父親像が感じられますが「それで・・・?」です。 カネ返せ!と言いたいところですが公立図書館から無料で借りたのでそれは言えません。 時間を返せと言いたいところですが今は現役をリタイアしヒマなのでそれも言えません。 せめてここで「0点」を付けさせていただきます。
[DVD(字幕)] 0点(2023-08-04 16:23:52)
6.  僕達急行 A列車で行こう 《ネタバレ》 
鉄道ファンとして一度は鑑賞したいと思っていました。 映画自体は特に感情移入するような展開ではありませんでしたが九州を走る様々な列車が垣間見え また登場人物の名前が列車の愛称名など楽しませていただきました。 それよりなにより全くの余談ですが私がハッとしたのは「小町圭」と「あずさ」です。 なんとなく誰かに似てるなぁ、と思って観ていたら・・・ 「小室圭」と「眞子」さん、です。 特にラスト近くレストランで食事をしながら語り合うシーンには思わずニヤリとしました。 大変失礼ながら私はこのお二人に良い印象を持っていないので「小町」がフラレたのはスッキリでした。
[DVD(字幕)] 5点(2022-11-05 18:53:21)(笑:1票)
7.  関ヶ原 《ネタバレ》 
約40年近く前原作を読みました。65才男性です。 上・中・下巻、かなりのボリュームでしたが面白さに1,2日で読み終えた記憶があります。 そして読んでまもなくタイミング良くTBSでこれも3部作で放映されたので楽しみに 観ましたが期待にそぐわずほとんど原作イメージ通りのストーリー展開に満足しました。 森繁家康、加藤三成、三船島、そして丹波本多に松坂初芽・・・と映画顔負けの豪華キャストです。 さて本作品ですが・・・セリフが早口、聞き取れない、人物像薄い、ツメコミ過ぎ、などなど、 ほとんど感情移入できぬまま観終わりました。 特に初芽はヒドイ、昔のアイドル映画のヒロインの如く・・・颯爽と立ち回りをしたかと思えば密使として 旅立つ途上三成から告白、その後重傷を負い女奴隷に、程なく脱走、そして三成処刑へ向かう道端に小ぎれいな 町娘姿で最後の別れ・・・ふっくら可愛い有村架純のPVのよう? こんな冷めた見方をするのもトシのせいかなぁ、と嘆いて帰りましたが本サイトや他のレビューサイトを見ると 結構同じような感想を多く拝見しちょっと安心しました。(苦笑) そもそも秀吉亡き後東北~九州津々浦々の諸国武将があくまでも忠義に徹する三成か、権謀術数の限りを 尽くし天下獲りを目論む家康か、様々な思惑が入り乱れる中、各々に組し関ヶ原で天下分け目の一大決戦を 繰り広げる壮大なスペクタクルをたった2時間半強にまとめることに土台ムリがあったと思います。 思い切って約6時間と言われる合戦のみを舞台とし時代背景や人物描写はナレーションにして東西両軍の攻防・ 心理戦をじっくり表す、など素人考えでもまだマシな案が思いつきます。 それにしてもこれだけ多くの方が残念がっているのになぜ作り手が解らなかったのでしょうか。 構想20年、との力作だけに「もつたいない」と思います。 例えは飛躍しますが食品などで新商品の発売時にはOKが出るまで役員、社員等が何十回何百回と試食する、 といったエピソードをよく聞きますが映画の世界ではそういうプロセスを踏まないのでしょうか。 本作品を試写(名ばかりではなく)していたらたぶん7,8割の人はNGだったと思います。 いくら芸術とはいえ客から金を取る以上「顧客満足度」が何より大切です。 ※司馬遼太郎さんが草葉の陰で泣いている・・・かな?
[映画館(邦画)] 2点(2017-09-06 15:35:13)(良:2票)
8.  湯を沸かすほどの熱い愛 《ネタバレ》 
この映画、寅さんシリーズに似ています。 肩ひじはらずに気楽に観て泣き笑えばそれで善しです。 リアリティーが無い、不自然だ、それを言っちゃあおしまいよ! です。 またイジメ・不倫・蒸発・末期癌・聾唖・・・不幸話満載ですがそれらを余り深掘りせず展開するストーリーにはむしろ小気味良さを感じます。 冒頭の「湯気のごとく主人が蒸発しました、当分の間お湯は沸きません」の張り紙アップシーン、これでプッと吹き出し気楽観賞モードにスイッチオンです。 絵の具だらけの安澄に「何色が好き?」と聞く双葉(批判;イジメ加害者に真摯に向き合え)、自分を捨てた母に無視され塀上の置物を母の居る部屋に投げつける双葉(批判;瀕死の病人にそんな体力無いし部屋の子供が危険)などなど双葉の行動一つひとつに私は爽快感を覚えました。 ただラストの「○○を燃料にした湯船にみんなで浸かる」シーンは少々やり過ぎ感がありましたが双葉の一貫した意思や本作の良い意味での現実離れしたストーリー展開を考えるとOKでしょう。「違法では?」などとヤボなことは言いません。 
[映画館(邦画)] 9点(2017-09-04 14:06:35)
9.  家族はつらいよ 《ネタバレ》 
観るのもツライよ、でした。 泣けず笑えず、観終わってため息だけが出ました。 私は65才男性、山田洋次作品は好きで特に「男はつらいよ」は全作品収めたDVDボックスを購入、 「相合傘」は何度観ても泣き、笑います。 本作にも期待しました。 名だたる俳優陣、名演技(こぶ平を除く)、テンポ良く起承転結のストーリー、なぜつまらないか? ツッコミどころ数々あれど・・・なかなか思い出せません。 それほど感情移入できなかったということです。 それでも記憶を手繰れば・・・(順不同で) ・ラストの離婚届を破るシーン・・・ああやっぱり、の予定調和感ありありだがあれだけ家族会議で積年の怨み辛みを吐露しながら  夫からの「ありがとう」のひとことでフッきれるものだろうか。  それにそもそも離婚の原因がありきたり過ぎる、いっそ「隠し子がいることを知っていた!」なら次の展開にワクワクする。 ・「あざとさ」が見え隠れ。東京家族、男はつらいよのポスター、東京物語のシーン挿入、は禁じ手では。  鶴瓶の医者役も余計なサプライズ、こんな演出で笑いを取ろうとするな、と言いたい。 冒頭「名だたる俳優陣」と書いたが失礼ながら「名脇役」ばかり、野球に例えれば中距離打者はヤマほどいるが4番打者不在、 毎回安打で塁を埋めるがタイムリーが出ず結局0点、といったところ。 つくづく渥美清は偉大だったということでしょうか、残念です。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2017-05-31 13:23:37)
10.  君の名は。(2016) 《ネタバレ》 
前のレビュアーの方と同じく娘(28才)から「面白かった!」との勧めで観た65才男性ですが残念ながら感動感涙はしませんでした。 理由は概ね3つです。 ①「入れ替わり」の現実感の無さ  まず三葉が朝起きて自分の体の異常に気づくところから始まります。(そして瀧も同様に)  ※この段階で「転校生」を、そしてその後の展開(タイムスリップ)で「時をかける少女」を想起しました。いずれも大林作品「尾道三部作」でなかなか面白かった記憶が残っています。  しかしそもそも男女が入れ替わり、家庭環境、都会と田舎、部屋を出るのも億劫になるのが心理です。(「転校生」では幼な馴染だったがお互い悩んだ)  なのに三葉(心は瀧)は制服を着(スカートをよく履ける!)瀧(心は三葉)はバイト先にも行く(PASUMO、SUICA使える?)  いくらフィクション、ファンタジーとはいえ「あるある」「わかるわかる」感がなければ感情移入できません。 ②ドンデン返しのヤリ過ぎ  まぁ①はそんなものかと割り切って観続けました。  そして入れ替わりが途絶え瀧はバイトの先輩と三葉探しの旅に出たがなんと三葉の住む町が三年前に彗星落下で全滅した事実を知り三葉の家族名が載っていた  死亡者名簿を目にする。このあたりはやや感情移入しました。  が、時間はまだ半分程度、どんな展開が待っているかと思っていたら時をさかのぼっての避難活動!  しかしそれも空しく彗星は落下・・・  と思いきや5年後(落下から8年後)町民全員無事!を知る、なんじゃこりゃ??? ③5年間何してた?  ②にも繋がるが5年後に瀧と三葉が偶然出会い「君の名は!?」と言い合いラスト! もうなんでもアリか!?  17才から22才といえば恋のひとつや二つ経験しながら精神的にも肉体的にも変化し成長する年代です。  こんな私でもその年代は年上、年下数名の女性に告白したりされたりふったりフラレたり・・・。  あまりにも現実離れしたストーリーです。   そんなこんなでエンドロールが流れ始めたところで席を立ちました。
[映画館(邦画)] 2点(2016-10-31 14:43:21)(良:4票)
11.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 
いろいろなレビューで好評判なので先週観てきました。 私は喜怒哀楽ごく普通に感じる凡人ですが感情移入できぬまま終わりました。 政治・外交・軍事・化学・鉄道・建機、などのオタクがそれぞれ喜ぶ娯楽映画、としか思えませんでした。 硬直的なお役所仕事、所詮アメリカの核の傘にある日本、をボケたりツッこんだり渡鬼並みのテンポで展開、 そして新鋭兵器・鉄道・建機車両のオンパレード・・・ 終盤折り紙から謎が解けたり、「私フランスにコネがあります!」のひと言で多国籍軍の発動がストップしたり、 あげく米国首脳が「日本もやるのう!」と感心、そんなアホな!余りのリアリティの無さに失笑しました。 まぁ娯楽映画と思えばそれなりに楽しめますが・・・ 豪華キャストがこんなくだらん長セリフ早口の台本、よくぞ我慢されたことに1点です。  2017.11.13追記 昨年の低評価を再確認する為昨夜TV初放映を観ましたが改めて「1点」を確信しました。 まさに「怪獣・兵器・鉄道マニア向け政治風刺ドタバタコメディー」です。 感動は全くありませんでしたが芋虫ゴロゴロ~ストローチューチューまで大いに笑わせていただきました。 二回目は落ち着いてセリフを聴こう、と思いましたがやはり無理。 あの早口セリフの応酬はサッパリ心に届きませんでした。 ところどころ連発される実在の辻〇さんで有名な「ソーリ、ソーリ!」は耳に残りました。 これもウケ狙い? なんだかんだとツッコミ所満載ゆえに15%もの高視聴率を取れたのでしょう。 それも制作側の意図とすればまんまと乗って観てしまった自分がくやしいですね。笑
[映画館(邦画)] 1点(2016-10-03 14:48:48)(良:5票)
12.  小さいおうち 《ネタバレ》 
一部レビューに批判としてありますが妻夫木に「南京大虐殺があった」と語らせるシーンは私も興冷めしました。思想・信条(良心)の自由は憲法で保障されているとはいえ娯楽映画に持ち込むのは反則です。そもそも唐突・決め付け過ぎます。倍賞の「南京陥落の戦勝セールが楽しかった」という回想に言い返す場面なのですがそれなら「戦争は殺し合うものなんだからいくら勝ったからと言ってセールをして楽しむのは人として間違ってないかな?」程度が自然です。それから逆に吉岡はミスキャスト(松が惚れる魅力がない)、との批判には疑問です。美女は醜男に惚れる、のは定説ですしむしろ影のあるいかにもという俳優が演じたらちょっと臭さを感じます。各論から触れましたが総じてさほど感情移入できる物語ではありませんでした。松が書いた手紙を実は黒木は吉岡に渡さなかった、のがラストの見どころのようですがそれとて特に感動的でもなく「それがどうした?」感がありました。感性が鈍いのでしょうか。そんなこんなで5点とさせていただきました。
[ビデオ(邦画)] 5点(2015-08-19 15:25:11)
13.  あなたへ 《ネタバレ》 
複雑な心境です。 確かに健さんはさすがです。 その存在感、迫力、ひと言一言が心に沁みます。しかし物語には全くといっていいほど感情移入できませんでした。のっけから旅先で出会うたけし(以降俳優名で)はいい雰囲気でしたが「車上荒らし」のオチ?。草なぎ、佐藤との出会いも唐突感あり、しかも食品業を簡単に手伝うのも?。あとも一事が万事ですが極めつけは田中との関係性です。刑務官と慰問にきた童謡歌手がどういう心の触れ合いで結婚に至ったのか、そして田中が病に罹り死を迎えるまでの時の過ごし方が描かれていないと二通の遺言状の意味とそれを読んだ健さんのふるまいに心を打たれようがありません。結局他のサイトでどなたかがレビューされていた「本では泣けたが映画では泣けなかった」が的を得ているのかなと思いました。ですので「本」を読んで改めてレビューします。ここでは「健さんの映画」に5点です。
[地上波(邦画)] 5点(2014-12-02 15:33:57)
14.  東京家族 《ネタバレ》 
先ごろ山田太一作品のTVドラマ「時は立ち止まらない」を観て役者を生かすも殺すも監督次第、とつくづく思いました。橋爪さんは本作品では終始「平山周吉」ではなく「笠智衆」を演じていました。本作品のダメさはそこに尽きます。蛇足ですが冒頭シーンの「東京駅と品川駅を間違える」設定も非現実的です。私は通勤で品川駅を利用していますがここはほとんどビジネスターミナル駅です。「東京駅と上野駅」ならあり得ます。かつて東北方面からの終着駅だった上野駅で老夫婦が降りてしまう、ならありです。「坊主憎けりゃ・・・」になってしまいますが一事が万事リアリテイもなく残念でした。
[地上波(邦画)] 3点(2013-12-27 12:14:08)
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