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 > アラジン2014 さん
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プロフィール
コメント数 489
性別 男性
自己紹介 ソフト化されたタイミングでのレビューが中心です。2008年、子供の頃から夢だった自宅プロジェクター化がついに実現しました。(100インチ、音響2.1ch)
できるだけネタバレせずに書いていますので文章がおかしい場合もあると思います。あと、稚拙な表現や文章が目立つと思いますが、背伸びせずに書いていますので暖かい目で見守ってやってください。 (2014初登録)

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1.  サンシャイン 2057 《ネタバレ》 
私はばっちりハマりましたが好き嫌いが判れそうな展開でした。ダニーボイル&アレックスガーランドら特有の、”前半と後半で違う雰囲気の映画にしたい”という妙な癖が多数の観客の反感を買ってしまったような気がします。  皆さんご指摘の通り後半部分がかなり突飛ですが、そもそもこの映画は序盤からピンバッカー的思考で話が進んでいてクルーのほとんどが太陽に魅せられています。ある者は破滅し、ある者は生き延び、そしてある者は使命を達成する、そんな映画です。ピンバッカーがああなった経緯が端折られており、そういった意味では非常に不親切といえますが、序盤からサールや船長など太陽と関わるシーンも多く、ピンバッカーがどうなっていったのかはおのずと理解できる作りにはなっています。 仮にピンバッカーが出ていない脚本を考えてみても、それはそれでやたらと退屈で詰まらないモノが出来上がりそうな気もします。結局、ダニーボイル&アレックスガーランドの選択は間違っていなかったということでしょう。(ピンバッカーの扱いがもう少しソフトでしたら万人受けしただろうに、その点は本当に惜しいです)  ラストも綺麗にまとまっていてなかなか完成度の高いSF映画です。若干の説明不足や各シーンのぶつ切り感はありますが、冗長になりがちな説明シーンなどは省いて正解だったと思います。スピード感が損なわれず緊張感を保った素晴らしい編集だと感じました。宇宙が大好き、SFにロマンを求める、哲学的な映画が大好きという方にはお勧めできる映画です。ノーラン監督のインターステラーとは対極にあるような、ハードSFの名作といってイイでしょう。個人的には最高でした!
[インターネット(字幕)] 10点(2020-02-27 12:55:01)
2.  エクス・マキナ(2015) 《ネタバレ》 
超ベタ展開&最小人数でこれほどまでにシンプルでストレートなSFが今まであっただろうか?見れば見るほどに味わい深いストーリーで、いわゆる人間が想像するであろうリアルAIとの初遭遇を分かり易く描いたという意味でも満点に値する映画だと思います。(厳密には下調べアリまくりですが、その辺の胡散臭さもサスペンス要素として光っています!)  冷静に考えたらこんなバカげた展開はないと気づきそうなものですが、それを感じさせない巧みな脚本もお見事でした。エヴァが年齢を「one」と答えたり、キョウコとバイナリらしきで会話したり、ポケットからカードキーを取り出そうとする仕草だったり、社長とシンクロするキョウコのダンスetc、随所に意味深で印象的なシーンが多く、ついついバカげた展開を忘れてしまいがちです。  顔と手足しかついていない物体が洋服をつけて「いつかあなたと一緒に外にでたいの・・」などと健気に訴えられたら私も勘違いしそうです。でも実はそれは顔がアレだからそう感じるだけであって、もしエヴァに性別がなくロボット然としたルックスだったらどうなっていただろうか?もしネイサンがエヴァを自由に出入りさせていたらアノ物体はどういう振る舞いをしたのだろうか?考えたら考えるほど初期の星新一の短編小説のようで本当に興味深いです。  三者三様に”してやったり”と思っていたら、実は”してやられていた”という、人間ドラマとしての図式も最高でした。終盤、エヴァが部屋から出た瞬間に三者それぞれの立場が逆転する展開はお見事としかいいようがありません。私にはストーリー・結末・映像、どれをとっても文句なしの10点満点です!これが初監督作品だなんて信じられないほどのセンスと完成度、お見事デス!
[インターネット(字幕)] 10点(2017-03-26 20:34:40)
3.  インターステラー 《ネタバレ》 
ハードSFながら愛がテーマの映画でもあり、人間ドラマのほうも素晴らしい仕上がりです。ロボットも出来が良く、まさかステンレスのブロック塀から哀愁が伝わってくるとは意外でした。当然ながらSF表現のほうも大変素晴らしくて、1時間で7年が過ぎてしまう水の惑星で大波に飲まれるシーン、氷の惑星の荒涼とした世界観、雲が崩れ落ちる描写も素晴らしいものです。もちろんガルガンチュアやワームホールも息を呑む美しさで、映画的でダイナミックな映像のオンパレードです。(ぜひ大画面で!)  特異点で止まって動けなくなるのはある意味リアルで怖い描写ですが、なぜブラックホール内部が5次元(テッセラクト)で時間旅行が可能なのかの説明はいまいちピンときません。そしてなぜテッセラクトが閉じられて主人公が宇宙へ放出されたのかも全く理解できませんでした。私なりに考えるならば、アン・ハサウェイの台詞にあったように「愛には人類の理解を超えた普遍的な力があると信じたい」=特異点で最も愛する子供へ繋がった、と解釈するのがストーリー上は自然なのかもしれません。  ノーラン映画にはいつも大穴が存在し、今回もかなり強引な流れといえます。その大穴を華麗にスルーできるかどうかが楽しめるか否かの分かれ道になると思います。私は大穴があっても10点評価にしたい。ただ、インセプションのほうがよりドラマチックだったという意味では、あちらのほうがより良かったように思いますが、まあ、ほとんど僅差です。ちなみに字幕と吹き替えを比べましたがやはり吹き替えのほうが判りやすいので、理解が浅い方は吹き替えで挑戦してみてください!近年稀にみるSF映画の傑作です!
[ブルーレイ(字幕)] 10点(2015-04-09 11:50:04)(良:3票)
4.  バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3 《ネタバレ》 
いったいどのようにして三部作のラストを向かえるのかドキドキして見守りました。三作共に時代背景が異なっているのはうまいやり方です。時代が違うおかげで毎回新しい気持ちで鑑賞できました。  今回はシリーズ初の試みとしてドクの恋愛がキーワードになっていますが、ビフとの対決などシリーズ通しての名物シーンも沢山あって、いつも通り安定した面白さでした。NIKE(にーけ)の件(80年代後半から90年代前半はナイキのバスケットシューズが世界を牛耳っていた)、早撃ちの件(80年代、画面に向かって撃つリアルなゲームが流行った)、フリスビーの件、ムーンウォークの件、イーストウッドの件、時計台の件などなど、小粋でハイセンスなジョーク満載の小ネタがちりばめられています。特に時計台の写真はファン納得の収め方だったと思います。(私もあの写真に写りたい!)  ベタなのに最高にかっこよかった列車強盗からデロリアンを押す流れと、因縁のビフとの対決も最高です。今までの伏線もキレイに回収してスマートにラストを締めてくれました。ご都合主義満載の脚本ですが、それが全く気にならない作品は後にも先にもBTTFだけ!三作ともに文句のつけようがありません、10点満点!!
[DVD(字幕)] 10点(2014-05-03 18:02:52)
5.  バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 《ネタバレ》 
待望の続編でした!パート1と比較するとチト暗い&ややこしいですが、BTTFシリーズに10点つけないならどの映画に10点つけるんだって感じです。この映画が公開された当時は素晴らしい未来表現だと思いましたが、残念ながら2014年現在、車が飛んだり服が勝手に乾いたりはしませんねー。  今回はビフ(トーマス・F・ウィルソン)に脚光が当たっていますが、彼の演技力の素晴らしさったら!!これほど有名で世界に愛された悪役の彼(トーマス)ですが、他に代表作品らしい映画がありません。世界の七不思議レベルの謎です。   パート1と比較すると話がシリアス&複雑になっています。残念なことにパパさんが出演しておらず、おまけに主人公の恋人も代わっています。しかしそれらのハンデを吹き飛ばすくらいに面白くて、パート1の後ろでチョロチョロやってるシーンは感動的ですらありました。(パート1のファンであればあるほど!!) 皆さんご指摘のように、確かに前作ありきの脚本です。でも”あの”パート1の正規続編ということが重要なのです。あのパート1の後ろで正規の演者たちが正規の制作陣と共に、、正規の看板を掲げてチョロチョロやっているのです。とにかくそれが重要なのです。  パート3へ続くラストも秀逸で、100年前(70年前)から手紙が届くなんて素晴らしすぎる演出、文句なしの10点満点でしょう!
[DVD(字幕)] 10点(2014-05-03 17:57:37)
6.  バック・トゥ・ザ・フューチャー
この映画に10点つけないでどの映画に10点つける?文句なしの10点満点でしょう!かなり粗が目立ちますがぜんぜん気にならないですねぇコレ。なぜなのか理由は判りませんが好きで好きでたまらない映画です。   この映画の凄いところは全人類共通の夢である「自分と同年代の両親に会ってきた」ところです。どんなにお金を積んでも絶対に叶えられないこの夢を実現した、この映画の価値は計り知れません。車を流用したタイムマシンも最高にクールだし、レトロなギャグも冴えわたっています。おまけにタイムトラベルした年代も1955年という最高の時代です。ご存知の方も多いと思いますが発売前のジョニーBグッドを主人公が演奏し、それをチャックベリー本人に電話で聞かせる従弟の図なんか最高過ぎます。(チャックベリー本人がアノ曲と赤いギターを丸パクリしたことになっていますw)  全世代対応、どんな境遇の方にも安心してお勧めできます。続編が見たくて見たくて仕方がなかった映画は後にも先にもこの映画がナンバーワンです!これ以上おかしなレビューは書けない・・(笑) 文句なしの10点満点です!!
[ビデオ(字幕)] 10点(2014-05-03 17:39:19)(笑:1票)
7.  ゴッドファーザーPART III 《ネタバレ》 
よくぞ完結編を撮ってくれました!シリーズの中で最も評価が低い今作ですが、私は今作(パート3)が最も好きです。特にオペラとシンクロさせてアレが撃たれるシーンは素晴らしいとしかいいようがなく、その時のアル・パチーノの無音の嘆きは映画史に残る屈指の名シーンだと思います。(あくまで三部作を通して見たうえでという前提ですが)  世の中に蔓延るホンモノの悪人というのは表向きは一流の地位を得ていて、何食わぬ顔で堂々と活動しているものです。今作では天下のゴッドファーザーもその地位を欲し、また彼ほどの男ですらも金のうねりに飲み込まれてしまいます。蛇のように気味悪く唸る金の動きがエグくて、真面目の伝道師のような人たちすらも金の為なら何でもしてしまう上の世界(裏の世界)がねちっこく描かれています。円熟期の二代目のセリフ「上に上るほど汚かった」という言葉が非常に意味深くて空恐ろしいです。  ちなみにソフィアコッポラが不評ですが、あれが超絶美人だったとしてもちょっと違うような気がします。キャスティングって難しいものですが今回これはこれで正解だったように思います。むしろアンディ・ガルシアのほうがラジーであるべきでは?彼にはおじいちゃんのカリスマ性と長男の無鉄砲さを兼ね備えて欲しかったところですが、それには遠く及ばない小粒風情のまま三代目を継ぎます(一応描こうとした努力の痕は見られますが)。彼にこそラジー賞がふさわしかったような気がします。あと、他の方も指摘なさっているようにトム・ヘイゲン(ロバート・デュヴァル)が出ていないのも本当に残念でした。  ゴッドファーザーシリーズは大人になってから観ると評価が高まると思いますので、若人に無理に勧めてはいけません。折を見て人生の節目に何度か観たい大人向け作品、ブラボーでした!
[ビデオ(字幕)] 10点(2014-05-03 13:35:24)(良:1票)
8.  ゴッドファーザーPART II
パート1に負けない重厚なストーリー展開、そして細かく丁寧に描写されたドラマは一般人でも感情移入がしやすく、ただのやくざ映画に成り下がっていません。 やはり見所は二代目(パチーノ)の成り上がりぶりと比較される若き日の初代(デニーロ)のカリスマ性です。初代(父)はやくざであっても魅力的で誠実、興味深い人間性がありましたが二代目にはそれがありません。時代の流れもあろうかと思いますが、組織を守るために極悪非道な二代目の振る舞いが兄弟、姉妹、嫁すらもファミリーから遠ざける結果になってしまいます。もちろん全てが二代目のせいではありませんが、ファミリーが内部から崩壊してゆく様が空しく物悲しく、そして壮大に描かれています。  今作も家族愛をしっかり描いてあるので普遍的で深いテーマ性は揺るぎません。ただしパート1と異なりかなり歪んだ家族愛が描かれていますので見ていて痛々しい。このシリーズはある程度精神年齢が高くなってから鑑賞すると、より深い感銘を受けると思います。折をみて繰り返し鑑賞したい映画です。文句なしの大作映画に仕上がっています。
[ビデオ(字幕)] 10点(2014-05-03 13:30:19)
9.  ゴッドファーザー
この映画はいちいちエピソードがヤクザでビッグですが最終的に家族愛に集約するところが本当に素晴らしいです。特にオープニングの結婚式、影があるドンの風貌から彼が只者でないことはすぐに理解できます。葬儀屋の頼み事も普通ではないし、外では楽しいパーティの雰囲気とは不釣り合いなルカ・ブラージが祝いの言葉を練習しています。これらのシーンは映画を端的に表していて本当に素晴らしい。  エピソード満載&上映時間も長いので途中で中だるみしますが、ストーリーが丁寧に描かれているのでシチリアでの結婚式などパート2、パート3でシッカリ効いてきます。日本人の目線から見ても名作です、映画好きなら絶対に見るべき映画です。年齢を重ねるとまた違う感覚で見られますので、折を見て何度か鑑賞したいですね。ゆっくり時間を掛けて優雅に世界観に浸って欲しい名作です。
[ビデオ(字幕)] 10点(2014-05-03 13:27:16)
10.  シックス・センス
二段落としのやり方が非常に素晴らしい。一段目のバラしもインパクトがあって、この告白は子供にとっては大変なものです。その上での二段目の落とし方があまりにもスマートで、完璧としかいえない流れです。マルコムの驚きはそれはもう世界がひっくり返るほどだったと思いますが、観客も同じくらい驚いたハズです。勘ぐらずに純粋に映画の流れに乗った人は素晴らしい体験が出来たことでしょう。私もハマったのでメディアが新しく出るたびに買いなおす羽目になっています。。  ブルース(マルコム)の演技はもちろんのこと、演出も非常に素晴らしいのでメイキングを見た後に再鑑賞したくなる楽しい映画です。子役の演技もとても良くて、全体的にヒットしたのが納得の映画でした。難点は監督さんが二段落としの呪縛に一生捕らわれることですね。この監督さん、コレ以後もこの映画を超える映画が生み出せないようですが、それでもなお、、諦めきれないようです。お気の毒。
[ブルーレイ(字幕)] 10点(2014-05-03 12:52:33)(良:1票)
11.  ボーン・アルティメイタム
シリーズ物で、最終話が最も面白かったシリーズってありましたっけ?ボーンシリーズは123と順にうまい具合に盛り上がるので最高です。この映画は稀に見る成功したシリーズだと思います。  パート2のラスト、続編が観たい!と強く感じさせます。続編を楽しみにした映画といえばBTTFパート1、マッドマックスパート2、マトリックスパート1、BBCのシャーロックパート2、そしてこの映画くらいです!(ゴッドファーザーは私の世代ではすでに完結していましたので・・) そして続編が成功したのはBTTFとボーンシリーズくらいのものです。  説明不要のカッコよさ!もう本当に最高!(笑) これほどカッコよくてリアルなアクション映画は滅多にありません。可能な限りパート1から順に観ていただくと感動も倍増します。 (強いて文句をいえば、パート2からリアリティを追及するあまりアクションシーンの手ブレが酷くて目が疲れます)
[ブルーレイ(字幕)] 10点(2014-04-29 21:38:52)
12.  ブレイブハート 《ネタバレ》 
青年期のウォレスをオッサンのメル・ギブソンがゴリ押しした点とフランス姫との不倫?が少々説得力に欠けますが、最初の空撮シーンからラストの剣が刺さるまでのほとんど全てが素晴らしいです。他の皆さんも指摘しているように、不倫=エドワードへの復讐 と 拷問時に前妻が現れて感動のラストへ の 矛盾が本当に残念ですが、ストーリー上はどちらも捨てがたいエピソードなので仕方ないかもしれませんね。。まあ、男女の仲というものは時として理屈じゃないこともありますし・・(汗)    戦のシーンとストーリー展開は本当に素晴らしいです。戦はCGにはない生の迫力ですし、長い映画なのにストーリー展開がウマいおかげで終わって欲しくないとすら感じさせます。また、ウォレス陣営、貴族陣営、エドワード陣営全てに魅力的な配役がなされている点も素晴らしく、この映画以降これほど的確な配役がなされた作品は他にないと感じます。特にブルース公とエドワードⅠ世は印象に残る素晴らしい演技でした。  とことん泥臭い映画ですし恋愛パートでの矛盾も抱えていますが、、意外にも女性ファンが多いのも見逃せません。ミューロンが可愛かったという安易な意見も少なくないですが、目で訴えるメル・ギブソン特有の何かがあるのかもしれません。とにかく良い映画なので納得のアカデミー賞5部門受賞と思います!(民族楽器であるバグパイプの音楽も、哀愁&涙を誘う要因の一つになっていて非常に素晴らしい!)なんだかんだ言っても文句なし!
[ブルーレイ(字幕)] 10点(2014-04-12 17:10:30)
13.  プライベート・ライアン
ノルマンディ上陸前、一方は神に命乞いし一方はスナイパーとして実力を発揮したいと祈るシーンは非常に印象深く、ただの戦争映画ではないという雰囲気がひしひしと伝わってきます。冒頭30分の激戦シーンばかりが話題になりましたが、メッセージ性も高くロードムービーとしても非常に高い完成度を誇る映画です。  大まかなストーリーは単にライアン二等兵を捜しにゆくだけという流れで描かれますが、本意はそこではありません。政府の考える無意味なメッセージ性に逆らうことができない末端の戦士たちの葛藤が素晴らしいです。またミラー大尉を筆頭に登場人物が全て魅力的で早い段階から感情移入させられます。当然ながら感情移入した登場人物たちが次々と死亡してゆきますので、なぜそうまでして二等兵を探しに行かなくてはならないのか?と虚しさが募ります。この点も含めて、後半に向かって深いドラマへ発展してゆく流れはとても秀逸です。  戦争という過酷な現実の中で一生懸命に生きた人たちの気持ちが少しだけ判るような映画です。見せ方やカメラワークも超一級で、明らかに他の戦争ものとは一線を画する名作です。広く世に浸透すべき名作!
[ブルーレイ(字幕)] 10点(2014-04-11 17:12:31)
14.  フォレスト・ガンプ/一期一会
あるがままを淡々と描いてくれたストーリーには好感が持てました。内容的にはかなり重たいテーマやメッセージが多く、ライトな部分をフォレストが、ヘビーな部分をジェニーが担当する形で明暗をつけていますが、フォレストも決して良いことばかりではなく、やはり人間は物事の捉え方や取り組み方で結果が変わるということを最後には教えてくれます。 フォレストの人生がちょっと都合良過ぎな感じはありますが、そこんところはフィクションということで華麗にスルーしたいです。淡々と描いた歴史の中で「こうなったらイイよね」という部分をフォレストが実現してくれています。世界的事実・大事件などと絶妙に整合性を持たせ、なんとなくフォレストが関係してゆく点は見ていて笑えます。ウォーターゲート事件、アップルコンピューターの株、ファッキンベトナムの演説を省く部分など超ハイセンスで最高です。  この映画あたりから飛躍的にCG技術が進歩し、あり得ない映像をリアルに表現できるようにもなったと思います。142分なのに長さを感じさせない点も素晴らしいです。いつ観ても何度観ても飽きることがない本物の名作だと思います。観てない人なんて居ないでしょうが、万一観てない方は大至急観るべき名作です。
[ブルーレイ(字幕)] 10点(2014-04-10 16:17:35)
15.  コンタクト 《ネタバレ》 
若干地味ですが名作映画と呼べる作品だと思います。考えたら1995年前後って映画の当たり年だったような気がしますね。  SF映画が好きな人にとっては最初の瞳のシーンは必見です。そして何といってもカール・セーガン原作、ロバート・ゼメキス監督ときたらトキメキ度MAXでしょう!リアル路線で無理の無いストーリー展開は素晴らしいですが前半は地味なので若干間延び感があります。音が届いてから一気に話が進み、設計図が解読された以降はハードSFになります。賛否あるようですが宇宙旅行の方法は感動的ですらありました。 オチの付け方も無理がなくて好感が持てます。側で見ていた人には一瞬で落下しただけに見えるなんてSFとしては最高にロマンがあるし、旅行者の最も身近な人を通して会話を行うのもある意味自然なことだと思いました。一流の科学者に対して神を信じないと代表になれないというくだりや、愛するということの証明など、文学的にも素晴らしく色々と考えさせられる映画だったと思います。  宇宙人はチョット意地悪ですね、やはり何か証拠を持たせてくれないと旅行者が変人扱いされるだけです。まあ知的レベルの高い宇宙人には疑うなどという低俗な倫理観など持ち合わせてないのかもしれませんが。世の中の評価は微妙な感じですが、純粋に名作SFとして強くお勧めできる映画です!
[ブルーレイ(字幕)] 10点(2014-04-08 17:10:59)
16.  インセプション
新しい作品ですが一気にトップテン入りしてしまった映画です。冷静に筋を追えば結構穴が多いストーリーですが、複数ある矛盾を無視したくなるほどスタイリッシュでカッコいい映画です。マトリックス以来の衝撃!  映像の見せ方や理論部分もよく練られていて、想像力を掻き立てるストーリー展開は見事です。本読みが好きな人(妄想するタイプの人)には高得点だと思いますが、反対に直感的なタイプの人には「?」が多く出る脚本なのは否めません。何となく的から外れたことになっていても情緒的な映像や音楽、雰囲気で押し切られてしまっているような危うさ(強引さ)があり、そういった部分が合わない人にはとことん合わない作品だとも思います。 夢の階層が深くなるにつれ時間が20倍の速度で過ぎてゆき、数階の階層に降りると50年くらい暮らしていたことになるなんて素晴らしい発想です。惜しいのはホテルの階層まではコダワリまくっていたクールな演出が、雪の階層で一気に普通のアクション映画になってしまった点です。雪の階層で独創的な映像を持ってきてくれていたらもっと素晴らしかったような気がします。  途中で挟み込まれる印象的なシーンとして、年寄や病気の人が夢の世界に住んでいるというシーケンスは素晴らしい。毎日寝に来ている訳ですが、本人たちは夢の中が不自由のない理想の世界であるということです。これは現在のネット時代、オンラインゲームへの比喩とも考えられる非常に素晴らしいメッセージだったと思います。  不思議なことに何度も見たくなる映画で、私は二回連続で鑑賞しました。この映画は高評価と低評価が混在していますが、あまり深く考えすぎないことがポイントだと思います。整合性が合わない部分は華麗にスルー、何となく判ったような気になってファンを気取るのがノーラン作品の正しい鑑賞方法だと思われます。とにかく、、近年まれにみるインナーSFの傑作です!!
[ブルーレイ(字幕)] 10点(2014-04-08 14:09:02)★《更新》★
17.  ヒート
古さを感じさせない完成度の高い映画です。当時はパチーノ&デニーロ、夢の初競演と話題になりましたがいつまでたっても同じ画面に映らず、本当は別撮りなんじゃないか?とまでいわれた映画でした。(結局レストランのシーンだけだとガッカリしましたが、今ではそれで正解だったと思っています) 個人的にはパチーノとデニーロの役柄が反対なんじゃないか?と、思っていましたが意外と合っていました。特に抑えたデニーロと弾けたパチーノの対比がメリハリを生む演出になっていて緩急がつく形になっています。(パチーノ役は演技力の無い人がやると鼻につきそう)  長い映画ですが二人の対比のおかげでダレずに鑑賞できます。サイドストーリーが多くて話が散漫になりがちですが、ヴァル・キルマー、トム・サイズモア、ジョンボイド、ヴァンザントの一件、黒人シェフの一件、全てのサイドストーリーが魅力的で捨てがたいです。おかげで大銃撃戦からラストまでの感情移入はハンパない。 全ての登場人物がつまらない意地と大きなプライドを持っていて、結末はある程度予見できますが、破滅に向かうロマンというものがあると感じさせる渋いラストです。男なら胸が熱くなる映画でしょう。素晴らしい映画!!
[ブルーレイ(字幕)] 10点(2014-04-08 13:48:00)
18.  カリートの道 《ネタバレ》 
記念すべき初レビューはこの映画と決めていました。(ヒートと迷いましたが) 今までどれほどこちらのレビューを参考にしてきたことか、やっと仲間入りができて光栄です。  さて本作のレビューですが、あらすじは特出すべきは無いものの、安心して観ていられる納得の脚本。アル・パチーノが最も自然な演技をしている映画だと感じます。特に監督の演出とカメラワーク、パチーノのスカした振る舞いがマッチしています。ビリヤードのシーン、女の部屋の扉をぶち破るシーン、ディスコの階段を上るシーン、エスカレーターを滑り降りるシーン、デ・パルマお得意の長回し&グルグルのベタ演出がこんなにもハマっている映画も珍しいと思います。  クルクル頭のショーンペンも奇跡の演技で、ラストのアディオス(弾無しで撃たれるシーン)は最高でした。そして怒涛のエンディングはグランドセントラル駅の長回しを経てホームへ。ホームでジョー・コッカーのユアーソービュティフルが流れてくると感動の嵐です。いや、結末は判っちゃいたんですがね・・ 超ベタですが私にはこの映画が生涯トップ5の一つです。
[ブルーレイ(字幕)] 10点(2014-04-03 18:47:27)(良:1票)
19.  ローマの休日
「名作」これ以外の言葉が思い浮かばないくらいの映画です。いつ見ても何度見ても評価が変わらない奇跡の一本で、最初の靴のシーンから最後のThe Endの文字まで目が離せなくなります。俳優陣の表情から仕草、映画の構成からカメラワークまで全てが本当に素晴らしい、限りなく10点に近い9点です。  でもマンセーするばかりではつまらないので一つだけ屁理屈を。素直に見れば確かに純愛で奥深いストーリーですが、裏を返せばスレたブン屋が純で世間知らずな王女をたらし込んだだけとも言えます。したたかなジャーナリストであれば無垢な女性を落とすのはさぞかし簡単だったことでしょう。  しかしながらブン屋とカメラマンは全く強引じゃないし、コミカルで優しく、宮崎アニメに出てくるキャラクターのように憎めない奴らです。この映画が名作と呼ばれる所以はやはり最後の記者会見でしょう。彼ら三人のラストの判断は素晴らしく、とても深い余韻が残ります。アン王女の表情を見ているだけで涙腺が・・ ああ、やはりまぎれもない「名作」ですコレ(笑) 監督と俳優とヒロインの全てに拍手!(ブルーレイ化&カラーバージョンも求む!)
[DVD(字幕)] 9点(2019-11-29 20:32:35)
20.  ロリータ(1997) 《ネタバレ》 
キューブリック版(1962版)と比較すると雲泥の差、15分ほど短いのに情報に過不足がないベストな仕上がりでした。例えるならエイドリアン版は芸術作品、キューブリック版はコメディです。  本作ではハンバートとロリータ双方の心情がよく理解できるよう、各シーンとても丁寧に作られていますが全く間延びしていません。ハンバートは14歳の初恋の呪縛から永遠に逃れられない不幸な男です。彼は初恋の面影を勝手にロリータに投影し、その身勝手な想いを彼女に対して一途に貫きます。対するロリータはその気持ちを知ってか知らずか、その奔放さでおじさんを手玉に取ります。仕方がないとはいえ、お互い依存しあう関係性が悲しくも必然的で、妄想上のエロさを加速させています。  手紙が届いた以降も素晴らしい。ロリータがキルティに抱いていた気持ちを聞いた時に全てを悟って全財産を渡すシーンは悲しい。運転席からロリータを見た時に彼の理想像がオーバーラップするシーンはまさに初恋の呪縛から一生逃れられないことを意味しています。  本作で特に上手いのはキルティの扱いです。途中で出てくる虫が燃えるシーンでの重要なセリフが、後のハンバートを追い詰める過程でとても効果的に効いてきます。(ハンバートの心情をも表していたように思います) キルティに激しく嫉妬の炎を燃やすラストは悲惨です。愛していた(所有していたかった?)彼女を奪われた悔しさは計り知れないものだったのでしょう(人間として全く歪んでいますが)。そういった意味では、趣味として一線を越えなかったキルティはある意味正常な大人であったといえます(正常とは言い難いが)。  明らかにハンバートは人間として壊れてしまっていますが、初恋の呪縛から逃れられない想いと自分のせいで自分の人生が破綻してしまった悔しさは理解できます。非常に虚しく悲しくラスト、芸術作品としても申し分ない仕上りでした。(各演者も最高の演技でしたが、ママさんの退場方法のみ若干強引だったのでその点が残念です)
[インターネット(字幕)] 9点(2019-09-19 14:15:19)
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