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アラジン2014さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 678
性別 男性
自己紹介 ソフト化されたタイミングでのレビューが中心です。2008年、子供の頃から夢だった自宅シアタールームがついに実現しました。(100~110インチ程度、音響2.1ch)できるだけネタバレせずに書いていますので文章がおかしい場合もあると思いますが、暖かい目で見守ってやってください。(2014初登録)

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1.  ゴッドファーザー<最終章>:マイケル・コルレオーネの最期 《ネタバレ》 
再編集版ということで一応見ました。個人的にはパート3(劇場版 1990)でマンセーしていますので、こちらの<最終章>の編集は全く気に入りませんでした。  まず、オープニングを本作のようにしてしまうと、最初からギルディ大司教(ドナル・ドネリー)との関係があのような力関係であったようにしか見えず、事実あのような関係であったにせよやはり最初はパーティや受勲のシーンから入ったほうが過去作の伝統的な流れも踏襲しますし、雰囲気的にも自然でゴージャスな感じで好きでした。ラストも同様、パート3(劇場版)のあの雰囲気が観客の共感を呼び素晴らしい余韻を残した訳ですが、それを本作のような語り文字に置き換えてしまうと何だかよく判らなくなってしまいます。(ドン・ビトーが孫と和気あいあいと逝く最期とドン・マイケルが一人寂しく逝く衝撃を比較してこそ、、あのシーンは素晴らしかったわけで) 映画なのですからラストカットはきちんと絵として見せていただきたかったところですし、そもそも、<最終章>になっても物語上は大して変わっておらず、むしろ解釈自体を強引に観客に押し付けてしまったかのような印象すら残る残念な仕上がりでした。個人的には再編集するならビンセント(アンディ・ガルシア)がルケージ側に寝返った作戦の具体的な内容をきちんと語っていただきたかったところです。天下のゴッドファーザーをも欺こうとしている巨悪の根源が、そう簡単にマイケルの飼い犬であるビンセントに手の内を見せるとは到底思えず、以前から「あそこは端折り過ぎだよなあ・・」と感じていました。まあ、あのシーンは撮影自体が行われていないのでしょうから再編集は無理でしょうけど。。  この<最終章>というバージョンは人によっては改悪だったと感じる人も少なくなさそうです。できれば今まで通り劇場版をメインとし、<最終章>はあくまでオマケという位置づけで公開していただきたかったと思います。内容的にはほとんど違っていませんので評価自体も大した差はありませんが、劇場版と差別化するためにあえて厳しい点数をつけておきます。(余談ですが50周年版のBOXセットでは、まさかの”オリジナル版のほうがオマケ”という暴挙に出ており、監督の意図する感性・感覚が心底理解できませんでした。非常に残念)
[インターネット(字幕)] 5点(2024-04-03 21:36:23)(良:2票)
2.  ザ・ロック 《ネタバレ》 
久しぶりに鑑賞しましたがオープニングから無駄が無く非常にスマートな作品。情報量が多い割りにスッキリしていて、全体的にとても洗練されています。ただ、フェラーリ(F355?)をぶっ壊す派手なカーアクションっている?って感じはしました。  大根役者っぽいニコラス・ケイジの代表作といえば「フェイス/オフ」「コン・エアー」、そして本作「ザ・ロック」だと思いますが、捨てられた子猫のような目つきとこのガチムチ具合は、そりゃ人気も出るわな~と、いった感じですが、、でもすぐにアクション路線から離脱しちゃったんですよねこの人。  序盤から善人がやむなく悪事に手を染める理由を明確に描いている点は少しあざといというかズルいです。しかしエド・ハリスにはこういう役が本当によく似合っていて、ズルいんだけど素晴らしいという流れがきちんと出来上がっていた点は流石でした。 また”元英凄腕諜報員”という大いに笑える設定のショーン・コネリーがカッコ良すぎで震えるくらいです。本作公開当時66歳であることを考えると奇跡の渋さ&身のこなしで文句のつけようがありませんでした。ちなみにウォマックFBI長官(ジョン・スペンサー)はまさかの50歳ってのがまた笑えます。大分年上に見えますよね彼(笑)  ラストまで文句なしの娯楽作品の王道でした!
[地上波(字幕)] 8点(2024-03-29 13:04:49)
3.  光の旅人 K-PAX
ケビンスペイシー&ジェフ・ブリッジスのダブル主演なのにこの安っぽさには驚かされます。(悪い意味で安っぽいB級映画風に見えてしまっていて非常に勿体ない) 中盤、若干の間延び感があるので余計にかったるいのかもしれませんが、まあ、哲学的な雰囲気の作品なので致し方ない部分なのかもしれません。 個人的にはこの映画にかなりハマってしまったので原作本まで取り寄せましたが、原作本と映画版は結構雰囲気が違っていて驚きます。原作と比較すると映画はより宇宙人に寄せて描かれています。映画ではどちらかというとプロート目線で、地球人(+パウエル医師=ジェフ・ブリッジス)の救済といったファンタジックな流れの優しい雰囲気に仕上がっていますが、小説版ではもっとパウエル医師の目線で、どちらかというと現実路線で精神病と向き合いつつも説明がつかない謎をどうやって理論的に説明するか?といったような、小難しい流れがメインとなります。  色々書くとネタバレになるので書きませんが、この映画には素敵な教訓が沢山散りばめられています。外から見た地球人という観点から、観客自身が自分たちの置かれている状況を客観的に考えることができるようになっています。光の速度で旅して行って帰ってくるという小芝居はあまりに適当過ぎて笑えますが、「結婚という概念があるのは地球だけだ、宇宙では誰もそのような非合理的なことは行わない」など、妙に説得力がある話も多くて興味深い。  青い鳥の一件と合せて故郷(K-PAX)へ帰ると言い始めてから俄然面白くなります。ラストへ向かう緊迫感とスピード感は大変素晴らしく、オチもかなり納得できるものでした。重要だったはずのプロートが何者であったのか?という疑問が小さなことのように感じられる素敵なラストは今も心に残ります。個人的には非常に高評価だったので一生懸命人にお勧めする作品ですが、一般的には知名度が低くて非常に残念な作品だったりもします。
[DVD(字幕)] 8点(2024-03-25 02:18:14)(良:1票)
4.  新・座頭市物語 《ネタバレ》 
20年以上前に10作品以上見た記憶だけは残っていて、私のイメージでは「関所破り」が最高傑作だと思っていましたが、初カラー作品である本作3作目はやたらと素敵でした。続けて見た4作目(座頭市兇状旅)もなかなか良かったのですが、本作「新・座頭市物語」のほうが頭一つ抜き出ていたと思いました。  深い感銘を受けたのはきっと私自身が年齢を重ねて感受性が変わったためだと思われますが、しかし大人になって冷静に見返してみると、本作や次作(座頭市兇状旅)ではやたらと市の心情を表現したシーンが多いことに気づきます。勝新が監督した89年版のメイキングでも女の子にしきりに感情指導していましたので、おそらく勝自身が”哀しき孤高の盲目ヤクザ”の内面を演じたかったのでしょうか。とにかくこの心情表現が素晴らしい。  ベタな展開ながら師弟関係(河津清三郎)と天狗党の一件も非常に面白いし、師の妹(坪内ミキ子)に惚れられる展開もシンプルで良いです。なんだかんだと市はよくモテます。因果応報で安彦の島吉(須賀不二男)に執拗に追われる展開も綺麗な結末を見せるし、その後の市の心情を揺さぶる流れもよく出来た展開でした。兄の本当の姿を目撃して見せる弥生の表情も素晴らしかったのですが、極悪人である兄が死に、その兄を切った市も去って行く流れは少し可哀そうではありましたね。  さりげないシーンですが、幼馴染みに「イチタさん」と呼び止められます。おそらく座頭市の本名が判明する唯一の回ではないでしょうか。
[地上波(邦画)] 8点(2024-03-21 17:27:59)
5.  七人の侍 《ネタバレ》 
一生に一度は見るべき名作ですが、人生の後半に差し掛かってようやく鑑賞できました。かなりの長時間作品でしたので見る前は腰が重たかったのですが、一度見始めるてみるとあっという間、噂通りの素敵な作品でした。(4KTV録画にて)  字幕必須ではありますが、導入部も非常にスマートで分かりやすい。もちろん中盤の人集めも楽しくてワクワクさせられますが、「7人」は少々多すぎてキャラ渋滞が発生していたように感じました。勘兵衛(志村喬)、菊千代(三船敏郎)、久蔵(宮口精二)、勝四郎(木村功)、七郎次(加東大介)の5人で十分で、五郎兵衛が平八を見つけてくるという、無駄な人物が無駄な人物をつれてきた感はぬぐえませんでした。  菊千代の演技が少々鼻につきますが、でも彼のおかげで緩急のバランスが良くなっていたのもまた事実。また彼が実質的な主人公で、最後の最後で壮絶な見せ場が待っています。「絶対何か問題が起きるだろうなぁ」という、志乃(津島恵子)と勝四郎のパートも面白くて目が離せませんが、何となく最後は適当に終わってしまいました。(まあ男と女ってこういうものなのかもしれない) 終盤の戦いパートも非常に丁寧に描かれていて、順に墨で×をつける流れや大雨の流れは心底胸アツでした。  オチのつけ方が賛否ありそうな流れでしたが、まあ・・「侍ってカッコいいよね」で終わらせてもいい映画じゃないでしょうか。定年したらもう一度ゆっくり見たい名作でした。
[地上波(邦画)] 8点(2024-03-21 17:22:45)
6.  96時間
「結構面白いっす。」 そんな軽い感想が残るお手軽映画でした。スタイリッシュでサクサク進みますし、電話の一件などカッコいいパートもあります。でもなんだか軽いんですよね。。ストーリーも予定調和で、ラストもまるで定番時代劇のようなお手軽具合でした。TVで放送されていたら観ても損はありませんが、裏を返せばその程度かも。。  【2024/2 追記】 TV放送が録画されていたので久しぶりに見ました。皆さんおっしゃるようにとてもよく出来ていて、軽快で無駄をそぎ落としたスピーディーな展開は見ていて気持ちが良い。しかし初鑑賞時同様、、ご都合主義過ぎる展開が悪い意味での”軽さ”に繋がってしまっていて残念です。 特に気になるのがやはり娘キム(マギー・グレイス)と母親(ファムケ・ヤンセン)のバカさ加減。17歳であれば引退したパパ(旦那)の以前の仕事が何であったのかはある程度察しがついているハズだし、誘拐直後にサム(リーランド・オーサー)との電話に普通に割り込む母親の雰囲気からは、どう考えても彼女は元旦那の以前の仕事内容をかなり知っていたようなそぶり。むしろ母親のほうこそ17才の一人娘の海外旅行にはより慎重にならないと変ですよね。元旦那が親として、またプロとして苦言を呈している時は過剰に煙たがっておいて、誘拐されたとたんに「必ず連れ戻して!」はちょっと虫が良すぎます。  また、せっかくの「96時間」が上手く生かされておらず、できれば「24」のようにタイマーを設置するとかして猶予時間を煽って欲しかったですね。それから、他の娘さんたちは速攻で売春宿かシャブ漬けなのにキムだけ無傷なのもちょっと都合よすぎでした。ハイティーンでバージンってのは寧ろブスの可能性も捨てきれず・・ 色々ご都合主義が目立った惜しい作品です。ブライアン(リーアム・ニーソン)は本作でも文句なしの素晴らしさでした。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2024-02-25 15:27:09)
7.  新・極道の妻たち 《ネタバレ》 
マラソン鑑賞中。今作はなかなか良かったです。テイストが少し現代風になっており、ベタな演出も含めて比較的ミーハーな仕上がりといえます。暴対法ができた時代&バブル絶頂期の映画で、あの当時の雰囲気がきちんとフィルムに収まっています。また、暴力団の近代化なども少し語られていて、高嶋兄と一般女子大生(海野けい子)の葛藤、髙嶋兄と母(岩下志麻)の葛藤など、人間ドラマとしても見どころが多くなっています。  バイオレンス部分では、高島兄襲撃シーンなどは雨でさっぱり見えず非常にあっさりした感じかと思えば、重田(本田博太郎)パートはゴッドファーザーでも参考にしたのか?というくらいコッテコテのバイオレンスシーンに仕上がっています。(でもこれって、この後田大戦争が勃発しませんかね?)  私の青春時代に作られた映画なので少し甘めの点数ですが、岩下志麻の安定した演技、高島兄の怪演など見所は多いです。また出演陣があまり暴力団に見えず、そういった意味でも現実的なリアルが感じられて良かったです。今作はなかなか盛りだくさんの仕上がりで、個人的には結構好きです。
[インターネット(邦画)] 7点(2024-01-20 18:07:44)
8.  極道の妻たち 最後の戦い
マラソン鑑賞中、一作目に引き続き人気の岩下志麻さんの極妻。本来なら同名タイトルのナンバリング作品であれば役者=人物を統一するものですが一作目とのつながりはなく、同じ人物が別の役をやっていたり、死亡した人物が普通に復活していたりと少々混乱するところがあります。(主役の岩下志麻も役名が異なります。しかしながら外見が同じなので岩下志麻=極妻という、凄まじい説得力を感じます)  一作目以上にバイオレンス&女の闘いが全面に出た激しい展開を見せますが、メインの女たちの住み分けがきちんとできていて分かりやすいです。また、小林稔侍演じる「瀬尾雅之」が一見男気があるようでグズでお間抜けなのもかなり笑えるところですが、しかしながら非常に素敵な昔気質の任侠道を体現していて、個人的には本作では一番好きなキャラでした。ドスを利かせる時の独特な雰囲気がカッコいいです。  エロ描写も一作目のようなネッチョリした濡れ濡れの雰囲気ではなくなり、もう少しスッキリした印象です。(ただし津川雅彦パートは必見) ラストも判り易く、男だから女だからということよりも、やはり暴力の世界に関わるとそれ相応の結果が待っているという風にとらえるのが妥当なように感じました。岩下志麻版全8本を完走する予定でしたが、、ちょっともういいかな感が出てきました(汗)しかしながら本作はよく出来ていて個人的には好きな回です。(本作と1991年の新・極道の妻たちの二作品がマイベスト)
[インターネット(邦画)] 7点(2024-01-20 18:04:47)
9.  極道の妻たち 三代目姐 《ネタバレ》 
三田佳子の極妻はなかなか趣きがあって良かったです。しかしこちらも一作目の岩下志麻の迫力には及ばず、天下の坂西組長(丹波哲郎)と二人で並んだ絵面はちょっと優しすぎる印象でした。ただ、リアルはこんなものなのかもしれないとは感じましたけど。。  本作の一番の問題児はショーケン(赤松)です。彼の何考えているか判らない雰囲気が良いといえば良いのですが、一歩間違えればただのチンピラにも見える落ち着きのなさはチョットいただけませんでした。ある意味このキャラ設定のまま犬死したラストは彼らしいといえば彼らしいのですが、その彼に振り回されっぱなしだった主要人物三名(三田佳子、成田三樹夫、かたせ梨乃)はいい迷惑。結局はいまいちドラマにしまりが感じられなくてグダグダになった印象を受けました。  寺田(成田三樹夫)の最後のセリフ、「あんた(坂西葉月=三田佳子)がワヤくちゃにしたんや、あんたのせいや」というセリフが結構深くて好きでした。三田佳子に岩下志麻の根性と理念があれば女大親分になれただけに、「当面は私が跡目を継ぎます、ニヤリ」としても寒々しい感じでした。色んな意味で哀しいラスト。(現:君島十和子(旧:吉川)がメチャカワっす)
[地上波(邦画)] 6点(2024-01-19 15:01:36)
10.  極道の妻たちⅡ 《ネタバレ》 
以前二作目だと思って見た作品は別の物で、正しくは本作が極妻の二作目でした。勘違いしていました。  十朱幸代の極妻は素敵なのですが、前作岩下志麻と比べると少々迫力不足の感は否めません。しかしそこは演技力でカバーしてくれていて見ごたえは十分なのですが、木本燎二(村上弘明)が妙な眼力で幅を利かせてくるもんだから天下の十朱幸代も霞んでしまっています。全体を見渡した場合、かたせ梨乃、藤岡琢也、神山繁、綿引勝彦、草笛光子ら出演者はなかなか豪華なので、基本的にはどの時間帯を切り取っても退屈はしません。  問題はストーリー展開。最後まで木本頼り&バレバレのいかさま賭博という、何だかよく判らない映画に成り下がってしまっていて、「極妻の続編でやる内容だったの?バカなの?死ぬの?」という違和感が最後まで付きまといましたが、日本アカデミー賞をいくつか取っているようです。 豪華出演陣に免じてこの点数ですが、ラストの船の流れとか雨の流れとかも要らないシーンだったような気がします。ちょっとにわかには信じられないくらいとっ散らかったストーリー展開の作品でした。(いい意味で80年代かな)
[地上波(邦画)] 4点(2024-01-19 14:58:41)
11.  レベッカ(1940)
名作を知らずに死ぬのは勿体無いということで、ヒッチコックを見ることにしました。手始めに有名なのに見ていなかった作品から。  【なんとなく微妙にネタバレしています】 「レベッカ」ヒッチコック映画の中でもゴシック調で正統派の作品。私=ド・ウィンター夫人(ジョーン・フォンテイン)は一般的な日本人が考えるであろう理想のシンデレラ像を演じていて必見の美しさ。残念ながら私は原作を知りませんが、ストーリーは非常に丁寧かつひねりの利いた流れになっていて後半は目が離せません。序盤のぬるいシンデレラストーリーは微妙ですが、、ダンヴァース夫人(ジュディス・アンダーソン)が出て来てから一気に面白くなります。 ネタバレするので多くは書けませんが、1940年の作品でこれほど凝ったシナリオと二転三転する流れには当時の人はさぞ驚いたことでしょう。2023年の現代でも全く色褪せないシナリオ、というか、時代を超えても陳腐に見せないヒッチコックの手腕を称賛すべきなのでしょう。フィルムの保管が悪かったせいか年代の古さ故か、美しい夫人、荘厳な城、窓から見える素晴らしい海の景色、これらがよく見えないのは本当に残念でした。  他の方も書いてらっしゃいますが、題名にもなっている「レベッカ」故夫人が一切でてこないのも素晴らしいです。普通なら霊的な何かでレベッカを見せたくなるはずですが、そういったそぶりは一切見せません。そのくせ、やたらと”R”と主張した物品が画面に多く登場し、キャストらのセリフからもいかにレベッカが素晴らしかったのか(過去形)が作中しきりに語られます。観客=(私)=新夫人(ジョーン・フォンテイン)の図式が見事に合致しており、新夫人と一緒に観客も映画の中で疎外された感じや恐怖感が味わえます。また、ダンヴァース夫人の見た目と雰囲気が素晴らし過ぎて映画をより一層深いモノへと昇華させていますが、これを下手な監督がやると途端にギャグになってしまうのでヒッチコック・タッチの魔法の一つでしょう。  序盤のぬるい恋愛要素、強烈な印象のホッパー夫人:フローレンス・ベイツが伏線になっていなかった点を考慮してあえて1点減点としておきます。ホッパー夫人に関しては手紙も含め、食材が余ってしまったような印象になってしまいましたね。※【tottoko】さんが指摘していますが、ラストにヒロインが犬を連れて再会するシーンはあまりにも陳腐でした。犬を引っ張ってくると安っぽい成金女にしか見えず、せめて犬は抱いていて欲しかったです。劇中設定の通り、彼女の躾の悪さを感じてしまった一コマです。
[インターネット(吹替)] 9点(2024-01-15 23:32:41)
12.  コン・エアー 《ネタバレ》 
「ザ・ロック」と併せてTV録画されていましたので、今年の正月はニコラス・ケイジ祭りでした。ザ・ロックと比較すると若干評価が低いようですが、本作「コン・エアー」もかなり完成された娯楽作品として文句なしで楽しめました。個人的には本作のほうが単純に笑い要素が多くて楽しかったです。 また、本作では今や一流の俳優がてんこ盛りで、ジョンキューザック、ジョンマルコヴィッチ、ヴィングレイムス、スティーヴブシェミ、ダニートレホら、主役級ばかりでおしっこ漏れそうでした。これだけ最高に濃いキャラが集まっているのに誰一人バッティングしていないのは本当に凄いです。(猛毒のサイラス)とか(ジョニー・23)とかもうワクワクしかありませんでしたね真面目な話。。  ストーリーもよく考えられていてテンポよくハイジャックが成功してサクッと飛び立ちます。砂漠での一悶着もよく出来ていて中だるみなくラストのラスベガスでの大暴れは娯楽作品としては文句なしに楽しめました。まあ確かに細かい所はかなりご都合主義でしたが、コルベットもぶっ壊してくれるし、「ラモン・マルチネス(レノリー・サンチャゴ)」がオネエ姿で走り抜けるシーンも最高にイケてて文句なし。 皆さんご指摘の通り、ラストのリアルバービー(モニカ・ポッター=ハミングバード)とのイチャイチャはウザいだけでした。ほとんど80年代のB級映画的で、そいういった意味では笑えましたがもう少しアッサリして欲しかったです。(アメリカ的すぎるだろと・・)
[地上波(字幕)] 7点(2024-01-12 17:47:50)
13.  華麗なるギャツビー(2013)
1974年版未見、初ギャツビーでしたがとても良かったです。あっという間の2時間半。Jギャツビー(プリオ氏)の成り上がり感(何となく育ちが良さそうな感じ + たまに見せる下品な感じ + 得体の知れない感じ + 純な感じ etc)などさすがの演技力。マリガン嬢に対してマイナス意見が多いですが、嬢のフワキラ感、意志の弱さなどはなかなか魅力的で、ギャツビーが人生を賭けるに足る可愛さだったと思います。そもそも女という生き物はいつの時代でも現実的なものです。脇のトビー・マグワイヤ、エドガートン、エリザベス・デビッキ(Elizabeth Debicki)、アイラ・フィッシャーらも濃い容姿の割にはあっさりした立ち回りで、映画をより見やすいものにしていると思います。  内容を指して”三流”と切り捨てているレビュアーもいらっしゃいますが、このドラマは主人公の純愛と悲劇にスポットが当たっているものでしょうから、”ストーカー的で幼稚で純粋”これで正解だったと思います。ストーリーが複雑では恋愛ドラマでなくサスペンスドラマになってしまいます。シンプルな流れですがそれでも十分にサスペンスしていますし、終盤の悲しい展開へシフトしていく流れも非常にスマートです。ギャツビーがついに爆発した直後から事故の流れは泣かせますが意外とあっさりしています。何となく全体的に浅めに描いて軽快な仕上がりを意識したような気もします。  音楽に関しても賛否ありますが私はアリだったと思います。ヒップホップなど若干鼻につく演出もありますが、これのおかげでダウントン・アビーのような古典にならずクールに仕上がっています。”バカバカしいほどのパーティ”=これくらい過剰な表現で正解だったと思いますし、原題も邦題も最高にCoolで素晴らしいです。これほどカッコいいタイトルって意外とないです! ただ・・ これほど持ち上げておいてアレなんですが、内容的には「だからどうした?」の典型で、さして深い映画ではないとは思います。実際問題、世の中に掃いて捨てるほどある普通の浮気話な訳ですが、これを特別なものにしているのはやはりJギャツビーの成金感でしょうか。このお金持ち感と派手目の監督のセンスがベストマッチした奇跡の作品といえます。  【追伸・・】 1974年版映画と、原作本(野崎訳、村上訳ともに)読みました。2013年版映画(本作)は原作と比べると少々ケバ過ぎる向きもありますが、それでも本作のキャスティングはパーフェクトでしょう。対する1974年版映画は原作の古典感は感じられるものの、やはりキャスティングがあまり合っていないように感じられる点、全体的に冗長でドラマチックさに欠ける感じが退屈さを助長してしまっているようでした(もう45年も前の映画ですし)。 総括すると2013年版の映画を見て、ハマったなら村上訳の原作本を読むのがベストではないかと思います。  【さらに・・】 2001年TV映画版も見ました。こちらは原作本に非常に忠実なセリフや映像が多いのですが、2013年版のキャスティングがあまりにも素晴らし過ぎる点と2013年版の音楽とドラマチックな映像を比較するとやはり霞んでしまいます(なんだかんだ言ってもバズ・ラーマン監督は一流ですし)。また、あまりにも本に忠実なセリフ回しは時には滑稽でおかしな感じになるところも多数ありました。最初のシーン、デイジーが突然小指がどうとか言い出して笑ってしまいました。(本の中では情緒的なシーンなのですが)  やはり2013年版を見てから村上訳の本を読むのが正解です。。(確信)
[インターネット(字幕)] 8点(2024-01-10 22:32:19)(良:1票)
14.  Dr.コトー診療所 《ネタバレ》 
これは酷かった。大好きなドラマシリーズなのでかなり甘めに評価してもこの点数が精一杯でした。失礼ですが、監督の中江功と脚本の吉田紀子は2004年のスペシャル版からの続投とのことですが、あれから20年、明らかにキャリアや肩書に胡坐をかいていたかのような悲惨な状況には、、つい目を背けてしまいました。キャスティングやキャストの演技力は最高でした。天皇家が見に行きたいと感じるドラマシリーズなのも事実です。でも心底、演出や脚本が悪すぎて本当に残念な出来映えでした。国民を代表して私が天皇家にお詫びしたいくらい。  皆さんご指摘の通り、明らかに話を詰め込み過ぎです。シンプルに「コト―の病気」「コト―の子供」「剛洋の落第」「みどりおばあちゃん(藤田弓子)の顛末」「中丸新将演じる心臓止まったじいさん(役名誰だっけ?)の顛末」を新キャストを絡めてじっくり見せるだけで十分ドラマチックでした。 時任三郎の足の件、剛洋の東京での事件、台風&土砂災害、僻地医療の現実、これらがドラマに花を添えず観客の集中力を削ぐ結果になってしまっています。ファンが見たかったのは島民やコト―先生の今(2022年)。見たいのは決してパニック映画ではない。ラストもあざとすぎて苦笑いしかでませんでした。(パニック映画だったとしても演出が稚拙すぎて見るのが嫌になるレベルだったし、ラストもコト―がどうなったのかよく判らない)  監督と脚本家はもう少し勉強したほうがいい。できればアメリカのERでも見返してみるべきかと。これ以上続編は作らないほうが良さそうです。そっとしておくべき。かなり辛口ですが好きな作品だっただけに落胆も大きいです。心底、色んな意味でかなり残念な作品でした。
[地上波(邦画)] 4点(2024-01-05 12:38:30)
15.  青天の霹靂 《ネタバレ》 
個人的には邦画は嫌いなので見ない主義ですが、昨晩つい見始めて最後まで見てしまいました。シンプルながら非常に良く出来た作品で、原作・脚本・監督・助演を(劇団ひとり)が演じている点はあっぱれに価しますが、それよりも何よりも素晴らしかったのが「轟晴夫」演じる(大泉洋)の佇まいです。大泉洋独特の雰囲気はシッカリ残っていますが、かなり抑えた演技が作品に合っていて非常に素晴らしかったです。もともと大泉洋のファンでしたが本作の彼は淡々している中に深みも感じられて非常に良かったです。  難点を挙げるとすれば、せっかく手の届くところに居ながら何もしなかったところ。まあどうすることもできなかったのかもしれませんが、バックトゥザフューチャーのように未来を何とか変えようと努力するのが人間の本性というものだろうにとは感じました。あと、タイムスリップ映画共通の疑問ですが、親の目線で見た時、子供が生まれる年に関わった友人を忘れる訳はなくて、パパはいつ息子があの時の彼だと気付くのかとても気になりますね。  シンプルイズベスト、これくらい無駄をそぎ落として綺麗に作ってくれていたら後世に語り継げると思います。甘めの点数で。
[地上波(邦画)] 7点(2024-01-04 14:49:21)
16.   《ネタバレ》 
わざわざ元日にこんな重たくて暗い映画をTV放送する意味がどれくらいあったのか大いに疑問ですが、なんだか落ち着いてシッカリ鑑賞することができました。黒澤明だからという特別な気持ちは一切持っていませんが、なぜか黒澤映画は心に残るシーンが多い。本作に関してもやたらと印象に残る独特なシーンがあって妙に引き込まれました。 内容的にはよくあるシェークスピアをなぞっただけというありきたりな流れですが、元々リア王が手を加える部分が無いド定番の流れなので、やはりどこの世界でもいつの時代でも長男次男は愚かなものだと痛感させられます。  皆様同様、楓の方(原田美枝子)が素晴らしい。これと双璧をなすハズだった末の方(宮崎美子)の顔がアップにならないのは解せませんでした。しかも秀虎(仲代達矢)とのシーンでは表情に言及するのでなおさら見たくなりました。また、狂阿彌(ピーター)がかなり役不足で残念でした。いえいえもちろん頑張ってはいますが、明らかにスペックが足りておらず準主役といえなくもない大役を任されるにしてはかなり物足りない演技力だったと感じます。  良かった点は太郎次郎三郎で旗の色が異なる点は判り易くて良かったです。また血の色が妙に鮮やかな点も素晴らしかったです。まるでこの世の地獄がきちんと描けていました。これらはカラーならではの利点でした。随所に間延びする部分もちらほらありましたので少し厳しめの点数にしてありますが、個人的には傑作とは言い難いもののかなりの良作でした。
[地上波(邦画)] 7点(2024-01-04 14:43:21)
17.  オータム・イン・ニューヨーク 《ネタバレ》 
TVで放送されるまで本作を知りませんでした。まあ一応普通に見られるものの、概ね皆さまがおっしゃる通りのグダグダ具合でした。ただしウィル(リチャード・ギア)&シャーロット(ウィノナ・ライダー)のカップルは非常に美しくスマートで、秋のNYにとても映えていました。(でもワースト・スクリーン・カップル賞にノミネートされています) ギアが劇中「48歳」といいますが、実年齢と比べ3歳サバ読んでる点は微妙に笑えるポイントだったかもしれません。もちろんライダーのほうも大分サバ読んでいますが、彼女のほうはとても若くてかわいらしいので問題ありません。二人ともとても絵になっている点は悔しいですが認めざるを得ません。  本編に関しては無駄なシーンが多く映画を退屈なものにしてしまっています。オープニングの橋のシーンなどは明らかに不要だし、ギアが病的に遊び人であることは劇中でしつこく表現されているにも関わらず、なぜか主役の二人が一度離れて再度くっつくなんていうまどろっこしい流れも丁寧に描かれていてウザかったです。あと、リサ(ヴェラ・ファーミガ)の親(シャーロットの母親の友達?)との顛末ももう少し別の流れのほうが良かったのに、ご丁寧に仲直りはいただけませんでした。おそらくラストのボートのシーンにつなげたかったものと思われますが、多分制作サイドはオープニングとの対比でうまくやったつもりでしょうが、、、ウィルの”遊んだもん勝ち”みたいな流れは真面目な人間からしたら許しがく、愚の骨頂に感じました。  個人的には酷評作品ですが、女性側のストーリーはとてもピュアで美しかったです。彼女の側に立てばラストは助かって欲しかったですが、まあ助かっちゃうとあまりにも出来過ぎですから仕方ないですかね。見て損したというほどでもありませんが、見なくても良いレベルの映画でした。
[地上波(字幕)] 5点(2024-01-04 14:38:02)
18.  スペース・カウボーイ 《ネタバレ》 
もう23年も前の映画なのですね。昔友人がロードショーに行き「まあまあ面白かったよ」という感想を聞いたっきり忘れていました。前半は結構面白くて宇宙に行く前まではそれなりに楽しめますが、病気発覚後の後半はよくある展開を経て綺麗に問題をオールクリアし、そして無難で大人な雰囲気のエンドロールを迎えます。  個人的にはイーストウッドが監督した作品はあまり好きではなくて、、何となく偽善的というか型にはまりすぎというか、予定調和的で面白みに欠けることが多いように思います。本作に関してもよくいえば直球的な定番作品、悪く言えば出来過ぎのお手軽作品です。イーストウッドは頭が良すぎて色々詰め込み過ぎるところがあるようで、宇宙に行ってから問題が噴出しまくりますが、そのゴチャゴチャもスムーズかつスマートに難なくクリアしてしまいます。こういうところがまた余計に鼻についたりします。  病気じゃない人間を普通に地球に帰還させ、月を眺めて「ホークは月に辿り着いたはずだ」と言わせちゃうところが凡作でしょうか。。ホークは月面へ向けての公開自殺、フランクその他残りのダイダロスご一行様も全て大気圏突入に失敗して誰も地球に帰ってきませんでしたというオチなら、もっと高評価出来たかもしれません。見て損したというほどの駄作では決してありませんが、見ても見なくても良かった程度の、いわゆる当たり障りのない普通の作品だったのもまた事実。いえ、決して酷評するほど悪くはないのですが・・ 映画としてはある意味致命的な”普通”という評価に落ち着きました。
[地上波(吹替)] 6点(2023-12-30 18:11:21)
19.  めまい(1958) 《ネタバレ》 
名作を知らずに死ぬのは勿体無いということで、ヒッチコックを見ています。「めまい」ヒッチコックの中でも特に人気が高そうな作品でしたので、、大いに期待しましたがイマイチでした。私の価値観では本作「めまい」と「鳥」は世界七不思議に数えられそうなくらい微妙な作品でした。  個人的に”アメリカの良心”ことジェームズ・スチュワートはあまり好きではなくて、本作も彼が主役であることに軽くめまいが・・ また、裏窓ではグレース・ケリー、本作ではキム・ノヴァクとちゅっちゅウフフなシーンがあって、そういった側面からもなんだかむかつく俳優の一人だったりもします。 ストーリーのほうもやたらともったいぶった前半と、ネタが割れてからの後半のスピード感があまりにも違い過ぎて疲れました。特に前半のもたつき=”情緒的”と好意的に考え楽しんでいましたが、森に行ったり海に行ったり、急に熱いキスでメロドラマ風味になったりと、終始訳ワカメで落ち着きがありません。  めまいを利用したトリックも少し無理があって、もしもあのままファーガソンが上まで上がってきてしまったら逃げ道がない点は大いに文句を言いたいです。また、元刑事のファーガソンがあの程度のことで死人が出た現場から不自然に立ち去ることも違和感があるし、その彼がその後神経衰弱に陥るのもあまりにもご都合主義です。極めつけは、元刑事を利用しておいて同じサンフランシスコで生活しているキム・ノヴァクの設定は無いです。普通ならエルスター(トム・ヘルモア)のように外国に逃亡すべき案件です。  文句たらたらですが結論しては見て損したという感じは全くなく、名作を見たという充足感が強めなのが不思議な作品です。世界的名作に敬意を表してかなり甘めの点数です。
[地上波(字幕)] 7点(2023-12-29 18:30:12)
20.  007/スペクター
TVで放送されていたので久々に鑑賞しました。スカイフォール、スペクターと続く流れは興行成績とは反比例するように辛気臭さがどんどん加速していて、眉間にシワが入るばかりのうんざりする作品です。リアル路線なのに「すげー」とはならず全くワクワクしません。特にシリーズものとしてイタイのは前作辺りからやりたい放題になっていて、本格的に「007」である必要性が薄れてきた点が致命的ですらあります。スカイフォールでは待ち伏せして戦ったり年寄と共闘したり、、本作でも守るハズの娘に助けられたりと、もうほとんどボンドをリスペクトできない感じです。  ダニエル版に変わってからやたら悪役がショボい点も気になります。満を持してスペクターさんご登場でしたが今回は特に酷い。天下の名優クリストフ・ヴァルツ(スペクターの首領さま)が、ただの小っさいオッサンにしか見えず、研究所での顛末も失笑、その後の川からのあのラストも酷すぎ、、これはちょっとナイですよね。(天下の首領様がビルを吹っ飛ばす実務に来てるのも激しく違和感)  あと、リアル路線の弊害としてボンドの女性遍歴がキモイ。ぶっちゃけダニエルボンドになってから、女なら手あたり次第誰でも良くて、しかもリアルに惚れるとか・・ 今作はかなり酷くて年増で喪中のルチア(モニカ・ベルッチ)の次は、守ると約束した遺言もほったらかして若い娘に惚れこむ始末。若い娘にマジになってるなんて大人としてなんか嫌。リアル路線的に考えたらただの色情魔にしか見えない感じで、マジでキモ怖です。  今までのおなじみのメンツの皆さんもほぼ全て入れ替わってしまっていて、何となく今までの古き良きボンドを全てぶち壊してしまったなあといった印象ばかりが残る、割と残念な作品でした。もう無理なのかもしれませんが、、ニヤケ面で名前を二度言い直すいつものボンドに戻って欲しい。(製作費に免じて甘めの点数ですが個人的には酷評に値する作品でした)
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2023-12-27 17:16:20)
030.44%
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