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 > アラジン2014 さん
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プロフィール
コメント数 504
性別 男性
自己紹介 ソフト化されたタイミングでのレビューが中心です。2008年、子供の頃から夢だった自宅プロジェクター化がついに実現しました。(100インチ、音響2.1ch)
できるだけネタバレせずに書いていますので文章がおかしい場合もあると思います。あと、稚拙な表現や文章が目立つと思いますが、背伸びせずに書いていますので暖かい目で見守ってやってください。 (2014初登録)

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1.  華麗なるギャツビー(2013)
1974年版未見、初ギャツビーでしたがとても良かったです。あっという間の2時間半。Jギャツビー(プリオ氏)の成り上がり感(何となく育ちが良さそうな感じ + たまに見せる下品な感じ + 得体の知れない感じ + 純な感じ etc)などさすがの演技力。マリガン嬢に対してマイナス意見が多いですが、嬢のフワキラ感、意志の弱さなどはなかなか魅力的で、ギャツビーが人生を賭けるに足る可愛さだったと思います。脇のトビー・マグワイヤ、エドガートン、エリザベス・デビッキ(Elizabeth Debicki)、アイラ・フィッシャーもキャラ立ちした濃い容姿の割にはあっさりした立ち回りで、映画をより見やすいものにしています。  内容を指して”三流”と切り捨てているレビュアーもいらっしゃいますが、このドラマは主人公の純愛と悲劇にスポットが当たっているものでしょうから、ストーカー的で幼稚で純粋、これで正解だったと思います。ストーリーにひねりがあって複雑では、恋愛ドラマでなくサスペンスドラマになってしまいます。(それでも十分にサスペンスしていますし、終盤の悲しい展開へシフトしていく流れもスマート) ギャツビーがついに爆発した直後から事故の流れは泣かせますが意外とあっさりしています。何となく全体的に浅めに描いて軽快な仕上がりを意識したような気もします。  音楽も賛否ありますが私はアリだと思いました。ヒップホップなど若干鼻につく演出もありますが、おかげでダウントン・アビーのような古典になっておらず、今風でクールな仕上がりはハナマルでした(バカバカしいほどのパーティ=これくらい過剰表現で正解だったと思います)。原題も邦題も最高にCoolで素晴らしい、これほどカッコいいタイトルって意外とないです! ただ・・ これほど持ち上げておいてアレなんですが、内容的には「だからどうした?」の典型例で、さして深い映画ではないような気はします(笑) 監督のドギツイ演出とJGの成金感がベストマッチした素晴らしい映画でした!
[インターネット(字幕)] 8点(2020-06-03 23:02:51)(良:1票) 《更新》
2.  華麗なるギャツビー(1974) 《ネタバレ》 
原作未読、2013年版が良かったので1974年版も見ました。まず第一に2013年版から見てしまったことが失敗でした。この映画の正しい順番は「1974年版を見る」→「2013年版を見る」→「原作を読む」ではないかと思います。そもそも脚本的(物語的)にはどちらも似たような感じでトレースしてあるので、どちらを見ても大差ないように思います。あくまでエンタメとしての映画という視点で評価しました。   2013年版と比較してしまうと1974年版は全てにおいて「古い」、この言葉しかありませんでした。撮影手法、演技、立ち振る舞い、画質、セット、、何から何までショボく見えてしまったのは致命的でした。また、暑さのせいか皆さん終始汗ばんでいるのもかなり気になりました(夏を表現したのは理解できるが、、優雅に見えない)。 確かにレッドフォードは美男子ですが成り上がった感があまりなく、ただの御曹司にしか見えません。デイジーLOVEなガツガツ感もなく、シュッとした佇まいが冗長さに拍車をかけているように感じました。デイジー(ミア・ファロー)に関しても気が強すぎるように見えて、どうにもミスキャストではないか?と感じてしまいました。やはり男を振り回す女ってのはグズでノロマで、何を考えているのか判らないホンワカした優柔不断な雰囲気があったほうがイイような気がしました。  終盤の流れは1974年版のほうが若干情緒的だったかな?とは感じましたが、しかし評価に大きく影響しない程度のものだと思います。色んな意見はありますがやはり2013年版のほうが音楽含めて印象的でトータルで素晴らしかったように感じます。ぶっちゃけ、2013年版が圧勝かな。
[インターネット(字幕)] 3点(2020-06-03 22:58:15)《更新》
3.  サンシャイン 2057 《ネタバレ》 
一般的には好き嫌いが判れそうな展開です。残念なことにダニーボイル&アレックスガーランドら特有の”前半と後半で違う雰囲気の映画にしたい”という妙な癖が多数の観客の反感を買ってしまったような気がします。  皆さんご指摘の通り後半部分があまりにも突飛ですが、そもそもこの映画は序盤からピンバッカー的思考で話が進んでおり、実はほとんどのクルーが太陽に魅せられています。ある者は破滅し、ある者は生き延び、そしてある者は使命を達成する、そんな映画です。ピンバッカーがああなった経緯が端折られており、そういった意味では非常に不親切といえますが、序盤からサールや船長など太陽と関わるシーンも多く、ピンバッカーがどうなっていったのかはおのずと理解できる作りにはなっています。 仮にピンバッカーが出ていない脚本を考えてみても、それはそれでやたらと退屈で詰まらないモノが出来上がりそうな気もします。結局、ダニーボイル&アレックスガーランドの選択は間違っていなかったということでしょう。(ピンバッカーの扱いがもう少しソフトでしたら万人受けしただろうに、その点は本当に惜しいです)  ラストも綺麗にまとまっていてなかなか完成度の高いSF映画です。若干の説明不足や各シーンのぶつ切り感はありますが、冗長になりがちな説明シーンなどは省いて正解だったと思います。スピード感が損なわれず緊張感を保った素晴らしい編集だと感じました。宇宙が大好き、SFにロマンを求める、哲学的な映画が大好きという方には強くお勧めできる映画です。ノーラン監督のインターステラーとは対極にあるような、ハードSFの名作といってイイでしょう。個人的には最高!!
[インターネット(字幕)] 10点(2020-05-29 13:13:32)
4.  エイリアン
パート1の計器類、装置類、装備類など今見るとかなり古臭さを感じます。また現代映画と比較すると脚本も映像も随分と粗い感じです。タバコぶかぶか吸って危機管理もグダグダ、おまけに洋服の着こなしも古臭くてどう考えても未来には見えません。そもそもプロメテウスなんて作らず、、素直に一作目をリメイクしたほうがずっと良かったのかもしれません。  昔はよくTV放送していましたが当時感じた怖さや緊迫感はちっとも色褪せていなのは幸いです。今や伝説であるエイリアン初登場シーン(胸から出るアレ)も本当に素晴らしくて、まさにフィルム時代の名シーンの一つでしょう。また、逃げ回る怖さがあった前半と攻めに出る後半との対比も素晴らしく、おかげで映画の進行が全くダレておらず、終盤のフラッシュライトの対決へとスムーズにつながっています。まさに手に汗握る映画体験といえばコレでしょう。  この映画のヒットで歴史的ヒロインとなったリプリーさんですが、彼女がパート1からパート4まで全てに出演してくれているのも素晴らしいです。このシリーズは珍しいことに各話ごと監督が異なりますが、シリーズ全体の流れもスムーズで話のトーンも破綻しておらず、完成度が高いシリーズへと昇華しています。これは明らかにリプリーという女性のけん引力で、結果論ですがこの歴史的シリーズが成功した要因の一つになっています。そういった意味でもリドリースコットの一作目は、まさに歴史的一作目、リプリーとエイリアン、リドリーに感謝したい、本当に素晴らしい作品です!
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2020-05-28 22:12:48)
5.  パッセンジャーズ 《ネタバレ》 
「手法」「オチ」「どんでん返し」「二番煎じ」などの言葉が舞っていて、手厳しいレビューも多いですね。しかしこの映画は明らかにヒューマンドラマです。そういった意味ではパッケージや宣伝の人の罪は大きいですが、映画というものは変に勘繰らず素直に没入したほうが作り手の意図する流れに乗れて幸せです。ネタバレすると面白さが半減しますのでレビューなど見ずに鑑賞することをお勧めします。  【ここからネタバレ注意】 そもそも題名からしてネタバレしていますが、まさかこういう方向だったとは・・ なかなか意外です。死んでなおしばらくの間は普通に生活している(気づかずに)であろうという説は聞いたことがあります。しかし死後の世界は検証不可能なので自分がそこへ到達するまではそれが事実かどうかは判りません。そういった意味ではがっつりファンタジーだともいえます。  この映画は突然人が不慮の死を迎えた時の無念さや寂しさなどがよく表現されています。特にネタバレ後のエピローグ的な部分がとても素晴らしく、機内での最後の描写があるおかげで映画全体がより一層哀愁あるものに昇華しています(そして伏線回収も一気に行われます)。 本来なら無事に飛行機が着陸し、その後あったであろうその人の人生・理想を彼女は生きたわけですが(まあ死んでいるけれども)、エピローグがあったおかげで観客も本人と一緒に走馬燈のように映画をおさらいできたのは高評価です。いやむしろラスト10分で評価が一気に上がりました。  「ありふれた手法だし陳腐なネタだ」と切り捨てる前に、深くこの映画を理解すればどんでん返しに主軸を置いていないことに気付くでしょう。誰も生きている人は出てきませんが、非常に暖かい映画であったといえます。バランスよくまとまっていてとても素晴らしい作品です!
[インターネット(字幕)] 9点(2020-05-24 13:36:51)
6.  エクス・マキナ(2015) 《ネタバレ》 
超ベタ展開&最小人数でこれほどまでにシンプルでストレートなSFが今まであっただろうか?見れば見るほどに味わい深いストーリーで、いわゆる人間が想像するであろうリアルAIとの初遭遇を分かり易く描いたという意味でも満点に値する映画だと思います。(厳密には下調べアリまくりですが、その辺の胡散臭さもサスペンス要素として光っています)  冷静に考えたらこんなバカげた展開はないと気づきそうなものですが、それを感じさせない巧みな脚本もお見事でした。エヴァが年齢を聞かれて「one」と答えたり、キョウコとバイナリらしきで会話したり、ポケットからカードキーを取り出そうとする仕草だったり、社長とキョウコが完全にシンクロするダンスetc、随所に意味深で印象的なシーンが散りばめられており、ついついバカげた展開を忘れてしまいがちです。  顔と手と足しかついていない物体が洋服をつけて「いつかあなたと一緒に外にでたいの・・」などと健気に訴えられたら私はどうするだろうか?勘違いせずに平静を保っていられるだろうか?でも実はそれは顔が美女だからそう感じるだけであって、もしエヴァに性別がなくロボット然としたルックスだったらどうなっていただろうか?もしネイサンがエヴァを自由に出入りさせていたらあの物体はどういう振る舞いをしたのだろうか?考えたら考えるほど星新一の短編小説のようで本当に興味深いです。  三者三様に”してやったり”と思っていたら実は”してやられていた”という、人間ドラマとしての図式も最高でした。終盤、エヴァが部屋から出た瞬間に三者それぞれの立場が逆転する展開はお見事としかいいようがありません。ストーリー・結末・映像、どれをとっても文句なしの10点満点です!これが初監督作品だなんて信じられないほどのセンスと完成度、お見事デス!満点!
[インターネット(字幕)] 10点(2020-05-24 13:25:45)
7.  ボーン・レガシー
ビックリした。なんだこれ?というほどの駄作だったと思います。エンディングの音楽が流れてきた時には自分でも驚くほど顔面が引きつりましたよ。。  簡単に言い表すと「ボーンシリーズを劣化させてわざわざリメイク(ファンメイド)した」といった感じ。ストーリーは非常に判り難く、そして謎の薬漬け設定と謎のおじ様達を大量投入。主人公の行動に理由付けが無いままボーンに似たシーンが多いのでとんでもなく浅い。ボーンスプレマシーのロシアの殺し屋のカール・アーバンは激シブだったのにルーイ・オザワ・チャンチェン(LARX-03)は驚くほどにコント。  せめてもの救いはボーンシリーズの関係者が多数出演していた点。おかげで何とか正統派ボーンシリーズのスピンオフとして首の皮一枚でつながっています。ただし、再度書きますが、関係者が出ていなかったら多分1点以下の酷い内容なのには違いありません。 ジェレミー・レナー、 エドワード・ノートン、レイチェル・ワイズ、その他ボーン関係者、と、無駄に豪華な出演陣だったのも謎の映画です。これはひどい。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2020-05-23 01:42:05)
8.  ジェイソン・ボーン 《ネタバレ》 
とても期待していましたが旧三部作の焼き増し以上でも以下でもありませんでした。やってることはパート2~3とほぼ同じで、いい加減ゴチャゴチャした鬼ごっこも疲れるだけでした。。そもそもこの監督さん、パート2と3でやりたい事は全てやったって感じですよね。真新しさゼロで、手ぶれカメラもいい加減ウザいだけです。  ストーリーのややこしさもしっかり健在だしニッキーが絡む鬼ごっこも見事にデジャブ。(そもそも闘技場の控え室で5分話してバイバイしたほうがずっと安全だったし、それで済むシーンだったと思ふ) 中盤のトミー・リー・ジョーンズとアーロンがレストランで朝食を取るシーンまでもがパート3に酷似していて不要だと感じました。前作ボーン・レガシーが大概最低最悪だと思っていましたが、今作と比べると案外良かったのかも?と思わせてしまうようなひどい状態です。  唯一、ボーン(マット・デイモン)は渋みを増していて、加齢=円熟した感じが良かったこと、あとヴァンサン・カッセルの配役も渋かったものの、それだけで、総合的に考えるとやはり全体的に人々の動機も薄いし女CIAも立ち位置不明だし(好みだが)、、明らかに新三部作は失敗していると感じます。ラストの派手なカーチェイスも旧三部作の渋さには到底叶わない出来栄えで、やはり私の中ではボーンシリーズは旧三部作で綺麗に終わったものだと痛感しました。。
[映画館(字幕)] 2点(2020-05-23 01:41:25)
9.  ボーン・スプレマシー 《ネタバレ》 
パート1は割と地味で低評価なところもありましたが、パート2は最初から毛色が変わっていてアクション路線バリバリで驚きます。しかしきちんとリアル路線(シリアル路線)も引き継がれているので、徐々に謎が解明されてゆくサスペンス要素が良いアクセントになっていて、一定の重厚感が維持されつつも適度にエンタメ要素がプラスされたバランス型のアクション作品に仕上がっています。  いきなり恋人が居なくなるのには驚きましたが、諜報員って一人で行動するほうが合っていますのでかえって良かったような気もします。ハンドカメラが揺れすぎですが生々しい感じはよく出ていて、今作もリアルなアクションシーンは健在です。この映画を見ているともしかしてリアルな諜報員(&殺し屋さん)もこんな感じなのかなって思ってしまいます(汗)  難点はボーンの側の物語はそれなりに綺麗に流れているものの、CIA側の物語がやや煩雑で判り難いのが惜しいところです。CIA側は登場人物も多いし話も込み入っているので仕方ないのかもしれませんが、もう少しスッキリしてもらいたかったです。ただし敵側はパメラ、ニッキー、アボット、キリル等、魅力的な人物目白押しです!  全体的にアクション重視になっているのでエンタメとしては非常に観やすくなっています。今作(スプレマシー)と次作(アルティメイタム)は完全につながっており、エンディング後に続きが見たくて仕方がありませんでした(笑)
[映画館(字幕)] 9点(2020-05-22 14:18:24)
10.  ボーン・アイデンティティー
公開前はかなり話題だったのにいざ公開されてみると、やれ地味だの大して印象に残らないだのと散々な評価が舞った映画です。正直、パート2が出るまでパート1を見たことすら忘れていた人が多かったと思われます。今にして思えばあくまでこの作品は三部構成で考えられており、そりゃ一作目だけ見ても地味で意味が分からない訳ですよ。。よって今回は3部作ワンセットとして評価したいと思います。  最初の船のシーンから、、尻からなんか出てきてワクワクします。車の影に入った瞬間に自分の気配を消したり、移民局で警察官を一気に三人シバくあたりも非常にカッコいいのですが、その後は地味に壁をつたってみたり、荷物を落としてみたり、なんだか凄そうなんだけど意味が判らない感じでダラダラ進みます。今にして思えばフランカ・ポテンテ(マリー)も地味で渋くリアル感に一役買っていますが、当時は「チョット華がないよなぁ~」なんて素人丸出しな評価をしていたものです。  このシリーズは複数回見返してみると、結局は本作(ボーン・アイデンティティ)が一番渋くてよくまとまっていることに気が付きます。クライヴ・オーウェン(教授)なんか勿体無さすぎて泣けてくるほどの最期ですが、でもなんか渋くてイイんですよね。マリーもそう、ミニの中での主人公とのちぐはぐなやり取り、深夜のドライブインでのボーンとマリーのやりとり、ボーン宅でのうろたえ方、髪の毛を切るシーンからのぎこちないラブシーンなどなど、彼女でしか無しえなかった渋いシーンがてんこ盛りで、なんかイイんですよ。  パート1は序章的で非常に地味、まるで嵐の前の静けさといった雰囲気なので結構評価が低い人が多いですが、大局を見るとかなり渋くて味わい深い作品です。
[ブルーレイ(字幕)] 10点(2020-05-22 14:16:39)
11.  ワン チャンス 《ネタバレ》 
非常に素晴らしい映画!!これほど端的かつドラマチックに一人の人間の半生を描いた映画はあまりないと思います。コメディタッチですが軽くなり過ぎない絶妙な演出がこの真実話により一層のリアリティを持たせてくれます。ポール・ポッツのサクセスストーリーは随分前から世界的に取り上げられているので知らない人は居ないと思いますが、結末が判っていてもやはり彼の人と成りを形作っている裏話を知ると深みが違います。  いってしまえば「パッとしない男の地味な半生が描かれただけ」ともいえますが、幼少期からのイジメやトラウマなども過不足なく表現されていることで、本人の誠実さや母の心強さが際立ちます。 真っすぐな彼の周りにはきちんと良い人間が集まっていて、親友のような先輩、暖かい仲間、そして素晴らしい恋人とのエピソードなど、彼のサクセスストーリーにはどれもが必要不可欠でパズルのピースが揃ってゆくように静かにブレイクポイントへ向かいます。憧れの人物から酷評される辛い挫折も綺麗に描かれており、この映画一番の見どころとなっています。また、精神論者の父との確執、水と油と思えた父も息子を深く愛しており、ラストの短いスピーチには心を打たれます。(この映画はドラマチックなシーンがとてもスッキリ表現されており、それが素晴らしいリズム感やテンポに繋がっています!)  あと、この映画を特別なモノにしているのはやはり奥さんの存在で、彼女とのやり取りに多くの時間を割いたのは正解だったと思います。やはり女は顔じゃない、見るべきは人柄なのです。彼女と誠実に愛を育んだ彼こそが勝ち組、成るべくして栄光を掴んだともいえます。  本人がきちんと努力し、自分を信じて生きてきたことが前提にはなりますが、真面目に一生懸命生きている人の人生とはこうあるべき!という理想の物語でした。多少の脚色はあるでしょうがコレが真実のドラマだというのだから驚きます!本当に素晴らしい作品でした!
[インターネット(字幕)] 9点(2020-05-16 15:13:05)
12.  イエスタデイ(2019) 《ネタバレ》 
まず皆さん同様にビートルズはやはり偉大なのです。とにかくこの映画はビートルズの楽曲の素晴らしさ+発想の面白さに尽きます!私も昔バンドマンでギターを弾いていましたので主人公の気持ちがよく判りました。映画同様に夢のシチュエーションと自己嫌悪の狭間で悩むのもよく理解できました。きっと私なら彼のように振る舞う度胸はないでしょうけど、途中で出てくるイエローサブマリンの二人と78歳のあのお方が強い説得力をもって後押ししてくれたのも興味深く感動的でした。  ただ、マンセーできない点も結構目立ちました。一見すると人の好さそうな主人公ですが、14歳からマネージャーをしてくれていた同級生の気持ちに気付かないのは不自然過ぎますし、その彼女から貰ったギターを平然と使い続けてスターダムにのし上がるのもなんか嫌。また、彼は友達に恵まれていましたが、その友達とエルがくっついたとたんに、エド・シーランの大ステージを利用して友達から奪い返す性悪具合も酷いです。挙句はバックアップしてくれた多数の人たちを踏みにじって彼女としけ込むド根性具合もなかなかです。 この辺の粗が気になる方はなかなかマンセーできない映画ですが、何となく軽くスルーしちゃえば非常に明るくてスッキリした青春・音楽・恋愛映画の傑作だったと思います。  ダニーボイルの影響なのか、リチャードカーティスの他の恋愛映画よりも脚本がアッサリしていて非常に見やすい点は高評価。監督も変にこねくり回すことなく素直に映画を終わらせている点も良く、目立った粗を差し引いても非常に清々しい余韻を残す大変素晴らしい作品だったと思います!どうやら私はダニー・ボイル監督が大好き!!らしいです。
[インターネット(字幕)] 8点(2020-05-16 14:10:31)
13.  アンジェラ(2005) 《ネタバレ》 
芸術性とエンタメ性のバランスがよく非常に洗練された映画でした。画面に映るパリの風景がとても美しく、特にカメラワークとアングルが素晴らしい。二人が橋の上を歩く引きのシーンなどモノクロームならではの美しさが堪能できます。 ストーリー的にも切ない気持ちが刺激される素敵な恋愛映画で、「どうしよう? 神様、どうしよう?」と悩むアンジェラに対して「神様なんかほっておけ」といって二人でほほ笑んでキスするシーンなど泣けてくるほどの名シーンです。(普通ならベタですがこの映画だと意味深)  ダメ男に関してかなり厳しい意見が見られますが、彼はアンジェラのおかげで本当の愛を知り、自分の内にある優しさと男らしさを理解します。アンジェラのほうも決して完璧な天使なんかではなく、ルールを破ったり苦悩したりする人間らしい一面を持った不完全で愛すべき天使です。最後にはダメ男は自分の本当の気持ちをアンジェラに伝え、そして一緒に歩む選択をした時点でもう十分に男として成長したといえるでしょう。 マンセーしていますが、少し無駄なシーンも散見されます。特にラストが本当に残念。アンジェラも常々苦悩していたわけですから、互いに男女の泥沼を演じたのは全く問題ありませんが、しかしながら天に召される=羽はあまりにも安易。できればオープニング同様橋から飛び降りて天に召されたほうがドラマチックでした。タバコの超能力も蛇足で、できれば彼女の正体をできる限り曖昧にしたほうが奥深い余韻が残るでしょうから残念でした。(個人的には序盤のエロイ流れも一切不要だったと思っています)  ラストカットだけでもカラーになったほうが彼女の美しさも確認できたし色んな意味で素敵だったと思います。(特典も全てモノクロームなので監督はカラーで見せる気はないようですが)とても素敵な映画でした!
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-05-15 11:10:59)
14.  スタンド・バイ・ミー
公開当時は並程度の評価でしたが年々評価が高まってくる不思議な映画です。その理由に自分自身が年を取ってきたというのがあると思います。この映画が公開された当時はバックトゥザフューチャーの影響で「なんだまたオールディーズか」と比較的軽い扱いを受けていた印象があります。 実際にストーリーもどうという事のない映画でしたし、現在40歳以上の人でしたら普通の夏の出来事の一つに過ぎません。ただし一ついえるのは、、BTTF同様に1950年代のアメリカって本当に素晴らしい時代だったんだなと感じ入ります。無名時のキーファー・サザーランド、個人的に大好きだったコリー・フェルドマン(あんまり伸びなかった)、今は無き名優リバーフェニックスにこの点数を捧げます。
[DVD(字幕)] 8点(2020-05-12 14:51:09)
15.  ゴッドファーザーPART III 《ネタバレ》 
よくぞ完結編を撮ってくれました!シリーズの中で最も評価が低い今作ですが、私は今作(パート3)が最も好きです。特にオペラとシンクロさせてアレが撃たれるシーンは素晴らしいとしかいいようがなく、その時のアル・パチーノの無音の嘆きは映画史に残る屈指の名シーンだと思います。(あくまで三部作を通して見たうえでという前提ですが)  世の中に蔓延るホンモノの悪人というのは表向きは一流の地位を得ていて、何食わぬ顔で堂々と活動しているものです。今作では天下のゴッドファーザーもその地位を欲し、また彼ほどの男ですらも金のうねりに飲み込まれてしまいます。蛇のように気味悪く唸る金の動きがエグくて、真面目の伝道師のような人たちですら金の為なら何でもしてしまう上の世界(裏の世界)がねちっこく描かれています。円熟期の二代目のセリフ「上に上るほど汚かった」という言葉が非常に意味深くて空恐ろしいです。  ちなみにソフィアコッポラが不評ですが、あれが超絶美人だったとしてもちょっと違うような気がします。キャスティングって難しいものですが、今回これはこれで正解だったように思います。むしろアンディ・ガルシアのほうがラジーであるべきでは?彼にはおじいちゃんのカリスマ性と長男の無鉄砲さを兼ね備えて欲しかったところですが、それには遠く及ばない小粒風情のまま三代目を継ぎます(一応描こうとした努力の痕は見られますが)。彼にこそラジー賞がふさわしかったような気がします。あと、他の方も指摘なさっているようにトム・ヘイゲン(ロバート・デュヴァル)が出ていないのも本当に残念でした。  ゴッドファーザーシリーズは大人になってから観ると評価が高まると思いますので、若人に無理に勧めてはいけません。折を見て人生の節目に何度か観たい大人向け作品、ブラボーでした!
[ビデオ(字幕)] 10点(2020-05-12 14:44:28)(良:1票)
16.  ボーン・アルティメイタム
シリーズ物で最終話が最も面白かったシリーズってありましたっけ?ボーンシリーズは123とうまい具合に順番に盛り上がるので最高です。この映画は稀に見る成功したシリーズだと思われます。特にパート2のラスト、続編が見たい!と強く感じさせる流れからの今作は最高すぎます! 続編を楽しみにした映画といえばBTTFパート1、マッドマックスパート2、マトリックスパート1、BBCのシャーロックパート2、そしてこの映画くらいです!(ゴッドファーザーは私の世代ではすでに完結していましたので・・) そして続編が成功したのはBTTFとボーンシリーズくらいのものです。ただし、ボーンシリーズは「頼むから続編は作らないでくれ~」という個人的な願いもむなしく、陳腐でつまらない続編が作られてしまった不幸なシリーズでもあります。(BTTFやゴッドファーザーのように三部作で綺麗に終わらせていたら伝説だったのにね)  アルティメイタムは説明不要のカッコよさ!もう本当に最高!(笑) ヘタなレビューなんてできないくらい完成されています。むしろこれほどカッコよくてリアルなスパイものアクション映画は滅多にありません。可能な限りパート1から順に観ていただくと感動も倍増します。 (強いて文句をいえば、パート2からリアリティを追及するあまりアクションシーンの手ブレが酷くて目が疲れます)  まあ、とにかく最高!(ラストのニッキーとエンディング曲はやはり素晴らしいとしか言いようがない)
[ブルーレイ(字幕)] 10点(2020-05-12 14:40:01)
17.  トレイン・ミッション 《ネタバレ》 
やはり「フライト・ゲーム」二の舞でした。前半1時間はホントにシックでワクワクさせられるし、大人な展開で好きなんですけどねぇ・・ 後半の1時間が子供向け過ぎて笑っちゃうレベルです。これ、意図的にやってるでしょ?  詳しくは省きますが前半は本当にハラハラさせられるし面白展開てんこ盛り。(前半だけなら7-8点) しかし、後半の雑さと悪目立ちするアクションの数々で一気に4点まで下がってしまいます。そもそも、どうでもイイおっさんを事故に見せかけて殺害したり主人公の行動を監視できるレベルの秘密結社が、証人の小娘一人特定できないとかどんだけ・・ って話ですよ。終いには脱線ってあんたね・・   ミステリとしても粗が多いし、アクションとしては言うに及ばず。まあ、「TVでやってれば映画みますよ(^^♪」「趣味?うーん・・ 読書とか映画かな(^^♪」そんなレベルの人にはピッタリな内容でした。オープニングが素晴らしい点、キャスティングが的確で脚本自体は非常に分かり易かった点、オチのつけ方が気持ち良かった点などを加味して5点としておきます。
[インターネット(字幕)] 5点(2020-04-30 14:37:47)
18.  フォードvsフェラーリ 《ネタバレ》 
同年代のヨーロッパライトウエイトスポーツが好きな人間です。アメリカンマッスルはあまり詳しくありませんが、評判通り素人にも分かり易くて迫力満点の映画でした!  シェルビーとマイルズの友情に重きを置いたような流れでしたが、そう考えるとチョット二人の関係が浅すぎるような気がしました。フォード勢がル・マンで優勝するまでに複数年かかっていますが、彼らが長きに渡って苦労を共にしてきた親友には見えないのが残念なところです。(嫁との中途半端なシーン、フォード上層部の冗長なシーンなど脚本の甘さが目立っており、せっかくの映画を中途半端に長くそして散漫にしてしまっているような気がします) そもそもですが、映画一本で複数年の時を表現すること自体が難しいでしょうから、やはりできればもっとメインレース付近に的を絞るとか、あるいはマイルズを引き抜いた直後のGT40開発にフォーカスするとか、もう少しやりようがあったのかもしれません。  映像的には迫力満点なシーンが沢山ありましたが(自宅シアター鑑賞)、「ここで引いてくれ!」というようなシーンでもカメラが引かず、終始個人戦の抜き合いを見せられます。ル・マン24時間耐久レースは長丁場なので、抜き合いというよりは孤独な旅を意識した壮大な映像が見たかったところです。そういった意味では若干残念な気持ちも残りました。 レース終盤のマイルズの心境と映像表現は素晴らしく、マクラーレンとの同時フィニッシュの裏側は素晴らしかった。総合的にはよくまとめられていますが、若干長さも感じてしまったのでもう一度見るか?と聞かれたら少し悩ましい作品です。(車好きなので少し甘めの点数です)
[インターネット(字幕)] 7点(2020-04-29 10:42:13)
19.  グッド・ライ いちばん優しい嘘
記念すべき500作品目のレビューですが素晴らしい作品に当たって良かったです!  前半の重苦しさはすさまじいものですが、それを感じさせない彼らの強いハートには感動しかありませんでした。一転、後半パートの笑わそうとしてないのに笑ってしまうシーンの数々も非常に興味深いもの(電話の件は面白い)でしたが、前半の苦悩を知っているだけに心から笑うこともできず、健気に生きようとしている彼らを敬うべきとすら感じる流れはさすがでした。 まだ新しいのに食品を捨てるシーン、ライオンとの一件、彼らがハマったジョーク、牛に会いにいくシーン、姉とのシーン、兄とのシーン、そして予想外のラスト。全てが深くて素晴らしいものですが、冷静に考えたら第二次大戦以前の日本にも普通にあったであろうシーンばかりだと気付きます。そういう意味では実直な日本人には馴染みやすい映画かもしれません。  「何もないアフリカに生まれて可哀そう」そう思っていましたが、実は違うということに気付かされてハッとさせられます。彼らにとっては牛がいて、土があって、そして自分の肌の色が黒いことが当たり前なのです。平和ボケした我々にはグサリと突き刺さる描写の数々、また、スーダンの彼らもアメリカの彼らも皆平等でイイ人達ばかり、どちらが上とか下とかいう陳腐な描写が無かったのも良かったです。しいて挙げれば難民キャンプに取り残された「ロストボーイズになれなかった友人」の顛末が描かれていないのが少し残念でした。  全体的に起伏のバランスもよく、題名の伏線回収もスムーズです。哀しい映画ではありましたが勇気を貰える映画でもありました。まさに心が洗われる素敵な作品、今の日本人がいかに幸せなのかを再考させられる映画です!もう少し話題に上るべきです。
[インターネット(字幕)] 9点(2020-04-25 12:50:35)(良:1票)
20.  EMMA/エマ 人工警察官
テレビシリーズのパイロット版(1話と2話)をくっつけた作品ですがこれがなかなかの良作です。超低予算なのにバランス良くサスペンス&AI系の話が組み合わさっており、下手な大作映画なんかよりずっと情緒的です。(チープな部分もありますが、スポットはそこに当たっていません)  本作はなんとなく「エクス・マキナ」的方向のおとぎ話ですが、本作でも人間と見分けがつかない外見(メカ)部はほぼスルーされています。エクス・マキナと違う点はむっつり系のエロ話が一切ないこと。エロが無いのは残念ですが、この作品の面白さはきちんと犯罪捜査系ミステリーになっているストーリー部であり、あくまで捜査の内容にきちんとAI技術が生かされているという点がストーリーの肝になっています。また、AIとの頓珍漢でコミカルなやり取りも見どころの一つだったりもします。  最初の事件(一話)のオチのつけ方も良かったし、次の事件(二話)も非常に手が込んでいて面白いです。作品自体の締めくくりはEMMAの自我を追求するような描写で終わりますが、続きを想定していたのかブツ切り感がある終わり方です。しかしこれはこれで情緒があって案外悪くない出来でした。ロードショーされていない作品ですがコンパクトな脚本がお好きな方にはお勧めできる良作で、できれば続きが見たかったかな、と個人的には思っています。
[インターネット(字幕)] 7点(2020-04-25 10:29:01)
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