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せんべいさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 118
性別 男性
自己紹介  2014年12月に投稿を始めてから10年が過ぎました。

 「映画評論家になれるのでは?!」と思える素晴らしい言葉を綴られる先輩レビュアーさん達に憧れつつも、私には、あのような文章を書けそうもありません。私の場合、少年時代に気に入り、DVDなどで観直しても好きであり続けている映画を中心に、まだピュアだった(?)少年時代の気持ちや、当時の状況を思い出しながら書きたいと思います。大人になってから観た映画も少しずつ追加しています。

 レビューの文面は長くなりがちですが…最後まで私の拙文を読んで下さる皆様に感謝申し上げます。

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1.  映画 おそ松さん 《ネタバレ》 
 まず“前置き‐その1”から。当作品を観たきっかけは「年収103万円の壁に関するニュース」です。このニュースを見て、ふと、細川たかしさんが歌う「♪うちの父ちゃんは~日本一(にっぽんいち)!、残ったローンも日本一!」というフレーズが頭を巡りだしたのです。これは、昭和63(1988)年~平成元(1989)年にフジテレビで放送された【アニメ版おそ松くん:以下、’88アニメ版と表記します】の主題歌の一節です。「そういえば、2年ほど前に【おそ松さん】という映画が公開されたよな…日本テレビ系のバラエティー番組【スクール革命!】で切れ芸を披露し、新たな才能(もしくは素?)を開花させた髙橋ひかるさんがトト子役だったっけ」と思い、当サイトを見ました。しかし「あれ?作品情報にトト子の情報が無いぞ…あっ情報の要望が出来るんだ。初めてだけどやってみよう」と手続き。すると申請完了の画面に『新規要望したものは極力レビュー願います』というメッセージが…。私は若手アイドル主体の映画には不案内ですが、要望を反映していただいたので、年末にDVDをレンタル。その直後「1/2(木)の深夜に、テレビ東京で地上波初放送」と知り困惑しつつも「この偶然は『とにかく見るべし』ということに違いない」と考え直し、【DVD】も【録画した地上波放送】も鑑賞した上で投稿します。   次に“前置き‐その2”です。私にとって“おそ松”とは、上記の’88アニメ版のことです。題名と異なりメインキャラクターはイヤミ(演:肝付健太さん)とチビ太(演:田中真弓さん)であって、おそ松くんたちは狂言回し的な位置づけでした。トト子(演:松井菜桜子さん)も【自分の容姿に自惚れて高慢、欲深くて腹黒い】という性格で印象深く、声優さん達のハイテンションな演技を楽しませてもらっていました。  一方、この実写映画の元ネタであるテレビ東京放送のアニメ【おそ松さん】は、紹介番組を観たきりです。紹介のポイントは【兄弟の各キャラクター性を際立たせており、各人にファンがいる/放送が深夜帯なので、ブラック・シュール・カオスなギャグが炸裂する】といったものでした。トト子は紹介されませんでしたが、上記の内容から、’88アニメ版に準じたキャラだろうと推察していました。   それでは、ようやく本題に入ります。今回、鑑賞したところ、序盤のパチンコ屋の場面で「やり難いよなぁ実写」「そもそも実写でやるような話じゃないし」といった台詞の数々…悪く言えば“言い訳がましい”ですが、おそらく『アニメの実写化にはどうせ無理があるのだから、その無理を逆手にとって“おそ松さんワールド”を展開するので、ご承知おきを』というメッセージだろうな…と好意的に受けとめて観始めたら、トト子登場。予想通りのキャラでひと安心でした。  以降、おそ松さんワールド(脚本担当の土屋亮一さんワールド?)を実写化するために、スタッフ&演者さん達が一致団結!とでもいうようなパワーを堪能させてもらいました。昭和生まれの私としては【煙をあげながらのボカスカ喧嘩】に思わずニンマリ…短いシーンですが、この撮影だけでも、けっこう手間がかかったのでは…と思われます。因みに、私は今回の鑑賞でSnow Manというグループと各メンバー(の名前)を、やっと認識できました。それほど若手アイドルに疎かったのですが…【髪型と服装だけで六つ子を表現する=髪型が変われば、同じ顔には見えなくなり、衣装が変わればキャラも変わる】といった設定の前では、各演者に着目する観点は重要ではなさそうでしたね。むしろ疎かったからこそ、素直に没入できたのかもしれません。   このように個人的には楽しませてもらいましたが…内容上、万人受けは難しく、それこそゴールデンタイムでのTV放送は難しいとも思いました。  他のレビュアーさんもおっしゃる通り、Snow Manが目当ての人は戸惑ってしまうでしょう。それに、もし小学生の子供達が「テレビ東京放送の【ポケモンとどこいく!?】に出ている髙橋ひかるお姉さんが出演しているから」と思って観始めて…「うっせーなお前ら!ヒロイン様に気軽に話しかけてんじゃねーよ!」「クズで童貞のクソニートどもが」といった言動を目の当りにしたら…特に女の子の場合、変に感化されて真似するようになったら、親御さん達は頭を抱えてしまうかもしれません。  その意味で、今回、地上波の初放送が深夜帯だったのは正解ですね。   さて、採点ですが…上記の通り、観る人を限定してしまうものの、アニメの実写化のやり難さを逆手にとった“遊び心”に富んだ演出が心地良く、新年早々から元気をもらえました。当サイトの採点基準である【見た後、率直に面白かったぁ…って言える作品】として8点を献上します…ちょっと褒めすぎかなぁ…。
[DVD(邦画)] 8点(2025-01-11 08:54:23)
2.  ゴジラ-1.0 《ネタバレ》 
 コロナ禍以来、元々身体が弱いのに加え、基礎疾患がある身内と暮らしているため、映画館に足を運ぶのをためらっていたら、【シン・ウルトラマン】も【シン・仮面ライダー】も見損ねてしまい…しかし【シン・ゴジラ】を当サイトに投稿していたこともあり、当作品は、意を決して映画館で観ました。GW前の4月中旬、夕方の上映であり、お客さんはまばらで一安心。ただ、その後【ゴジラ:1954年‐以下、オリジナル版と表記します】のDVDをレンタル・鑑賞してから投稿したので、随分、遅くなりました。   まず、ドラマは、私も“山崎節”全開で「ちょっとくどいかな」と思ったものの【一見するとゴジラらしからぬ物語だが、台詞がストレートで演出も“お約束”に則っており、わかりやすい/主役や脇役に、NHKの朝ドラや大河ドラマに出演した役者が揃っている】という要素は、ひょっとすると、ゴジラ映画に興味が無い、或いは、子供向けと敬遠していた人達を引込む、言換えれば、鑑賞者の裾野を広げる可能性があるのでは…という印象を受けました。それこそ、地上波で放送されたとき「何か面白い番組やってないかな」とチャンネルを回した人が、途中から当作品を観て「あっ神木隆之介君と浜辺美波ちゃんだ。終戦直後のドラマなのかな。らんまんの朝ドラコンビ、いい味を出してるねぇ…え?これってゴジラ映画なの?!“普通”に観られるじゃないか」といった反響があればな…と思ったりしています。もっとも、本当にそのような反響があったら「その“普通”って何?。怪獣映画への偏ったイメージの裏返しでは?」という気持ちがわいちゃいそうですが…。  また、アメリカでも受け入れられたのは【オッペンハイマー:2023年】との兼合いは、勿論あるでしょう。ただし、もしかすると「自分だけが生き残ってしまった…」といった自問自答で苦しむ主人公の姿が、ベトナム戦争や湾岸戦争等からの帰還兵の方々の負った心の傷と通じるものがあり、共感を得たのでは…とも思ったりしております。    次に、音楽は、皆様のおっしゃる通り、伊福部サウンドが流れると「これこそゴジラ映画だ!」と私もワクワクしました。特に、銀座の場面では【モスラ対ゴジラ:1964年】、海神作戦では【キングコング対ゴジラ:1962年】のメロディーが印象的でした。    最後に特殊撮影については、私も山崎監督とほぼ同年代であって【スターウォーズ】や【未知との遭遇】に新鮮さを感じた一人です。あくまで素人の立場ですが、特殊撮影に興味を持ち、その変遷を観てきた者として、アカデミー特殊効果賞の受賞には素直に「おめでとう」と言わせていただきます。  ところで、アメリカ作品に比べ「製作費が15億円以下で低予算」が受賞の要因の一つらしいですが…「15億円」とは、日本映画としては大作の部類であろうし、それに私には一生稼げない金額でもあり、個人的には「低予算」とは言いたくないなぁ…。  もし「低予算」と言うにしても、私は「金をかければいい」というものでもないと思っています。若い世代の方々にはピンとこないかもしれませんが、レイ・ハリーハウゼン氏が生み出した“ダイナメーション”と呼称される特殊撮影による作品群だって、けっして予算に恵まれたものではありませんでした。それにもかかわらず、それらの作品群は、ジョージ・ルーカス氏やジェームズ・キャメロン氏らに多大な影響を与え、少なからず現在のハリウッドの特殊撮影の隆盛にも…そのようなつながりを考えると、いずれ「日本のゴジラ-1.0に感激して、この道に入りました」というフィルムメーカーが現れる…かもしれません。   さて、採点ですが…私のゴジラ映画の初見(TV放送)は【三大怪獣 地球最大の決戦:1964年/怪獣大戦争:1965年)】という、思いっきり“娯楽路線”に入ってからの作品でしたが…【オリジナル版】に連なる“シリアス路線”の作品は、ゴジラ映画の原点として支持させていただきます。なお、正直、私も【ゴジラが再生する兆しが…/再会した典子に黒い痣が…】というラストは無くてもいいかな…とは思いましたが、“怪獣映画のお約束”として割りきり、減点しないでおきます。山崎監督と白組の努力・歩みの結実であり、かつ、【シン・ゴジラ】を乗り越えて新作を生み出したパワーに敬意を表し、10点を献上します。  *オリジナル版も、この投稿を機に加筆しております。  *令和6(2024)年11月4日(月) 追記:初稿では音楽について『今回は【モスラ対ゴジラ:1964年】のメロディーが効果的に使われており、波のような音楽のリズムと、海を舞台にした場面とが、見事にシンクロしている印象を受けました』と書きましたが…11/1(金)の地上波放送を観て記憶違いとわかり、本文を修正しました。
[映画館(邦画)] 10点(2024-08-04 17:03:06)(良:3票)
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