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1.  くちびるに歌を 《ネタバレ》 
最初の10分くらいでおおよその展開が読めてしまいますが、その王道青春ストーリーも大好きで泣けるので期待して観ました。予想通り過ぎて残念だったのがガッキー演じるユリの過去と立ち直り方、予想以上にやり過ぎたと感じたのがハルコ先生の出産のタイミング、意外で引き込まれたのが自閉症の兄を持った少年の話でした。そして何より主題歌というか、コンクールでの合唱のシーンがわかっていても素晴らしくて感動的でした。あとはのどかな長崎の風景も魅力で、一度は訪れてみたいなと思いました。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2016-08-27 01:37:04)
2.  海街diary 《ネタバレ》 
正直ストーリーとしてはよくある設定と流れで(自分の居場所、親の離婚で…的な)で4点くらいの評価ですが、魅力的な登場人物と美しい風景で一気に点が跳ねあがりました。弟二人で姉妹がいないので、少し憧れを感じながら楽しかったりちょっと切なかったりする4姉妹の日常を見ていました。自分は4人の要素それぞれ持っていて全員に共感できたのも良かったです。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2016-08-27 01:31:25)
3.  あん 《ネタバレ》 
ストーリーはかなりシンプルなので、主演の二人の演技があってこその作品だと感じました。予告編を見た時に予想した内容とは全く違う方向に話が進んでいきました。恥ずかしながらハンセン病について詳しく知らず、しかし差別があるのはなんとなく知っていましたが、本当にいろんな映画を見て感じるのは「怖いのは原因そのもの(今回は病気)ではなく、人間のほう」ということです。お客さんがパタリと途絶えた時から薄ら寒いイヤな予感がじわじわとしてきて(BGMも効果的でした)、それでも徳江さんが「働けて楽しかったです」と言うシーンで救いが見え、最後の「どら焼きいかがですか?」の初めて聞く店長さんの明るい声と顔に希望を感じられました。色々感じ考えさせられる良作だと思います。そして私は甘いものが苦手なのですが、美味しいどら焼きを食べてみたくなるほど視覚効果も抜群でした!
[CS・衛星(邦画)] 9点(2016-07-26 02:24:47)
4.  ルーカスの初恋メモリー 《ネタバレ》 
ルーカスの言動になかなか感情移入できず、むしろ痛いと思ってしまっていたので自分が若い男の子だったらもう少し評価が良かったかもしれないです。ウィノナ・ライダーも含めた4人の想い人への視線を送る音楽室のシーンは印象的な演出だと感じました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-07-26 02:10:53)
5.  アリスのままで 《ネタバレ》 
病気を扱う映画は観るのがしんどいし、鑑賞後もひきずるのであまり選ないようにしていますがアカデミー賞絡みという事で覚悟して観ました。案の定非常に重く観ていて辛かったのですが、ジュリアン・ムーアはじめ役者のナチュラルですが確かな演技力、アリスの講演や家族からの愛など、心に残るシーンも多く観てよかったと思いました。家族性というを初めて知ったのですが、私も女でいずれ母親になるかもしれないのでその恐ろしさにぞっとしました。そしてアリスが自分は悪くないのにアナに謝るシーンは胸が痛くなりました。また自分がそうなるかも、とか母親が明日そうなるかも、など色々考えさせられもしました。最後のリディアとの「愛について」という場面も、とても印象に残りました。陳腐な言葉ですが「明日いつ何が起きるかわからないので、今や今日を大切に生きよう」と改めて感じました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-06-22 02:04:15)
6.  天才スピヴェット 《ネタバレ》 
主人公の男の子の演技が素晴らしくて、特に悲しみ・苦しみの表情は胸にくるものがあり泣いてしまいました。内容はホロ苦さのある家族再生モノですが、プロットは若干よくあるモノで個人的には大自然の美しい景色が印象に残りました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-06-20 23:38:39)
7.  イエスマン "YES"は人生のパスワード 《ネタバレ》 
実際はこんなにうまくいかないんだろうな~なんて思いつつも楽しめた作品です(下ネタは嫌いですが、予想より少なかったのでマイナス点にはしませんでした)なんせコメディなので深く考えないで観た方がいいですね!「何でもイエスって言おう!」というより、それによって生まれる「人とのつながり・絆」に目を向けたいなと思いました。観終わってから何か月か経ちますが、疲れてる日は友人や親の誘いを断ってしまうのですが「そこまでしんどいわけじゃないし、会ったら元気になるかも!」と今までより少しだけ思うようになりました。結果「やっぱ行かなきゃよかったかも」と感じることも正直1~2回ありましたが「行って良かったかな」と感じる事の方が多いですし、化粧品にお金かけるより交際費にかけた方が人生有意義だし楽しいなとも感じるようになったので、その分プラス1点です。
[DVD(字幕)] 8点(2016-05-30 22:19:34)
8.  ブリッジ・オブ・スパイ 《ネタバレ》 
期待せざるをえない製作陣とキャスト達で、見事にその期待を超えてくれました。実話がベースな作品らしく淡々と、でも緊張感をもって進んでいくストーリーに素晴らしい演技を見せるトム・ハンクスとマーク・ライアンスにどっぷりつかりました。自分や家族の命を危険にさらしてまで自分の正義・信念を貫くって、本当に難しい事だと思います。そして馴れ合いではない二人の友情・絆にとても感動しました。映画でいろんなスパイを見てきましたが、私が偉い人ならこういう人物をスパイとして雇いたいです。
[映画館(字幕)] 8点(2016-05-30 22:05:53)
9.  Emma/エマ(1996) 《ネタバレ》 
ラブストーリーだと思って観ると微妙ですが、コメディとして観ればまあまあかなと思います。とにかく主人公のエマに全く共感できないどころか好きになれませんでした。みどころは牧歌的なイギリスの美しい風景と衣装でしょうか。
[DVD(吹替)] 5点(2016-05-30 21:57:34)
10.  ザ・レイド GOKUDO 《ネタバレ》 
1に続いて観ましたが、正直1の方がよかったです。肉弾戦は相変わらずすごかったですし面白かったのですがなんせ無駄なシーンが多く長い。登場人物のとってつけたような設定も蛇足。ただ前知識なしで観たので遠藤憲一や松田龍平などの登場にはビックリしましたが。ザ・レイドの良さは延々続く息つく間もない格闘戦だと思っていたので残念でした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-05-30 21:53:55)
11.  ザ・レイド 《ネタバレ》 
こういうキレッキレのアクション大好きです!正直後半ちょっと疲れましたが(笑)CGもワイヤーもないリアルな肉弾戦は燃えますね!私も男に生まれ変わったらあんな動きをしてみたいです。(映画終わって体がウズウズしてランニングに出かけましたが準備運動で疲れちゃいました…)ストーリーはあってないようなものなので頭空っぽにしてスカっとしたい時にまた観たいです。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-05-30 21:50:03)
12.  遠い空の向こうに 《ネタバレ》 
実話ということで感動が倍増です。夢を追いかけるのって、現実では本当に大変ですよね。自分の力だけでは何もできないと気づかされ(特に子供では)、周りの協力が不可欠です。この作品はその夢を追うストーリーと父親との確執が平行して進んでいきますが、最後はいい感じにそれも昇華されておりよかったです。どこまで実話なのかはわかりませんが、応援してくれていた先生や女の子とのエピソードも効いています。よくまとまっていて、老若男女問わず誰にでもオススメできるいい作品だと思います。
[ブルーレイ(吹替)] 9点(2016-05-30 21:46:07)(良:1票)
13.  イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 《ネタバレ》 
有名な方らしいですが全く知らなかったです。「コンピューターの父」と聞くと偉大な人物なんだろうなと思いましたが、実際は孤独で名声とは縁がなかったんですね…とても悲しいです。唯一キーラ・ナイトレイや仲間達との絆が救いでしたが。ベネディクト・カンバーバッチの演技は流石ですね。戦争系・歴史系の映画は色々思うことがありますが、今回は「何が正しいのか?」の他に「天才の苦しみ・孤独」がとても印象に残りました。辛い気持ちになりましたが、いつか自分に子供ができたら観てほしい映画でもあります。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-05-30 21:40:13)
14.  シェフ 三ツ星フードトラック始めました 《ネタバレ》 
健康診断2日前に観る映画じゃなかったです…  内容は非常にシンプルでストレート。主人公に近い登場人物がみんないい人で(特にマーティン最高!)、安心して観ていられます。何より出てくる料理がとにかく全部美味しそう!!序盤の高級そうなフレンチはもちろんですが後半のサンドをぜひ食べてみたい!それから音楽もいい味出しています。若干残念だったのはもっとフードトラックでいろんなところめぐったりトラブルがあって欲しかったかなぁ。最終的にレストランに落ち着いちゃうのも個人的には「え、そんなにあっさりトラックやめちゃうの?」って感じで。何より一番ダメなのは放題…他のみなさんもおっしゃってますがネタバレは勘弁して欲しいです。おかげでフードトラック登場の場面での感動が薄れるどころか「やっと出てきた」みたいな…。そのせいでマイナス1点です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-05-30 21:29:25)(良:1票)
15.  ちはやふる 上の句 《ネタバレ》 
原作未読です。ここでの評価がいいので見てみました。漫画原作なので個性の強すぎるキャラ設定でも問題なく見られました。こういうスポ根・青春映画大好きですが、これもバッチリはまりました!すずちゃんは本当に可愛いし主人公のキャラにあってると思います。ただかなり変人っぷりでコメディ寄りなのかなと思っていたら、事実上の主人公太一と良キャラ駒野君に私の心は持っていかれました。ヘタレで卑怯だったり、劣等感に押しつぶされて自暴自棄になったり「ザ・青春」というシーンはわかっていても感動します。団体戦のシーンも迫力とスピード感があっていいですね。部員全員のキャラが立っており安心して楽しめました。下の句も楽しみです。
[映画館(邦画)] 8点(2016-05-27 02:15:03)
16.  刑事ジョン・ブック/目撃者 《ネタバレ》 
ストーリーとしてはよくありそうな刑事モノだけど、アーミッシュという環境と主人公と彼を取り巻く登場人物の丁寧な心理描写(セリフではなく言動や視線での)が秀逸!「なんだかんだで最後はジョンとヒロインがくっつくんだろうな」と思っていたのに、ジョン・ブックは去り、ダニエルがヒロインのもとへ向かうシーンで終わる…切ないけどリアルでより心に残る作品になりました。ジョンはアーミッシュに来てどんどん魅力的な人物になっていき、そんな彼に惹かれていくヒロイン、牧歌的な風景や生活、そして最も印象的なのはカーラジオからの音楽にあわせたダンスシーン。キスをしそうでしない、二人が心から笑顔で楽しそうに踊る、でも一瞬ドキっとするような視線の交差があったり…別にハリソンフォードのファンではなかったのですが、惚れそうになりました。神経が磨り減るような緊張感のある日々の中、二人の心が通じ合った名シーンだと思います。やりすぎない、リアルさのあるヒューマンドラマの名作です。
[地上波(字幕)] 8点(2016-05-27 02:05:56)
17.  セッション 《ネタバレ》 
ずば抜けた才能を持つ人間は性格や行動に重大な欠陥がある事が多い、と聞きますがニーマンとフレッチャーもまさにそんな感じですね。序盤から最後のシーンまではひたすらフレッチャーが憎らしく、かと言ってニーマンを全力で応援したくなるわけでもなく「主人公の二人演技上手いなぁ」くらいに見ていたのですが、最後のシーンにはひたすら圧倒されました。心境の変化をセリフなしに表現しきったフレッチャーの演技力に脱帽し、最後アレで終わるっていうのも良かったと思います。どうやら背中に力を入れて見ていたらしく終わったらどっと疲れましたが、いい疲労感と爽快感が残りました。音楽にもっと詳しかったらより楽しめたのかな、とも思いますが、素人でもジャズが素敵だなと感じられました。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2016-04-05 01:58:38)
18.  舟を編む 《ネタバレ》 
辞書編纂の話であらすじと内容だけなら5点くらいですが、個性的な愛すべきキャラ達と役者さんの演技で高得点になりました。序盤は情けなく冴えない馬締君ですが生きがいを見つけてから活き活きと輝き出し、先輩社員ともコミュニケーションを取ろうと頑張る姿は笑えるしほっこりします。下手な役者さんではわざとらしくなりそうな難しいキャラだと思いますが見事に松田龍平さんが演じきって非常に魅力的な人物となっています。あとは先輩社員の西岡は、真面目で淡々としがちなこの映画のいいスパイスになっていて、馬締ととってもいいコンビになっていくサマも微笑ましいです。かぐやちゃんも大家さんも職場の面々もいい味を出しています。何度も見たくなるのは、基本的に悪い人間が出てこないので安心して見られるからかもしれません。人生をかけられる仕事を見つけた馬締君を羨ましくも思いますし、また職場にいる冴えない後輩達を「もっと輝ける場所があるのかも?」とも感じるようになりました。年に一度くらい見たくなる映画です。
[ブルーレイ(邦画)] 9点(2016-04-04 01:36:32)
19.  きっと、うまくいく 《ネタバレ》 
インドの学歴就職事情や生活事情について深く考えられさせ、でも泣いて笑って感動し、観終わった後は爽やかな気持ちちで自然に笑顔が続き、久しぶりに全力で友人に勧めたい!と思った映画でした。気持ち的には10点にしたいところですが、少々お下劣なシーンがあったのでマイナス1点です。「本当の親友とは、困った時やイザという時に損得勘定なしで助けてくれる・行動してくれる人物だ」と実体験や映画などから感じていたことですが、このランチョーこそそれを体現している人物ですよね。こんな友人がいたらきっと人生がより楽しく充実になると思います。親友二人以外にも学長やライバルなど強烈な個性を持っているキャラがいいスパイスになっていて、またミステリー要素も加えた事で3時間が長く感じません。私は女でいずれ母親になりたいと思っていますが、子供の個性や意志を大切にしたいなとも思いました。
[DVD(吹替)] 9点(2016-04-01 22:04:25)(良:1票)
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