1. 浮雲(1955)
のらりくらりと特にこれというメッセージもシナリオもないのだが。退屈せずに観れるのは何故だろう。ラストはなんとも悲しい話だったが、この2人にはこんな最後が待っていたのは至極やむおえない様に思った。 このダメ男の話は後向きな話が多いのだが、女も退屈してるものたちが周りにたくさんいて、とにかくよくモテる。しかも美人だかりにだ。次々と家に女が現れて奥さんはどう思ってるのだろう?こういうダメだけどマメな男はいつの時代も放っておかないのだろうか?高峰秀子は私の好みなので、映画ながら羨ましい限りだ。ようやくこの男も覚悟を決めたのだが、時すでに遅くで病で弱っていく彼女は本当に健気で観ていたら心が沈んでいくのが自分でもわかった。結果面白かったがもう一度観たいとは思わない作品。 [DVD(邦画)] 8点(2019-09-23 19:13:17) |
2. めぐり逢い(1957)
《ネタバレ》 いい作品ですねー。出会いはお世辞にいいものではないのですが、2人の素晴らしい人柄がこれらをかき消して運命の出会いにしてしまっている。最後のシーンは感動しました。 また忘れた頃に観たいです! [CS・衛星(字幕)] 9点(2019-08-11 23:14:53) |
3. 恐怖の報酬(1953)
《ネタバレ》 この作品のどこがサスペンスなの?スリル満点のアクション映画でしょう。 トラックが走り出すまでは、人間描写が上手く描かれていて非常に面白い。ジョーが力のある紳士を気取ってたのが、トラックが走り出してからは、車酔い?も相まってすっかり弱気になるのは笑える。 ニトロ運搬の旅はスリル満点のアクションと笑いの始まり。途中であっさり2人が爆死して最後は相棒が・・・。 大きな展開が次々とあるが、どれもサラッと流して次にいっちゃうのがシリアスにならずコメディチックで良い。とにかく他にはなかなか無い作品である。 [DVD(字幕)] 7点(2019-05-05 22:33:59) |
4. めまい(1958)
昔観て、あんまり印象に残らなかったのでもう一度観ましたが、ジェームズスチュワートの役があまりに不自然でイマイチです。こんな男を好きになるのも不自然。ラストも唐突でなんかイマイチはっきりしなかった。音楽は◎。 [DVD(字幕)] 5点(2019-04-21 22:47:29) |
5. お熱いのがお好き
《ネタバレ》 ギャングの銃撃戦に巻き込まれてから、女装で女楽団に入るまでは面白かったんやけどなー。そこでお目当てを見つけてからは、何故女て楽団に入ってるのかが解らなくなってますね。また、最後はギャングと鉢合わせするが、もはやただのドタバタで何の意味もない最後となってる気がする。ラストのオチが面白いのと、マリリン・モンローの素晴らしい色気でなんとか6点 [DVD(字幕)] 6点(2019-02-16 16:49:09) |
6. お早よう
《ネタバレ》 子供のダンマリ作戦より、近所のおばさん方のすぐに声を掛け合って噂話をしまくるのがなんとも面白い。実は内容はあまり無いのだが、お父さんお母さんや子供たちの当時の日常が面白く描かれているんじゃないかな。 [DVD(字幕)] 5点(2018-09-17 11:32:00) |
7. 見知らぬ乗客
ヒッチコックサスペンス、やはり不気味な男が登場しますね。邦題がすでに気持ち悪いですが、シナリオは決して名前負けしていません。テニスの観戦シーンも不気味ですが、電車内でなれなれしく交換殺人の約束をつけてしまう顔の方が怖いです。後半警察が出てきてからドンドン展開が進んでしまい、急にスカスカの展開になるのが残念。まー面白いことは面白いです。 [DVD(字幕)] 7点(2018-07-16 17:10:11) |
8. 北北西に進路を取れ
平穏な生活から突如、信じられない目に遭う非日常的さが面白い。アルコールで記憶をなくさせられる。360度何もないところに放って置かれる等はいつまでも記憶に残っているので、やはり上手い演出でドキドキさせられたのだろう。 [DVD(字幕)] 7点(2018-07-16 13:16:10) |
9. 祇園囃子
いやー、面白かったですね。私もお茶屋の舞妓遊びに連れてってもらったことがありますが、昔も今も全然変わらないんですね。木屋町の佇まいも舞妓さんも同じでびっくりです。ま、木暮実千代みたいな艶っぽい人はさすがに見たことないですが。舞妓さんの世界の厳しさというより、嫂、妹娘の絆がよく伝わってきました。思ったよりエグい場面もなく良い。栄子が可愛らしいのが微笑ましい。 [DVD(邦画)] 8点(2018-06-12 22:44:25) |
10. 稲妻(1952)
《ネタバレ》 三女清子がこのゴタゴタ家族の中和剤になっており、なんとか観れたかな。。基本次女の姉は優しいが、気が弱くて頼りないし、後の兄弟は最悪。お母さんは悪い人ではないのだろうけど、全てお父さんが違うなんて子供が可哀想ですよねですよね。なんか話が滑り出したなーてとこで終わっちゃいました。中途半端な感じです。 [DVD(字幕)] 5点(2018-06-04 11:53:36) |
11. 彼岸花
《ネタバレ》 なんか私も年頃の娘を持つ立場として、父親に非常に同感だなーと思った。妻や妹娘、友人の幸子が父親の頑固を打ち崩しにかかり、父親も最後はまんまと軌道に乗せられてしまった感じで、中盤はピリピリしてるが終盤ほのぼのととした感じである。終わってみると笠智衆の娘は特に何の伏線もなく、何だったんだ?と不思議に思う。 [DVD(邦画)] 7点(2018-05-27 20:51:15) |
12. 早春(1956)
何というか、ほのぼのとした作品だが、あまり印象には残りそうにない作品だ。火遊びして奥さんにバレるとやはり恐いものだ。 [DVD(邦画)] 6点(2018-05-19 22:02:23) |
13. 東京物語
《ネタバレ》 お母さんが亡くなった後に、紀子が京子をなだめたり、冷たい兄弟をフォローしたりとグッときました。こんな優しい義姉さんが居たら本当に帰って欲しくなくなるでしょうね。更にお父さんが紀子に感謝の気持ちを伝えるのは、もらいますね。このシーンは心が本当に動かされる名場面です。 [DVD(邦画)] 9点(2018-05-17 18:54:28) |
14. 裏窓(1954)
《ネタバレ》 まーなんていうか、サスペンスではなく喜劇ですね。向かいの窓を覗く作品は色々あるが、こんなにオープンな視界と堂々と24時間見放題は観てウケる。私はどっちかというと、他に覗当てた室の方がストーリーがあって面白かった。ケリーや看護師は最初は常識人として、覗きなどと注意しますが、後半からはノリノリで計画にもないのに不法侵入までしてみたり。喜劇ですね。ラストの緊張とギプスの場面だけは観て良かったと思えた。発想はさすがの作品なのに、ちと残念かな。 [DVD(字幕)] 6点(2018-04-15 09:31:51) |
15. 張込み(1958)
《ネタバレ》 清張と野村芳太郎監督のコンビ作品はどれも面白いのだが、この作品はさすがにね。張り込んでるところは長いのにダレる事なく、緊張感もあって面白かったが、女を追いかけるとこや、見つけてからの張込みシーンはなんとまぁリアル感のない、バカバカしいと思えた。 [DVD(邦画)] 3点(2017-05-15 00:06:25) |
16. ローマの休日
久々に鑑賞。皆さんの評価のとおり、オードリー・ヘプバーン扮する王女が輝いてて、思わず笑顔になってしまう。ペック扮する新聞記者も非常に紳士で良い。シンデレラの様な物語も最後は感動するし、面白い。さすが名作。 [DVD(字幕)] 9点(2017-01-08 22:24:54)(良:1票) |
17. 情婦
役者、配役、シナリオ、ユーモア、そして最後のオチ。最初の20分で笑わせてもらって、そこからはもうあっという間の2時間でした。法廷映画にとどまらない、サスペンスの名作と言えるでしょう。こんな作品を今まで知らなくて観れて、本当にラッキーな気分だ! [DVD(字幕)] 10点(2016-12-17 21:11:11) |
18. 禁じられた遊び(1952)
なんというか、子供が幼くして戦争で家も両親もなくして、置いてもらえることになったのは、自分まで「良かったー、助かったー」と思わず出そうになるのですが、お墓で十字架で遊んでしまうのはいただけない。なんか観ててばちが当たりそうな映画でした。あのメロディはまた、寂しさ倍増で、映画終わったらホッとしてしまいまいた。 [DVD(字幕)] 6点(2016-07-03 09:15:57) |