1. アポロ13
結末がわかっているのに、何度見てもハラハラする。 [DVD(字幕)] 10点(2020-01-28 11:51:50) |
2. ゴッドファーザー
何度も見ている映画の1つ。不朽の名作。 心の底から、こんな世界には決して足を踏み入れてはならない、と思えるのに感動が止まない。 フランシス・フォード・コッポラは天才。映像美が素晴らしい。 音楽も素晴らしい。ニーノ・ロータは天才。「愛のテーマ」といい、「Plein Soleil」といい、なぜこんなにも切なくなるのだろうか。 [DVD(字幕)] 10点(2019-10-30 10:56:15) |
3. ショーシャンクの空に
ためらうことなく、人に勧める映画の一つです。 練って練って練りつくされた脚本と無駄のないプロット。 何度も観ています。 どんなに好きな映画も、何度か見ていると不満(ひっかかる部分)が出てくるものですが、これはまったくありません。 ラストの清々しさがたまらない。見なきゃ損。 ※ここで知って見たはじめての映画がこれなんです。以来ここの評価を頼りにしています。 [DVD(字幕)] 10点(2017-07-16 01:12:05) |
4. バック・トゥ・ザ・フューチャー
ネタバレ 大好きな映画の一つ。不朽の名作。 はじめて見たとき、ジゴワットって何の単位?と思って調べたのを覚えています。今となっては有名なトリビアらしいけど。 大好きなシーンは、 転んで便器に頭をぶつけたときに思いついたという「Flux Capacitor」をマーティが言い当てたときのドクの反応。 時計台落雷のチラシを得意げにドクに見せる場面。 嘘みたいに積極的なママ。 「ダース・ベイダーだ!」と言いながら、パパであるジョージを説得するシーン。 はずれるケーブルとなかなかかからないエンジン・・・。先が分かっているのにハラハラする。 コメディとドラマとSF要素を持つ映画としては、これを超える傑作はないかも。 [DVD(字幕)] 10点(2017-07-15 22:18:09) |
5. グリーンブック
例によって、まったく予備知識なく視聴。『最強のふたり』を彷彿とさせる映画で、「見ていなかった自分」を責めたくなりました。彼らもまた最強のコンビ。実話だと知ってさらに感動。フライド・チキンのシーン、オレンジ・バードのシーン、パンクのシーンが好き。前向きに生きることの大切さを改めて教えてもらいました。 [インターネット(字幕)] 9点(2021-08-06 12:02:38) |
6. インターステラー
クリストファー・ノーラン監督が好きなので、この作品も大好きな映画の一つです。 この手のプロットは何かと突っ込みどころが出てきしまうのですが、正しく理解できれば感動しかないので、おすすめです。 まずは予備知識ゼロでの視聴がおすすめ。きっと何度も見たくなると思います。 [映画館(字幕)] 9点(2020-01-18 19:14:19) |
7. グッド・ライ いちばん優しい嘘
ネタバレ 久しぶりに清々しい作品を観た。 ところどころハラハラしたけど、悪人が1人も出てこない映画なので、心が洗われる思いだった。 最後まで、期待を裏切らない展開に大満足でした。 [インターネット(字幕)] 9点(2018-12-12 15:31:36) |
8. ラストエンペラー/オリジナル全長版
何度も見た映画の一つ。 長いけど、視聴に耐えうるだけのものがある。 主人公に共感は出来ないけれど、主人公とともに人生を送った気持ちになれるから不思議だ。 音楽も素晴らしい! 歴史的なことを深く考えると評価が変わるかもしれないけど、見るべき映画だと思う。 [DVD(字幕)] 9点(2017-10-04 20:28:47) |
9. 特捜部Q カルテ番号64
ネタバレ シリーズ最高傑作! いつもながら脚本が素晴らしく、演出、カメラワークも好み。 題材そのものに日本にも通じるものがあって、さらに見応え十分。 ニコライ・リー・カースの演技がいつも以上に熱く感じました。 エンディングは泣けた。。。;-( [インターネット(字幕)] 8点(2022-12-02 16:52:39) |
10. 十二人の怒れる男(1957)
法廷という限られたセットの中で繰り広げられるサスペンスと群像劇。 推理要素はさほど強くはないし、今となっては見慣れたプロットかも知れないが、ざっと60年以上前の作品であることを考慮に入れれば、評価は自ずと上がる。 見どころは何と言っても12人の陪審員のキャラで、この12人の誰かに共感を覚えたり反発したりしながら、いつの間にか引き込まれ、自分もそこで参加しているかのような錯覚に陥る脚本は圧巻。 [DVD(字幕)] 8点(2022-09-30 17:03:57) |
11. 素晴らしき哉、人生!(1946)
ネタバレ ジェームズ・スチュワートといえば、コメディ・・・ですが、これは割りとおふざけ少な目。 この映画を見るとバック・トゥ・ザ・フューチャーが思い浮かぶと思います。墓石、地名の看板?などなどカメラワークに至るまで多くのオマージュが散りばめれています。タイトルからは天使の舞い降りるファンタジーだとは想像しにくい上に、前半はやや冗長で退屈な感は否めないものの、後半天使が降りてきてからは見事な展開で、ラストシーンでは感涙すること間違いなし。信念に基づき真っ直ぐに生きることの大切さを痛感させられます。必見。 余談ですが、なぜ『Collateral Beauty』に『素晴らしきかな、人生』などという邦題をつけたのでしょう? [インターネット(字幕)] 8点(2022-09-30 08:57:54) |
12. ピノキオ(2022)
ネタバレ ほぼほぼアニメ版の忠実な実写化。 トム・ハンクスのゼペットさんはぴったりなキャスティング。猫のフィガロが愛らしい。 全体的にアニメ版よりもソフトになっていて、おどろおどろしいシーンは無い。そしてテンポよく、歯切れよく。 オープニングの時計のシーンはバック・トゥ・ザ・フューチャーのオマージュ? ロバに変身するシーンはアニメと同じ手法を使っていて、ここも良かった。大きく違うのはラスト。 ブルーフェアリーがシンシア・エリヴォになったのは昨今のDisney作品らしいと言えばそうですが、驚きました。 また、Pine-occhio(松の木の目)が、ピノキオの名前の由来だったことをこの映画で知りました。 [インターネット(字幕)] 8点(2022-09-28 00:50:50)(良:1票) |
13. 偽りなき者
ネタバレ 日常に潜む不合理を描いた秀作。 温厚で物静かな性格のルーカス(マッツ・ミケルセン)が、ある日突然冤罪という悲劇に見舞われる。 きっかけはほんの些細な出来事。子供の小さな乙女ゴコロ。。 映画冒頭に、デンマークには「子供と酔っ払いは嘘をつかない」ということわざがある、というテロップが流れるのですが、そういう前提があるからこそ驚くほどあっさりとクララの「嘘」が真実として受け入れられてしまった、ということを事前に教えてくれているわけですね。このことを知らないと、ただただ園長の対応に怒りしか感じず、見るのが苦痛になりそうですし。 視聴者は当然ながらマッツに感情移入して見ていると思いますが、冷静に園長の立場に立ってみれば、子供が突然あんなことを言い出して、それがもし事実だったら大事件ですから、慎重にならざるを得ない気持ちも分かります。やり過ぎ感は否めませんが。 そんなこんなで、エンデイングまで見ていくと、この映画がただの冤罪映画ではないことに気付きます。さらに、原題がデンマーク語で『Jagten』(英題:The Hunt)であることを思い出し、狩猟とは、、、何の罪もないルーカスが突然逮捕されることへのメタファーなのではないかと思い至ります。意外に奥が深いストーリーなのではないか、、と。 なお、この映画はデンマーク版アカデミー賞を受賞、さらにマッツは「主演男優賞」を受賞しています。実生活でも善きパパである彼は、"普通の父親"役もとても良く似合います。唸りたくなるような迫真の演技をぜひご堪能あれ。 [インターネット(字幕)] 8点(2022-09-03 18:09:40)(良:1票) |
14. トップガン マーヴェリック
遅まきながら、、、IMAXにて鑑賞してきました。 オープニングから、懐かしさで鳥肌が立ちました。 これもまた映画館で見たい映画で、迫力満点なドッグファイトは必見ですね。 旧作を意識しすぎている嫌いやツッコミどころが無いとは言い切れませんが、それを補って余りある完成度でした。 [映画館(字幕)] 8点(2022-09-03 12:48:52) |
15. ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮
ネタバレ 再視聴。 デンマークでは誰もが知る王室ゴシップを、王妃目線で語った実話ベースの佳作。 「特捜部Qシリーズ」の脚本家ニコライ・アーセルが期待どおりに素晴らしい脚本を手掛けていて、マッツ・ミケルセンを筆頭に出演者たちの言外の演技が光っています。中でも印象的だったのは、国王のお風呂シーン、ストルーエンセと王妃のダンスシーン、終盤の馬車のシーン。また、マッツのダンスと流暢なデンマーク語(当然ですが)も必見必聴。 ストーリー的にはドロドロしても不思議はないはずなのに、愛憎劇に徹することなく視聴後感の良い作品に仕上がっていると思います。真実は闇の中ですが、ストルーエンセは王妃も国王も愛していたと信じたい。 [インターネット(字幕)] 8点(2022-09-01 18:17:43) |
16. ボブという名の猫 幸せのハイタッチ
実話ベースの物語。国内でもかなり話題になりました。 どん底から這い上がったリアル・サクセスストーリで、実話だからこそ力強い説得力があります。まず、何が良いかというと脚本が素晴らしいんですが、それ以上に本人(本猫?)ボブが天才級の演技力を披露していて、ボブの存在感を際立たせるカメラワークと演出はまったく文句のつけようがない。これはもう、猫好きにはたまらない最高級の映画だと思います。 [インターネット(字幕)] 8点(2022-02-04 11:33:27) |
17. シェルブールの雨傘
ネタバレ 言わずと知れた名作。この映画はミュージカルというよりオペラだと思います。 オープニングから、かの有名な主題曲が流れ、色鮮やかな傘、傘、傘のシーン。 全編を貫く「お洒落感」はそりゃあもう半端なく、映像美と音楽美に圧倒されます。 ジュヌヴィエーヴのノースリーブワンピースと彼女の部屋の壁紙がリンクしているシーンでは思わず一時停止してしまいました。 内容はベタな恋愛ものですが・・・、結構重いです。それにも関わらず軽やかでクールでスタイリッシュなのは、日本では考えられません。良い意味で。 クライマックスで、ジュヌヴィエーヴが未婚(しかも17歳)で妊娠して、ギィ(お腹の子の父親)は出征して行方知れずなのに、お母さんは子供の誕生を純粋に楽しみにしている様子が描かれていて、この当時からフランスはシングルマザー大国だったことが伺われます。 ESSOガスステーションでのラスト・シーンは、三文恋愛ドラマなら、再会で焼け木杭に・・・となりがちでしょうけど、ここで再燃したところで誰も幸せにはならないことがよく分かっていると思いました。ジュヌヴィエーヴとマドレーヌを鉢合わせさせることもなく、素敵なエンディングだと思います。 [インターネット(字幕)] 8点(2022-01-17 14:03:03)(良:1票) |
18. メッセージ
ネタバレ 原作『あなたの人生の物語』既読。 胸が踊るような"未知との遭遇"物語で、いわゆる「ハードSF」の部類になると思います。世界観は『ソラリス』を彷彿とさせ、決して『マーズ・アタック』みたいなことにはなりません。 小説版のあとがきに、「この話は、物理学の変性原理に対する興味から生まれた。」とあるように、小説に現れるワード自体がとても難解で、結論も明示されてはいないので理解が追いつかないというレビューも見受けられました。これらが小説の"味"でもあると思うのですが、読みにくいところだとも思います。その言葉足らずな点を、この映画は見事に補って映像化しているため、とても分かりやすいです。特に映画に何度も挿入される白昼夢のような映像は、映画ではミスリードの効果も果たし、終盤で霧が晴れるように次々と謎が解ける展開は素晴らしいと思いました。(原作にはない「軍事的要素」が、個人的に好みではありませんが。) お気に入りのシーンは、言語が少しずつ解明されてコミュニケーションが進む段階で、イアン(ジェレミー・レナー)が歩く姿を見てエイリアンたちも歩いて見せるシーンです。見逃してしまいそうなほど小さなワンシーンですが、とても微笑ましくて好きです。(ここは小説にもあります) また、ヴィルヌーヴ監督はグリーンスクリーンの前で役者に演じさせることが嫌いだということなので、宇宙船に飛び降りるシーンは必見です。 気になった点としては、映画ではエイリアンたちの呼び名を「アボットとコステロ」と名付けたことです。ご承知の通りアメリカでは名の知れたコメディアンの名前ですが、必然性が感じられませんでした。原作でラズベリーとフラッパーとなっており、これは彼らが発する言葉の音韻をイメージさせる名前だと思うのでなぜ変えてしまったのかなと。 ※追記 宇宙船の姿が「ばかうけ」に似てるといわれていますが、実際に監督は「あの宇宙船は"ばかうけ"から影響を受けている」とインタビューで答えているので、たとえ後付だったとしても監督公認のようです。笑 [インターネット(字幕)] 8点(2022-01-14 15:38:43)(良:1票) |
19. ANNA/アナ(2019)
エログロ要素はそれなりにありますが、恋愛要素は弱め。ただのバイオレンス・アクションに留まらず、視聴者を楽しませるちょっとした仕掛けが盛り込まれているので、頭を空っぽにしても見れるけど、少し考えながら見てもまた楽しい。 見どころはなんと言っても、ANNA役のロシアン・スーパーモデル、サッシャ・ルス!美しくてかっこよくて強すぎるANNAに終始魅了されっぱなしです。キリアン・マーフィーの抑えた演技にも注目。萌えます。リュック・ベッソン監督作品の好きな映画がまた一つ増えました。おもしろかった! [インターネット(字幕)] 8点(2022-01-13 14:45:06) |
20. 華麗なるギャツビー(2013)
原作は「ロスト・ジェネレーション」と呼ばれる作家フィッツ・ジェラルドの『The Great Gatsby』で、20世紀アメリカ文学の最高峰といわれている。 舞台は1922年アメリカ。空前の好景気に湧いていたが、華やかさの中に退廃的な空気が共存している時代。 小説を読むと、衰廃していこうとしている西部と、成長目まぐるしい東部とのコントラストがはっきりと描かれているが、映画ではその説明がないのでやや分かりにくいかも知れない。 ディカプリオが演じる主人公ギャッツビーはどこか秘密めいていて、トビー・マグワイア演じるニックはギャッツビーに興味を抱いていく。見ている側もニック目線になると思う。中盤以降、彼の正体が明らかになると、ラストまで一気に物語が進むという、ちょっとしたミステリー仕立てになっている。 華やかだけどどこか影があるギャッツビーという人物は、ご多分に漏れずレオナルド・ディカプリオのはまり役で、トビー・マグワイアの味のある淡々とした演技がさらにそれを引き立てている。 この作品が文学たるゆえんは、小説の冒頭に書かれている一文に集約されていると思う。 『まだ大人になりきれなかった私が父に言われて、ずっと心の中で思い返していることがある。「人のことをあれこれ言いたくなったら、ちょっと考えてみるがいい。この世の中、みんながみんな恵まれてるわけじゃなかろう」』(『グレート・ギャッツビー』(小川高義訳)) [インターネット(字幕)] 8点(2021-10-23 11:20:28)(良:1票) |