1. サブウェイ・パニック
《ネタバレ》 なんというか、初見なのに思った通りのハイジャックの顛末で、脳内期待を裏切らない上手い出来。以下どうでもいい細かい話:日本人視察団が実は英語堪能というのが典型的なパターンで日本人像として割と見かけましたね。今となってはもうない描写でしょうが。退役運転手の内11人が服役中というのがいかにもアメリカらしい。 [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2024-10-12 17:06:15) |
2. ザッツ・エンタテインメント
《ネタバレ》 つぎはぎ。私には合わなかった。 [DVD(字幕なし「原語」)] 4点(2024-10-05 16:58:06) |
3. 刑事コロンボ/祝砲の挽歌<TVM>
《ネタバレ》 卓越した推理とコロンボ警部らしい捜査が光る作品。士官養成学校独特の規律とコロンボ警部独特のぼやっとしたたたずまいの対比で、見ているこちらが緊張してしまうような、優れた雰囲気づくり。いつのまにか生徒たちの心をつかんでしまうコロンボ警部の鮮やかな手腕にほれぼれする。 [DVD(吹替)] 8点(2024-09-28 11:14:30)(良:1票) |
4. 刑事コロンボ/逆転の構図<TVM>
《ネタバレ》 確かに最後の仕掛けはお見事。しかしそもそも犯行が杜撰で逆転劇をそこに持って行かなくても逮捕できそうなもんだがと思う。練られた脚本で関心するのではあるがなればこそ幕引きを最後の仕掛けに持って行くのに強引さがあるかな。 [DVD(吹替)] 6点(2024-09-27 19:24:30) |
5. チャンス(1979)
《ネタバレ》 障害のせいなのか、大富豪の祖父にかくまわれ庭師としてお屋敷に中でTVだけを見て過ごしてきたおとなしい男は、祖父の死を境に外界に放り出されてしまう。さまよう内接触事故によりリムジンに拾われ財界の有力者のお屋敷で治療を受けるが、飾らない男のたたずまいに周囲は徐々に魅了されて行く。 考えさせられる映画である。例えば、実力以上に一角の人間として扱われる事が、一時はいいとしても、果たして良い事なのかどうか。 半分を過ぎたあたりから、映画の悲しい結末がうっすらと見えるようでやきもきして見ていたが、強烈な悲劇ではなく、水面を浮くように歩くとか寓話性を残すような意外と面白味がある形で終わってよかった。 [DVD(字幕)] 7点(2024-02-26 15:38:00) |
6. シノーラ
《ネタバレ》 ジョー・キッド(クリント・イーストウッド)は腕は立つのだが社会のルールになじめない奴で、今日もシノーラという町の留置所にぶち込まれている。土地の権利をめぐって地元メキシコ系住民と白人権力者の抗争に巻き込まれ、始めは白人側に雇われるのだが。 相変わらずクリント・イーストウッドの渋さが際立つ映画。無敵設定なのは致し方ない。こっちもそれを期待してみている。 今週の気づいた事:教会に飾られているマリア様だかイエス様だかの絵が「絵師」の修復で一時有名になったあの絵に見えた。 [レーザーディスク(字幕なし「原語」)] 7点(2023-10-28 17:54:11) |
7. 真昼の死闘
《ネタバレ》 ドン・シーゲルらしい思い切ったアクション。 しかしストーリーの流れとして展開の遅さがひどい。眠くなる。時間延ばしと勘繰りたくなるような退屈なシーンが多すぎる。 エンニオ・モリコーネらしからぬつまらぬ音楽。 最後のロバのシーンだけ良い。 [DVD(字幕)] 5点(2023-08-05 13:33:57) |
8. 刑事コロンボ/さらば提督<TVM>
《ネタバレ》 もういつの頃だったか忘れましたが私が子供だったか若い頃にも見た事があってかなり感じ入った事を覚えています。今見ても作品としての輝きは失っていないと思いました。視聴者をも騙す仕掛けだった事までは覚えていなくて今回見て改めてすごいと感じました。提督は結婚のため全てを売り払う覚悟だったのですね。清いと思いました。結婚した暁には二人でどこへ出航するつもりだったのだろうか。最後にコロンボが対岸で待っているというカミさんを乗せるためにボートを漕いで行くシーン。ついに姿を見せることのなかったカミさんって実はもうあっちの世界の人なのではと思わせるところがニクい。 今週の気づいた事: 太平洋の向こうは日本 [DVD(吹替)] 7点(2023-07-12 13:32:17) |
9. 刑事コロンボ/ルーサン警部の犯罪<TVM>
《ネタバレ》 刑事が刑事を捜査するメタ構造は面白い試みだったが、その構造を追い込みすぎて逆につまらなくなってしまった。 今週の気づいた事: 秘書はいつだって美人 [DVD(吹替)] 5点(2023-07-12 13:23:55) |
10. 刑事コロンボ/偶像のレクイエム<TVM>
《ネタバレ》 ゴシップ・ライターとの愛憎ありつつ腹を探りつつ、そこはハリウッドというビッグなショービジネス有っての立ち位置なのは互いにわかり合っている仲。お互い黒い秘密を握り合って敵ながら変な信頼感があるところが憎らしい演出。 一方、甘い言葉でコロッと転ぶような世間知らずの女は不安定要素が大きく、放っておく訳にはいかない。 コロンボは、往年の大スターに直接ネクタイを結んでもらいメロメロになりそうなものだが、そこに惑わされず真相にズバリと近づいていく終盤は圧巻。 フリーメーソンの指輪の意味がよくわからず。かといって二度見て細部を確認する気にもなれず。まあ別にいいや。 今週の気づいた事: 女は女を信用しない [DVD(字幕)] 6点(2023-07-09 12:55:40) |
11. 離愁(1973)
《ネタバレ》 戦争の悲惨さの一面を切り取った映画。淡々としていて盛り上がりに欠ける。台詞がぶっきらぼうな所が散見されいかにもヨーロッパ映画。ハリウッド映画に慣れてしまうと違和感は増す。 [インターネット(字幕)] 5点(2023-04-27 15:47:50) |
12. コンフィデンス/信頼(1979)
《ネタバレ》 出だしからすぐに特殊な状況に追い込まれる奥さんの運命に引き込まれる。しかし、興味深いのはここまで。後半は大した緊張感もなく男女のゴタゴタ。レジスタンスの戦士たちは結局起きて寝て起きて寝て。睡眠時間たっぷり。それの繰り返し。いつの間にか映画が終わる。 [DVD(字幕)] 5点(2023-04-16 17:58:08) |
13. ブラザー・サン シスター・ムーン
《ネタバレ》 富裕層の家に生まれ育ちながら世の矛盾に気づき清貧としてキリストの生き方にならった生き方を目指した青年の半生。宗教的な成功譚とも言える。 4K8Kでなくても雄大な自然を描くことが出来ることがよくわかる映画。 エンタメとして楽しむにはどうかな。自分が俗過ぎるのか。 当時を再現したのであろうファッションについてはなかなか面白みがある。 [DVD(字幕なし「原語」)] 5点(2023-02-26 16:05:15) |
14. ジュリア
《ネタバレ》 響かなかったなあ。前半は複雑さを予感させるが、見終われば予想よりシンプルな内容だった。わくわくドキドキ感がもっとほしかった。 戦争の残酷さや殺人シーンがほぼなく、おさえ気味なのは個人的には助かった。その手の映画はそろそろ辛くなってきたので。 [DVD(字幕なし「原語」)] 5点(2023-01-12 20:01:21) |
15. ファントム・オブ・パラダイス
《ネタバレ》 当作は盗作から倒錯へ。 圧倒的な創造力、プロデュース力に打ちのめされる。 気持ち悪い映像多出で二度と見ることはないだろうが、人には勧めがいのある名作です。 あと、女体まつりは、好き。 [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2022-08-12 09:59:04) |
16. ロンゲスト・ヤード(1974)
《ネタバレ》 腑に落ちない設定があったり、観客がわんさか来過ぎる疑問もありつつ、そんなことを一蹴するくらい終盤にかけての盛り上げは素晴らしい。熱い。 残念なのは、自分自身アメフトのルールが良くわかっていない事。見る前に多少ルールを勉強しておけばよかったのかな。 ただ、アメフトが肉体的に極めて危険なスポーツであることはわかった。 [3D(字幕)] 7点(2022-08-06 09:36:47) |
17. チャイナタウン
《ネタバレ》 探偵役のジャック・ニコルソンのかっこよさを堪能できた。 晴れやかでないエンディングも映画っぽくて好きです。 ただ、女への暴力がひどすぎる。その点は今の時代に合わないと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2022-04-30 19:20:43) |
18. はなれ瞽女おりん
《ネタバレ》 しびれる映画である。悲しみもあるにしろ、貧富の差の問題もあるにしろ、この世の哀れは逆らいようがないという虚しさがじーんと感じられ、見終わった時にすごい映画を見たという一定の満足感が得られたのも事実。 [インターネット(邦画)] 8点(2022-04-10 13:13:40) |
19. 正午から3時まで
《ネタバレ》 初めて出会った美しき未亡人とあっという間にベッドインしてしまう色男ぶりはまさにチャールズ・ブロンソンのイメージ通り。 さてこの後映画としてどう始末を付けるのか思いきや、とんでもない展開になり、最終的に西部劇の枠を飛び越えた形に仕上がっていてびっくり。 けっこう楽しめました。 [DVD(吹替)] 7点(2022-03-20 07:41:31) |