1. エターナルズ
《ネタバレ》 MCUの土台の上に豪華キャスト陣でそれなりに豪華でしっかり作られたヒーロー映画。157分の上映時間はやや長く感じるがそこまで退屈しない。ただこれだけの規模でこの程度の面白さかという感じはある。キャラ数が多いだけあってキャラクターの過去の描写や説明が多く展開が少ない。これといった強敵もいなくて個人的に一番嫌いな仲間割れ展開だったのが減点。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-03-24 19:45:58) |
2. 竜とそばかすの姫
《ネタバレ》 脚本がめっちゃ雑。まずそもそも主人公がなぜ竜を必死で探すのかという理由が描けてないので序盤から置いてけぼりになる。メインテーマは母親を亡くした主人公が歌を歌えるようになるまで、という再生の物語なのだが、そもそもなぜ仮想世界なら歌えるのか、なぜ現実世界では歌えないのかといった細かい理由付けもしっかり描けてない。すべてが「なんとなく」のまま話が進んでいくし、美女と野獣のパロディなんかをみるに色んな作品からのツギハギで作られてるから話に芯が通せてないのかと勘ぐってしまう。 仮想世界の映像は同監督でお馴染みの感じなので、見飽きた感もあるが美麗な映像で楽しめた。音楽も良い。仮想世界でキャラデザがガラッと変わるのも良かったが、主人公だけがキャラデザが変わった途端にディズニープリンセス風に口調まで変わるのは謎だった。未来のミライより上、バケモノの子より下といった評価。 [インターネット(邦画)] 3点(2022-03-24 03:12:03) |
3. 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
最初の30分はワクワクするが、全体を通すとスペクターやスカイフォールに比べるとアクションも少なくセンスも良くなくてイマイチ。ラミ・マレックの敵役にも魅力がないし長い割には話が薄かった。グレイグボンドの中では慰めの報酬に次ぐ駄作 [インターネット(字幕)] 5点(2022-02-18 09:46:05)(良:1票) |
4. パワー・オブ・ザ・ドッグ
派手な展開があるわけではなく静かな映画だが、ずっと何か起こりそうな不穏な空気が流れていてハラハラしながら観れてしまう。はっきりとした描写が少なく説明的でないために映画を読む力は必要。美しい風景や美術だけでも観る価値あり。カンバーバッチ演じるフィルはかなり嫌なキャラなんだけど弱さも描かれていて何故か惹かれる魅力あり。個人的にはググッとこの映画の持つ空気に入り込めた。 [インターネット(字幕)] 8点(2022-02-17 11:38:59)(良:1票) |
5. ドント・ルック・アップ
《ネタバレ》 これは完全にコメディ映画。ディザスター映画だと思ったら痛い目みるかも。コメディと言っても笑いのセンスがとてもブラックかつシュールなのでベタな笑いが好きな人とは相容れないと思う。下品・ナンセンス系じゃなくてあくまでシニカルなのが良い。政府の対応はありえないようなバカバカしさだが、彗星落下を実際に観るまで信じられない世論の楽観論はリアルさを感じた。ディカプリオのブチキレた演技とメリルストリープの酷い役だけでも観る価値あり。名作。 [インターネット(字幕)] 9点(2022-02-16 07:57:59) |