1. バック・トゥ・ザ・フューチャー
《ネタバレ》 30thトリロジーが比較的値段が手頃だったのでそちらを購入。 三ツ矢さん目当て。 少し前に山ちゃんの声で放送あったが、どうしようもなく聞くに堪えなかった。 どうでもいいけど、この映画の日本版を見る度に、どうして88マイルを140キロと訳してしまったんだろう、と。 88という数字の緊張感が台無しになってる。 BDは非常に画質よく、暗い場面も明暗がくっきりで素晴らしいです。 1は最高過ぎる、2もなかなかいい、3は昔は嫌いだったが今はそこそこ見られる、 といった感じですが、この1、最初から最後まで無駄なくすっきり。 その中でも一番の見どころは1955年から見た1985年、でしょう。 雷に打たれて壊れた、壊されそうになってる時計台、 市長選で二期を狙う黒人市長、 俳優が大統領をやっている時代、 正に「30年前では考えられなかった」未来を生きている1985年の人、 から見た1955年の人。 特に一番の驚きはやはり母親ロレインであろう。 自分の母親としてはやたら女を語り、だらしない女を嫌っているのに 若かりしロレインは男に興味深々で、だらしないまでとはいかないまでも 少なくとも母親ロレインが見たら発狂もののキャラである。 この落差を描いただけでもこの作品は非常に素晴らしくある。 確かに、あまりに娯楽作である。 故に映画は何か重いものがないとダメという人には不向きであろうが、 そうではない10万人中の99999人受けする映画。 正にマスターピース。 ありがとう三ツ矢さん、ありがとう穂積さん、ありがとう玄田さん。 何気に三ツ矢さん版のいい味キャラは父親ジョージの古川さんであろう。 あと、映画と直接関係ないけど、マイケルは背が低すぎる。 ビフとは対比になっていいんだけれど、ジョージと並ぶと本当に親子か?と。 そんなこんなで久しぶりに見たい、という方は30thアニバーサリーが三本セットでお得ですよ、と。 [ブルーレイ(吹替)] 10点(2021-07-19 21:51:12)(良:4票) |
2. ソナチネ(1993)
《ネタバレ》 もう、二元論ではないが、この作品を高評価する人と低評価する人がいる、ただそれだけ。 低評価する人の意見とか全然いらないんだよなぁ。 低評価する人にわざわざ力説しようと思わないし。 強いて映画に関して言えばカット割が異常。 基本的に北野武はカット割が天才的というか天才だが、 この映画のは特に際立っている。 これであらすじはおぼろげで順撮りだっていうんだから天才と言うしかない。 [DVD(邦画)] 10点(2021-01-16 02:09:15)(笑:1票) (良:1票) |
3. インターステラー
《ネタバレ》 ブルーレイは通常の2Kとその後に出た4Kとを持ってます。 まぁそのくらい好きです。 映画館で見たことないので映画館でもしやってたら絶対見に行く、ていうか家で爆音で見てもいいかもしれない。 いくつかのパートに分かれていて、それぞれが長いので普通の映画2、3本見たような錯覚に陥りますが 駄作三本の点数合計より点数は高いのでいいでしょう。 まず冒頭は滅びゆく地球。 「何が起こってるかよくわからないけどとにかく滅びそう、砂漠化の影響で野菜が取れない地球?」といったところで 延々農業をやってる父さんがメイン。 そう、「未知との遭遇」の感じなんですよねこのあたり。 ちょっとイカれたおじさんが毒電波受けてもっとおかしくなっていく、そんな感じ。 まぁあちらと違ってこちらは一応ナサなので少しはましですが。 そして宇宙に行く、土星とワームホールを通って水の惑星へ。 数時間に一回津波が来るのも、重力が強くて相対的に時間の流れが遅いのもいいとして、 どうしてあそこまで地面が同じ高さなんだ? 完全な球体の上に水があるのであろうか。 続いて本作の本編とも言うべき冬の星、マン博士の登場です。 「お前は火星でジャガイモでも作ってろ」とかいう悪口禁止ですよ。 ていうかこいつもなんでわざわざ奪おうとしたんだろうね。 「もう辛いから一緒に帰ろうよ」でいいじゃんね。 そして、ブラックホール、からの五次元。 ここで最初の娘の言ってたおかしな現象の正体がわかる。 そして----- こうして書いてみると「あれ? 10点上げるような大傑作だっけ?」と思ってしまうが やっぱり、家族愛、恋愛、友愛、人類愛、愛に、そう愛に生きなければならないのですよ信徒の皆さん! というわけでおまーら、駄作だと途中で思っても3時間弱ちゃんと見るんやで。 少なくとも自分は「映画の中では」「2000年から2019年までで」最高だ。 殯の森が97点、ハルヒ消失が163点とするとインターステラーは169点やな。 そう、ハルヒと僅差なのはハルヒも上映時間が長いから(上記の点数は上映時間です) まぁやっぱり、第9地区は9点にするよ、9だけに。 今思えばインターステラーより感動したかもしれないが、それでもインターステラーのほうが好きだ。 浦島が戻ってきたら娘がババアとか、最高じゃないですか。 [ブルーレイ(字幕)] 10点(2019-12-04 20:20:08) |
4. ルパン三世(1978)
《ネタバレ》 カリオストロを9点以下にするために、この作品は満点でなければならない。 ボトムズ脚本参加、星のカービィメイン脚本である吉川さんは、実質的に一人でこの脚本を書いたという。 当時流行りだったクローンを取り入れ、メインテーマとして「ルパンは本物かどうか」が掲げられる。 自分は自分がクローンだったとして自分であればそれでいいのであるが 当作品におけるルパンは自分がクローンであることをよしとしない。 原作漫画好きには原作に大して似てもいないと言われてしまうが、 それでもカリオストロと比べればカリオストロなんてどこがルパン?というレベルだろう。 そもそもが「どこがルパン?」という展開はその後も数十年続いたが 「峰不二子という女」という作品以降、主に深夜などで荒々しいルパンが復活してうれしい。 90年代あたりからのTVスペシャルのゆるいルパン、だめなとっつぁんみたいな展開はもうやめてほしいところ。 また、マモーは現代においてのほうがリアリティのある設定で、 非常に金持ちで、アメリカ、ソ連に匹敵するほどであり核を有するため最終的にアメリカに潰されるが 今のアメリカや中国の一部の人に巨万のどころか巨億の、巨兆の富が集まる構造であればありえなくもない。 まぁただ、すごい金持ちだと言ってるだけでルパンを攻めているときにそこまで金かけてる感はあまりない。 ルパンを殺したいわけではなく少しずつ精神的に攻めたかったようだからこれで合ってるんだろうけどね。 それと地上波での鑑賞とあるが、昔は言葉狩りされてないが今はルパンが寝ているシーンで マモーが「白痴」という言葉を出すが今の地上波ではまず削られている。 ルパンが最初にマモーの島に行ったときに奇妙な人たちに会うがここの多くも削られてる。 このシーンがこの映画の肝とも言えるシーンなのでぜひノーカットで見てほしい。 まぁいまどきの日テレの放送は頭おかしいところでCM入りするのでとてもじゃないが見てられないだろうけど。 とにかく、上述の「峰不二子~」以降を除けば、自分にとってアニメのルパンとはこの作品一本だけ、でいいです。 [地上波(邦画)] 10点(2019-09-02 03:19:24)(良:3票) |
5. 殯の森
《ネタバレ》 検索すると2007年5月に上映前にBSで放送とあるのでたぶんそのタイミングで見ている。 痴呆症の男性とそれに振り回される女性、といっても長いスパンではなく実質約半日くらいの話。 この話は当時見た自分にはすとんと落ちるものがあって、なんてすごい傑作だとも思った。 と同時に、これは絶対万人受けしないとも。 なので本来であれば厳密に言えば8点前後の点数かもしれないところを敢えて10点にする。 後世の、と言っても初出から10年以上経ってるからなんなんですが、これを見ない可能性のある誰かが見てくれるように。 そして、たぶんこれは10人のうち一人にもかすらない可能性があるというか実際にそうであろう。 ただ、ただ単純に「学生が作ったの?」とか言ってほしくはないかなぁと。 「自分には合わないね」程度で留めてほしい。 何よりこの映画を見たときに思ったのが 「この脚本書いてる女(性別などは名前等見なくてもわかる)は絶対仲良くなりたくない」 だったが、現にその後テレビでこの脚本兼監督を見るにつけ、ああやっぱりクソ女だったなと。 もしかするとそういうのが滲み出て、ほとんどの人には合わないのかもと。 ただ、クソ人間であることとクソ作品を生み出すかどうかは別問題! ということだけは言いたい。 いや、クソ人間がそのタイミングでクソ作品を生み出すか傑作を生みだすかはまた別、って話か。 もしくは私個人においても同じ作品であってもタイミングによって良く思ったり悪く思ったりする、とも。 [CS・衛星(邦画)] 10点(2019-08-21 03:19:23) |
6. 銀河鉄道の夜(1985)
《ネタバレ》 宮沢賢治「銀河鉄道の夜 第四稿」のアニメ化。 主人公たちは賛否両論のネコであるが、タイタニックで亡くなった人たちが人の形だったのでその対比としては良かったと思います。 この作品の出会いは恐らく1987年頃に深夜に放送されていたものをベータで録音したものを何度も見ていた、といった感じです。 ベータはVHSなんてザコ規格と比べて画質が格段によく、録画状況が良ければDVDよりも明らかに画質は上でした。 ただ、以前ブルーレイを買ったのですがブルーレイ特有の細かに見えてしまうノイズが除去しきれてないためか見ていて気になるレベルにはなっています。 話としては多過ぎ四稿のものを大筋なぞってはいますが、自分は第一稿が好きなので、見る側には多少SF要素が強くなるかもしれませんがあれはあれで提示すべき内容ではないかなとは思います。 一稿で博士が言っている言葉は賢治の言葉ではなく、賢治から賢治に向けられた言葉でしょう。 なんにせよ全体に暗い雰囲気、影のある少年、電車内での謎の多過ぎる乗客、どこへ行くのかわからない銀河鉄道などなど、本当に魅力的なシーン満載で作られてます。 つまらない人にはつまらないでしょうが、つまる人にはつまりまくります。 [ブルーレイ(邦画)] 10点(2019-07-07 02:15:14)(良:1票) |
7. 涼宮ハルヒの消失
《ネタバレ》 アニメやドラマの続編ものが映画になるときに元ネタを知ってないと十分に楽しめないように この作品も少なくとも2006年版TVアニメ全編と2009年制作の「笹の葉ラプソディ」を見てから 見ることをおすすめします。 尚、2009年のそれ以外が「エンドレスエイト」と「溜息」なので見なくてもいいです。 本編は2時間40分という非常に長尺ながら一気見してもすぐ見終わった感あるくらいです。 話としては物語の主人公キョンがある日を境にちょっと違う世界に紛れこんでしまうというもの。 ハルヒの作ったSOS団は存在せず、ハルヒと古泉がおらず、朝比奈は自分のことを知らない、 長門に至っては自分のことを知らないどころか性格まで全然違っている、といった具合。 さらには消えたはずの朝倉がハルヒの席にいて、シャミセン(猫)が日本語をしゃべらないせいで キョンの妹には「お母さん、キョンくん頭(略」と言われる始末。 この孤独感は賞味20分の30分アニメだとぶつ切りにされてしまうため、映画になって本当に良かった。 最近のアニメにはタイムリープものがよくあるが、あれは同じ世界を何度も行き来することで 自分にとっての正解を導き出そうというものであるが、 ハルヒ世界のキョンは自由にタイムリープができるわけでもないし そんなには繰り返し時間を戻ったりはしない、 のだが、今回はする。 しかも「あの日」に。 多分その日がハルヒが全能に近い力を手に入れた日で、 その手助けをなんだかんだで何度も行うのがキョンであり、 うるさいうるさいと思っていたハルヒやその他宇宙人やら未来人やら超能力者やらとのやりとりを 最も望んでいたのもまたキョンなのだ、という結論で終わるのだが、 どうやらアニメ三期は作られそうにないので、もうこの「消失」が アニメハルヒの最終回でいいよとさえ思えてしまう。 尚、エンディングの長門の中の人の歌はあまり好きではないが、 この「消失」から派生した「長門有希ちゃんの消失」は漫画もアニメも大好きです。 SOS団がない状態がデフォルトで長門が消失みたいな性格だったら?という漫画で非常に好物です。 脱線しましたが、ハルヒファンなら見て損はないので、ハルヒ一期を見て面白いと思った人はぜひご覧ください。 (ネタバレ投稿にこんなこと書いてもあまり意味はないか) [ブルーレイ(邦画)] 10点(2019-06-02 22:06:24) |
8. 天空の城ラピュタ
《ネタバレ》 親がかなり親切な人だったのでベータ環境で初回放送のものを何度も見てました。 物語としてはパズーの住む村、海賊船、城の中と進んでいきます。 この、海賊船までは非常によくできてはいるのですが城の中の、特にシータが捉えられてからの展開がかなりおおざっぱです。 そう感じないとしたら監督の力量が素晴らしいということになるのでしょうが、 飛行石による「バルス」は正に「デウスエクスマキナ」の集大成と言っていいほどに投げやりな展開です。 実際この映画を作っているときの竹熊インタビューで 半分くらいまで作った時点で宮崎監督はラストをまだ考えてないと言ってましたが多分これは事実です。 ただ、ラストに物語としての破綻があるにせよ、全体としてこの物語は非常に完成度は高いですし、 自分もベータ、DVD、BDとで100回は見てます。 尚、宮崎アニメによくある、場面転換したら全く別アニメのように皆のふるまいが違うのもご愛敬。 あと、初回放送録画を持っていると言いましたがその後何度か放送毎に録画してましたが 都市伝説にあるようなパズーがシータの住んでる場所まで連れて行くという展開は一度もなかったです。 [ビデオ(邦画)] 10点(2019-06-02 04:30:01)(良:1票) |
9. 第9地区
《ネタバレ》 今までレビューしてなかったのか、驚き。 んー、南アフリカだからとか人種差別とか関係ないと監督は言ってたと思うけど、 確実に南アフリカ出身でなければこの映画は撮れなかったでしょう、と。 設定は前半見ればわかりますが、宇宙船が南アフリカ・ヨハネスブルク上空に現れるが いつまで経っても宇宙人は出てこない、しびれを切らした地球人は宇宙船に入ってみることに。 すると、なんということでしょう、宇宙人たちは餓死寸前だったのです。 支配する賢い側が死に絶え、奴隷(エイリアン)だけが残っていた状況。 以後、ヨハネスブルクの一区画に宇宙人を押し込めて生活させていました。 そして、主人公、むなくそ悪い性格のエイリアン対策課職員のヴィカスは 第9地区で立ち退きの交渉を行っている際にエイリアンが持っていた液体を浴びてしまう。 以後、体に変化はあるわ、さらに地球人側から狙われるわという状態。 最終的には液体を作っていた紳士的エイリアン、クリストファーと共に宇宙船を動かそうということに、 というのが物語のあらすじ。 ネタバレありありで書きますと、最終的にヴィカスはエイリアンと全く同じ見た目になりますし、 宇宙船は「3年後に戻る」と言い残して飛び立ってしまった状態。 ザ・フライにも通じるというかザ・フライまんまと言っていい「変身もの」と ヨハネスブルクという歴史的状況、 なぜか宇宙船がニューヨークやペキンやヨーロッパや日本ではなくヨハネスブルクに来るという面白さ、 ちょっと冗長だがめくらましには最適のアクションシーン、 恐らく南アフリカの日常を切り取った、ザコエイリアンの性格の悪さ、地球人の性格の悪さなど パーツパーツはどこかで見たことがあってもその組み合わせが非常に美しいです。 ゴリゴリのハードSFに南アフリカ政治情勢、いかにもハリウッド的要素、妻への愛、3年待つという切なさ、 この内容を奇跡のバランスで描いてます。 この映画の前に作られたプロット的動画が、多分Youtubeなどで見られると思います。 南アフリカ上空に宇宙船が来た、という数分程度の内容だったと思うが、 この作品を面白いと思ったらぜひそちらもチェックしてみてください。 この数分からこの映画までよく広げたなぁと思わせる。 で、次回作の「エリジウム」は敬意を表して予約買いしたがつまらなかった。 その次に「チャッピー」という作品があって、それはエリジウムよりはやや高評価のようだから サブスクであとで見ることにします。 [ブルーレイ(字幕)] 9点(2022-10-15 00:59:36) |
10. 機動戦士ガンダムUC/episode 7 虹の彼方に
《ネタバレ》 本編はOVAだと7巻、それを再編集したテレビ版が22話です。 テレビ版は各サブスクリプションにありますが、冒頭のあらすじがひたすら長いのと、 編集がどうにもスポイルされている部分があるため、出来ればOVAを見ていただきたいところ。 ラプラスの箱のネタバレを含みます。 約100年間、人類は宇宙へ「棄民」をし続けてきたが、宇宙の民に参政権はない。 ラプラスの箱は「新人類(ニュータイプ)が現れたら参政権を与える (優先的に政府運営に参画させる事とする)」と書いてある。 すなわち、新たな奴隷制度であった宇宙棄民にも 再度参政権を与える可能性を示唆したものであった。 再度考えると、0079年にジオンが攻めた理由も宇宙移民の独立であったが、 この条文が元から提示されていたのであればそもそもその戦争すら起きなかった可能性が高い。 というわけで、軽視されがち(がっかりされがち)なラプラスの箱ですが、 内容としてはかなりすごいですよという。 物語自体は非常に完成度が高いんですが、最後のコロニー間レーザーも 二体の超すごいガンダムだけで封じちゃうってのはどうなのよ感がありますね。 ネオジオングだったら止めても絵的にありえる感じはしますが。 まあそういった細かい突っ込みさえしなければ物語としては非常に良作です。 むしろ、ここまでの完成度のものを作られるとこれからが不安になるレベル。 [ブルーレイ(邦画)] 9点(2022-09-25 21:22:50)(良:1票) |
11. 千と千尋の神隠し
《ネタバレ》 80年代の作品を除くと、90年代以降で一番面白いパヤオ作品。 とはいえ、話は細切れで断片過ぎてそれぞれがあまり有機的に働いてるとは思えない。 が、この作品の一番の面白い点は、見た人の感想が全然違うってことだ。 例えばナウシカやラピュタやトトロや魔女宅や紅豚やもののけだと、 そうそう人の感想って変わらないんですよ。 好き嫌い面白いつまらないはあるにしても、視点がそうそう変わらない。 だが、この作品はその人の状況に応じて見える景色や印象が変わる。 具体的に言えば、ジェットコースターだ、就職もの、風俗もの、といった具合に 色々な要素を詰め込んだがゆえに感想もだいぶ変わる。 まぁパヤオ話でいつも言ってる、前半と後半(パヤオは映画を作るときに前半しか考えてない) は一応健在で、カオナシがおとなしくなってからぜにーばのところへ行くまでは 完全に銀河鉄道の夜だし、もうやりたい放題である。 自分はこのシーンが非常に好き。 もういろんな意味で無理だろうが、パヤオには銀河鉄道の夜アニメを作ってほしいところ。 玉虫色とはちょっと違うけど、その人の状況で見えるものが変わるってのが非常に面白く、 単に物語としててんでまとまってないのにそれがいいという不思議な作品。 尚、最後親がどれか、ってのは、あれはすぐわかりましたよ。 「なんでか」って説明も要らないんですよ。 たかだか数日なのに千尋は成長したんです。 そして、最後のシーンで好きなのが、親の車に乗ったあたりで髪飾りが光るシーン。 あれで、神隠しに遭ってた出来事は全部事実、リアルであったと示してる。 千尋の妄想ではないと明記して強調してるのが好き。 [ブルーレイ(邦画)] 9点(2022-09-11 23:26:54) |
12. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
《ネタバレ》 何度も言おう、BDの一部エディションでは三ツ矢さん版が聞けるぞ! 某山なんとかさん版は悪くはない、が、まったく良くない! てなわけで山なんとかさん版の悪口は延々言えてしまうので一行で終わるとして、 2は、3ありきな映画としては歴史に残る完成度! ていうか3ありきな2って、スターウォーズ(4と6の間の5)とマトリックスくらいしか思いつかないですね。 続編ありきで言えばハリーポッターとかロードオブザリングとかありますが、 あれは単なる長編ってだけで、上記三本は、本来1で終われたところを3部作にした、 というのが違いでしょうか。 まぁそれでいうとSWとマトリックスは続編があるかも的に作ってるのに BTTFは、いかにも続編を匂わせた終わり方をしつつも実際には続編を全く想定してなかった という点で他二つとはちょっと違うと思います。 というわけでこの2ですが、基本西部劇の時代に行ってしまう3と違い、 1955年と1985年、2015年という三つの時代を行き来する、 1と比べるとタイムマシン使いまくり、タイムパラドックス起きまくり、 という、重厚さの欠片もないタイムスリップエンターテインメントになってます。 マーティーの未来が見られる2015年もなかなか楽しいですが、 やはり中心になるのはトランプ、違った、ビフが台頭する1985年でしょう。 ヒャッハーな世界観はいかにもですが、 この世紀末感が1980年代後半の空気でもあり、非常に良いです。 ちなみに1でもトヨタが憧れの車であるように、 マーティーの上司は日本人でしたね。 1985~1989年頃のイメージとして、日本人の台頭は脅威だったのでしょう。 今の2015年だと日本より明らかに中国でしょうね、ポジション。 てなわけで、いい部分を言うといくらでも言えるので一点だけ、 この映画で一番いいシーンはラスト、ドクが消えてしまった後に 配達員が書類を届けに来る、あのシーンです。 このシーンの何がいいかと言えば、次作があるから 正真正銘の「続く」が使えたということです。 SW5でも、ラスト、主人公が敵に負けて終わりますが、 あの終わり方が出来るのが、2番目。 そして3部作(1+2作)ではない4部作とか5部作でこれをやっても 「またこのパターンか」と思われてしまう、 後付け3部作の2作目でしか出来ない裏技中の裏技を 正に最大限生かしたのがこのBTTF2です。 皆さんも好きなシーンでしょうけれど、 ぜひとも三ツ矢さん版で堪能あれ! [ブルーレイ(吹替)] 9点(2021-10-04 18:05:44) |
13. アラジン(1992)
《ネタバレ》 字幕なしの英語言語でも見られるくらいにはまった、はじめてサントラを買った作品。 というよりは歌部分は歌詞カードがあれば全部歌える、ホールニューワールドは二人分同時に歌えるくらいにはまりました。 アナ雪以外の他のディズニー作品はまともに見たことないのに。 ちょっと前にDVDレンタルしたらノイズがひどくて見られなかったんですが、BDはきれいにリダクションされていて良好。 DVDレンタルして汚いと言ってる人は必ずBD環境で見ましょう。 ディズニーの絵やディズニーランドなどが好きであればこの絵を「古い」とか絶対言わないはず。 多分古いと言ってる人はノイズのことを言ってるのかと。 非常に大胆な、いかにもアニメな絵で、特に最初のアラジンが逃げるシーンがミュージカルの魅力に溢れます。 続いてジーニーの登場、正にアニメーション、このなんでもあり感は他社ですがトムジェリにも通じます。 サル、オウム(?)、トラも表情豊かですし、鳥は日本版声優は神谷明さん。 何気にジャファーは続編からいなくなりますが、鳥だけは残ったはず。 あと、実写版にも書きましたが、やっぱりアラジンとジーニーはのび太とドラえもんなのです。 ドラえもんは単行本で言えば6巻までは言い方は多少違うかもしれないが「召使い」である。 それが7巻以降「友達」になる。 まさしくアラジンとジーニーの関係そのものだと思うんですよね。 まぁ実写と違ってこちらは「ただ単に自由になった魔人」なので正にドラえもんとして続編で役立つわけで、 その意味では続編の流れを絶った実写版はある意味英断だったと思います。 実写のジーニーは金がかかりそうですしね(大人の事情)。 まぁとりあえず、初見の方はブルーレイ(ハイビジョン画質)で見て傑作か駄作かを判断してください。 ブルーレイで他のディズニー作品より劣るのであれば、それは単にあなたに合わなかったのでしょう、としか。 [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 9点(2019-11-29 18:04:09) |
14. ドラえもん のび太の海底鬼岩城
《ネタバレ》 今、Amazonプライムでドラえもん映画が全てHD画質で見られます。 恐らく大山ドラのBDは出ないので、プライムで見るのがよろしいかと。 バギーがなんたらというレビューがよそも含めかなりあるが、 バギー=ロボットの象徴であろう。 そして、徐々にしずかに惹かれるというのもロボットに人間性が芽生えた象徴であろう。 その対比になるのがポセイドンであり、人間がいなくても自動報復システムを延々動かしている。 まぁ、人間がロボットみたいになる場合もあるよね。 自動報復どころか勝手に他国に攻めたりして。 以下のレビュー。 【にんじん】さん [DVD(邦画)] 9点(2019-10-30 12:57:16) 大長編ドラえもんとしては四作目。 アメリカとソ連の冷戦を見立てたムー大陸とアトランティス大陸。 地上よりも広くて深い海底を舞台にしている。 夏休みという開放的な気分と、海底という暗い部分のコントラストが素晴らしい。 味方であるはずのムーがアメリカ的ではなくソ連的な閉塞感のある社会主義的な描き方をしているのも秀逸。 全体として非常に暗い演出ではあるが、それでも海底1万メートルや海賊船、謎の魚、死なないジャイスネ、プランクトンから食事を作るといった要素が非常に魅力的。 初期5作のうち唯一リメイクされてないが、冷戦が根本だから難しいのかな? それでも90年代後半には舞台化されているということだし、今作るにはそれはそれでいいのかもしれないが、それこそ社会的な要素が大きくてリメイクできないのかも。 ドラえもん好きじゃなくても面白がれる要素多々あり。 尚、ポセイドンの声は日テレ版初代ドラえもんの富田さんです。 [インターネット(邦画)] 9点(2019-10-30 12:57:16)(良:1票) |
15. 王立宇宙軍 オネアミスの翼
《ネタバレ》 100点満点でレビューします。 ■画質 95点 単純な絵としてはやっぱりほとんどアマチュアの人たちが描いてるので荒い部分もあるが、 通貨から文化から一から作ってあるだけあってビジュアルは非常に良い。 惜しむらくは、キャラデザをしてた人がもうこの絵を描けないってことくらいか。 ■音楽 100点 確かサントラを持っていたと思いますが、半数くらいは上野さんで、坂本さんはメインテーマだけかもう一曲かそのくらい。 これもまた異世界を強く意識づけるものが多く名曲揃い。 あとは、出会いですかね。 少なくともリアルタイムではなく、最初はDVDあたりだったと思うんで20年前後くらい前ですかね。 ガイナックスアニメでいうとカレカノやフリクリと同時期に見たんじゃないかなぁと。 最初はそこまで好きにならなかったんですが、数年置きに見てたらいつのまにか家にBDが。。。 内容は、誰も宇宙を目指してなかった頃にギリギリ宇宙空間に行けるか行けないか 程度の技術力で宇宙を目指す人たち、といった感じですかね。 情熱を持っているのはごくごく一部でほとんどの人は本気ではない、主人公もそんな一人。 ある日主人公は宗教家の少女に出会って、、、という。 あー、そういえば、見てて気まずくなるシーンがあるんですが、それの作画が確か江川達也さんでしたね。 それは本当にどうでもいいですが、宇宙ものとかSFものとか異世界ものとか考えずに 青春もの、として見ていただくのがいいんじゃないかと。 にしても80年代は本当、冒険してるアニメが多かったなぁ。 [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 9点(2019-10-09 23:19:50) |
16. ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-
《ネタバレ》 テレビ版とOVAを既に見てから見ました。 最低でも五話までは見ておくといいかな、王家との関係は。 ヴァイオレットちゃんにとっての本編はどうにも好きになれないんですが、 他の誰か、例えば小説家だったりお母さんだったり、そういう人の「愛してる」を紡ぐのは、もう泣くんです。 なんか、多分ほとんどの人にはどうでもいいシーンでもこの作品は泣いちゃうんです、変なスイッチ入ります。 なので、テレビ版の「普通」の話がちょっと長くなったような「外伝」が来られても、 それがつまらなくなければもう最低9点は確定です。 物語は、姉と妹の話。 それぞれ前編後編約45分ずつでしょうか。 前半は姉の話。この最初の姉が一枚絵イメージであったんですが、 髪は長いけど僕って言ってるから男か女かわからないなぁってのが見る前の感想。 見たら、男か女かわからない少女が女になるっていう。 後半は妹の話。ドールっていう職業もまぁ素晴らしい職業ですけど他にも素敵な職業はありますよねっていう。 多分、見てて泣いてしまうのは、ヴァイオレットちゃんが誰かに何かを聞くところが多いと思う。 いろんなことを知りたい、赤子から幼児くらいには成長した彼女の、なんでどうしてに弱いんだろうなと。 こればっかりは好き嫌いあるでしょうから、上で言った五話まででこの作品の小テーマを知ってほしいかなと。 DVDレンタルかNetflix、DVD/BD購入で閲覧できます。 あと、「永遠」ですね、そう、皆、多くのことを忘れていくけど、永遠になれることもあるよねっていう。 また、音楽は新作はあるかわからんですがほとんどはテレビ版の流用ですけど、非常に良い。 エンディングは、テレビほどはひどくはなかったが、いやだいぶ良かったが やっぱり長門じゃない人に歌ってもらったほうがいいんじゃないかなと。 一度レビューを書いて気づいたのはタイトルとか音楽とか、全部10点だったこと。 ですが作品自体に10点をつけるにはあまりにも映画らしくない、という理由で、すごく好きですが9点で。 かなり上映館数が少ないようなのでNetflixに来るのを待つのもいいかもしれません。 [映画館(邦画)] 9点(2019-09-19 22:06:39)(良:1票) |
17. AKIRA(1988)
《ネタバレ》 ここではそこそこ普通の評価ですが、他のレビューを見ると酷評されることが多いですね。 根本としては、漫画版よりは映画版のほうが好きです。 漫画版とはかけ離れたストーリーとして低評価になりがちですが、 漫画版の後半の展開が嫌いな自分からすると映画版のほうが高評価となります。 それとAKIRAという存在の描き方が映画版のほうが好きです。 ただ、ブルーレイも買ったのですが、ジブリ等他の80年代アニメと比べても ノイズの取り方が甘いのか、書き込みがすごいとはいえブルーレイで見るには限界があるのか どうにもDVDで見たほうがマイルドで見やすい印象があるのが残念です。 他作品との比較はいかんという趣旨なので、 どうしても漫画版との比較に陥りがちなので表面上での感想に留めます。 [ブルーレイ(邦画)] 9点(2019-08-29 04:22:50) |
18. サマーウォーズ
《ネタバレ》 基本は「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!」のあらすじを大筋なぞっている。 ただデジモンが40分だったのに対して本作品は115分となっているため、先輩への淡い恋、旧家への数日の旅行(上田という土地)、Ozというシステム、祖母と義理の子の関係、Ozの制作者、キングカズマ、裏本編とも言うべき高校野球などなど様々な要素が入っている。 Ozのような脆弱な仕組みがー、というが、サイエンスフィクションでもなくただの娯楽映画なのでこれくらい極端でいいのである。 このくらい極端なシステムにした場合のほうがあらゆるものを繋いでしまった後のリスクをわかりやすく体感できるのでそこを突っ込むのはナンセンスだ。 そこは製作者も十分わかっていて作ったはずなのだから。 それと一日一日の変化もまた劇的であり、非常に面白い。 一日目は先輩に頼まれるがままに先輩の親の実家に一緒に帰省。 次の日の明け方、謎のメールに返信することでアカウントを乗っ取られる。 それによりその朝にはニュースでOzの混乱を起こしたのは自分であると報じられる。 という形で半日、一日ごとの経過が非常に素晴らしい。 宮崎駿は知っている人は知っていると思うが、結末を最後まで作らずに書くし、その作り方が一番顕著なのはラピュタで、あれは普通に見ていればわかるがラピュタ到着後はかなり毛色が変わる、つまりその後を考えてなかったのでつぎはぎ的な印象を与える。 多少の整合性がなかったとしても、この作品にはそういうものがない。 とりあえず粗筋を予め決めてから作っている、というのがわかるため、見ていて非常に面白いし、特に野球と上田での現実のシンクロ具合は見ていて最高に面白い。 尚、その後の細田作品は先細りではないがどんどん脚本が荒く適当になっていってしまって残念である。 声優はできればうまい人のほうがいいし、作画もきれいに越したことはないが、何より脚本がつまらないのでは意味がない、と思える。 数年前だとポストパヤオは細田さんと言われていただろうが今は確実に新海さんであろう。 少なくとも「おおかみこども」や「バケモノ」や「ミライ」では次期パヤオには絶対なれない。 でも正直、新海氏はもっとミニマムに動くべき人だと思うので、ケモナーに走らず話を一般人向けに面白く展開してくれるのは細田さんだと信じています。 あー、この作品で一番ワクテカするシーンは、婆さんの死後男たちが力を集めて大学に納入するPC(スパコン?)を家にぶちこんで電力は船から取って冷却は氷の柱で行って、画面もハイビジョンブラウン管を使う、回線も自衛隊のミリ波回線を拝借、といったあの場面ですね。 ああいう、大人たちがそれぞれOzでの格闘のために本気を出してくれるシーンってのはやっぱり見てて爽快だし、「男っていつまでもバカだなぁ」と思わせる良シーン。 多分、最近放送してたとは思いますが、テレビでは見ないのでわかりませんがノーカットでもなければ削られるシーンも多いため、見るならオンデマンドやレンタルBDで見ることをおすすめします。 Ozの設定が緩いと言ってる人がいますが、このくらい緩くないと物語は作れないよ! こまけーこたいいんだよ! それより敵のアバターが最後二人になるが、あれは敵当人と主人公のアバターだろうな、と。 ここからは「知ってる人が見てたら少しくすりとできる」話。 その辺に似たようなまとめがあるかも。 まず、携帯は全てドコモのものです、どのメーカーのどの機種かも特定できるレベル。 唯一出てくるiPhoneは海外用にソフトバンクSIMを入れて利用してるのでしょう。 ドコモSIMでも利用できないことはない時期でしたがドコモでiPhoneが出てない時期ではSBのSIM入れるのが普通でしょう。 あと、これは割と見ててわかる人が多いと思いますが、ゲーム機はDSです。 PSPが一台もないのが実に不思議。 ソニーが嫌いなのかといえばHDブラウン管はソニーです。 スパコンの見た目はNECのもの、200テラフロップスは今の技術でぎりぎり普通レベル、当時はあの大きさじゃ無理。 100Gbpsはいまだに実現できてない数字。 まぁ、こういう現実と妄想の狭間あたりが面白いんでしょうね。 追記 衛星を自分ちに落とさなければどこでもいいのか、という発言がありますが、 あれ、落ちた先は陣之内家の私有地でしょう。 なので、私有地で温泉湧いてまた儲かる、ではないけれど、 家は壊れてもそのもとは取ったというエンドだと思いますよ。 [ブルーレイ(邦画)] 9点(2019-07-07 01:54:41)(良:1票) |
19. 恋はデジャ・ブ
《ネタバレ》 ここを含め映画サイトでやたら評価が高いので見てみたかったものの 近所のレンタル屋にはなかったのでBD購入。 いわゆるタイムリープものだが、 最近のアニメで多用されるような一回一回の重みはないくらいに 何百回何千回とタイムリープしてるだろ主人公、と思わせる。 主人公はタイトルにもなっている「グラウンドホッグデイ」という一日を 正確にはその日の午前6時から翌日午前5時59分までを何度も繰り返す。 主人公も見る側も「彼女を口説き落とせれば翌日になるんじゃね?」 と思うのだが。。。 実際には彼女を惚れさせたから次の日が訪れたのではなく 彼が改心して、さらには街の住人一人一人を誰よりも理解したから 次の日が訪れたのではないだろうかと思わせる。 この町に神がいるとすれば、その神はこの愚者を理性ある男にして さらには町に住まわせよう、そんな風に考えたのではなかろうか、とか。 [ブルーレイ(吹替)] 9点(2019-06-02 23:21:03) |
20. 遊星からの物体X
《ネタバレ》 DVDとあるがその後BDも買った。 雪山という密室劇。 そこに人間に化けられる宇宙生物が入り込んで、という作品。 皆が皆疑心暗鬼になりつつやがて一人ずつ処分していく。 尚、南極が舞台だが、無線かラジオから入ってきている情報からすると 最大でほとんどの地球人はこの宇宙生物にやられているという可能性がある。 だから、ここで彼らが助かっても、という展開もありえる。 SFXや演出だが、非常によく出来ている。 人を驚かすためにやっているのだがそれが理にかなっているというか、 なんでもありの宇宙生物ではあるがそれなりの節度をわきまえてるため 我々が驚くまでの間を与えてくれる紳士でもある。 かなりグロ要素は満載だが極上のSFホラーを見たいのならアリと言えよう。 また、議論にもなったラストシーンも必見。 [DVD(字幕)] 9点(2019-06-02 05:14:08) |