1. 鬼滅の刃 兄妹の絆
《ネタバレ》 この作品はテレビアニメの最初の話の第一話から第五話までをまとめたもののようです。 この内容は鬼滅の刃アニメのテレビ版のそのあたりの内容を書いているため、若干この映画とは違いがあるかもしれません。 まず、テレビアニメが作られる際に鬼滅の刃という「漫画」はジャンプの5番手前後でした。 音楽、映像、ともにここまでのものが付けられたことは正に奇跡レベル。 さらにすごいのは、アニメと漫画を平行して見ていけばわかるのですが、アニメの台詞が漫画のそれをひとつも削らず、ひとつも増やさずなのです(全てで調べたわけではないですが、抜き出した部分は全てそう)。 正に「脚本家不在」の状態。 一体ここまでの脚本を決断したのは誰かと思ったら、「脚本制作 ufotable」となっていて(ufotableはアニメ制作会社)、思い切りがいいなと思いました。 多分、別なアニメ会社が製作していたら脚本家がついて、それなりに変更があったでしょうね。 その部分だけを言いたかった、以上。 [インターネット(邦画)] 7点(2024-01-27 12:41:47) |
2. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
《ネタバレ》 庵野及び他制作スタッフはアホしかいないのかな、というのがQ単体で出したカラーという会社への感想。 ちょっとソースが見当たらないが序、破と違い、Qとシンは同時かほぼ同時期に上映されるはずだったはず。 破で徹底的にエンターテインメントさせて、エヴァというものをアニメ以上に盛り上がらせたのに、 Qのみ上映したことにより、エヴァ自体のコンテンツとしての人気は下がり、また庵野も散々叩かれ鬱になる。 Qという物語は即後方にシンという物語がある前提で、シンジの全否定を行った。 自分のせいで世界は滅んで、友人だったクラスメイトは死に(と思い込み)、友人の妹にはエヴァに乗るなと言われ、 綾波もまたいつものように何人目かになり、寄ってくるのはジジイとホモだけという絶望。 Qを上映するまでに、シンをきちんと作って、それでQとシンを上映、 どうして誰も元からのこれを守ろうとしなかったんだろう。 毎年のようにエヴァのパチンコ出してたから金銭面で困るということもなかっただろうに。 Qラスト、シンアスレイの三人が歩いていくのを見て、多分アヤナミが変わるんだろうな、と思ったもんだ。 なんにせよ、自分で自分の首を絞めてるにせよ庵野とカラー許すまじって感じ。 [ブルーレイ(邦画)] 6点(2023-09-09 21:55:55) |
3. 機動戦士ガンダムUC/episode 7 虹の彼方に
《ネタバレ》 本編はOVAだと7巻、それを再編集したテレビ版が22話です。 テレビ版は各サブスクリプションにありますが、冒頭のあらすじがひたすら長いのと、 編集がどうにもスポイルされている部分があるため、出来ればOVAを見ていただきたいところ。 ラプラスの箱のネタバレを含みます。 約100年間、人類は宇宙へ「棄民」をし続けてきたが、宇宙の民に参政権はない。 ラプラスの箱は「新人類(ニュータイプ)が現れたら参政権を与える (優先的に政府運営に参画させる事とする)」と書いてある。 すなわち、新たな奴隷制度であった宇宙棄民にも 再度参政権を与える可能性を示唆したものであった。 再度考えると、0079年にジオンが攻めた理由も宇宙移民の独立であったが、 この条文が元から提示されていたのであればそもそもその戦争すら起きなかった可能性が高い。 というわけで、軽視されがち(がっかりされがち)なラプラスの箱ですが、 内容としてはかなりすごいですよという。 物語自体は非常に完成度が高いんですが、最後のコロニー間レーザーも 二体の超すごいガンダムだけで封じちゃうってのはどうなのよ感がありますね。 ネオジオングだったら止めても絵的にありえる感じはしますが。 まあそういった細かい突っ込みさえしなければ物語としては非常に良作です。 むしろ、ここまでの完成度のものを作られるとこれからが不安になるレベル。 [ブルーレイ(邦画)] 9点(2022-09-25 21:22:50)(良:1票) |
4. 風立ちぬ(2013)
《ネタバレ》 物語としては悲恋、か。 NHKスペシャルで声を庵野に決めるシーン、あれは爆笑した。 パヤオ以外誰も納得してないけど、ノーとは言えないふいんきってやつで。 てなわけで庵野の声は全然悪くないです。 こういう声のやつおる。 誰かが言ってたが、一番の難点は、へたくそだから主演にしたのに映画の最後のほうは若干うまくなってることか。 物語の筋としては、やや美化され過ぎてはいても美しくもはかないいい作品だと思う。 「まんが」としてあまりにサナトリウムとかヒロインとかがきれいに描かれ過ぎてるのが難だが、 このあたりを汚く見せては主軸がぶれるってやつなので。 で、本編自体は8点あげてもいいんだけれど、 どうしようもなく、「音」が悪い、効果音が全て人の声でそれが非常に不快。 特に関東大震災のシーンの声の演技がゴミ。 控えめに言ってゴミ。 まともなSE版を出してほしいところ。 この点で2点減点。 パヤオは、大作でこういう実験をやってしまうのが痛い。 [地上波(邦画)] 6点(2022-09-11 23:15:10) |
5. かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜
《ネタバレ》 先に点数を、甘々の7点。 皆が辛口だと甘口にしてしまう天邪鬼。 漫画は全巻持っててアニメも一応見た程度。 映画発表のスチルの平野さんの金髪を見て、大丈夫かこれは?と思いましたが、 動いてるのを見たら全然OKでした。 もちろん最悪なのは全編に渡る佐藤二朗。 こいつほんと ねばいいのに。 監督が福田じゃないと安心してたらまさかのナレーション。 それだけでなくしっかり医者として何分か枠もらってる始末。 日本映画は腐ってるね! さて、藤原さんをおばさんとか言ってる人がいますけど、 藤原さんの女優さんはハシカンより2か月若いです。 おばさんとか更けてるとか言わないで! さて、この映画の一番の見どころは、ハシカンがかわいい、です。 ご存じのようにこの方は体重の増減が激しいので かわいいタイミングというのが限られてますけれど、これは最高です。 寸胴とか胸ないとか言われますがそれもかぐや様には比較的合ってます! まぁかぐや様は本来痩せ気味でハシカンかぐやはややでb やや健康的なスタイルで好感が持てます。 それと、声、ハシカンの欠点としてよく挙げられる声ですが、 アニメのかぐや様もハスキーな声なんですよね。 アニメとか見る前はもっと柔らかい声で脳内では再生されていた。 だが、それも、あり! ハシカンのハスキーな声も非常にいい。 そして一番の懸念、平野さん、この人のこと全然知らないけど、 確かに顔はアホっぽいが、でもそこがいいじゃないですか。 漫画だってアホみたいな顔ですよ、アホが努力して勉強して一番になるなんていいじゃないですか。 あんな白っぽい金髪で文句言われない学校ってなんなんでしょうか。 で、内容ですが、花火の後、選挙です。 自分が脚本家なら絶対に花火を最後に持ってきますが この脚本を書いた方は感動より笑いを取りに行ったんでしょう。 まぁもともと2を作る前提だったからというのもあるかもしれませんけれど。 そうです、この映画はもう2の制作が発表されてて、うまく行けば8月に上映されるようです。 まぁナレーションは誰もが残念と思うあの男でしょうけれど、 生徒会のあの四人に会えると思うと、 まあ絶対映画館では見ませんよね。 サブスクに来るのを待ちます。 というわけで温情7点。 [インターネット(邦画)] 7点(2021-06-12 13:16:19) |
6. 斉木楠雄のΨ難
《ネタバレ》 漫画福田映画としても、非常に低レベル。 ハシカンがおまけ程度のヒロインかと思ったら完全に準主人公というかむしろ主人公?レベルに出張ってきてた。 変顔してないとき、顔は3、4割かわいいが、半分以上はあまりかわいくない。 声がガラガラ過ぎる、足が太いのが目立つ。 神楽やかぐや様と違って「超美少女」という設定をやるにはあと5kgは落としてからじゃないと無理だったんじゃないですかね。 燃堂力役の新井さんはものすごく合ってた、多分この映画の一番のいいところは、ここだけ。 といっても福田節で演技するわけで全てが台無しだったのは仕方ない。 ていうか、これ、映画として成立してないんじゃないか? 一応の流れとしては学園祭の一日、という大枠はあるんだが、大枠があるだけ、それだけで、 映画によくあるラストの大きな流れに至ってもオチが「え? それだけすか?」と。 「ある意味斬新」と言っておこう、もう一度言おう、「ある意味斬新」! 銀魂とかかぐや様は暇なら見てもいいと思うけど、これは全く見なくていいと言える。 あと、ムロと佐藤二朗はもう出さないで! [インターネット(邦画)] 3点(2021-04-03 12:39:23) |
7. スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け
《ネタバレ》 JJさんの関わってない8が駄作。 9はいいか悪いか以前にその尻拭いをしてる感。 7から9まで見た人は思わなかったか? 「あれ? 8って、なくてもいいじゃなく、要らない、んじゃね?」と。 7は結構好きです。 8もJJが作ってさえいれば最高ではなくても良作にはなれたと、そう思う。 タイトルにスカイウォーカーとあるが、血の繋がりのない女主人公がスカイウォーカーを名乗るのはどうなのかっていう。 てっきり、カイロレンが生き残るルートあるの?とそこだけドキドキしながら見たったわ。 もしくはレイの血筋がスカイウォーカーに、とか。 JJさんはその線は考えてただろうなとは思う。 まぁ、スカイウォーカーの血筋でも皇帝の血筋でも7でレイが強すぎなのがパワーバランスおかしいんですけどね。 いや、カイロレンがザコ弱だったのが問題か。 はい、とりあえず見られないことはない凡作、でした。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-11-27 00:08:31) |
8. 映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館
《ネタバレ》 基本的に新ドラはリメイクだけ見る、完全新作はひどいだろうから一切見ない、 だったのだが、たまたま見たこれは結構良かった。 タイトルの通り、ひみつ道具の博物館での話なのだが、 徹底的な悪人が登場せず、それでいて90分程度か、退屈せずに楽しめた。 ドラえもんとのび太の関係性の伏線は弱いと思うがそれでもなかなかいい。 この「悪人を出さない」という展開はアリじゃないかなぁと思うんだが、 今後に期待したい。 [地上波(邦画)] 7点(2020-09-25 22:35:45) |
9. クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん
《ネタバレ》 タイトルからやばいと思っていたが、内容は想像通り、父ちゃんのコピー=ロボとーちゃん、という話。 ドラえもんでは絶対にこの路線は作れない、という次元をやってのけるのがすごい。 最初はとーちゃんがロボットになった、という流れで それを受け入れられなかったみさえもだんだん受け入れだして、 といったところで「本物」の人間とーちゃん登場。 これによりみさえにとって人間のとーちゃんがただひとりのとーちゃんとなるが、 しんのすけにはロボとーちゃんも人間とーちゃんも等しくとーちゃんなのだ。 もうここには全くの等価値である、という、この時点でしんのすけはまたしてもすごい。 普通の哲学的クイズの場合、人間のほうがよりとーちゃんである、ロボは偽物、で終わる。 そこで終わらず、等しい存在であると言い切るのがしんのすけである。 まぁ意地の悪いことを考えると「本物の本物」がロボのほうだった場合、どうなるかという話。 この話の場合は物語を終わらせるためにロボとーちゃんは自分が偽物であると自覚して死んでいく。 大人帝国もなかなか良かったが、この作品もPKディック的で非常に良い。 その非常に良い映画もラストのあたりのコロッケがうざすぎた。 これさえなければアニメによらず邦画の中でもかなり上位になれたのに。 だが、コロッケ以外は非常に良いので8点献上。 [DVD(邦画)] 8点(2020-09-25 22:31:17) |
10. 天気の子
《ネタバレ》 前半20分くらいはどうにもはまれず。 絵 前作よりも艶やかなのは雨が理由だろうが、特に前半の暗いシーンで気持ち悪くすら感じる。 それでいて小物は変なリアリティがあるので、ラブホにからあげクンがあるのはおかしいだろとなる。 それと背景動画がおかしいところが多々あり、しかもそれらのシーンが大抵重要シーンなので見ていてひどいなと。 一番ひどいのは「天気」を描いているのに、気温が10度下回ってもモブが寒がっていないのがおかしい。 雪が降るとき地表気温は平均3度以下だが、雪が降ってるシーン、半袖のモブが普通に歩いてるから。 そこら辺のリアリティが一か所でもないと、この手のはもうダメです、リアルに描かないほうがまだいい。 声 いわゆる職業声優を細かいところで出してるが、そんなんやるんなら主人公とヒロインを職業声優にやらせろよと。 前作よりも明らかに主人公とヒロインが下手だ。 俳優としては大根と言われる本田翼と小栗旬がなかなかに合ってた。 逆にきちんと攻めたつもりであろう平泉成が聞き取りづらかった。 音 BGMとしての音楽自体は特に悪くはなかったが、やはり劇中歌が五曲と多すぎ。 せめて前半と後半クライマックス二曲に抑えてくれないと。 物語としては主人公とヒロインがちゃんと出会ってからはなかなかに面白いんだが、 ラストの展開が誰がどう見てもエウレカセブンのラストとだだ被りしているなぁと。 それでもこの手の展開は好物です。 うーん、レンタルで見てみたが、買うには至らないかなぁ。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-05-30 23:53:32) |
11. 映画 聲の形
《ネタバレ》 漫画の最初の出会いは、一巻発売当初、コンビニで平積みしていたときだと思います。 マガジン系で一巻が平積みされてたのなんてこれと進撃の巨人くらいですよ。 それからは全巻買ってました。 映画も見に行きたいところだったのですが見に行けず、BDを予約して購入しました。 内容としては端的に障碍者といじめです。 これを週刊で連載させた講談社はやっぱり偉大です。 たとえばNHKが単発で作りました、京アニが単発で映画作りましたといっても驚かない。 週刊少年マガジンで一年以上もこの物語が連載されたということがすごいことなのです。 それくらいに漫画の物語はとても面白かったのですが、映画は、なんか、足りないんですよね。 絵は恐ろしいくらいに綺麗だし声優の配役や台詞も何も間違っていないのに、 漫画と比べると雲泥、としか言いようがないくらいに何か足りない。 ただ、非常に優れた映画作品だとは思いますし、以前NHKで放送もされていたので また、放送されることはあるでしょうからそれを期待するかですかね。 今調べたところ、Netflix、プライムには存在せず、 Youtubeとdアニメストアにはレンタルがあります。 [ブルーレイ(邦画)] 6点(2020-05-24 15:16:29) |
12. アナと雪の女王2
《ネタバレ》 本当にこの映画とは関係ない私的なことですが ネフリの契約をしたら次のページでU-NEXTの画面が出て その場では気づきませんでしたが、後でメールでU-NEXTに契約したということを知った。 ネフリ、危険! それはいいとしてU-NEXTで一本も見るものがないと思っていたんですが 月600ポイントゲットということで440円のこの映画を視聴。 そうしたら2時間の間で3回映像止まった。 何度かスピードテストしたが下り150Mbps超え。 U-NEXT、うんこ! 前作は物語ありきでそこに映像や歌を付けていった感じでしたが これは、映像ありきで物語を行き当たりばったりでくっつけてる感じ。 物語もエルサの大きな筋と、クリストフの小さな筋。 前半~中盤は横文字のオンパレードで、斜め見してたら全然ついていけない感じ。 ひとつ、最終的に馬を出したかったからという結論になるんでしょうけど、 どうしてアナは川で氷の舟に乗ってるのに その直後、エルサは海にダッシュで向かうのか、とかね。 尚、オラフは死なないと思っていたので死んでも驚きませんでした。 [インターネット(吹替)] 6点(2020-05-20 05:02:44) |
13. コンテイジョン
《ネタバレ》 全体としては良かったし、これを荒唐無稽とかなんとか言ってた人たちはもう一度見たらなんて思うかなぁといった感じ。 奥さんの会社が何かやらかしてそれでウィルスが発生したんだろうと、 最初にやたらその会社名が強調されるので誰もが嫌が応でも分かるであろう。 にしてもこんな何千万も死ぬ病気であれば別映画の、ほとんどの人が死滅した、という展開になるだろうし、 致死率が10%超えたら人間の活動限界を超えるというか、伝染する前にウィルスが自滅するレベル。 コロナは黄色で1%行かない、白黒で2-3%程度の致死率なのでここまで広がった。 他の要素がかなりリアリティがあるのに、致死率にリアリティがないのが残念。 しかもその描写があっさり台詞のみで終わってるのもね。 村や町まるごと死にました、みたいな描写がないと、ただ何千万人が死にましただけじゃね。 非常に良く作るとちょっとした凡ミスがかなり響くね。 あと、コンテイジョンという言葉は聞きなれないから直訳の「感染」にでもすりゃいいと思ったけど、 どうしてこう漢字二文字にするとB級ホラー感満載になっちゃうんだろうね。 [インターネット(吹替)] 8点(2020-05-13 03:35:31) |
14. 銀魂
《ネタバレ》 漫画は序盤を何巻か嗜んだ程度、アニメは最初の6年分を10回ずつくらいしか見てない初心者です。 うーん、「なんとかの奇妙ななんとか」は第一章とか言っておいて、この映画は「最初で最後の」と言っておいて、である。 出だしの店長が原作に忠実で良かった。 そこからのCDTVでついていけるやついけないやつが分かれるかなぁと。 そこからのカブト狩り、金色近藤最高じゃぁぁぁぁぁ!!! で、紅桜自体はそんな好きじゃないんですよね。 まぁ話としては銀魂では一番まとまってるし、これが実写化されるのもわかりますけどね。 それはいいとして、Wikipediaで紅桜がAKIRAの悪質なパクリと何度書いても消されるのは何ででしょうね? 作者もパクリなのわかってるし、だから紅桜の次の回でSOLが出てくるじゃないですか。 悪質ウィキペディアンの削除厨はいい加減にしてほしいアル。 ていうか銀魂1も銀魂2もドコモがミニドラマ作ってましたが(沖田の姉とか眠れないアルとか)、 もし銀魂3を作る機会があれば、九ちゃんの誕生会(小栗旬之介君が出てくる)をぜひドラマ化してほしい。 てなわけで、映画として見るんじゃない、「アニメの実写化」として見れば何の問題もないだろう。 [インターネット(字幕)] 8点(2020-05-08 19:16:06) |
15. オール・ユー・ニード・イズ・キル
《ネタバレ》 いわゆるループもの、その中でも繰り返しの数が無数の、「ひどいループ」もの。 まず勝てない宇宙生物を相手に戦うが、なぜだかその宇宙生物からループ機能を伝染されてしまう?感じ。 失敗したら即死、という状況で何度も繰り返す様が、いかにも日本のシューティング好きが作ったんだろうなというあらすじ。 このキャストでこのノリはなかなか当たりだったと思う。 ただ、ラストのほうで、もうループは使えない、となってから妙に萎えた。 だって緊張感じゃなくて、絶対勝つのが分かる試合に移行しちゃったからねぇ。 そこをもう少し緊張感ある状態のままで終わらせてくれればとは思うが、全体のまとまりとしてはなかなか良かった。 宇宙生物の描写も、ハリウッドじゃなきゃ無理だろという感じのCGで良かった。 [地上波(吹替)] 8点(2020-03-26 22:27:59) |
16. サカサマのパテマ
《ネタバレ》 惜しい、もっと点数を上げられるという点は多いし、 異様にラピュタっぽい部分が多いのも認めるがそれでも良作。 世界は 1、最初の地上 2、パテマの暮らす世界 3、アイガの世界 4、アイガの上の世界 5、ラスト辿り着く世界 の5つがありますが、5つ目は1-4のどれと同じでしょうか、という話。 1と同じ、つまり、「サカサマ人」だったのはアイガの人たちというオチ。 1の現象が起きてアイガの人たちは地下で生きることにして地下に「空」を作った、それが4。 空を見ないように教育されているのもバレたくないからなんでしょうね。 言われないと理解できない人が多いというか語りが下手と言われればそれまでですが惜しいです。 [インターネット(邦画)] 8点(2020-01-24 20:28:42) |
17. ジョーカー
《ネタバレ》 ディスク版やレンタルは二週間後ということで初めてデジタルのみを購入しました。 吹替+日本語字幕で見ました。 点数は、映画単独で見たら9点かなぁという感じですが、 この内容は何度も見る内容じゃないぞということで購入してしまったので一点減点。 レンタルで十分ですよ、わかってくださいよ。 うーん、ひたすら救いがないです。 ただ、先に言いたいのは、司会者は、あれ、司会者が悪いとしか言いようがない。 人を頃したと言ってる人を、馬鹿にしてテレビに出しておいて、 「俺を馬鹿にしてるだろ」と言われて、テレビだから頃されないだろ的に 煽ってるのはとても残念。 ジョーカーは結構人を頃してますが、理不尽と言えるのはサラリーマンの最後の一人と あとは元同僚だけでしょう。 まぁ一人でも頃したらあかんというのはわかりますし、 この映画の影響を受けてうんぬんというのもわからないではない。 これが15禁というのも低いし、20禁とか22禁とか作ってもいいくらいです。 で、舞台はゴッサムとなってますが1980年代前半のNYですね。 電車は汚くて暗い電灯であそこまで頻繁か知らないですがやたら電灯が切れる。 当時のアメリカは日本の台頭で暗い雰囲気になりつつあった。 NYも汚さがより犯罪を増やしてまた汚くなる悪循環真っ最中。 そして普段見えても見えない振りをしたくなる要素満載の内容。 でもひとつだけ気づいたのが、アメリカのドラマなどでよく、変な箇所で笑う男がいるが、 あれは主人公と同じように、笑いたいわけじゃないのに笑ってしまう病気なんですね。 まぁ、とりあえず、「見ろ」と勧められるような内容じゃないです。 ただ、主人公の俳優の演技がすごいのは揺るぎない。 映画の話としては、暗い要素はわかるんですが、 単に暗い要素を大量にぶち込んでそれで終わりってだけにも思えもします。 そこまで一部の人に絶賛される内容かは謎、と自分も高評価をしておいて終わる。 [インターネット(吹替)] 8点(2020-01-14 05:32:52) |
18. ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション
《ネタバレ》 エウレカセブンという物語は大きく分けて交響詩篇エウレカセブン本編と続編のエウレカセブンAOとがあります。 エウレカセブン本編もテレビ放映された50話、50話の内容を変えた51話が本編の本編、 そこに漫画版、映画版(ポケットが虹でいっぱい)とあって、これは再度作り直された映画版(ハイエボリューション)です。 尚、上記作品は全く見なくてもいいですし、ハイエボリューション1も見なくていいです。 これは強いて言えばテレビ本編48話「バレエメカニック」のリメイクです。 交響詩篇エウレカセブンに出てくるアネモネという女の子はわがままでわがままでわがままですが このアネモネはとても素直ないい子なので見ていて見やすいとすら思います。 エウレカは三度目のリメイクでそのたびに全然違う舞台、違う性格になるのは欠点とも言えますが 完全に今までの内容を知らない方でもすんなり入っていけるという点では利点だと思います。 で、内容は、、、うーん、あまりぱっとしませんが、そこまで悪くもない。 後半は別アニメのように夢が舞台になってるかのような展開ですし。 尚、4:3の超額縁のシーンは1のときはテレビのカットを流してるのだと思いましたが、 少なくともこの映画では全部ちゃんと一から作られてますね。 テレビ版との繋がりを強調したいのでしょうけれど、以前からの視聴者から見ても意味不明です。 ただ、上記に述べたとおり、エウレカセブンというものを知らない人ほどこれ単体での評価は高くなると思います。 [インターネット(邦画)] 6点(2019-12-12 19:43:47) |
19. インターステラー
《ネタバレ》 ブルーレイは通常の2Kとその後に出た4Kとを持ってます。 まぁそのくらい好きです。 映画館で見たことないので映画館でもしやってたら絶対見に行く、ていうか家で爆音で見てもいいかもしれない。 いくつかのパートに分かれていて、それぞれが長いので普通の映画2、3本見たような錯覚に陥りますが 駄作三本の点数合計より点数は高いのでいいでしょう。 まず冒頭は滅びゆく地球。 「何が起こってるかよくわからないけどとにかく滅びそう、砂漠化の影響で野菜が取れない地球?」といったところで 延々農業をやってる父さんがメイン。 そう、「未知との遭遇」の感じなんですよねこのあたり。 ちょっとイカれたおじさんが毒電波受けてもっとおかしくなっていく、そんな感じ。 まぁあちらと違ってこちらは一応ナサなので少しはましですが。 そして宇宙に行く、土星とワームホールを通って水の惑星へ。 数時間に一回津波が来るのも、重力が強くて相対的に時間の流れが遅いのもいいとして、 どうしてあそこまで地面が同じ高さなんだ? 完全な球体の上に水があるのであろうか。 続いて本作の本編とも言うべき冬の星、マン博士の登場です。 「お前は火星でジャガイモでも作ってろ」とかいう悪口禁止ですよ。 ていうかこいつもなんでわざわざ奪おうとしたんだろうね。 「もう辛いから一緒に帰ろうよ」でいいじゃんね。 そして、ブラックホール、からの五次元。 ここで最初の娘の言ってたおかしな現象の正体がわかる。 そして----- こうして書いてみると「あれ? 10点上げるような大傑作だっけ?」と思ってしまうが やっぱり、家族愛、恋愛、友愛、人類愛、愛に、そう愛に生きなければならないのですよ信徒の皆さん! というわけでおまーら、駄作だと途中で思っても3時間弱ちゃんと見るんやで。 少なくとも自分は「映画の中では」「2000年から2019年までで」最高だ。 殯の森が97点、ハルヒ消失が163点とするとインターステラーは169点やな。 そう、ハルヒと僅差なのはハルヒも上映時間が長いから(上記の点数は上映時間です) まぁやっぱり、第9地区は9点にするよ、9だけに。 今思えばインターステラーより感動したかもしれないが、それでもインターステラーのほうが好きだ。 浦島が戻ってきたら娘がババアとか、最高じゃないですか。 [ブルーレイ(字幕)] 10点(2019-12-04 20:20:08) |
20. アリータ:バトル・エンジェル
《ネタバレ》 ガリィ(アリータ)の目が大きいのは構わないが 別なキャラも何人かは目が大きくないと変じゃね? Mattで映画を作ったらこんな感じ、みたいな。 漫画は旧版は全巻持ってる。 漫画の前半は正に映画にしどころがいっぱいあるが、詰め込み方が下手すぎ。 漫画前半を読んでもらえれば、そのままアニメ化でもすればこの映画よりましなのがよくわかると思う。 ただ、ひとつ良かったのは、キャラクターをかなり漫画に寄せてて、それは良かったというより珍しかった。 もう漫画読んでれば途中飛ばし飛ばしに見ても新キャラが誰かすぐわかる。 話が下手とは言ったが、自分が脚本するにしてもあのシーンをラストに持ってくるのはわかるが、 ノヴァは天界に居ちゃだめだし、カッターは手動ではなく自動で出てこなければだめだし、 そもそもがボーイフレンドが落ちては行くが、この世界観で死ぬの?って感じが強いので もう少し絶望的に、死んだことがわかるように描いてほしかった。 もちろん、落ちる前のタメとかも足りないし、いろいろ残念。 ちなみに有名ですが、アリータ(アリタ)とは原作漫画の主人公が 夢の中で名付けられる偽の名前です。 漫画の主人公はガリィや陽子であってもアリータではない。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2019-11-27 12:12:21) |