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プロフィール
コメント数 409
性別 男性
自己紹介 改めて、ホラー映画の評価は個人的にとても難しいと感じている。怖いかどうかって観たときのバイオリズムとかでも大いに変わってくるし、怖いかどうかがやっぱ最大のキモな訳だし(とは言え、怖いだけでつまんないホラーも、それはそれである意味苦痛なだけだし)。

最近はときおり、百人組手的に100本くらい続けて近作ホラー鑑賞して修行したい衝動にも駆られるが、それほど暇な訳でも無い。悩ましい。。

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1.  CURED キュアード 《ネタバレ》 
ゾンビ・パンデミック後、治療法が開発され、幾ばくかの人々がゾンビ状態から人間性を取り戻した、が…というお話。前半はホラーと言うよりはサスペンスなつくりで、恐怖描写はごく程々に、非常に重苦しくてやるせないハードな展開がまあまあ見応え有る。ラスト30分はお待ちかねのゾンビー・パニック・アクションで、またもや全力疾走なゾンビがまずまず迫力有って率直に恐怖。前半はアイデアで独創性を出し、後半はゾンビものとして観客の観たいモノをしっかりと観せる。適度なコンパクトさも相まって中々にバランスの良いホラーであった。グッド・クオリティな小品といったところだが、個人的には割と好き。
[映画館(字幕)] 7点(2020-05-28 00:37:16)★《新規》★
2.  ガール・イン・ザ・ミラー 《ネタバレ》 
主演はオリビア・ハッセーの娘だかで、ロリロリとかなり可愛い。内容は「キャリー」風味に「死産だった双子の片割れ」要素を足し込んだもので(むかしX-ファイルで「カルサリ」という似た様なエピソードがありましたね)、気弱な主人公が後半になると豹変するというのがメインな話。ただ、必ずしもパラノーマルな現象だとも言い切れないつくり(抑え込んだ深層心理が二重人格的に現れてるだけだとも解釈できる様な)で、詰まるトコロ、描写自体は別に霊的でも何でもないし、そして結構に地味。この陰鬱な雰囲気であんまりテンポが良いと逆に軽くなり過ぎるとも言えるが、それにしても(地味な割に)ちょっとローテンポ過ぎるよーにも思う。しかし、憑依状態時の主演女優の血も凍る様な冷徹な眼光・迫力自体は、一応そーいうホラーとして本作を成立させる程度には上質かと(有名人の娘だし、こっちが彼女の「素」に近いのかもね)。まあ、全体としてはイマイチ気味にも思えるケド。
[インターネット(字幕)] 5点(2020-05-28 00:31:46)★《新規》★
3.  ローマ発、しあわせ行き 《ネタバレ》 
理屈より感情を優先するタイプの、個人的に非常に苦手な女性のかたが3人も出てきて好き勝手放題やらかして回る話の内容は、傍目にはそこそこ面白いがよく考えると地味にストレス(胃が痛い)。それに比べれば八方美人で予定調和な結末も、もはや左程気にならない(これはこれでアリかと)。お目当てのカルディナーレは、なんか縮んで可愛いお婆ちゃんに(これもこれでアリかと)。結論、まあまあ楽しめたかと。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-05-28 00:24:39)★《新規》★
4.  レッド・ブレイド(2018) 《ネタバレ》 
改めて、坂口拓という人は自分で演るのも演出するのも、そして素人に仕込むのも出来ちゃう極めて総合力の高いアクション俳優ですね。暇なアイドル・グラドルを鍛えてこーいうアクション映画を撮らせるのが嫌いでなければ、それだけでも相当食ってけるのではないでしょーか。  正直言って本作は(特に女の子3人の)アクションのみが見所な訳ですが(あと一応パンチラもあったか)、オープニングの坂口氏本人の素晴らしい殺陣アクションをタップリ観た後にも関わらず、どのアクションシーンもそこそこ観れる出来になっているのは率直にスゴいと思います。ただ、くの一のヒロ・ユウ役の2人(搗宮姫奈と花影香音)は、2019年公開の『爆裂魔神少女 バーストマシンガール』でも坂口氏と共演しており(公開は前後してるが撮影は『マシンガール』の方が先だった様で)、そこで数か月みっちり鍛えられて今回も坂口氏に呼ばれている、ということのようですね。とは言え、小倉優香だって蹴ったり蹴られたり跳んだり転がったり、かなり頑張っていると思います。彼女のファンなら観る価値は確実にあるでしょう。  しかし本作、問題はアクション以外です。いくら何でも酷すぎます。これならいっそ監督・脚本も坂口氏にやらせた方がマシなくらい(同じ無内容なら何も考えずにシンプルにつくった方が幾らか良い、という意味で)。結果的に非常に価値判断の難しい作品になってしまっていますが、オマケでこの点数とさせてください。
[インターネット(邦画)] 5点(2020-05-26 00:30:55)《新規》
5.  ファイティング・ダディ 怒りの除雪車 《ネタバレ》 
おっちゃらけた題名からややコメディ寄りの作風を想像していたが、基本的な部分は意外にもかなりハードな復讐ヴァイオレンスである。ただ、随所に挿入される一風変わった演出は間違い無くコメディの香りを微かにも漂わせているのと、他にも描き込まれるノルウェーの社会状況の端的な物珍しさもあり、ただシリアスなだけの物語にはなっていない。中々にユニークな作品だと思う。  とは言え本作の一番の良さは、凍てつくノルウェーの大地が醸し出す寂寥感と、その中に孤独な父の復讐が貫徹される哀しきカタルシスの深い趣にある。一般市民なジジイのはずのステラン・スカルスガルドが喧嘩の強いこと!(ガテン系の底力、としか言い様が無いが…)
[インターネット(字幕)] 7点(2020-05-24 21:58:56)《新規》
6.  おとなのワケあり恋愛講座 《ネタバレ》 
まるで中身の無い映画ですね。ここには傾聴すべき物語も、人間の成長も、真実らしき愛も何ひとつ存在しません。加えて、極めておバカな映画です(おバカ、で片づけるには少し深刻に過ぎる気もしますが)。ステレオタイプを更に煮詰めた様なクセの強いキャラクター達に共通する点は唯一つ、「非常識」であることです。そんな彼らの愚かしい有様と、そして時折登場する「常識的」なモブキャラが彼らに冷徹に突き刺す控えめに言って致命傷なツッコミ(と、それがもたらす暫しの耐え難い静寂)に率直に爆笑できてしまう私は、やはりどちらかと言えば「非常識」側の人間なのだろうなあ、と思います(常識的な人なら眉を顰めるトコロだろう、と)。  単純に映画としても、前半1時間にも渡ってカッ飛ばしたハイテンポに比して、予定調和な後半は確実にスローダウンしている尻切れトンボ加減も決して褒められたモノではありません。ただ、俳優陣はかなり頑張っています。特に印象に残ったのは、アラフィフとは思えないキレの有る美貌(+前述通りのバカみたいなハイテンション芝居)を遺憾なく発揮していたサルマ・ハエックですね。ブロスナンも(あくまで個人的には)決して悪くなかったと思います(これもやはり、笑えるかどうかは人による、としか言えませんが)。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-05-24 16:41:43)《新規》
7.  パーティで女の子に話しかけるには 《ネタバレ》 
うーん…どうでしょう。。タイトルからは全く想像も出来ないような非常に珍妙なSFの話で、しかもメインコンテンツは極めて単純なボーイ・ミーツ・ガールの物語だという。あくまでSFの小品としてなら、その奇妙さには十分に作品としての価値を備えていると言えるかも知れないが、ひとつの映画として十分な内容があったかと言われると、やや微妙かと思う。ところどころ、あまりにヘンテコでちょっと笑えるという箇所もあったのだけど、正直エル・ファニングが可愛いからなんとか観てられる、という作品にも思える。  ただ、エル・ファニングは確かに可愛かった。髪型とかも超可愛かった。その点でおまけの1点アップ。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-05-23 17:55:12)《新規》
8.  シンプル・シモン 《ネタバレ》 
思ったよりずっと厳しい映画であった。安易なゴールなど用意されず、問題は殆ど解決することもなく、それは疎か、少なくとも「前進」しているのかというのもほんの、ほんの少し、といった程だ。ただ、こういう切実で(ある意味)深刻な問題を題材にとる以上、一番重要なのはその部分のバランス感覚だと思うし、その意味ではある点ではシリアスに、またある点では十分にコミカルにハートフルに仕上げられた本作は、率直に非常に適切な仕事であると感じている。  中でも一番に感じられたのはやはり、周囲の人々の優しさというか。障害を「障害」にしてしまうのは世界であり、人々の意識だというのは本作でもひとつの大きなメッセージになっていると思う(自分で自分を「変えられる」くらいならそもそも問題にはならないのだから)。しかし、シモンの(方向性は間違っているとは言え)彼なりの「愛」のまっすぐさを本作から感じ取ることこそ、我々が正しくその「意識」を変える第一歩に確実に繋がってゆくものだと思っている。重ねて、安易なラストを用意しない本作には、志の高さ・問題認識の適切さを感じた。良作。
[DVD(字幕)] 7点(2020-05-23 12:57:33)《更新》
9.  テオレマ 《ネタバレ》 
随分昔に某動画サイトで観て、全く歯が立たなかったという作品。今回、DVDを調達してのいわば再挑戦なのだが、前回よりは少しだけ得るものが有った様に思われる。  第一に感じ取れるのは、やはりキリスト教的な価値観。「訪問者」のイメージに重なるのは、何と言ってもイエス・キリストである。ただ、一家がブルジョアとして描かれること(言葉としても「ブルジョア」という台詞も複数回登場するし)、そしてパゾリーニが共産主義に傾倒していたことから鑑みるに、彼には「革命者」としての姿もまた重なってくる様に思う。  重要なのは、その彼の運び来る「変革」の結末である。要は、それは明らかに「ブルジョア」たる一家にとって望ましい結果を齎していない。それを非常に単純に解釈すれば、本作は単なる資本主義批判映画だと言えるのかも知れない。  しかし本作、決してそんなに単純な作品でもない様にも思われる。ブルジョアを単に「敵」と看做さず、そもそもこの世界は資本主義者に満ち溢れているのだから、これをそのまま「世界」だと捉えたならば、また話は違ってくる様に思う。救世主たるキリストや、真の革命家を以てしても善き方向に進まない「世界」。この重苦しい作品には、そんな世界(或いは逆に、そんな世界における共産主義の在り方それ自体を含むものか)に対するパゾリーニの絶望的な苦悩が感じ取れる様にも思う。  ひとつ確からしいのは、一家でただひとり「プロレタリアート」を代表するエミリアを通して描かれる「癒し」と、それに伴って来たる「希望」である。パゾリーニは、真に人々を癒し、そして導ける存在は、労働者階級の中から現れるということには確信を持っていたのではないだろうか。年代的にも思想間の二項対立とそしてその「善と悪」が揺らぐ歴史の中で、そこだけには(=映画中のそこの表現には)ある種の普遍性が感じ取れる様にも思われる。
[DVD(字幕)] 7点(2020-05-23 00:08:27)《新規》
10.  クロールスペース 《ネタバレ》 
クラウス・キンスキーが出ていなければ観なかった映画だが、私なら、クラウス・キンスキーが大家のアパートには絶対住まない、と思う。前半は爺さんの覗き生活(気紛れで殺人も)を淡々と描写してゆくが、それ自体は変態度も高く、まま観れなくもない(人を殺すたびロシアンルーレットやるのとかは、結構いいアイデアだと思う)。しかし、アクセントで挿入されるショック描写がどれも手抜き(というか肝心な場面が全部飛ばされてるので、全くショッキングじゃないのよね)なので、抑揚が薄くてなんとも盛り上がらないローテンションが続いてゆく。  そしてラストはエライ唐突に皆殺し展開だが(つーてこれだって、開始時点で既に大半が死体になってるけど)、やっぱなんかタルいし何がしたいのかもイマイチよく分かんないしで、かなりお粗末な出来。根本的にこの監督、ホラー・スリラーを撮るセンスってのが欠けている様にも思われる。残念作。
[DVD(字幕)] 4点(2020-05-21 19:52:41)《更新》
11.  マッド・ナース 《ネタバレ》 
ナースがエロエロで、かつ超残虐、というのをやりたかっただけな映画。展開運びは全編通して非常に手抜き(ごくありふれた話だからそれでも全然ついてけるケド)、そしてラストは全部放り投げてやりたい放題の滅茶苦茶だし、(エロはともかく)肝心の残虐描写もどれも超チープな質感で、総じて映画としての質はお世辞にも高いとは言えない。  だから本作、そのエロくて残虐なナースからどのくらい魅力を感じ取れるかに全てが掛かっている。これがまた、極めて個性的な顔立ちのお姉さんで、見ようによってはハッキリ「ブス」だと言えるかも知れない。しかし、何と言うか色気に全ステータスを振り捨てているというか、とにかく何ともエロい(イヤらしい)のですね。その意味では、無修正版を観ないと正確には評価できない作品なのかも知れない(ブラはあんまり外さないがパンツは脱ぎたがるという変態だったりするので)。
[インターネット(字幕)] 5点(2020-05-20 22:13:57)
12.  永遠のこどもたち 《ネタバレ》 
ジャンルとしてはかなりミステリーに寄せたホラーという所で、その含む「謎」が本作の怖さの源泉である。特に、屋敷に潜むことが中盤から明白なこどもたちの霊が、一体どういう存在なのか(味方なのか敵なのか)が分からない、という点に怖さが在る(敵なら敵で警戒すればいいので、どっちか分からないとゆーよりは怖くない。それが際立っていたのが、件の「だるまさんが転んだ」のシーンかと思う)。  そして実際、この哀しいお話の出発点は、そのこどもたちのどうしようもない無垢な「残忍さ」にあった、とも言える。一度狂った運命の歯車は永遠に元には戻らないかの如く、ストーリーは再び悲劇的な結末を迎えてゆく。しかし、一方でこどもたちには何らの邪心も無かったことが明らかになるラストは、悲劇であると同時に、我々にとってもラウラにとっても、そしてこどもたちにとっても、一種の救いなのだと思う。ミステリーとして真相を解明することのカタルシスを、痛い程に哀しくありながらも心洗われる美しく幻想的なラストシーンに昇華させた本作は、私からすると単なるホラーorミステリーと言うよりは、それらをどこか超えた類いの作品であった様に思われる。だから実はジャンルは何だとも言えないが、個人的にはまあ傑作かと。
[DVD(字幕)] 8点(2020-05-19 23:50:15)《更新》
13.  ザ・ウォード/感染病棟 《ネタバレ》 
うーん…これは久しぶりにヒッドいホラー…まずとにかく内容が無い。約90分の作品ですが、1時間経っても特に何も発生してません(なんか男がスキンヘッドにする様子を延々映してたりします)。その後、次第に皆が狂気に呑まれていくサマが描写されますが(さっきのハゲ野郎もその先駆けだったという)、それだって平凡・安物・迫力不足の三重苦で全く観るに堪えません。  今作の敗因の一つとして、ロケーションの悪さ。廃墟の精神病院が舞台ということになっていますが、実際のロケ地は全然そういう場所じゃなくて、ごくごく普通の室内で撮ってることもしばしば(監督の自宅かなんかじゃねーの?)。それっぽい場所を用意できなかったため、展開・演出のとり得る選択肢が極めて限られている、ということではないかと(なら別の脚本にせいよ)。
[DVD(字幕)] 3点(2020-05-19 20:21:19)
14.  RE-ANIMATOR 死霊のしたたり3 《ネタバレ》 
ウエストが冒頭で逮捕され、その13年後の刑務所内が舞台となる本作、比較的マジメにストーリーで勝負している、という感じ。要は、例の薬剤での死者蘇生が上手くいかないのを改善するため、ウエストは微小プラズマなるものに目を付けた、という話である。とどのつまり、これが一種の「魂」的なものだということかと思うのだが、結論を言うとイマイチこいつの扱いに整合性が取れておらず、ハッキリ言って何がどーなってるのかサッパリ分からないのだす。んで結局、終盤は暴動にかこつけてあっちゃこっちゃで好き勝手やってるだけにも思えるし、どー考えてももっとシンプルにつくるべき続編だったと思う(少しは自分の腕前を考えろよ)。  肝心のジェフリー・コムズだがこれも率直に、年相応に「トガリ」が落ちていて至極普通の人にしか見えない(まあ50手前なんだし、それで前作と全く同じのKY加減だったら逆にちょっと怖い、色々と)。
[DVD(字幕)] 3点(2020-05-18 22:28:58)
15.  死霊のしたたり2 《ネタバレ》 
色々な点で前作の結末部分がグダグダと無視されているのは一旦置き、続編として、各ポイントでは前作のアイデアを発展させた決して悪くない(オリジナリティのある)描写が見られるのだが、一方で全編通して非常にモタモタとテンポが悪く、あまり面白く感じない。思うに、新しいアイデアは無くもないがストーリーの方で大してやれる様なことが無く、そこをグロ描写の量でカバーすべきところ、それが技術的・予算的に難しかった、ということのよーに思える(死体を組み立てたクリーチャーを序盤からもっとドカスカ出していくだけでも、だいぶボリュームは補えると思うのだよね)。B級映画ならではのやや歯痒い続編。
[DVD(字幕)] 5点(2020-05-17 20:52:01)
16.  ZOMBIO(ゾンバイオ)/死霊のしたたり 《ネタバレ》 
シンプルな話にも思えるが、割とグロテスクさの方を強く立たせた演出になっており、前半は結構生理的嫌悪を催すような気色悪さが際立っている。しかし後半はかなり派手にエキセントリックな展開で、非常にメチャクチャなためにホラーと言うよりはスラップスティック・コメディに近い仕上がりになっている。全体としてはコメディ・ホラーになるのだろうが、総じてグロ描写も凝っていて良く出来ているし、話の内容・展開運びも工夫されていながらもコンパクトで非常に観易く、何より主演陣がいずれも素晴らしい演技(若いカップルも実に手堅い演技だが、狂気で変態なウエストと、俗物で変態なヒル教授がとにかく絶品)。非常に濃密な90分で、間違い無くお値段以上な出来の傑作B級ホラー。このジャンルではかなり上物な部類。
[DVD(字幕)] 7点(2020-05-17 17:17:13)
17.  パペット・マスター(2018) 《ネタバレ》 
30周年記念のリブートということらしいが、旧シリーズは全て未見。しかし、旧作に出演してた(らしい)バーバラ・クランプトンが、結構しっかり時間をかけて旧作の設定をなんとなーく説明してくれるシーンがあり、未見でもどーいう話だかはそこはかとなく分かる様になっている。ところが、肝心のその後の展開運びは「誰が、何の為に」の部分がまずかなり適当、そして、各ショックシーンが「はい、1シーン終わりっ!」てな風にブツ切れな感じで進んでゆくので、イマイチ緊迫感や恐怖が段々と盛り上がっていくということが無い。  ただし、今どき全くCGを使わないことによるリアルな質感と、それによるグロ描写の生々しさにはそこそこ見応えが有る(加えて、血みどろ具合もそこそこ過激)。他に全く期待せず、怖さよりグロ描写に期待して観るなら、ある程度の観る価値は見出せるかと(しかし、そんな奴そんなに居るかねえ…)。
[DVD(字幕)] 4点(2020-05-17 12:52:21)
18.  ブラックブック 《ネタバレ》 
最初の方はシリアス全開のヴァーホーヴェンとしては際立ってマジメな内容で、これはこれで全く全然悪くないと思った。それが、終盤は一転してサスペンス方面の面白さ・意外性を重視した極めてスピーディかつ濃密な目まぐるしい展開で、少ーしリアリティを欠くものの、個人的にはこっちも超面白かった(が、ここは完全に娯楽映画なんですよねえ…)。非常に穿った見方をすれば、序盤・中盤と終盤で雰囲気がだいぶ変わっている点に疑問を差し挿むことも出来ようが(マジメに撮るんだったら最後まで貫けよ、という)、個人的にはそこまで深刻に気になっている訳でもない(とは言え、全く引っかからないという訳でもない)。  監督の個性であるエロやら汚物やらも非常に効果的に使用されており、映画としても見応えが高まっているし、ファンならニンマリ出来るだろう。しかし、いくらゲテモノ好きの私でも、件の糞尿ぶちまけのシーンは流石に少しやり過ぎにも感じた(前述の、リアリティを損なっている、という意味でも)。ただ、そこも含めて脱ぎまくりの汚されまくりな主人公を演じ切ったファン・ハウテンの演技には、最大級の賛辞を贈りたい(こういう気が強すぎる女性って正直ニガテなんだけど、「ムンツェに惚れたな?」「そうよ、悪い?」のシーンの凛とした目付きにはビリビリ痺れました)。地味に、ヴァーホーヴェンでは一番素直に他人にオススメできるかも知れませんね。
[DVD(字幕)] 8点(2020-05-17 01:58:05)
19.  グレート・ウォリアーズ/欲望の剣 《ネタバレ》 
憎しみの連鎖が彼我双方の残虐な行為と悲劇を生む、なかなか誰にも感情移入できない物語だが、ポールドゥリスの中世チックで勇壮な素晴らしい音楽と、ヤン・デ・ボンの臨場感・迫力最高の優れた撮影によって野卑ながらも非常に力強く語られる本作には、どこかに確実に爽快さと痛快さを感じ取ることが出来るだろう。そもそも個人的には、倫理観溢れる優等生な歴史物語などに殆ど観る価値は無いと思っている。そこに現れる愚かさ・醜さこそが人類が進歩した証、そして我々が歴史を省みることの真価であり、それを通して現代の我々が尊重すべき美徳を表現することが歴史映画の本分なのだから。良作。
[DVD(字幕)] 7点(2020-05-16 21:48:49)
20.  ジョルジュ・バタイユ ママン 《ネタバレ》 
理性を脱ぎ捨てた先に、神は現れる。全編を覆い尽くすグロテスクな性描写が意味するのは、人智に依っては理解し難き「神」、その如き母の愛を得るべく、息子に課せられた試練だ。あまりに不道徳で不条理なその終着を彼が本能的に拒むのは、至極当然な事である。しかし人間を辞めなければ、彼は母の愛をも得られないのだ。これは中々に気の毒な事ではないか。  本作に於ける「神」、これが務まるのは、如何にも「怪物」イザベル・ユペールくらいなもんであろう(その絶大な、かつ変態的な存在感を以てして)。エロくてゲスい見た目の割には、内容の方がそこそこ在る(流石バタイユ)。
[DVD(字幕)] 7点(2020-05-15 23:15:15)
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