1. 千と千尋の神隠し
宮崎駿監督は、日本のW.ディズニーか!観て、感動した。心がヒューマンになりました。宮崎ワールドとも言うべき氏独特の「もののけ姫」他たくさんのモチーフ・キャラクターが随所に散りばめられていて、飽きが無かった。作品の内容としては、改めて、人が社会の中で懸命に働いて生きていくことの厳しさ、そして困難や壁に負けない勇気の大切さ、その中で結ばれる友情や助け合いの尊さ、また人間が忘れ去っている最も身近な環境の大事さなどを、幼い千尋の心の成長をとおして、深く教えられた秀作である。アニメの世界の中で、ここまでヒューマニティあふれる作品を創造できるのは、今の日本においては、宮崎駿氏を置いては他にいないと感じた。 9点(2001-08-14 21:34:43)(良:1票) |