1. 地獄の黙示録 特別完全版
恐ろしいほどに生々しく、物語自体が今でも息づいている感じ。過去を描いたようで現代までも見透かした印象があるのは、真理をついているからだろうと思う。マーロン・ブランドの契約違反によるダイエット不足は欠点だけども、それを補うほどのエネルギーを感じた。オリジナル版は対して好きではなかったけれど、これは最高。 10点(2002-10-29 15:07:00) |
2. ロード・トゥ・パーディション
美しい映画。ポール・ニューマンとジュード・ロウが、作品にハリを与えている。少しサービスが過ぎて、シンプルな筋立てなのに饒舌なのが欠点か。トム・ハンクスよりも、子役の方が良かった印象あり。 7点(2002-10-29 15:02:36) |
3. Dolls ドールズ(2002)
観ている途中で、ビートたけし名義の小説を連想した。北野武監督作品はすべて鑑賞しているが、これは初めての感覚。出来は、どうかなぁ…北野作品の中では下から数えた方が良さそうな感じですが、レベルは高い。ヤクザの親分のエピソードにもう一工夫あれば……。 7点(2002-10-29 14:58:30) |
4. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
このセンス。この分かりやすさ。この毒気。大傑作。キューブリックもセラーズも凄すぎる。 10点(2002-10-29 14:54:38) |
5. サイダーハウス・ルール
日常の中の、ほんのちょっとした“きらめき”。苦しい中にある“楽しさ”。淡々と進む中に、実に奥行きのある事柄が語られていて、胸に迫ります。いい映画です。この、“人生をかみ締める”ような語り口。最高です。見終わった後、心がぬくくなります。 9点(2002-10-29 14:49:08) |
6. ノーバディーズ・フール
この映画、知らない人の方が圧倒的に多いんですよね。でも、これはいい。原作も読みましたが、味わいのあるいい作品です。何というか、「人生何度でもやりなおせる」「人生というのは、焦る必要はない」っていう感じが胸にシミジミとくるんです。老年に至ったポール・ニューマンが、まさにハマリ役。古き良きアメリカ映画の匂いがプンプンします。 9点(2002-10-29 14:40:56)(良:2票) |