1. マイノリティ・リポート
せっかく凝ったセットで、しかも我々が映画で知る原作者K.ディックの世界を表現できていると思うのだけど、なんせ絵が汚い。 スピルバーグ本人も早撮りを心掛けた結果だと宣っておられたが、いかがなものだろう。 企業広告もいいけど、あれだけ際限なく連発されたらその度映画の世界から現実返りをおこしてしまって、作品に感情移入出来ない。 それも一番の見せ場の場面でなのだからなおさらだ。 A.I.の時も思ったけど、この人は現実のなかの非現実は非常にうまくまとめるけど、非現実のなかの現実っていうのは苦手なんじゃないのだろうかとあらためて思った。個人的にヤンデボン氏は制作側としてこれで満足なんだろうか? 4点(2002-12-08 16:47:55) |