1. ギャング・オブ・ニューヨーク
つまらなかった。この映画。大好きなスコセッシの大作と宣伝されていて期待しまくっていただけに残念でならない!映画技術としてはどの作品にも引けを取らない出来であったことは認めたいが、肝心のテーマが安っぽ過ぎる!アメリカを象徴する史実を認識する、掘り下げていくことの面白さ…みたいなものがメインのテーマになっていた。そんなテーマで感動を覚える人間が、NY市民、米国民以外にどれだけいるというのだろうか?少なからず、僕の行った劇場(日本国内)では上映が終わった後の雰囲気に一種の強烈なしらけが充満していた。「こういった映画を楽しかったといっていいのかよくないのか…戸惑ってしまうなあ。」といったような。技術がすごすぎた!その点に限れば10点満点以上の評価を下したい。しかしテーマが軽い!この極端に不釣合いな出来は、観る者をして戸惑いを抱かせるのだと思う。どこまでも僕の主観でずらずらとつづったが、しかしこの作品を観て心から感動した人は多分皆無に等しいに違いない。本当は期待を裏切られた分0点評価したいところだが… 4点(2002-12-22 17:15:58) |