1. バルカン超特急(1938)
設定が大陸横断列車という大仕立てなので、スリラーというよりもどたばた喜劇的な展開はまあしょうがないかな。いきなり素人乗客対軍隊の銃撃戦が始まってしまったりして、ヒッチコックにしてはちょっと粗ッぽすぎる感じがした。一緒にいたおばさんが主人公が寝ている間に消失、同じ座席の乗客はそんな人はいなかったという、あたりは先行きを期待させたのだけども。窓に手で書いた名前が彼女の存在の証拠になるのは今では良く使われるけど、これがオリジナルなのでしょうか。しかし主人公の女優は、60年以上前なのにあまりにも現代的で垢抜けた美人でしたね。 6点(2003-02-06 22:41:41) |