1. マトリックス
見どころはアクションだけ。ストーリーは理解できるが、大して深いテーマがあるわけでもない。本当に高度な映画とは、作者の伝えたい事やテーマを、物語の流れや映像の美などで、感性によって伝える芸術であるべきで、登場人物がそれを言葉でベラベラ喋る映画はみっともない。 2点(2003-05-11 21:26:59)(良:3票) |
2. 銀河鉄道の夜(1985)
実写版「風の又三郎」や高畑の「セロ弾きのゴーシュ」など、映像化された賢治の作品は原作を台無しにしているものが多いけど、このアニメはとても幻想的で素晴らしく表現できていると思います。キャラを時代や流行に左右され安い人間の姿ではなく、猫にすることで、抽象的で永遠的で、不思議な世界観を表現するのに役立っていると思います。宮沢賢治は猫が嫌いだったのにと批判した浅はかな学者もいますが、賢治は「猫の事務所」や「どんぐりと山猫」など、猫を主役や主要キャラとして扱った物語も結構書いてますし、わずか短い1つの詩から賢治は猫嫌いだったなどと判断するのはあまりに短絡的すぎ。ますむらひろしも、そのような反論をしてます。理屈っぽい人にはこの作品の良さは分からない。 10点(2003-05-11 01:05:27) |
3. 風の谷のナウシカ
上辺ではエコロジカルで深いテーマを表現しているように見せながら、実際にはかなり世の中に媚びた世俗的な作品を作っているのが宮崎駿。彼は宮澤賢治を尊敬しているらしいが、宮澤賢治のような本当の神聖な境地や背負った苦悩の大きさにはとうてい及ぶべくもない。今では単なる商業的な成功者に成り下がってしまったようだ。久石の音楽はまあまあ。 0点(2003-05-11 00:43:40)(良:1票) |
4. 目撃(1997)
バカチ~ンって感じ。随所に無理のある設定が目立つ。まず冒頭からして、あんな簡単に殺人事件に発展するのが不自然。これなら殺人事件に発展してもおかしくないという自然な理由や流れを作ってほしい。最後に大統領が自殺したのを誰も疑わずに信じてるのも不自然。頭悪すぎ。 2点(2003-05-11 00:23:30) |
5. スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
CGキャラの動きがいかにもマンガくさい。実写なのかアニメなのかハッキリしてほしいって感じ。いくらSFやファンタジーでも、実写である以上、もうちょっと動きのリアリティみたいなものを追求して欲しい。ストーリーもイマイチ面白く盛り上がらないし、設定も工夫がない。やはり昔の三部作の方が面白かった。 3点(2003-05-11 00:16:56) |