1. 狼たちの午後
殺しをする柄じゃないソニー、小心者でどこか危なっかしいサル、どう見ても銀行強盗をする器ではない。そこらへんの脆さを巧みに生かし、コミカルに風刺を利かせて描かれているから面白い。とくにサルが逃亡先にアメリカ国内を挙げるシーンはおおいに笑える。ほとばしる汗、刻々と変化する人間模様、12人の怒れる男に通じるシドニー・ルメット流密室劇の秀作だ。 8点(2003-05-26 21:38:13) |
2. エクソシスト
人間の葛藤をしっかり描いた、ホラーのカテゴリーでは収まりきれない傑作。怖がらせるだけの映画ではないよ、実に奥が深い。 10点(2003-05-26 08:08:58) |
3. テス
ナスターシャ・キンスキーの美貌、まさに永久保存版。 9点(2003-05-23 17:40:47) |
4. ピアノ・レッスン
なぜこんなに低い?不条理でありながら美しい映像との見事なまでのバランス感覚がたまりません。もう芸術作品です。 10点(2003-05-23 17:23:06) |
5. 奇跡の人(1962)
あまりの衝撃に言葉を失いました。迫真の演技とはまさにこの作品をいうのではないでしょうか。絶望からの一筋の光、それを与えてくれたサリバン先生、感動以上に人生の糧にもなる名作です。 10点(2003-05-23 09:09:05) |
6. パリ、テキサス
大好きな映画!ロード・ムービーの最高作だと思います。見終わったあと、心からいい映画だったなあといえる作品ですね。 10点(2003-05-23 08:41:19) |
7. スモーク(1995)
アメリカ映画でこんなにも情緒豊かな作品だあったとは!エピソードひとつひとつに考えさせられます。ハーベイ・カイテルの役どころもまさに完璧、深みのある言葉、味わい深いしゃべり方、常連さんが彼をしたってタバコ屋を訪れるのも納得します。監督もよほど気に入ったのか続編も作っていますからねえ、いや~いい作品です。 10点(2003-05-23 08:38:28) |
8. この森で、天使はバスを降りた
映画にはまるきっかけとなった作品。出会えたことに感謝! 10点(2003-05-22 17:47:16) |
9. ニキータ
大好きな映画です。ニキータが完全な殺し屋になり切れていないところがポイントですね。 9点(2003-05-19 08:55:32) |
10. 都会のアリス
ついつい応援したくなる映画です。普通「子供の涙」をクローズアップする作品が多いけど、今作のアリスは泣かない。母親がいなくなり、辛いのにフィリップには自分の弱さをひた隠す。そんなアリスがフィリップの運転する車の助手席から移り変わる町並みを見ている表情に寂しさを漂わせます、そう、視聴者にだけ本当の表情を見せてくれています。私にとっては愛すべき作品となりました。 10点(2003-05-19 08:53:33)(良:1票) |