1. I am Sam アイ・アム・サム
親子映画というより恋愛映画だと思う。そう思ったらスッキリした。サムとルーシーの恋愛、二人とも子供でままごとだからこそ本物の恋愛になっている。もちろんままごとだから限界が来る。ただ好きだ、というそれだけの感情のみで動く二人、そのことを忘れ、二人を引き離す検事たち、それでも何とか現実と折り合いをつけられるように苦悩する弁護士、「誰の言うことも間違っていない」というレビューがあったが、そのとおりだと思う。主人公を障害者にしたのは泣かせるためではなく、以上の理由から7歳の知能で子供を産めるのか?という反論が出るのを分かった上での物語として必然の設定だった。 9点(2003-06-13 19:21:56) |