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椎名みかんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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41.  ウインド・リバー
少女の死体が発見されることから始まるので、サスペンス仕立てかと思ったら全然違った。 事件の真相は物語の中盤で唐突に明らかになり、謎に迫っていく醍醐味も、意外な真実に驚かされる楽しさもないので、そこは期待して見ない方がよい。 話としては凄腕ハンターの主人公が弱きを助け悪人を倒すという勧善懲悪もの。そこに、先住民の問題をからめた感じのお話。 少女をレイプした胸糞悪いクズ共を主人公がバッタバッタと倒すのは爽快。勧善懲悪ものは単純なお話だけど、単純なだけに素直に面白い。 そして、主人公がかっこいい。渋い。悲しみを背負った男。ちょっと説教臭いところが玉に瑕だが、名台詞をよく吐く。「ここには雪と静寂しかない」に対して「ここの人達は雪と静寂以外を全て奪われた」とか、しびれた。
[インターネット(吹替)] 7点(2022-11-07 22:24:14)
42.  ペット・セメタリー(2019) 《ネタバレ》 
ホラーの古典的作品だけあって、今更見ると、ありがちでひねりがなく、予想通りな展開のストーリーで、見てて退屈である。 禁断の秘術で死者を蘇らせたら、蘇った者はもはや別モノで、そこから悲劇が起こる…なんてのは手垢が付きまくった展開で、これからどうなるんだろう、っていうワクワクもドキドキもない。蘇った女の子は邪悪で殺戮に走り、登場人物が次々殺されていくわけだけど、見てても「はいはい、まー、そうなるわな」ってなもんですわ。 小説発表時、もしくは最初に映画化された当時、これがどれだけ怖く、また目新しいものであったかは知らないが、今、鑑賞に耐えれるような内容かと言うと、答えはNOである。 まあ、ラストシーンだけは、ちょっとインパクトはあったけれどど。あのあどけない幼児がこれから家族3人に手をかけられるという残酷な展開を予感させつつエンドロールはよかった。 まあ、でもそこだけだなあ。 ところで、どうでもいいつっこみをするが、娘が死んだのは呪いのせいでも何でもないよね。 両親は、庭が大型トラックが爆走する道路に面しており、その危険性を認識しておきながら、柵も作らず放置して、あまつさえ小さい子供から目を離す。 親の怠慢が招いた事故ではないか。随分と子供思いの両親ぶってるけど、あんたらほんとに子供のこと考えてる?(笑) あと、最後のエンドロールで猫の役者(?)の名前もちゃんと表記されてたのが面白かった。チャーチ役は4匹いるようです!
[インターネット(吹替)] 6点(2022-11-07 22:21:24)
43.  日本のいちばん長い日(2015)
駄作。 単純に話がくだらない。 ダラダラと退屈で冗長なやり取りが2時間の間、延々と続く。 内容は2時間以上ある映画だが、30分くらいに余裕でまとめられるようなスカスカさ。 内容はないくせに登場人物がやたら多く、また複雑で、話がよく理解できない。 もっと頑張れば理解できたではあろうが、理解したところで物語が面白くなるとはとても思えないようなくだらない展開が続いていてた。 せめて、クーデターが起こっていれば最後にドンパチもあって盛り上がったかもしれないが、クーデターは未遂。それが史実なのだろうが、お話としてはつまらない。 この映画を見ている間は、「今日いちばん長く感じた時間」であった。
[インターネット(邦画)] 2点(2022-11-07 22:17:19)
44.  フッテージ 《ネタバレ》 
サスペンスだと思って見てたらオカルトだった。 何か怪しげな副保安官みたいなのも出てきてサスペンス的結末かと思ったら、超常的な現象が出てきて、完全なオカルトホラー映画展開に。ちょっとがっかり。まあオカルトホラーならオカルトホラーで、と気持ちを切り替えて見るんだけど、ホラーとしての出来も今ひとつ。 連続殺人があって、調べていくうちにどんどん謎が解けていく、というのが作品の大筋なんだけど、明らかになっていく事実もどうでもいいというか、そんなの分かってるよってのばっかりで退屈。複数の一家惨殺が同じ「何か」の仕業であることなんて最初から分かってるよ。 肝心のラストもイマイチ。 最後は過去のホームビデオのように、自分たちが一家惨殺される、という(当然の)オチなんだけど、そのシーンがあまりに淡白。 まず、一家惨殺なのに、主人公以外の家族があんまり見えなくて、長男なんて手しか映ってない。一家を並べて、「さあ殺戮ショーの始まりです」って怖さはなし。 殺し方にも全く工夫がなくって、斧でぶった切るだけ。廊下に血で描かれた「お絵かき」を映すだけじゃなくて、実際に、血しぶきでお絵描きするシーンくらい入れて欲しい。 でも、一人だけ行方不明になってる子どもが実は一家惨殺の実行者だったというオチや、それが明らかになる8mmビデオの映像は、なかなかの恐怖があった。そこはよかった。 あと、細かいようだけど、夜に物音がした時、主人公が家の中を見て回るんだけど、何故か、絶対部屋の電気をつけない。電気をつけろよ!お前は何であえて暗闇で探すんだよ!と突っ込まずにはいられない。 うーん、ホラーは好きなので点数は甘くなるけど、出来はイマイチ。
[インターネット(字幕)] 5点(2022-11-07 01:20:53)(良:1票)
45.  閉鎖病棟-それぞれの朝- 《ネタバレ》 
面白かった。 ただ、ラストがひどかった。それがとても残念。  この映画のクライマックスは、法廷で、由紀がとうとうとヒデさんに語るシーンであろう。 ここで由紀が涙ながらにヒデさんに言う内容こそが最後の感動シーンであったはずだ。 ところが、ここで由紀が言うことは結局、「レイプしたやつを殺してくれてありがとう」ってことである。 (由紀ちゃんは、殺し以外のところでも勇気をくれたの何だのと言うのだけれど、それはおまけみたいなもので、メインは「殺してくれてありがとう」である。)  この映画を作った人に心の底から言いたい。この映画はサスペンス要素もありつつの、ハートウォーミングを狙ってるんだよね? そうだとしたら、「殺してくれてありがとう」って感動になるの?  優しさ、愛情、思いやり、そういう要素で「ありがとう」ってのなら、感動になる。 でも、「殺してくれてありがとう」ではならないだろ。「本当は私が殺したかった。ヒデさんが私の代わりに殺してくれた。そのおかげで生きていけた」 いやいや、それで感動できる? もちろん、ヒデさんがユキを思って、すなわち優しさから殺してくれた、といえなくもないが、そんな物騒な優しさは、感動にはならない。 ましてや、ヒデさんの殺人は、優しさというより、怒りによる短絡的行動という側面が強い。 法廷のシーンは小松菜奈の演技が素晴らしいのだが、出てくる言葉が「殺してくれてありがとう」ではなあ。小松菜奈の涙も台無しだ。  逆に、チュウさんが廊下で「俺、退院したから」と叫ぶシーンは感動的である。これは前に病院で話した「病院を出たら一緒に過ごしたい」ことを暗に言ってるわけで、「待ってるよ」というわけだ。これは純粋な友情を描いたものでドラマチックである。  この映画、本当にラストになるまではよかった。チュウさんは優しく思いやりがあり、彼の行動にはいちいちウルウルしてしまった。嘘つきおばさんの下りも胸が痛むエピソードだ。チュウさんが、退院し、母のもとに戻るところなど心から「良かった」と思えた。 それだけに最後がなあ・・・。  さて、それ以外にも問題点も指摘しておきたい。 まず、由紀がレイプされてからの描き方がおかしすぎる。 翌日、「由紀がいなくなった」という話をチュウさんは聞かされるのだが、おいおい、患者が一人いなくなったというのに何でみんなそんな普通にしてんの?普通、いなくなった昨日の夜から、病院は上へ下への大騒ぎだろ。病院総出で彼女を探すだろ。何で平常運転で呑気にラジオ体操やってんの? このあたりは完全にシナリオの欠陥であろう。 というか、結局由紀はどうなったんだよ。いきなり法廷で再会して「今は看護婦見習いをしています」って、ハショりすぎだろ。ほぼ無一文で病院を飛び出してから、何をどうやってそこまで行ったんだ。  そして細かい指摘をもう一つ。 病院の安全体制のザルさは何なの?あんなやばい患者が大量にいるのに、屋上に直通のエレベーターがある上に、フェンスが開いてるって何なの・・。金属バットを患者に持たせていいの?あとは暴力的な患者(レイプしたやつ)を放置しすぎではないか。ぶっちゃけ、ユキちゃんはレイプ犯を恨むより、病院を恨んだ方がいい。小林聡美演じる看護師長がすました顔で病院を仕切ってるけど、彼女こそが今回の事件の最大の加害者だろう。 まあ、でもこっちの不自然な点は目をつむれるレベルだけども。  色々描いたが、話としてはよかったと思う。感動的であったし、閉鎖病棟内だけのヒューマンドラマだけで終わると思いきや、殺人事件からの法廷劇へと急転直下する意外な展開も楽しめた。 ただし、「殺してくれてありがとう」と「由紀ちゃんいなくなったのにスルー」の2つはどうにかならんかったかなあ。惜しい。
[インターネット(邦画)] 8点(2022-11-07 01:16:39)
46.  ヘレディタリー 継承
ミッドサマーが面白かったので、こっちも見てみた。  悪魔を召喚しようとしていた、というのが事件の真相ではあるけれど、その当たり少々理解がしにくい。 解説を読むと、細かいところにまで意味があり、「なるほど」とは思ったが、見てる時にそれを理解出来なければ意味はない。  一番怖かったのは、兄が妹の頭を電柱にぶつけてそのまま家に帰り、翌日母親が妹の死体を発見し、道路に転がる生首が映る一連のシーン。ここは怖すぎるんだけど。 母親が車にある首のない娘の死体を見るシーンは映像としてはないのだけれど、映像がないだけにそのシーンを想像すると寒気がする。 なんつー恐ろしいものを見せてくれるのか。  ただ、それ以外の点では、そこまでよくできたと思える映画ではなかった。 十分面白くはあったけれど。
[インターネット(吹替)] 7点(2022-11-06 16:11:07)
47.  オールド
年を取っていく恐怖を描いたホラー。なかなかおもしろい。 現実の世界でも、年を取り、老いていくこと、死に近づいていくことは恐怖であるから、より、恐怖を共感しやすい。リアルな怖さだ  しっかりと伏線を張っていて、サスペンス要素もあり、悪い連中を倒して気持ちよく終われるのもよい。 なかなかいい映画だ。 少し残念なのは映像の手抜きが多いところか。 犬が死んだ、女性の遺体が白骨化した、赤ん坊が生まれた…などのシーンで、それがはっきりと分かる映像がない。作成予算的な問題で作れなかったのだろうか。 不自然なシーンもあった。 現場から離れると気を失う、というのはまだ分かるが、気を失った人間が全員揃いも揃ってなぜ現場まで歩いて戻ってきたのか?  髪や爪が伸びないのは死んだ細胞だから、と作中説明があるが、髪や爪は新しい組織が根本で作られるから伸びるのであって、死んだ細胞が伸びてるわけではないだろう。これは多分登場人物の解釈が間違ってるだけで、きっと、細胞の老化は進むけど、新陳代謝が早くなる、というわけではないのかもしれない。しかし、だとすると妊娠した少女があっという間に出産することの説明はつかない。 そのあたりは、細かく考えなくてもいいんだけど。  とりあえず、そこそこに面白いよい映画だった。
[インターネット(吹替)] 7点(2022-11-05 14:44:23)
48.  グリーンブック
主人公がとにかく魅力的である。 ガサツで無学だが、思いやりや家族愛にあふれる。 何かのトラブルも暴力に頼るだけでなく、臨機応変に対応する様もかっこいい。 役者の演技もさることながら、吹き替えの声優のキャスティングも素晴らしい。  この主人公と正反対の属性の黒人ピアニストシャーリーが徐々に心を開いて打ち解けていく、心あたたまるお話。 ラストだけなんか微妙だった。シャーリーが突然家に来て何か微妙な空気になるんだけど、何でラストであんなモヤモヤする展開をぶちこんできたのか、残念。
[インターネット(吹替)] 8点(2022-11-04 12:35:37)
49.  デンジャー・クロース 極限着弾
史実ベースの戦争映画で、そして、その手の映画の基本通り、メインのテーマは「兵士の仲間を思う気持ち」。 ストーリーに、面白みも新鮮味もない。 まあ、戦争映画なのでそこまでストーリーは求めていないのだが、戦闘シーンの迫力は中の下くらいで物足りない。 面白くないわけではないが、まあほどほどといったところ。 あとは、主人公が偉そうなのがちょっとうっとうしかった。
[インターネット(字幕)] 6点(2022-11-04 12:32:07)
50.  GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊
深く理解しようとすると大変な映画。 クオリアとか意識のハードプロブレムを題材にしているのだろうが、難しいな。 小むづかしい事をグダグダ言われてもついていけない。 このあたりが、いかにも押井らしい、非常に鬱陶しい作りではある。 でも、まあそんなに深く考えず、そのあたりは上辺だけ、雰囲気だけさらっと味わうだけでよい。他の部分で存分に楽しめる。 さすがに今見ると映像はショボい。 当時としては多くのクリエイターに影響を与えた素晴らしいものであったのだろうが、悪いけど、今の価値基準で判断させてもらうと、しょぼい。
[ビデオ(邦画)] 6点(2022-11-04 12:30:21)
51.  残された者 -北の極地- 《ネタバレ》 
かつてここまで陰鬱な気分になる映画があっただろうか。 宗教映画でも見てるのかというくらい受難につぐ受難。 見てる間、頭の中をひたすら「絶望」という言葉がよぎりつづける ブラピ主演の「レベナント」を見たときはずいぶん絶望的かつ暗い映画だなあと思ったが、あの映画の悲惨さが子供の遊びに思えるくらい、半端なく絶望的で暗い。 見てる間、ただただ、気持ちが暗くなること請け合い。 気持ちが昂りすぎて、なんとか抑えたい時に見るといいかもしれない(笑)  パイロットの女性は、いつまで経っても快方に向かう様子もなく、意思の疎通すらほぼできない。 それが何とももどかしく、いつかは元気になるだろうと期待しつつ見るが、弱っていく一方。 もう死んでるんじゃないの?と思えるような状態でも延々と献身的に運び続ける主人公の姿は感動的というより、ただただ悲惨という感じ。もう見ているのが辛い。 クレパスに落ちて足が挟まってもがき苦しむシーンは本当に直視できなかった。この映画を作ったやつはサドか、と言いたくなるくらいに痛々しい。 作中、早くどこかからヘリの音でも聞こえてきてくれとひたすら願いつづけてた。 そうでないなら、もう主人公が全てを諦めてあるがままに死んでいく方がまだ救いがあるとすら思っていた。  それでも最後の最後でなんとか救いがあって本当によかった。 ここまで「助かってよかった」と主人公の無事を喜べた映画はいつぶりくらいか。 こうやって、主人公に苦しみも喜びも同化できたのだから、素晴らしい映画といえる。  しかし、2時間くらい延々と悲惨な姿を魅せられて、救いのシーンはラスト数秒だけというのもすごいなあ。  またこの映画のすごいところは、そもそも、主人公にしろ、瀕死の女性にしろ、素性は一切不明。主人公があの状況に至ったいきさつも飛行機事故なんだろう程度のことしか分からない。 主人公の名前だけは、エンドクレジットで「ああ、名前は服に書いてあったんだな」と分かった。 場所がどこかも分からない。北の極地というのだから北極圏なのか?とタイトルから推測するしかない。ここまで情報のない映画もこれまた見たことがない。 本当に必要なものだけを残して削りに削った作りだからこそ、純粋に主人公の苦難を描くことができたのかもしれない。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-11-04 12:26:17)
52.  キャビン 《ネタバレ》 
とにかく先が読めない。最初はただのB級系ホラーかと思ったら、何かの組織がモニターで監視してて、その正体も目的も全く不明。いったいなんじゃこら!?と言う感じで見入ってしまう。そこかしこに何処かで見たようなシーン(特に「死霊のはらわた」)もあって、ますます気になって仕方がない。そして、最後は壮絶なオチに。ド肝を抜かれる。  なるほどー、昔のよくあるホラー映画のメタ的作品というわけか。 死霊のはらわたのようなホラーが実は裏で大きな組織によって仕組まれていたものだった、という、人を喰ったような映画。 ホラー好きで色んなホラー映画を見ている人ほどニヤリとする映画であろう。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-09-15 17:56:31)(良:1票)
53.  Fukushima 50
あの福島第一原発事故を描いたというだけで、つまらなくなりようもない作品。 もちろん、ちゃんと金と時間をかけて高いクオリティで作ってくれているからこそでもあるが。 なかなかおもしろかった。  まあ、とってつけたような家族との絆みたいなシーンは、1mmも心が動かなったけども(笑) 洋画も含め、この手の実話系では、ちょくちょくこういうのを入れたがるけど、いるかね?  あとは、「俺たち何か間違ってたのかな」の伏線からの、ラストの「間違ってたのは、あんな高い波が来るはずないと思ってたこと」っていう直球ど真ん中で、現実的で無味乾燥で、かつもうそれニュースで100万回は聞いたよ!な結論にはさすがに萎えた。 もちろん、全くその通りなんだけどさ、それで作品を締めたら駄目だろう。  まあ、もっとも、東電は311前に福島で15mを超える波が来る可能性あることを試算していたんだけどもね…。
[インターネット(邦画)] 7点(2022-03-31 13:52:29)
54.  貞子vs伽椰子
貞子と伽椰子をどう戦わせるのか?という楽しみがあったのだが、なるほど、そう来たか。なかなかいいアイディアだと思う。 ただ、その楽しみにしていた「対決」シーンは数分で終わってしまう。 どうせやるなら、もっとガンガンやりあわなきゃ意味がない。そこをがっつりやらなくて、VSの意味があるのか? 最後は合体してるし・・・あのさあ。  ホラー映画としては、かなりバカっぽい。無頼漢風の霊能力者が出てきて、もうその時点で、ホラーの雰囲気はぶち壊しで、恐怖を楽しむような映画ではなくなってしまう。 まあ、でも「VS」なんてやってる時点で、まともなホラーは不可能で、見てる方もそこはあまり期待してないだろう。ネタとして鑑賞するしかない。  霊能力者の二人をもう少しどうにかしてほしかった。どっちもセリフが棒読みだし、指を動かしてまじないをする仕草のシーンなんて見ていてこっちが恥ずかしくなる程のダサさである。 ところで、あの少女の方は、意味ありげに出てきた割には大してストーリーに絡んでくるわけでも、アクセントになるわけでもなく、存在意義がなかったんだが、何であんなの出したの?
[インターネット(邦画)] 4点(2022-03-31 08:34:22)
55.  ハドソン川の奇跡
実際にあったことをかなり忠実に再現しつつ、それなりに物語性、ドラマ性を入れ込んでいて、よくできている。  この手の実話ものの映画は見終わった後に実際の出来事はどうだったかネットで調べるのがお楽しみなのだが、調べてみてわかったのが、かなり事実通りにやってることだった。 ほとんどドキュメンタリーのレベル。 特に、エンジン停止から着水までのコックピットでの会話は、実際のフライトレコーダーの記録をほぼそのまま再現している。 エンタメ映画でここまで再現にこだわったのは評価したい。  しかし、さすがに事実通りにやりすぎると話として面白みに欠けるので、すこしフィクションをねじ込んである。 実際にはパイロットが判断ミスの疑惑をかけられることはなかったのだが、作品では、判断ミスを疑われ、主人公は苦悩することになり、ここがこの作品の一つのキモになってくる。 そして、これまた実際にはそんなことはなかったのだが、事故を調査する安全委員会の人間をいかにも嫌なヤツに描くことで、一種の「悪役」に仕立て上げる。 こうしたお膳立てを作ることで、最後に機長の判断が正しかったと証明されるどんでん返しが生まれるし、 嫌な調査局の人間をやり込めることで観客はスカッとした気分が味わえる。物語に起承転結とドラマ性が生まれる。 なかなか、うまく考えている。 ただ、実際にはこの映画の公開にあたって、悪役に仕立てられた安全委員会からクレームがあったという。まあ、さすがにそうだろう。  内容としては割とアメリカ万歳系の作り。 最後の最後で、当事者の実際の写真を出して後日譚を語るのは、アメリカ万歳系史実映画のお決まり。 この映画の直前に作られた同じくクリントイーストウッドのアメリカ万歳映画も、くしくも全く同じ終わり方だった。
[インターネット(吹替)] 7点(2022-03-31 08:25:19)(良:1票)
56.  プライベート・ライアン
面白くないわけではないのだが・・・これが世間から高い評価を受けているのは不思議。 なんというか、大した話ではないよね? 最初の30分、ノルマンディ上陸シーンは凄まじい迫力で圧巻であったが、それ以降は割と普通。 話のキモは主人公に助けられたライアンがそれをずっと感謝するってところなわけなんだけど、しかし、ここがどうもひっかかる。 実際主人公たちが来てくれたおかげでライアンは死なずに済んだのかもしれない。 でも、最後のドイツ軍との戦闘で、ライアンが主人公によって命を救われたってシーンが大してない。だから、「あなたのおかげで命が助かった」みたいに言われても、いまいち感動って方向に心が動かない。 ライアンがすでに一緒に行動していた人達も、主人公と一緒にやってきた他の7人も、ライアンと一緒に戦い、何人かは死んでしまった戦友であるだけで、主人公だけがライアンに特別に何かをしてくれたという風にはあまり思えないのだが。 いいのかそれで?
[インターネット(吹替)] 7点(2021-12-21 21:00:36)
57.  K-19 《ネタバレ》 
最初から最期まで気の抜けないストーリーは素晴らしい。2時間ずっと釘付けになる。 圧巻はやはり、原子炉に防護服無しで修理に行くシーンで、見てるだけで背すぎが凍る。下手なホラーより恐ろしい。 艦長と副艦長との衝突も見せ所なのだが、副艦長は艦長に途中で反旗を翻す展開になると思わせておいて、全く逆の行動に出るあたり、意表をついてきて面白い。  しかし、お話には致命的な問題がある。 艦長の判断に、他の乗組員がその度に反発するのだが、最終的には副艦長含め乗組員が艦長を信頼し従うというのが、話のキモになっている。しかし、残念ながら、それが全くうまく成立していない。 というのも、艦長がみんなから信頼を得られるような人格者であったり、艦長として正しい判断をしているとは、とても思えないからだ。  飲んだくれた原子炉担当を更迭したとかが正しかったかどうかは何とも言えないが、あの圧潰深度限界までの潜航や、海氷の厚さも不明なままの急浮上することに意味があるとは全く思えない。実際、急浮上によってアンテナが壊れてしまい、その後救助を呼ぶことも上層部の支持を仰ぐこともできず追い詰められていくことになってしまう。 常に部下の意見に全く耳を貸さず独断専行なのもどうかと思う。そして何よりも、原子炉事故発生以降、明らかに人命を軽視し、軍の威信や利益を守ることを優先した行動を取りまくってるのがひどすぎる。軍人としては正しいのかもしれないが、観ている方としては腹立たしい。 彼は命がけで原子炉内部に乗り込んで修理してくれた若者を、やれ英雄だ何だとのたまうが、いやいや、アンタ、副艦長が提案したように船を放棄して他国に援助を求めていれば彼らは死なずに済んだだろ?とどうしても思ってしまう。  艦長が無能だったり人命より職務を優先する判断をすることそれ自体見ていて気持ちのいいものではないが、それよりも問題は、そんな彼をどうして、乗組員たちが皆一様に支持し、ついていこうとするのか?そこが全然釈然としない。乗組員たちは「いつ」そして艦長の「どの行動」によって、今まで反目していたのに急に艦長を支持するように変わったの?全然分からない。 乗組員や副館長が最終的に彼についていきます!というのや、軍事裁判で彼をかばうところが、この映画の見せ場なんだろうが、とにかく上記の点が釈然としないから、全く感動なんてありゃしない。 どうしてこんな作りにしたのか、不思議で仕方がない。
[インターネット(字幕)] 7点(2021-12-21 20:38:23)
58.  ローン・サバイバー
ちょうどアフガニスタンからアメリカが撤退し、長く続いたアメリカとの戦争が終わろうとしている時にたまたま観た。2回めの鑑賞。 時期が時期だけに、この映画に描かれたものを含め多くの犠牲を出しながらも、結局米によるアフガン民主化は叶わなかったんだなあ、なんていろいろ考えたが、基本、戦争映画はあまり戦争の目的とか世界情勢とか気にしないで見ない方が楽しめる。 こんなところでアメリカが出張ってきてドンパチやる大義はあるんか?なんて考えだしたら主人公に感情移入できないもんね。 ストーリー自体はどうということもないのだが、事実ベースの映画というだけで、そういうのは割と許されてしまうのはお約束。こんなことが本当にあったんだなあ、と楽しく見れる。 そして追い込まれてボロボロになりながら逃げ惑うときの悲惨さ、痛々しさが、とにかくすごい映画。 崖から2回も転げ落ちるシーンは壮絶で、演じてるスタントマンの身を案じてしまうレベル。 最後に登場人物の一人ひとりの、本人写真が出るのだが、それが、あまりに軍称賛、アメリカ万歳が過ぎる感じで、最後の最後でに少し興ざめする。 あと、これは別に作品にケチをつけるつもりで言うわけではないのだが、羊飼いの3人の扱いをどうするかで揉めるシーン。ここで、4つ目の「プランD」は考えられなかったのだろうか。それは、「一番脚力がなさそうな年寄一人だけを解放し、他の二人は縛ったまま放置する」である。年寄りならふもとまで降りるのに時間がかかるのでその間に逃げる時間を確保できるし、ふもとについた老人は町で二人の救助を求めるだろうから二人は助かる。その救出までの間に二人が狼に襲われる心配はあるが、救出までの時間は短いし、狼は夜行性なので可能性はそこまで高くない。 これでは駄目なのだろうか。 ま、とりあえず、面白い映画だった。
[インターネット(吹替)] 7点(2021-11-17 03:18:14)
59.  シン・ゴジラ
あの「ゴジラ」が現代日本の東京にやってきたらどうなるか、をかなりリアルに描いた点は面白い。 特に自衛隊との多摩川防衛戦は圧巻だった。 ただ、まあ、元が子供向けの幼稚な特撮ものであり、そのイメージや設定を損なわない範囲で作られている以上、しょせん、幼稚でバカバカしい話であるのは変わらない。 海底の核廃棄物を食べて生まれた怪獣が突然やってきて、口から放射能を吐いて大暴れ。戦車砲をくらってもびくともしない。凝固剤を口から流し込んで凍らせる…うーん、これ、歴史ある「ゴジラ」じゃなかったらみんな石を投げるストーリーだよね? なので、いい大人が楽しめるかというと、まあ、そこまでは…というところ。 まあ、自分にゴジラにもう少し思い入れがあれば楽しめたんだろう。ゴジラに対する思い入れ次第で評価も変わる映画。  自衛隊を含め行政の対応がしっかりしていたのは、好感が持てる。 この手の日本に国難が及ぶフィクションでは、たいてい法の不備、お役所仕事、縦割り行政で、国がうまく対応できずアタフタするという展開になりがちなのだが、もうそういうのはウンザリしている。見飽きたというのもあるが、何より見ていて単純にイライラする。加えて映画でしつこく政治批判を聞かされたくはない。 ところがこの映画は序盤こそ役人達がグダグダしていたものの、その後は非常に皆有能だった。現実はどうかは置いといて、フィクションなんだからとりあえず見て楽しいものを作ってくれないとな。  国際社会がゴジラへの核攻撃を決定する部分はもう少し説得力を持たせてほしかった。 ゴジラがもっと進化したり、そのうち羽が生えて世界中に飛んでいくかもしれないから、その前に駆除したい、というのが早期に核攻撃をする理由なのだろうが、その進化に関する説明は分析班のおっさん達がちょろっと言っただけ。そして、もうその後には、すぐに、核攻撃の話が決定事項になってる。そりゃあないわ。 曲がりなりにも一国の首都、しかも人口1千万を要する東京を核攻撃をしようなんて恐ろしい行いを、国際社会が軽々しく決定しようはずもなく、そこは流石にもう少し時間を取って経緯を描いてくれないと、物語に逼迫感を出すために無理矢理ねじ込んでる感が強い。 そのせいで、核攻撃のタイムリミットに間に合わせるための奮闘シーンも冷めた目で見るしかなかった。  あとは、石原さとみの変な英語まじりのしゃべりがものすごくうざかった。
[インターネット(邦画)] 5点(2021-07-25 09:38:54)
60.  マッドマックス2
30年ぶりくらいに鑑賞。 いやあ、やっぱり面白い。  少しの無駄もないスピーディな展開。敵も味方も味のある登場人物たち。 大迫力のカーアクション。 楽しくて楽しくて仕方がない。 音楽もいい。  ラスト5分はしびれまくれる。 実はトレーラーは…というどんでん返し。 空から来た男がにやっとして、それに対して、マックスがついに微笑みを見せる。 か、かっこええ・・・・ ラストのマックスが夕日の中、道に佇む姿、これも全身がしびれる。あーかっこええ。  不満点としては、トレーラーの護衛についていた味方があまりに活躍しないでほぼ犬死にだったのが面白みに欠けたのと、敵のボスのやられ方があっけないのと、マックスが途中でターンして逆走した理由がよくわからないことであろうか。
[インターネット(字幕)] 10点(2021-07-16 00:19:18)
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