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椎名みかんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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61.  ウインド・リバー
少女の死体が発見されることから始まるので、サスペンス仕立てかと思ったら全然違った。 事件の真相は物語の中盤で唐突に明らかになり、謎に迫っていく醍醐味も、意外な真実に驚かされる楽しさもないので、そこは期待して見ない方がよい。 話としては凄腕ハンターの主人公が弱きを助け悪人を倒すという勧善懲悪もの。そこに、先住民の問題をからめた感じのお話。 少女をレイプした胸糞悪いクズ共を主人公がバッタバッタと倒すのは爽快。勧善懲悪ものは単純なお話だけど、単純なだけに素直に面白い。 そして、主人公がかっこいい。渋い。悲しみを背負った男。ちょっと説教臭いところが玉に瑕だが、名台詞をよく吐く。「ここには雪と静寂しかない」に対して「ここの人達は雪と静寂以外を全て奪われた」とか、しびれた。
[インターネット(吹替)] 7点(2021-12-21 20:41:26)
62.  エベレスト 3D
映像がきれい。 とにかく映像で見せてくれた。 例えば、必死で登る登山客に「上を見るな、うんざりするから」と声をかけてから、カメラが引いていき登山隊を俯瞰で捉え、そのまま、登山ルートを舐めるように移動し、最後にエベレスト頂上を映すシーン。こういう素晴らしいシーンが各所にあって楽しめる。  劇場で3Dで観たかったなあと悔やまれる。  実話をもとにしたストーリーだけに、知的好奇心から、誰が死に、誰が生き残るのか?結末はどうなるのか?をドキドキしながら見れた。  ストーリー自体は大したものではないんだけど、映像の美しさと、史実性、この2点でとても楽しめた。
[インターネット(吹替)] 7点(2021-07-25 09:32:46)
63.  13時間 ベンガジの秘密の兵士
楽しめた。 ダラダラ間延びしたシーンもなく、終始緊迫した展開が続き、いったいどういう展開になるのか釘付けになる。  ただ、惜しかった。 この映画の最大の欠点は、主人公たちが、やたら絶望感を漂わせるけど、いつまで経っても「追い込まれた」状況にならないことだ。  確かに援軍はいつまで経っても来ない、味方側の戦闘員は少ない、という厳しい状況ではある。 しかし、基地という自分の陣地に立てこもって敵を迎え撃つという有利な状況で、かつ、装備面でも敵を上回ってるおかげなのか、とにかく、味方にほとんど被害が出ない。 敵兵は、やってくるたび返り討ちにあって、ガンガン死んでいくが、味方は軽い負傷者が出る程度。これって、余裕の状況じゃないの?  そんな状況を延々見せられても、いまいち緊迫感がなくて盛り上がらない。 しかも、そんな余裕の状況なのに、味方陣営はどいつもこいつも、オロオロあたふたし、絶望的だと口にするもんだから、「なんだかなー」って冷めてしまう。 あまりに盛り上がらないから、心のなかで、「もっと追い込んでくれよ」と敵陣営を応援してしまう始末。  それでも、やっと、敵が迫撃砲という有効な攻撃をしかけきてから、状況は一変する。 防衛体勢は崩れる。死人も出るし、けが人も出る。 おお、これでやっと、追い込まれた感が出て面白くなってくる!…思ったら、はい味方が来ました、終了。 本来ならそこで主人公たちと一緒に援軍の到着を喜ぶべきところなのだが、こっちはもうガッカリげんなり、金返せ、みたいな気分になった。 無論、事実ベースなんだから仕方ない部分もあるのだろうが、あまり現実に即しすぎるとストーリー性は損なわれるのではないだろうか?ブラックホークダウンなんか、ある程度フィクションを入れて話を面白くしてるし。  話としては、この手の実話ベースの戦争映画にありがちなパターンをすべて満たしている。 ・家族への愛を描く ・戦友同士の友情を描く ・戦争で死んでいった者への敬意と追悼の意を示す 実話もの戦争映画は、毎回毎回こんな感じになって、食傷気味。 愛だの友情だのでお涙頂戴にし、あとは殉職した軍人さんを賛美して終わる。実話ベースだと、やっぱり、こんな展開にならざるを得ないのか。  ちょっと文句ばかり書いてしまったけれど、十分楽しめるいい映画だった。
[インターネット(吹替)] 7点(2021-04-20 22:01:49)
64.  ジョーカー 《ネタバレ》 
ちょっと期待ハズレではあった。 冴えない社会の最底辺の男が、どうやってジョーカーという、バットマン最大の強敵にまでのし上がるのか、その過程をとても楽しみにして観ていたのだが、中途半端に終わってしまい残念。 全編とにかく、主人公は社会で虐げられ、悲惨で鬱屈した生活を送っているだけに、後半でジョーカーとして覚醒し、バットマンシリーズで観られるような強力な力を手に入れて社会に報復するような展開であれば、カタルシスが解放されすっきりする。そしてそれを期待した。 しかし、全くそうはならない。ガッカリだった。 全身赤系統のスーツを身にまとったところは、かなりかっこよく、よし、ここからついにジョーカー覚醒だ!っておもったんだけどなあ、その後も冴えないイカれたオッサンであり続けた。 これでは、ただの社会格差から犯罪に走った男の映画になってしまう。  せめて、最後に暴動の民衆に囲まれてジョーカーが誕生する(かのように見える)シーンで終わっていればいいんだけど、それすらも、結局幻だったのか?と思える終わり方をしてしまう。 最後の最後でも、これから、ジョーカーとして強大な力を得ていく・・という匂わせすらなく、コミカルな追いかけっ子をして、最後まで「悲しいピエロ」で終わってしまう。  ただ、見るべきところはあった。 アーサー・フレックはよかった。痩せこけた体、禿げ上がった頭、陰気な顔、ジョーカー約としてはかなりのハマり役。 そして彼の好演もあって、社会の底辺の人間の鬱屈した生活、強烈な印象を残して、を見事に描いてくれた。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-04-19 14:25:19)
65.  レヴェナント 蘇えりし者
映像は素晴らしい。自然の美しさと厳しさが全編大迫力で味わえる。 痛み、寒さ、飢えといった感覚がひしひしと感じられて、極限状態でのサバイバルを疑似体験してる感覚になれる。 それも、相当にこだわったという撮影や、役者の身体を張った演技によるものだろう。見事。  まあ、少々リアリティにはかけていた。あれだけ満身創痍の状態で、一人で極寒の世界を生き延びたのはさすがに現実離れしすぎている。傷だらけの体に折れた足、極寒の世界で川に流される、食い物はほとんどなし、いや、死ぬでしょ…。 復讐に向かう時も、どうして隊長と二人だけで行くのかも謎。主人公を探しに行くときはあれだけ大勢で出かけていったのに。  いやあ、しかしまれに見る暗い映画だった。音楽も映像も陰鬱。展開としても、主人公はのっけから瀕死だし、息子は早々に死ぬし、孤独だし、広がるのは極寒の荒涼とした大地ばかりで希望が見えないし。2時間半、どんよりとした気持ちで過ごせる(笑)  ストーリーはというと、特にひねりのない、サバイバルと復讐劇。 映像美だけで押し切ってアカデミー賞を獲ったな、という感じはぬぐえないが、その映像が素晴らしいんだからまあよし。
[インターネット(吹替)] 7点(2021-04-14 18:35:26)
66.  残酷で異常 《ネタバレ》 
タイトルやパッケージのイメージと大違いの内容。 残酷という文字が気になって敬遠する人もいそうだが、グロテスクな表現は一切ない。 ジャンルはホラーではなく、サスペンス、そしてヒューマンドラマであろう。  序盤で、色々と不可思議な事が起こり、「これはいったい何?」と興味を惹きつけておいて、そこから更に生まれる謎、徐々に明かされる真実、意外な展開・・・と見るものをがっつり物語に引き込む構成は見事の一言。  しかし、こんな醜いのが主人公の映画も久しぶりだ(笑) デブでメガネでダサい。いかにもモテなそう。モテないからアジア系の貧しい女性を金で釣って結婚し、モテないからひたすら彼女を独占しようとした、という解釈でよいのだろうか?うーん、中身もクズである。 死んでからやっと、イケメンになったけれども。  地獄なのに、けっこう簡単にそこから脱出する方法があったり、また、そのやり方さえ分かれば他の人間にもできそうなのになぜかやらない、あたりが少々引っかかるところか。   地獄の表現もいい。あのブラウン管にいるババアの恐ろしさは秀逸。
[インターネット(字幕)] 7点(2021-04-10 08:00:12)
67.  ゴーン・ガール 《ネタバレ》 
後味が悪い映画だなあ(笑) とにかく、女がろくでもないやつで見ていて鬱憤が貯まるので、最後は女をとっちめて終わってくれることを期待した。 しかし、全くそうはならない。 完全に女の勝ちで終わる。溜飲が下がらないどころか、逆流して口からあふれそうである。 この気分の悪さもこの映画の魅力であろう。  展開もよかった。 物語の半分くらいで、嫁のもくろみ、夫婦間の真実など、すべての謎の答えは出る。 そこで一回、そういうことかーと思わせておいて、おいおいまだ続くのかって構成は変わっていて、面白い。  話としてはさすがにできすぎで、あんなやり方で殺人現場を偽装しても、さすがに警察が一通り調べたらすぐバレるだろうなあ、とはちょっと思うけれど、それは言いっこなしですかね。
[インターネット(字幕)] 7点(2021-04-10 07:41:22)(笑:1票)
68.  ヒトラー 最期の12日間
追い詰められた人々の悲壮感、ヒットラーの狂気、破滅に向かう中での人々の悲劇的な最期。 それらが強烈に心に来る。 ヒットラーやナチスと言えば今や世界中から忌み嫌われる存在ではあるが、それでも彼らが追い込まれ絶望し、自ら命を断つ姿は、胸を刺すものがある。 また、ヒットラーという人間やその考え方に、人々がいかに陶酔し、信仰と言ってもいいほどにのめり込んでしまっている姿も色々考えさせられるものがあって面白い。  世界中でパロディにされているという、日本でも主にニコニコ動画でよく目にする総統閣下のお怒りシーンもあるので、そこも必見かもしれない。  ただ、この手の史実モノは観る人を選ぶであろう というのもお話それ自体に大した面白みはない。ドラマ性が低い、派手なアクションシーンがあるわけでもない。 それでもこの映画を面白いと思えるのは「実際にあったから」という、これに尽きる。 なので史実モノが好きでないなら、そこまで楽しめないであろう。  あと細かい事を言うと、爆弾が落ちるたびにカメラが揺れるのだが、ちょっと揺らし方が強すぎ。ちょっと不快感があった。  色々書いたけれど面白い映画だった。
[インターネット(字幕)] 7点(2020-11-15 23:31:39)
69.  K-19 《ネタバレ》 
最初から最期まで気の抜けないストーリーは素晴らしい。2時間ずっと釘付けになる。 圧巻はやはり、原子炉に防護服無しで修理に行くシーンで、見てるだけで背すぎが凍る。下手なホラーより恐ろしい。 艦長と副艦長との衝突も見せ所なのだが、副艦長は艦長に途中で反旗を翻す展開になると思わせておいて、全く逆の行動に出るあたり、意表をついてきて面白い。  しかし、お話には致命的な問題がある。 艦長の判断に、他の乗組員がその度に反発するのだが、最終的には副艦長含め乗組員が艦長を信頼し従うというのが、話のキモになっている。しかし、残念ながら、それが全くうまく成立していない。 というのも、艦長がみんなから信頼を得られるような人格者であったり、艦長として正しい判断をしているとは、とても思えないからだ。  飲んだくれた原子炉担当を更迭したとかが正しかったかどうかは何とも言えないが、あの圧潰深度限界までの潜航や、海氷の厚さも不明なままの急浮上することに意味があるとは全く思えない。実際、急浮上によってアンテナが壊れてしまい、その後救助を呼ぶことも上層部の支持を仰ぐこともできず追い詰められていくことになってしまう。 常に部下の意見に全く耳を貸さず独断専行なのもどうかと思う。そして何よりも、原子炉事故発生以降、明らかに人命を軽視し、軍の威信や利益を守ることを優先した行動を取りまくってるのがひどすぎる。軍人としては正しいのかもしれないが、観ている方としては腹立たしい。 彼は命がけで原子炉内部に乗り込んで修理してくれた若者を、やれ英雄だ何だとのたまうが、いやいや、アンタ、副艦長が提案したように船を放棄して他国に援助を求めていれば彼らは死なずに済んだだろ?とどうしても思ってしまう。  艦長が無能だったり人命より職務を優先する判断をすることそれ自体見ていて気持ちのいいものではないが、それよりも問題は、そんな彼をどうして、乗組員たちが皆一様に支持し、ついていこうとするのか?そこが全然釈然としない。乗組員たちは「いつ」そして艦長の「どの行動」によって、今まで反目していたのに急に艦長を支持するように変わったの?全然分からない。 乗組員や副館長が最終的に彼についていきます!というのや、軍事裁判で彼をかばうところが、この映画の見せ場なんだろうが、とにかく上記の点が釈然としないから、全く感動なんてありゃしない。 どうしてこんな作りにしたのか、不思議で仕方がない。
[インターネット(字幕)] 7点(2020-11-15 23:26:47)
70.  スケア・キャンペーン 《ネタバレ》 
悪くはない映画だが、不満も残る。 何度かどんでん返しのあるストーリーなのだけれど、自分はそこから更にもう一度、ラストに仰天のどんでん返しがあるんだろうなー、と思ってた。 というのも、マスク集団が、一体何者なのか、何が目的なのか、ずっと謎として残っていたから。全員顔が見えないわけだから、実はマスクを取ったら知ってる人物が…?という展開が来そうなものではないか。 ところが、そこは何もなし。すべて謎のまま終わった。 かなりの肩透かしだった。 あのマスク集団に関してさらなるどんでん返しと、決着を用意していてくれれば、この映画の評価もだいぶ変わったであろう。残念。 だいたいあのマスク集団は結局何だったんだ?主人公を逃がした意味もよく分からない。そのあたりはきっちり解決して終わってくれないと、喉に小骨が突っかかったままのようでスッキリしない。 面白かったが、惜しい。
[インターネット(字幕)] 7点(2019-07-04 21:58:37)
71.  ローン・サバイバー
ちょうどアフガニスタンからアメリカが撤退し、長く続いたアメリカとの戦争が終わろうとしている時にたまたま観た。2回めの鑑賞。 時期が時期だけに、この映画に描かれたものを含め多くの犠牲を出しながらも、結局米によるアフガン民主化は叶わなかったんだなあ、なんていろいろ考えたが、基本、戦争映画はあまり戦争の目的とか世界情勢とか気にしないで見ない方が楽しめる。 こんなところでアメリカが出張ってきてドンパチやる大義はあるんか?なんて考えだしたら主人公に感情移入できないもんね。 ストーリー自体はどうということもないのだが、事実ベースの映画というだけで、そういうのは割と許されてしまうのはお約束。こんなことが本当にあったんだなあ、と楽しく見れる。 そして追い込まれてボロボロになりながら逃げ惑うときの悲惨さ、痛々しさが、とにかくすごい映画。 崖から2回も転げ落ちるシーンは壮絶で、演じてるスタントマンの身を案じてしまうレベル。 最後に登場人物の一人ひとりの、本人写真が出るのだが、それが、あまりに軍称賛、アメリカ万歳が過ぎる感じで、最後の最後でに少し興ざめする。 あと、これは別に作品にケチをつけるつもりで言うわけではないのだが、羊飼いの3人の扱いをどうするかで揉めるシーン。ここで、4つ目の「プランD」は考えられなかったのだろうか。それは、「一番脚力がなさそうな年寄一人だけを解放し、他の二人は縛ったまま放置する」である。年寄りならふもとまで降りるのに時間がかかるのでその間に逃げる時間を確保できるし、ふもとについた老人は町で二人の救助を求めるだろうから二人は助かる。その救出までの間に二人が狼に襲われる心配はあるが、救出までの時間は短いし、狼は夜行性なので可能性はそこまで高くない。 これでは駄目なのだろうか。 ま、とりあえず、面白い映画だった。
[インターネット(吹替)] 7点(2019-05-07 18:54:17)
72.  ジェーン・ドウの解剖 《ネタバレ》 
映画のタイトル通り、解剖に焦点を当てたホラー。 人体を解剖するシーンは非常によくできていて、気持ち悪くて楽しめる。 解剖していくごとに次々出てくる謎、といった展開も引き込まれる。 超常的な存在、モンスターの肉体を解剖するなんて今までになかった映画。 ただ、遺体が魔女なんだ、って分かってから後は、平凡でひねりもなく、盛り上がりに欠ける展開であったのが残念。 死体役の人が綺麗でよかったけれど、すきっ歯なのだけは、萎えたなあ。
[地上波(字幕)] 7点(2018-11-07 09:23:58)
73.  ソウ4 《ネタバレ》 
3ではがっかりしたが、本作は「ゲーム」もしっかりしていていつものソウに戻ってくれた。 ゲームのプレイヤーが問題を解決するためのヒントはきちんと提示してあり、伏線もがっつりはられている。 実は何もしないでじっとしていれば良かったというどんでん返しである。ただ、そのネタは少々2とかぶっている感は否めないのであるが。 思いもかけない人物が黒幕であったわけだが、コイツがどういう経緯でジグソウの遺志を継ぐようになるのか、はわからずじまい。もうシリーズ化してるから次回作を見ろということなのだがそういうのは好きじゃないなあ。
[インターネット(字幕)] 7点(2018-03-31 12:36:32)
74.  セッション 《ネタバレ》 
暴言は吐くわ、物は投げるわ、こんな教師が実際いたら、今ならアカハラに体罰にと、問題だらけで即刻クビもののクソ教師ということになろう。 こんな無茶苦茶な指導が許されるのか?許されるわけがない。 ……などとこの映画をことの善悪で見ていたら面白くも何ともない。 天才を育てるべく狂気のレベルにまで激しい指導をする教師、天才になりたくて狂気のレベルにまで修練を積む生徒。そのふたりの姿が凄まじい迫力を持つ。 そうしたお互いの努力も虚しく天才は生まれなかったのだが、最後の最後でそれが結実することになる。 あの教師が本当に、生徒を密告者と勘違いし復讐をしかけたのか、それとも才能を開花させるためにあえて課した試練だったのか判断に迷うところではあるが、最後はお互いの意識がぴったりと合いボルテージが上がっていくシーンは圧巻である。 2時間、見るものを圧倒し続ける壮絶な映画である。
[インターネット(字幕)] 7点(2018-03-27 08:14:57)
75.  ボーダーライン(2015) 《ネタバレ》 
麻薬マフィアの恐ろしさを強烈に感じさせてくれる映画。 圧巻はファレスでの敵の要人の護送シーン。世界最凶クラスに治安が悪いというファレスを車で走るシーンは本当に恐ろしい。 アメリカからほんの少しのところにこんな恐ろしい違いがあるのだな。  男だらけのSWAT隊でエース級の活躍をする女性隊員。それがある日別の作戦任務につくことになり・・という話。女性隊員がそこでも大活躍するかと思いきや、彼女の周りは海千山千のツワモノ揃い。彼女はまるっきり子供扱いされてしまう。最後は泣きべそまでかいてしまう。それがとてもぐっとくる。  家族を殺され復習に燃える男は、ずいぶんなタレ眉毛。槇原敬之に似ている。槇原敬之を50倍渋くしたみない俳優だ。 BGMが非常におどろおろどしくて、独特の恐怖心を掻き立ててくれた。
[インターネット(字幕)] 7点(2018-03-13 02:00:12)
76.  飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲 《ネタバレ》 
主人公がレザーフェイス一家の遺志を継ぐという結末は、序盤から容易に読めてしまったが、お話としてはソツなくまとめている。ホラーであれば、本来憎み、恐れるべき敵である「モンスター」が途中からむしろ守りたい味方に変わっていく逆転展開は面白い。 ただ、不自然な点もある。初代作のラスト、女が逃げ切った後から話が始まるのであるが、レザーフェイス一家に、前作にはいなかった一族と思われる人物が随分増えていて「なんじゃこりゃ?」となる。他の場所から集まってきたような描写はあるものの、多すぎないか。それに、レザーフェイス一家の親族の割には随分まともそうな人ばかりだし。違和感ありあり。 主人公はレザーフェイス一家を滅ぼした一味の男に拾われる、というのも変な話。いくら子供が産まれないと言っても、皆殺しにしたいほど毛嫌いされている一族の子供を果たして自分の子供にするだろうか?それに、法的に養子にする手続きをちゃんと踏んでいるようだが、それは無理ってものだろう。 時代設定は、前作の20年後の1990年代にすればよかったのに。あのスマホシーンなんてあってもなくてもどうでもいいじゃない。 残虐さは初代作を上回っていて、かなりグロい。レザーフェイスを顔に縫い付けるシーンなどはなかなかにインパクトがある。ただ、レザーフェイスが不気味な化粧をしていないのは残念であった。 主人公のおねーさんは抜群のプロポーションですなあ。
[インターネット(字幕)] 7点(2017-12-22 14:47:18)
77.  エクソシズム(2010)
ただの悪魔祓いのオカルト映画かと思いきや、どんでん返し有りのサスペンスもの。 まさかそんな結末とは。 神父は確かに悪いやつだったけど、神父の言うことを全く聞かないアホなエマちゃんにも家族が死んだ責任がある。二人きりになるなとか、本当のことを話すなとか神父に何度も言われてるのに全く聞きゃあしないんだから。自業自得である。 しかし、エマちゃん役、もう少しマシなのを連れてこれなかったのか、デブだし、肌は汚いし、15歳には全く見えないし。俳優には興味がない自分も流石にコイツはちょっとないわ。
[インターネット(字幕)] 7点(2017-09-22 16:05:00)
78.  サプライズ(2011)
面白い。その面白さは主人公の爽快な行動に尽きる。 ホラーを見ていると、大体は登場人物の行動に「お前はなんでそんなにバカなんだ!?」とイライラするシーンが多い。そしてそのおバカ行動によって人がどんどん死んでいく。ところがこの映画、そういうイライラシーンがない。それどころか、主人公は常に的確に動いて、最善の手段を取る。サバイバル能力ハンパない。 敵を中途半端に攻撃して、でも死んでなくて、後で襲われる…なんていうよくあるトンマは、彼女はもちろんしない。確実に殺す。ちょっとやりすぎだろ!って言うくらい執拗にトドメをさす(笑) さっさと殺せばいいのに、モラルとか恐怖のせいでなかなか殺すことが出来ない…なんてのもよくあるパターンだが、彼女にはそんなものはない。殺す奴はためらわずぶち殺す。 あと、ありがちな「ドタバタして取っ組み合い」みたいなのもほとんどない。だいたいはスカッと殺してくれる。まあ敵が少し弱すぎるんだけど(プロの殺し屋っぽかったが、どうしてあそこまで弱いのか)。 こういう主人公の殺戮っぷりがいちいち爽快で非常に面白い。 意外な結末(気づかなかった、というかあいつ忘れてた)もいい。 ところで、タイトルにもなってる「you're next」。これっていちいち犯人が壁に書く意味あんの?快楽殺人とかの異常犯罪者なら分かるけど、明確に金目当てにやってる犯人がそんな無駄なことする理由がないだろう。
[インターネット(字幕)] 7点(2017-09-19 06:40:17)
79.  キャビン 《ネタバレ》 
とにかく先が読めない。最初はただのB級系ホラーかと思ったら、何かの組織がモニターで監視してて、その正体も目的も全く不明。いったいなんじゃこら!?と言う感じで見入ってしまう。そこかしこに何処かで見たようなシーン(特に「死霊のはらわた」)もあって、ますます気になって仕方がない。そして、最後は壮絶なオチに。ド肝を抜かれる。  なるほどー、昔のよくあるホラー映画のメタ的作品というわけか。 死霊のはらわたのようなホラーが実は裏で大きな組織によって仕組まれていたものだった、という、人を喰ったような映画。 ホラー好きで色んなホラー映画を見ている人ほどニヤリとする映画であろう。
[インターネット(字幕)] 7点(2017-09-05 23:53:15)(良:1票)
80.  死霊のはらわた(2013) 《ネタバレ》 
元の作品は大好き。リメイク版のこの作品もそこそこ楽しめた。 残念なのは、元作品最大の怖さだった「女が発狂する」シーンの発狂具合がイマイチだったところだ。 気持ち悪い声、気持ちの悪い顔、気が狂った不気味さ、そういうのが全然足りない。 映像は当然綺麗になってるのに、肝心の部分が逆にダメになってるなんて。これじゃあ元作品のほうが怖いよ・・・。  あとは、主人公が妹ミアを生き埋めにして、その後電気ショックで生き返らせたら元に戻るというのは、「そりゃねえだろ!」と思った。でもまあ今までにないある種斬新?な方法だな。ゾンビ化した人が元に戻るって展開、あんまりないような。 主人公と妹との過去の確執とか、妹の薬物依存みたいなのを入れてきたのは良かった。元作品をリスペクトしつつ、それなりに上手く仕上げた作品。
[DVD(字幕)] 7点(2016-07-23 22:38:01)
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