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皮マンさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 225
性別 男性
自己紹介 当方のレビューは全て独断と偏向に満ちております。
「公平・公正なレビュー」などというつもりは金輪際毛頭まったくありませんので、どうぞご安心ください 。

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1.  1000日のアン
リック・ウエイクマンの変なアルバムでプログレファンにはお馴染みの、ヘンリー八世の妻を描いた脚本中心の重厚な歴史劇。アンは凜々しく、女性映画として「ブーリン家の姉妹」より誠実な作品の印象。但しその舞台はハリウッドアメリカンな空気感の王宮で、英語赤点の私にも台詞回しがクイーンズ・イングリッシュにほど遠いことが分かった。セックスの為には後先を考えない、あなたや私みたいな人が王様なので非常に共感でき、あまり馴染みのない世界観のわりに話にはすっと入っていける。彼は王様なのに宗教屋との付き合いがあって、性的に自由なんだか不自由なんだか引き裂かれたような状態。めんどくさ。アン・ブーリン役の女優さんは線の細い外見とは裏腹に、強気で野心的な女を演じきったたいへんな熱演。終盤に、激高した夫にきつ〜いビンタをされて一瞬も怯まないという奇跡的なシーンがある。ハリウッドの大作史劇としては今まで観た作品の中で最も面白かった。ところで(皆さんここからいつもの豊満談義が始まりますよ〜)ヘンリー八世はアンとセックスしたくてしたくて国が滅茶苦茶になるのだが、例によってアンはちっとも肉感的ではない。実際肖像画なんかを見ても細身なので、王様は私ら庶民が性欲を煽られる 尻が大きく・二の腕が太く・下腹の出た 豊満なタイプなんかには飽き飽きしているのかもしれない。しかしヘンリーのように「あの女じゃなければいけない」とピンポイント的に的を絞るのはいかにも素人だ。なびかなかった時はいかに王といえどもあのように苦しむことになる。ヘンリーちょっとマゾ入ってませんか。あげくセックスを取引の道具に使うような、貞淑の皮を被った不感症のゲスい女を摑むことになる。ああいうあなたや私のような性欲最優先の男には、「股の緩い女=いい人と感じる」という「やらせる優先」の回路を脳内に儲けておけば幸せに暮らせるよ、とアドバイスしてあげたかったです。
[DVD(字幕)] 8点(2017-07-09 09:00:13)
2.  選挙 《ネタバレ》 
いくらなんでもここまで脂ぎった不快な人達が不快な行動をし続けるのを2時間見るのは正直言って辛い。おまけに連中の喜ぶ結果も不快で不快で一瞬たりとも救いがない。それこそが現実というのは間違いないが、長年生きてきて嫌というほど思い知っていることなので今更確認させられる意味もない。監督の提唱する観察映画は素材が全てなんだね。爽やかな人しか登場しない同監督の傑作「精神」を観てこの不快感を中和することにしよう。
[DVD(邦画)] 0点(2016-08-23 08:45:49)
3.  セックス・チェック 第二の性 《ネタバレ》 
女だと思っていた選手をオリンピック出場のために「男になれ」といって育てたコーチが、彼女がふたなりだということが分かり、今度は「女にする」といってやりまくり、女にしすぎて失敗する。そんな冗談みたいな噺がシリアスなドラマとして存在するのだ。長年センス・オブ・ワンダーという言葉はもっぱらSF作品に使うものと思っていた。しかしこの作品から受ける衝撃はまさにセンス・オブ・ワンダーとしか言いようがないタイプのものだ。「女になる」という言葉の意味が一瞬よく分からなくなる快感。原作者も監督もアタマがおかしいのではないかと賞賛したい。緒形拳のキレっぷりが恐いくらいなのにも心底驚いた。動物のような安田道代と、マネキンのような小川真由美もすごい。寺内大吉原作の映画2作品は「競輪上人行上記」といいこれといいハズレがない。他にももっと観たいのだが残念なことに現在観られるのは二つしかないらしい。
[DVD(邦画)] 8点(2014-11-11 21:58:40)
4.  千と千尋の神隠し
今時少女売春を賞賛した驚くべき作品。子供の売春どこが悪い!という危ない主張の込められた映画を日本中のよい子たちに見せたのだから宮崎監督は本当に逝っちゃっている。誤解しないでほしいが、けなしているのではない。古き良き、おおらかな日本の性風俗に対しての深い共感が胸を打つ。私には幼女趣味はないが、多くの人が “当たり前” と疑わない現在の性道徳に対し、くさびを打ち込もうとする宮崎氏のその勇気ある姿勢には尊敬の念を禁じ得ない。 但し普通の映画作品として特に面白いわけではない
[DVD(邦画)] 10点(2013-04-10 13:17:36)(笑:1票)
5.  切腹 《ネタバレ》 
みなさまの評を読んでこれはと思い借りてみました。映画にかぎらず回想のなかから真実が立ち現れていくタイプの作品には名作が多いと思っていましたが、これは傑作中の傑作ではありませんか!脚本勝負で進行していた物語が、最後に渋い演出とはいえチャンバラになってしまったのがちょっと心残りですが、それをさっぴいてもあまりあるドラマ作りのうまさには昨日までこの作品のことを知らなかったのが信じられないほどの衝撃を感じました。この話にあっては善人たちのあまりの辛さに、普段ばかにしている勧善懲悪的なカタルシスを渇望してしまいました。しかし作り手がそうしなかったのは「作品のテーマを現在の我々のものとして肝に銘じておくべし」ということなのでしょう。このサイトのおかげでこんな名作に出会うことができました。文章が小学生になってすみません。それほどのショックでした。サイト管理者の方、それにこの作品を推しておられる全ての評者のみなさまに深く感謝する次第です。
[DVD(字幕)] 10点(2005-04-30 20:10:30)(良:1票)
6.  世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す 《ネタバレ》 
円盤はいつもヌッと現れる。はるか彼方からやってくるのではなく、気が付いたときにはすぐ背後に迫っていて犬のようにまとわりつくのだ。小型の探査機も装備しているというのになんでそんなに近寄ってくるのか。この時代の侵略モノには共産主義者に対する漠然とした不安がその心理的背景あるというのはよく語られる視点だ。同年にはドン・シーゲル版[ボディ・スナッチャー]も公開されている。その文脈でいうと“アカはあなたのすぐそばにいるかもしれません”ということを直接的に表現したようにも見える。まぁ単に監督及びハリーハウゼンの空間把握がヘタクソなだけなのかもしれないが、円盤がまるごと近寄ってくるのはいくらなんでもリアリティを損なうこと甚だしい。いつも地上すれすれを飛ぶのは、地球製即席音波砲に打ち落とされなくては噺が終わらないという都合もあるのだろうが・・。しかしこの作品の魅力は“眼前の円盤”という扇情的な絵そのものにある。よっていいかげんさのみを問題にして斬り捨てるわけにもいかないのがやっかいなところだ。かように思いは多少乱れるのだが、それとは別にどうしても許せない点があった。エピローグは主人公の科学者が“軍に協力”し宇宙人を撃退した功績により表彰されるということを知らされにんまりして終わるのだ。ビーチで美人の女房と“これからお楽しみ”でエンドマークなのだ。宇宙の秘密の解明にはなーんの興味もないのだ。ヤツは名誉と女にしか感心がないのだ(私と同じだ)。アカの暗喩だろうがなんだろうが脚本にもうちょっとばかし深みがあっても誰も困らないと思うんだがね!
4点(2005-03-16 17:50:14)(良:1票)
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