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皮マンさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 225
性別 男性
自己紹介 当方のレビューは全て独断と偏向に満ちております。
「公平・公正なレビュー」などというつもりは金輪際毛頭まったくありませんので、どうぞご安心ください 。

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141.  エレファント
実験映像としてはとても興味深い。しかしここまで「ドラマが作品の外にある」というのはいかがなものか。こんな手間暇をかけるのならシナリオ的にもう少し粘って、独立した一編の作品として成立させる何らかのアイデアを投入して欲しかった。繰り返される長回しの連続は圧巻だが、その繰り返しが「一つの時間・空間を様々な人々が共有している」ということ以上の意味を持っていない点が特に惜しい。
[DVD(字幕)] 4点(2012-10-11 14:46:53)(良:1票)
142.  トロン:レガシー
設定、配役、由緒正しいことこのうえなしの続編。で、あるにもかかわらず、肝心の「トロン感」とでもいうべきものが、この作品からはあまり感じられない。私感だがこの「トロン感」は主に三つの成分、直角移動アクションと電子音楽、もうひとつはポップな色彩から成り立っている。このうち音楽だけは新作もレトロモダンな響きと無調的な旋律でトロンっぽさをよく表現している。しかし新作はあとの二つの要素が決定的に欠落している。バイクはゲーム面でも曲線を描いて曲がり、普通のバイクアクションと変わらない。色彩は黒っぽく印象が暗くて縁起が悪い。ついでに語り口もいやに深刻な雰囲気で重々しい。旧作はキッチュでポップな駄菓子屋的感覚に貫かれていて、明るく脳天気な作品だった。 ついでに言えば、新作ではトロンの世界に気象現象があるが、それは進化と言えるのだろうか?CG技術的にはともかく、イメージは退化してないか?アクセスが格段に早くなったのは笑えるが、PC内に入るプロセスが無くなったのもエンターテインメントとしてどうなんだろう。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2012-05-24 20:17:14)(良:2票)
143.  インモータルズ/神々の戦い
まずファースト・シークエンスの音圧が高すぎる。5分で耳がバカになって、その後の騒ぎが無感覚になってしまった。もともと筋らしい筋もクライマックスに至るタメもメリハリも伏線も何もないような話。ドンキで買ったパーティ衣裳を着た役者を「神」と思おうとしても、そう思わせてくれるサムシングが一切ないので無理。アポロだのゼウスだの色んな名前が出てくる(それもテロップで!)が、各々の特徴も描かれず、男も女もただ殴り合いが強いだけなので一切どうでもいい。仮装大賞を観たと思えば腹もたたないが、映画なんだからもう少し“物語”を楽しまさせてくださいよ。製作者は自分が阿呆か観客をバカにしているか、その両方のいずかれかでしょう。
[映画館(字幕)] 4点(2012-01-24 10:37:21)(良:1票)
144.  江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間
狂人が主人公という出だしが、乱歩(というか大元はポオだけど)らしくて素晴らしい。途中木下サーカスのフッテージが差し挟まれているのも‘乱歩的見世物感’を高めるのにいい効果を上げている。良い調子。前半もたもたしたテンポで人間入れ替わり譚が続くが、やばい島に行くまでのタメと思うとさして苦にならない。ところが肝心のパノラマ島がしょぼい。いや、劇中ではパノラマ島という呼称は一度も使われないので、私が勝手にそう思ってしまっただけなのだが。まあ、ラストの人間花火はあきらかにパノラマ島のものだし、メインプロットがそれを下敷きにしているのは間違いないだろう。とするとこの作品の島の描写には大事なものが欠けていると言わざるを得ない。それはマット画だ。狂人が作ったパラダイスのいかがわしさを表現するのにマット画くらい強力な武器は無いと思うのだが、石井監督にはそのような判断は無かったようだ。素晴らしい題材だけに適切なスタッフを連れてきたら張り切っていい仕事をしてくれたのではないかと思うと残念無念。この作品の場合下手でもいいのに。その代わりというわけではないが土方氏の怪演はとても味わい深い。しかしそれも初登場シーンのインパクトを越えられず、説明調の台詞をだらだら語らせたりして彼の魅力をうまく引き出せないまま唐突にドラマは終わってしまう。もっと彼の踊りが見たかった。人間花火は大林宣彦氏の「ハウス」のようなばかばかしさで面白いが、それまでの盛り上がりのなさを一発で逆転するほどのパワーはない。カルト映画として高い名声を誇る本作。どうやらこちらの期待が大きすぎたようだ。 暗黒舞踏の踊り手の中に一人豊満な女がいて、水中シーンで良い角度からその大きな尻を眺められたのがラッキー。
[映画館(邦画)] 4点(2011-10-15 16:33:14)
145.  英国王のスピーチ
演出がこなれていて、たいそう面白いのだがあまりに中身が無い。ナチス党大会でヒトラーに熱狂する人々と最後にスピーチを成功させてバルコニーに立った英国王に拍手する人民は本質的に同じ。そうした点に対する葛藤が一切ないのはちょっとひどい。このテーマでそこらへんを語らなければ、連合軍側の戦意高揚映画といわれてもしかたがない。それでいいのか?
[映画館(字幕)] 4点(2011-09-19 20:57:04)(笑:2票) (良:1票)
146.  ハウスメイド 《ネタバレ》 
いじめられっ子復讐譚としては、なんとも穏やかな淡い印象。メイドのウニはどんな理不尽も己の中で昇華してしまう聖女のような女性。あまり大人しいので「そのように見せて観客をだましておいて、全てをひっくり返す驚愕のラストが待っているに違いない」と思って観ていたらあまりに地味な復讐方法に拍子抜けしてしまった。「キャリー」や「わらの犬」のようなカタルシスを期待するべきではなかった。あれではあのいい気な金持ち様どもにはかすり傷ほどのダメージも負わせられないだろう。彼女の心理の変化も描けていないし、E.A.ポーの「ちんば蛙」を思わせるラストもいまひとつキレがない。素晴らしいのはヒロインが野ションで尻を出したり、乳を出したり、フェラチオをしたりするシーン。ありのままをありのまま描くことにてらいが無いのが韓国映画の気持ちいいところ。人間を見つめるという事に於いて真摯なところがあるからだろう。
[映画館(字幕)] 4点(2011-09-11 20:35:49)
147.  ブラック・スワン
基本「ショーガール」みたいなバカ映画なのに全体に暗すぎじゃなかろうか。終始陰々滅々としていてどこにもカタルシスがない。ヒッチコックみたいに最後の舞台のシーンくらいはぱぁ~っと華やかだったらいいのに。華も迫力もアイデアもない舞台シーンからは「これじゃあもともとそんなに騒ぐほどの公演じゃないんでないの?」という残念感が。淫乱なブラックスワンを演じきれるかどうかというヤマもメークと効果音と表情の違いだけで、踊りの本質的な違いは感じられなかった。あんな一夜干しみたいな女はどう頑張ってもエロくなりようがないか。絶対的に盛り上がるはずの楽曲の使い方もあまりに断片的で中途半端。隔靴掻痒感ばかりが残った。
[映画館(字幕)] 4点(2011-06-28 09:24:32)
148.  斬る(1968)
ハードな絵作りには美学と誠意を感じるが、根源的な矛盾をかかえているように思う。思想がないのは別にいいのだが、とって付けたように侍批判なんかを折り込むのがむしろ見苦しい。殺陣をあれだけ活き活き表現しながら「武士なんてつまらない」もないものだと思う。女の登場人物を極端に記号的に扱っていてろくに人格を与えていないのも辛い。侍批判も結構だが、足元に転がる重大な問題についてその意識の低さが透けて見える。以前見たことをすっかり忘れて二度観となった。心に残るものがないのは純粋娯楽作として潔い証拠ともいえるが。
[映画館(邦画)] 4点(2011-02-13 18:21:22)
149.  緯度0大作戦 《ネタバレ》 
幼少時に観てそれなりに楽しんだ作品も今見返してみるとヒジョーにキビシーということが特撮関係では枚挙にいとまがない。やっと再見できた本作もその例にもれず脚本演出ともにびっくりするほど手を抜いたものだった。とにかくテンポが悪く緊張感がまったく無い。カタルシスを感じられるポイントもほとんど無い。海洋シーンの特撮には東宝作品らしい格調があるが、陰の主役ともいうべき潜水艦α号にカリスマがないの無い無いづくし。特に艦内のセットに奥行きがなく書き割りのように平板なのは辛すぎる。先人の偉大な仕事(ディズニー版ノーチラスの艦内のデザインをご覧あれ!)から学ぶべきことを何も学んでいないことに驚いてしまう。敬愛する伊福部さんのスコアがいつもの調子なのも本作に限っていえば当たっているとは思えない。と、良くない点ばかりあげつらってしまったが本作にはなんとも得体の知れない魅力があるのも事実。特撮物には珍しく、ラストの解釈を観客の判断にまかせるリドルストーリーの体裁をとっていて、異様な後味を残すのがちょっとアダルト。この点ときぐるみ然としたグリフォンは残酷な設定と共にある種逸脱が感じられて爽快感がある。貴重なSF怪異譚として記憶に残る作品ではある。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2007-04-19 22:31:01)
150.  CODE46
SF的な設定は必要ない話ですねこれは。まるで吉行淳之介の私小説みたいな感じ。監督のSFに対する愛のなさを裏付けるように当初のクローン間恋愛問題が中盤から記憶いじられ問題にずるずるシフトしていくのもいただけない。気分を変えて官能映画として見ているとクライマックスの陰毛丸出しシーンはしっかりぼかしが入っていて、日本人であることがしみじみ恥ずかしくなりました。ばっかみたい。またDVDの特典としてインタビューが収録されていたがインタビュアーの質問があまりにもおざなりであきれてしまった。
[DVD(字幕)] 4点(2005-10-06 09:35:51)
151.  新幹線大爆破 《ネタバレ》 
宇津井健ら捜査側からの視点は名作“ジャガー・ノート”高倉健ら犯人側からの視点はセルジオ・レオーネのこれまた超名作“夕日のギャングたち”といった趣の作品ですね。特に回想シーンでの音楽の使い方は“夕日の~”のパクりでしょう。しかし本作全体を覆う‘安~い’感じは当方の我慢の限度を超えていてまるでテレビ版“ワイルド7”でも観ているようだ。豪華キャストがみんなおそろしく大根に見えてしまうのは演出がいいかげんだからなのだろうか。変な客が色々乗り込んでいるのにちっともサスペンスを盛り上げることに貢献していないし、喫茶店が重要アイテムとともにタイミング良く焼けるのはご都合主義と言われても仕方あるまい。そのようなことを許容する世界観ならばそれこそワイルド7なみにぶっとんだクライマックスを期待してしまうじゃないですか。こんなチープなノリで「最後は渋めにまとめてみました」なんて許されると思っているのか!犯人側に移入できるように作ってある等、一部とはいえ政治的に正しいことが救いと言えるでしょうか。
[DVD(字幕)] 4点(2005-05-20 14:08:00)(笑:1票)
152.  世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す 《ネタバレ》 
円盤はいつもヌッと現れる。はるか彼方からやってくるのではなく、気が付いたときにはすぐ背後に迫っていて犬のようにまとわりつくのだ。小型の探査機も装備しているというのになんでそんなに近寄ってくるのか。この時代の侵略モノには共産主義者に対する漠然とした不安がその心理的背景あるというのはよく語られる視点だ。同年にはドン・シーゲル版[ボディ・スナッチャー]も公開されている。その文脈でいうと“アカはあなたのすぐそばにいるかもしれません”ということを直接的に表現したようにも見える。まぁ単に監督及びハリーハウゼンの空間把握がヘタクソなだけなのかもしれないが、円盤がまるごと近寄ってくるのはいくらなんでもリアリティを損なうこと甚だしい。いつも地上すれすれを飛ぶのは、地球製即席音波砲に打ち落とされなくては噺が終わらないという都合もあるのだろうが・・。しかしこの作品の魅力は“眼前の円盤”という扇情的な絵そのものにある。よっていいかげんさのみを問題にして斬り捨てるわけにもいかないのがやっかいなところだ。かように思いは多少乱れるのだが、それとは別にどうしても許せない点があった。エピローグは主人公の科学者が“軍に協力”し宇宙人を撃退した功績により表彰されるということを知らされにんまりして終わるのだ。ビーチで美人の女房と“これからお楽しみ”でエンドマークなのだ。宇宙の秘密の解明にはなーんの興味もないのだ。ヤツは名誉と女にしか感心がないのだ(私と同じだ)。アカの暗喩だろうがなんだろうが脚本にもうちょっとばかし深みがあっても誰も困らないと思うんだがね!
4点(2005-03-16 17:50:14)(良:1票)
153.  ヘレディタリー 継承 《ネタバレ》 
敬愛する町山氏の本で怖いと褒めていたので観てみましたが、残念なことにまったく怖くありません。両親と兄妹の四人家族の物語。うち妹は序盤で非業の死を遂げます。残った三人の廻りでは不可解な現象が次々に起こり始め、旦那を除く二人が何かに憑かれたように狂っていくという展開。「ドールハウスに入り込むエッシャー風なオープニング」「シャイニングを想わせる重厚な画」「不穏な空気を作り出す不快な音響設計」「主役女性のキレの良いキレっぷり」と、話は途中まで快調に進みます。しかし折角の見事な演出も空しく、終盤に予想外の失速をみることに。その原因は、そこまで唯一正気を保っていた旦那が退場してしまうから。オカルトぽい映画を観るとき、私のようなオカルトと無縁の者は、同じ立ち位置の登場人物の目を通して起こっていることを共有するのです。その役目をする人間に去られると、移入する者の不在に置いてけぼりを食らってしまうことになるわけです。正気の人間がいなくなってしまえば、どんな突拍子も無い超常現象もやり放題。全てはイカレた人達の脳内でおこっていることで済んでしまうので「好きにすれば〜」としか言いようがない心境になってしまいます。この作品については途中までおおいに楽しめただけに、がっかり感もひとしおでした。
[インターネット(字幕)] 3点(2021-04-12 15:32:14)(良:2票)
154.  交渉人(1998) 《ネタバレ》 
【ご注意を:思い切りネタばれしてます】主要登場人物が揃いも揃って間抜けでびっくり! まず主人公の交渉人1。掴みではなんか鋭そうな人物に見えたので、自ら起こした立てこもり事件もよほど考え抜いた計画なのかと思ったら、やることなすこと運任せ・成り行き任せ。ほとんど勝算の無い場当たり的な行動は、興奮した粗暴犯と変わらない。 そして途中で呼ばれた交渉人2。受話器越しに銃声を聞いただけで交渉人1が人質の警官を殺したとあっさり信じ込んじゃう。そんな信じやすい性格で交渉人なんて務まるのか? そして黒幕の警視。彼も交渉人2が仕掛けたブラフをあっさり信じて交渉人1が死んだと誤認して勝手にゲロする。どう見ても急所を外したのがみえみえな撃ち方なのにそんな節穴みたいな観察眼で犯罪捜査なんかできるのか? さらに突入突入と騒いでるシカゴ警察の面々。犯人が多用していた閃光手榴弾みたいな武器って特殊部隊を蹴散らす程の威力があるの?あんなユルユルの状況で犯人を仕留められないなんてなんてざまなの。 といった具合でみーんなプロとは思えないただのお人好しって感じ。あれじゃ唯一死んだ人質のおっさんが浮かばれんわ。
[インターネット(字幕)] 3点(2019-09-02 15:34:48)
155.  題名のない子守唄 《ネタバレ》 
釈然としない。ヨーロッパ映画らしく肌触りは深く豊かなのだが、意外なことにその印象に見合った深みが無い。一見感じる人間に対しての洞察もスパイシーなサスペンス風味も、イタリア映画の弱点である「人情」という湿ったフィルターがそれを濁らせてしまっているように思う。汚物やバイオレンスなどの激しい描写はバーホーベンやタランティーノなどの乾いた表現の方が好感が持てる。なによりこの物語を成立させる大前提「母の愛は絶対」というイタリア人的感性に全く共感できないので、ラストをいい話風に締めくくられてズルっとなってしまった。
[DVD(字幕)] 3点(2016-07-29 09:03:45)
156.  オデッセイ(2015)
意外にもエレガントな仕上がりで狙いは判るが若干退屈した。何か実感の伴わない夢の中の出来事のような印象。主人公は始めから人格者であって、あのすさまじい経験によって特に成長するわけでもない。よってラストの講義のシーンにぐっとくるものがない。あそこが蛇足に見えてしまうのは失策ではないか。但しクールな科学啓蒙映画として観るとそのベタつかなさが小気味よいとも言える。よって作品自体はそこそこ評価できる。それにしても劇中の楽曲に訳詞を付けていないのはまったくどうかしている。サウンドより歌詞が重要な本作の場合は著作権料を払ってでも付けるべきだ。更に、邦題を「オデッセイ」にした愚かさ・傲慢さにはほとほとあきれた。これを提案した者も許可した者もちょっと足りないのではないか。国内での無神経な処理二点、しなければいけないことをしないこと・すべきでないことをしていることが折角の力作をぶち壊しにしている。日本版関係各位の猛省を望む。
[ブルーレイ(字幕)] 3点(2016-06-21 16:46:45)(良:3票)
157.  大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン
子供が出てこないというだけで大人の鑑賞に耐えるという評価をされる傾向にある本作だがホントにそうか? バルゴンはトカゲなのに水に溶けるんだぞ。そんでもって熱帯産なのに舌の先っぽから冷凍ガスを吐くんだぞ。そこはカメがジェットで空を飛ぶ世の中だからまあいいか!と目をつむるとしても得体の知れない土人女の提案を自衛隊はウラも取らずにどんどん採用するんだぞ。それって「ギャオーって鳴くからギャオスっていうんだ」ていうガキの言い分が通っちゃう皆さん大嫌いな例の世界観と同じじゃん!いいかげんあほらしくないすか? でも主役をはじめとして(あなたや私のような)しょうもない人しか出てこないっていうのはまことにリアルで良いですね♥このどす黒い雰囲気はアダルトと言えるのかも。あとテーマ曲のAパートは不気味に粘っこくて心に残る。
[映画館(邦画)] 3点(2016-05-24 14:44:06)(笑:1票)
158.  叫びとささやき
これはきついよベルイマンさん。暗さ・重苦しさが度を超している。人間への深い洞察もあなたの苦痛も分かるが映画は娯楽でしょ。心の闇を掘り下げる作品は好きでも苦痛を共有したいわけじゃない。映画内人物の苦悩を考察することの何分の一でいいから、これを観る観客の気持ちも考えて欲しかった!
[DVD(字幕)] 3点(2016-02-29 09:58:16)
159.  ザ・タワー 超高層ビル大火災
驚くほど普通のパニックもの。なんの捻りも無い。はじめからその点は覚悟して観たのだが、かなり下げたつもりのハードルを若干下回った印象。理由は以下のとおり。●主役ともいうべきタワーマンションに魅力が無く破壊の美学が今ひとつ感じられない。この建物を象徴する大ホールなり、壮麗な意匠なりが欲しいところ。また、建物全体の構造が説明されないので厨房やレストランや居室やコントロールルームや階段室のつながりがわからず、まとまった構造物として感じられない。●火災中の建物内は無煙ロースターのような状態に終始し、人が煙にまかれる描写が無い。画作りが難しいのはわかるがリアル火事の噴煙の量を思うとこれはいかにも絵空事に見える。肝心の高さの恐怖もおざなりで上手く描けていない。●話の盛り上げ方に「ならでは」の工夫が無く「タワーリング・インフェルノ」から一歩も進化していないのはちょっと寂しい。マンション分譲中の広告宣伝をバーホーベンのテレビ画面的な手法で要所要所に挟み込むとかすれば、いい気になることへの警鐘というテーマも深まるし、破壊のカタルシスもぐっと揚がると思うのだが。……結局CG全盛の昨今の例に漏れず、本作も一見派手という画面に頼ってばかりいて観客の心理誘導の面については無策であると言わざるを得ない。
[ブルーレイ(字幕)] 3点(2014-01-19 08:10:08)
160.  ライフ・オブ・デビッド・ゲイル 《ネタバレ》 
ゲイルはなぜ彼女に調査を依頼したのか?結局事は彼のシナリオ通りに運んだのか?どうも根本的なところで腑に落ちない印象が残る。死刑を免れたいのなら早く証拠のビデオを提出すればいいし、免れたくないのならジャーナリストと危ういゲームをすべきじゃない。作劇上の都合が先に立って、論理的整合性がないがしろにされているのではないか。そもそも冤罪の可能性を訴えたいのなら、全力で無罪を主張しなくては効果が無い。あの作戦では死刑になっても自業自得と言われるのがオチだろう。ビデオ内で活動家の女性が自殺するシーンは、それに先だってジャーナリストが内容を予測して述べてしまっているので、得られるべきカタルシスがない。監督は観客の感情を操るのも不得手なタイプとみた。
[DVD(字幕)] 3点(2013-07-30 13:03:33)(良:2票)
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