81. 単騎、千里を走る。
言葉が通じない相手に、言葉にならない想いを伝えた笛の音を聴いて、旅っていいなと思った。 [DVD(邦画)] 8点(2006-10-17 14:36:38) |
82. パッチギ!
理屈じゃない。好きな子のために歌を届けることも、気に入らない奴を殴ることも、子供が生まれる喜びも、ヒッピーにかぶれることも。複雑な事情あるけど、人の気持ちに国境はない。そんな気持ちの良い青々とした春をみた。 [DVD(邦画)] 8点(2006-09-09 22:38:14)(良:1票) |
83. トイ・ストーリー
大奥を連想した。 [DVD(吹替)] 8点(2006-08-17 22:47:20) |
84. となりのトトロ
子供のころはジブリの中でそれほど好きな映画じゃなかったのに、いつからか、深い緑とトトロを見るたびに涙ぐんでしまう。歳をとったのだと思う反面、そんな自分を少し好ましく思えたりもする。つまるところ、確実にトトロに会えない大人が感動する作品だと思う。 [地上波(邦画)] 8点(2006-07-29 21:33:32)(良:1票) |
85. イン・ハー・シューズ
「家族は他人の始まり」兄弟、姉妹とはいえ相性はある。でも「血は水よりも濃い」とも言う。同じ母から生まれ共有する歴史がある。理屈じゃない。詩のように感じることが大事。靴の趣味、サイズが合うことで絆を確か合うこともできる。 [DVD(字幕)] 8点(2006-07-11 20:15:27) |
86. もののけ姫
考えろ。 [映画館(邦画)] 8点(2006-05-30 00:54:10) |
87. ヒート
何度みているか分からない。最近みて思ったのは、マイケルマンが撮る アルパチーノとデニーロの良さはまるでクロサワが撮るミフネのようということ。 騎手でいえば、クロサワとマイケルマンは少し能力の足りない馬を按上のテクニックで 補うタイプではなく、強い馬を実力どおりに王道競馬で勝たせられるタイプではないか。 単純に馬が強いから、役者が上手いからという話ではない。誰もが最高の素材を 最高な形で調理できるわけではないように。 クロサワが撮るミフネは抜き身の刀のように、常に張りつめ、 決して鞘に納まった役を撮らなかった。それが正しかったのはクロサワとのコンビを 解消した以降のミフネの作品を(たとえば上意討ち)みれば分かる。 髭がなくモノの分かった侍役にはハマらない。 アルパチーノの魅力は少し短気で何かしらと孤軍、奮闘の姿であり、 デニーロといえば笑うときも怒るときも黙っているときも眉のひそめ具合が絶妙な 唯一無二のデニーロ的表情をしていればどんな役でもハマる。 『ヒート』はまるでミフネがふたりいて贅沢だ。 アルパチーノもデニーロもミフネと同一に語られても悪い気はしないだろう。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-05-11 23:26:48) |
88. 春夏秋冬そして春
すべてはうつろぎ、うつろぎながら終わる。 [DVD(字幕)] 8点(2005-06-22 23:29:48) |
89. スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー
スカイキャプテン。まず名前がいい。ワクワク感当社比3倍。 なんか嬉しささえもこみ上げてくる。 昔よく観た分かりやすいヒーロー像が、一回りして新しい。 ツボを心得たファンシーメカがこれまた嬉しい。振ったら充電する光線銃。海底から空中基地まで吹っ飛ぶ脱出ロケット。これは笑った。 [DVD(字幕)] 8点(2005-06-21 22:13:54) |
90. お茶漬の味
能や歌舞伎の型のような、確立した様式美が土台にあるからこそ、 役者の演技やストーリーに豊かさとユーモアが生まれるのだろう。 「カロリー軒」は笑った。 [DVD(字幕)] 8点(2005-06-21 00:33:25) |
91. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
ジャックに救われたことは否めないけど、メルヘンチックなパイレーツスカルもかなりポイント高い。 [DVD(字幕)] 8点(2005-05-31 23:55:33) |
92. ブレイブハート
レッツ!フリーダム 合戦中に諸侯の裏切りにあって反乱もここまでかと思いきや、そこから裏切り者退治が始まるところがおもしろい。 [DVD(字幕)] 8点(2005-05-23 23:33:21) |
93. 下妻物語
土屋アンナに尽きる。 [DVD(字幕)] 8点(2005-05-21 00:16:13) |
94. ラブ・アクチュアリー
カラフルな色使いが幸せ感を盛り上げている。 あの少年はプレイボーイ役のほうが似合うと思う。 [DVD(字幕)] 8点(2005-05-17 14:10:17) |
95. 或る夜の出来事
まだ映画が庶民の夢を叶えてた頃の主人公は、3枚目を演じながらも同時にスターとしての気品に溢れているところがいい。 ハートブレイク中の部下に、一杯やって戻ってこいとポケットマネーを渡す編集長といい、人を見る目のある大富豪といい、大味のキャラに人間臭さが宿っていておもしろい。 [DVD(字幕)] 8点(2005-05-02 14:11:27) |
96. ペーパー・ムーン
確かにテイタム・オニールも良かったけど、この映画の最高の功労者はライアン・オニールだと思う。詐欺師だけど悪い男ではなく、どこか哀愁を漂わせ、またコメディチックな動きと微妙な表情の変化で楽しませる。なんでこの演技でオスカーにノミネートすらされないんだと思っていたら、同じ年に『セルピコ』のアル・パチーノや『STING』のレッドフォード、他にもジャック・レモン、マーロン・ブランドそしてジャック・ニコルソンというなんかすごい年だったようだ。ツイてなかったんだね。白黒なのもよかった。でもラストは伯母の家に聖書を売りつけてほしかったな。 8点(2005-03-08 22:20:53) |
97. ウォルター少年と、夏の休日
自分にとってこの映画の教訓を言えば、結局は大人の背中が子供にとって 最高の教科書だと言うこと。 基本的なストーリーは王道をいってるけど、コメディとかファンタジーの要素もあって、一概には語れないバラエティーに富む作品。特にマイケル・ケインが語るアラビアンナイトの世界はファンシーな映像でわくわくさせる。またライオンや犬たちの演技もこの映画の魅力の一役を担っている。 [映画館(字幕)] 8点(2005-03-08 13:52:03) |
98. 機動警察パトレイバー2 the Movie
パトレイバーシリーズ未見。完成度はかなり高い。声優も中途半端なタレント起用が目立つ昨今、ちゃんとしたプロで固められてよかった。(竹中直人も含めてね)そして内容も見ごたえがある。思うに、 他国のテログループが9.11テロのように大規模な攻撃を日本に仕掛ける ことは有り得ない。なぜなら、テロリストが反アメリカ煽動の為に(未だに国際政治の舞台では極東の小国でしかない)日本を的にしてもたかが知れてるからだ。もしテロが起こるならばこの映画のように軍拡の必要性を世間に知らせる為の者の仕業だろう。 だけど、後藤の言うとおり柘植のしたことは茶番に過ぎない。 平和な日本で何が悪い。金で平和が買えるならそれに越したことはない。 戦争に正義も悪もないように、平和に真実も欺瞞もない。 8点(2005-03-08 00:05:09)(良:1票) |
99. LOVERS
この映画は1、ワダエミのカラフルな衣装(特に飛刀門の衣装。あの登場シーンにはしびれた)2、飛刀(影の主役)3、アンディ・ラウの心苦しい(気持ちすごいわかる)ラストシーン。 全体的に『HERO』と比べるといい感じに力が抜けていて、ところどころに遊び心が見え隠れしている。特に弓矢の跳弾のシーンはいい。 ストーリーも予想以上に良かった。金城武もチャン・ツィイーもアンディ・ラウも互いに一度は別れたはずなのに、実は未練タップリな展開が目立つ。これを単に優柔不断と取るか、それとも揺れ動く繊細な心情として取るかで評価が分かれるだろう。 ラストがすごく良かったのでグタグタにならずにきっちり締まっていた。 役者はやっぱりアンディ・ラウが1人抜き出てたけど、金城武も後半髪が乱れてきたところからよかった。チャン・ツィイーは相変わらずチャン・ツィイーのままだった。 外伝を見ると撮影はかなりトラブル続きで、当初の構想ではラストのシーンは一面の花畑でロケをするはずだったようだ。 きっと花畑を実現できなかった無念さが、遊郭“牡丹坊”の色鮮やかさにつながったのだろう。 チャン・イーモウにとって『LOVERS』は納得のいく作品ではなかったようだが、それでも充分に見ごたえはある。あと、コーラ飲み過ぎね。 8点(2005-02-23 15:20:05) |
100. マルホランド・ドライブ
《ネタバレ》 難解。幻想的で抽象的という点で、 鈴木清順やウォン・カーウァイに通じる。 デビット・リンチは幼い頃から画家志望で美術学校に入学するが中退し、ヨーロッパに留学するもわずが15日で帰国してから映像の世界に入っている。抽象的な世界だけでは肌に合わなかったのだろうか。デビット・リンチは生粋のエンターティナーだ。 すべての場面において計算された意味がある。たぶん。 夢という仕掛けを使って理解と不可解の分水嶺を引いた。 観る者には幻想的な映像を堪能する喜びと、謎を解く喜びの両方が用意されている。 [DVD(字幕)] 8点(2005-01-15 20:00:56) |