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プロフィール
コメント数 1963
性別 男性
ホームページ http://urabe65.kan-be.com/
年齢 59歳

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1.   《ネタバレ》 
祖国ロシアから、なかなか受け入れられないタルコフスキーには、 自ずと国家と対峙する自分が映画の中に滲み出てくるのだろう。 「ノスタルジア」のラストの、周りは建物で覆われてたとこなんか、特にそう感じる。  ここでは、話は理解できなかったが、タルコフスキーに対峙する 祖国や家族が、自ずと、にじみ描かれているようだ。 それが「鏡」なのかどうかは、ロシアを勉強しないと、 分かりづらいのではないか?
[DVD(字幕)] 7点(2023-11-24 22:25:35)
2.  神の道化師、フランチェスコ 《ネタバレ》 
「無防備都市」の監督である。  実在の人物、聖フランチェスコと十数名の兄弟たちのエピソードが綴られる。 特にジネプロのエピソードがいずれも秀逸である。 自分的には、暗殺容疑で死刑寸前まで行き、謙虚さが指導者の胸をうち、放免された話が面白い。  1200年代のイタリアが舞台だ。日本の鎌倉時代に当たる。 着ている服が、その頃日本では麻の単衣だったが、西洋でも同じような素材のシャツを着ている。 ジネプロのエピソード中の指導者の鎧が興味深い。 マンガ「鋼の錬金術師」の弟みたいな、ごっつい鎧だ。 動き回れず、何のための鎧か、笑ってしまった。  どつかれてもどつかれても、飄々としている修道士の彼ら。 のどか、の一言に尽きる。
[DVD(字幕)] 7点(2023-10-22 20:55:41)
3.  ガンヒルの決斗 《ネタバレ》 
「真昼の決闘」に似てる。←こちらのほうが製作年が早いので、あるいは真似たのかも・・ ワンマン経営の町の中で、誰も味方しないで、敵と闘うとこなんか・・ 日本なら村八分ものですね。  だからなのか、色々脚色を塗り重ねた感じです。 先住民の妻とか、もう一人のチンピラが最後になって関わってくるとこなんか・・  でも映画史上でも稀に見るダメな息子でした・・
[DVD(字幕)] 7点(2023-08-16 00:17:38)
4.  カモン カモン 《ネタバレ》 
モノクロの画面がアメリカ人の心象風景にマッチしていて、バンドデシネコミックみたいな味である。  子どもを描いた映画は楽しい。 本作は、感受性の高そうな少年と叔父さんの、楽しいお泊り会の様子を描いてる。  タイトルの「カモンカモン」は「先へ先へ」という意味である。 世の中、不安だらけの世界ではあるが、 確実に子どもたちは世に出てきている。  自信喪失の大人に対して、子どもたちの「さぁ未来へ行こう」という声の映画である。 何より、頼りなくても愛してくれる大人がいたら、 子どもは未来にはばたく。  子どもの予測不能な部分を 「我々は、母親に、社会や我々自身の最も厄介な重荷を押し付けている」という ジャクリーンローズ氏の本からの引用文が心に響く。  大人には理解できなくても、彼らの個性は、希望なのである。
[DVD(字幕)] 8点(2023-06-11 20:14:56)
5.  風の歌が聴きたい 《ネタバレ》 
聾唖者の映画といえば、名作「名もなく貧しく美しく」。 大林さんの本作は正に平成の「名もなく貧しく美しく」です。  聾唖者の映画といえば、もう一本お薦めなのが「エール!」。 これも素晴らしい映画です。  大林演出マジックのない、真っ向勝負の演出で、 感動の出産場面を描きます。 考えてみれば、映画で出産場面を描いた映画ってないですよね。 (小生も経験ないですが・・笑) もうこの場面は涙、涙でした。  さて、令和の時代の「名もなく貧しく美しく」は、誰が撮影するのでしょうか?
[ビデオ(邦画)] 10点(2023-01-10 21:52:58)
6.  神々と男たち 《ネタバレ》 
ラストがいたたまれない。 信仰に身をささげて、潔く生きようと 村に残る決断をした7人の修道士たちと医者のあの夜の時間。  当然、軍は去る。 そして、テロリストに・・  神は沈黙するかのように、ラストのエンドロールが寂しい。
[DVD(字幕)] 7点(2022-07-10 10:47:33)
7.  カセットテープ・ダイアリーズ 《ネタバレ》 
面白かった♪内容も良かった。 白人のつくるアジアがらみの娯楽映画は、よく出来てるね。 「マダムインニューヨーク」もそうだし・・ あれもそうだけど、本作もスピーチで一気に話を絞める。  最初は、白人押し付けの夢追いドラマかと思ってた。 ところが政治が絡んだり、親父が失業したり・・ どんな話の落とし前をつけるかと思ったら、ラストのスピーチなんだね。 ブルースの曲の解釈をたどり、一気に感動のクライマックス。  もう号泣、号泣でした。 当たり前だけど、どこの国の人間も頭がいい。凄い!(この監督、女性なんだね)
[DVD(字幕)] 9点(2021-09-19 01:56:30)
8.  鵞鳥湖の夜 《ネタバレ》 
「薄氷の殺人」に続く、ディアオイーナン待望の新作。 犯罪者が警官から逃げて、夜の街を謎めいた女性とさまよい歩き、ついに銃撃戦のあとに朽ちる。 いわゆるフィルムノアールというやつだ。 古くは「灰とダイヤモンド」「第三の男」から始まる、魅せる映画の一つの在り方だ。 ※ただし、フィルムノアールの定義は定かではないようです。  本作も、実に渋い。 前作同様、静かなキレのあるアクションシーンで締める。 ただ、アジア映画らしく、ドタくさいのだ。 主人公が、最後、中華麺を貪り食うとこなんか、アジアンノアールなんだね。
[DVD(字幕)] 7点(2021-08-14 17:50:01)
9.  カスパー・ハウザーの謎 《ネタバレ》 
文明批判の名手、ヘルツォークが冴える。  今話は、ずっと牢にいた男が、言葉を覚え、本当のことをドンドン言って、周囲を驚かせ、 最後、殺されて、解剖され、やっぱり人と違うよ、この人は、と皆が安堵するという話である。 痛烈な風刺である。  論理学の先生とのやり取りが痛快である。 二重否定の論理より、カスパーの方が、ずっと明解なのだ。 あと二つの夢。 みんなが山を登ると、頂上には死神がいたという話。 もう一つは、砂漠での隊商の先頭は盲目の老人。幻影に惑わされず、町にたどり着くのだが、 その町は・・・というとこで彼の話は終わる。 どれも、文明の先にある不安を言い表しているようだ。  しかし、文明批判の展開が進む中、流れる曲はカノンというのは、変な気持ちもした。
[ビデオ(字幕)] 7点(2021-04-29 16:33:07)
10.  カナディアン・エクスプレス 《ネタバレ》 
映画を好きになった80年代頃のアクション映画。 「ダーティハリー」とか、この映画のジーンハックマンとか・・ とにかく観まくってた。  この映画は、公開当時気にはなっていたが、30ン年経って、鑑賞。  何より分かりやすいよね。 今の世代には、予測可能なんて馬鹿にされるかもしれないけど、 迫りくる殺し屋におもちゃの銃で反撃開始とか、列車の屋根でのクライマックスのアクション。 正体怪し気なデブが実は味方だったり、うるさくつきまとうオバちゃんが敵だったり、とにかく楽しい。  新しいものに疲れたときには、この頃のアクション映画が癒しだったりする。
[ビデオ(吹替)] 7点(2021-02-11 20:26:22)
11.  河(1951) 《ネタバレ》 
ルノワール、いい! 古典で、もうこんなに豊かな映画があるんだ~♪  インドの映画ということで、ヨーロッパ、上から目線の映画だろうと舐めてた。 ところが若草物語をさらに深めたような内容に驚いてしまった。  ルノアール、最初のカラー映画。 3人の娘がいい。 アメリカ風の翔んでる長女。 女の子と女性の狭間にいて、自分をもてあましてる次女。 そしてインドの聡明な女性。 ここに戦争で負傷して、一時は英雄扱いされたものの、戦後の成長期で 障害者として、後ろめたい気持ちのままの青年がやってくる。 さぁ、悩める男性に、この3娘、どう立ち向かう!? 素晴らしい映画でした。  これはレンタル屋の古典のコーナーを侮るなかれということであろう。  P.S. 助監督があのサダジットレイとは・・(驚)
[DVD(字幕)] 9点(2020-10-18 00:53:30)(良:1票)
12.  家族を想うとき 《ネタバレ》 
ケンローチの社会派。  2時間のなかでは、罪のない家族が、現実の社会の中で 破滅していくように描かれている。 そこにあるのは、今の社会の在り方への疑問である。 とくに配達業界のフランチャイズによる、巧妙な搾取の描かれ方がキツイ。  最後の「仕事」に向けて、出かける暴走した父親を見つめる 家族の呆然とした様子が切ない。
[DVD(字幕)] 7点(2020-09-19 21:53:37)
13.  カツベン! 《ネタバレ》 
おそらく「舞妓はレディ」で、日本の映画職人のハートを掴んだんだろうね。 この映画は、映画職人の力なくしてはできない。  後半のドタバタは、007のような映画に慣れてる向きには冗漫と映るかもしれないが、 映画愛に満ちたシーンと捉えれば、微笑みすら出てくる。 実際、日本の昔の活劇は(語るにはまだあまり観てないが)、長いことドタバタが展開する。 そして、敵との攻防も押したり引いたりの繰り返しである。 さらには、絶体絶命の場面が次々続くとこもそう。  昔の映画へのノスタルジーだけでは、ここまでは引っ張れない。 そこを弁士として売れるまでの苦労など人生譚を重ねることで、 あの時代に引っ張り込まれる。  周防さん、ナイスジョブ!
[DVD(邦画)] 7点(2020-09-12 23:09:34)
14.  火口のふたり 《ネタバレ》 
最初は???って感じだった。 いとこ同士のセックスシーンばっかり。  でもある時、はたと気がついた。 これは神話の世界なんじゃないかと・・  近親相姦、地殻変動・・ 国づくり神話でもこんなんばっかりじゃないかと・・ (古事記とかよく知らないけど(笑))  そんなんで最後は富士山が噴火で納得のラスト・・て? でも日本的ですよね。 同じようなラブストーリーでも欧米のベルトルッチ「ドリーマーズ」やメルヴィル「恐るべき子供たち」は ちょっと違ったテイストだったもんねぇ。  追記)荒井さんは「身も心も」で柄本親子両方の濡れ場を描いちゃったことになる。
[DVD(邦画)] 7点(2020-06-13 13:25:16)
15.  神々のたそがれ 《ネタバレ》 
唾を吐きかけたい映画だった。 なんでこの映画が2015年のキネマ旬報ベストテンに入ってんだろ?  とにかく苦痛でも最後まで観ないと映画の良し悪しは分からない。 我慢して観続けたが、それでもペレストロイカ以降、民主化、自由の意味をはき違えたロシア文化人の 世迷言のような映画としか思えなかった。 人間性のかけらもない映画。  異星の話というが、そのデザインはクリエイティブでも何でもない。 ホドロフスキーとか、ギレルモデルトロなどに憧れたんだろうか? ロシアSFでは「キンザザ」の不思議感はまだ面白いが・・  思いっきり深読みして、大戦中カティンの森事件などを起こした ロシア・ソビエトの自国文化否定の意味があったのだろうか? それでもこんな映画を観せられるロシア人が気の毒だ。
[DVD(字幕)] 3点(2020-05-23 23:32:46)
16.  関東緋桜一家 《ネタバレ》 
オールスター競演抗争もの。 丁度同じ年にアメリカで「ゴッドファーザー」が公開されたのは、偶然か? マキノ監督なりにあの作品に喧嘩を売ったのではないか?  敵も味方も腕に覚えのある剣客をそろえて、 組同士の抗争ものである。 そして我らが藤純子は、組の頭として最後は大立ち合いを見せてくれる。  女性に殺陣をやらせたらどうなるか? マキノ監督と藤純子の真骨頂である。 時代は明治末期。時代考証も見ものである。  藤純子が富司純子に代わる最後の作品でもある。
[DVD(邦画)] 7点(2020-03-15 22:19:15)
17.  カナリア 《ネタバレ》 
12歳の女の子が、大人のロマンスをしてる。 そこにドキドキがある。  自分の慕う信者の改宗。 そもそもが出家したのは、母と一緒だったから。 その母を失い、絶望の中、由希の「私が一緒に死んだる」の一言。 こんなラブストーリーを12歳の少年少女が経験することの どこか心のツボにストレートに刺さる話。  塩田監督の映画は、どこか心の琴線に響く話が多いですね。
[DVD(邦画)] 7点(2020-02-29 12:36:38)
18.  害虫 《ネタバレ》 
自殺にむかう少女。 母子家庭の、その母親も自殺に向かっている。  最後の彼女の清純が奪われるまでの 唯一の彼女の幸せの時間を描く。 切ない・・
[ビデオ(邦画)] 5点(2020-02-20 09:11:44)
19.  家族の庭 《ネタバレ》 
メアリーの浮いているところが寂しい。  思うに、彼女は男性関係でつまづいたのだろう。 そこが定住家族とのギャップだ。 奥さんを亡くした兄との間で少し友情めいたものがあるのが救いだった。  よくある話をすくいとり、2時間強のドラマに仕立て上げるとこが凄い。
[DVD(字幕)] 7点(2019-11-30 03:07:45)
20.  風の中の牝雞 《ネタバレ》 
観る前は、え、あの小津さんがこういう映画を?と思った。 女性のチャーミングな振る舞いを映画の演出のツボにしていた小津には冒険だったろう。  観てみると、なるほど小津の笑いがどこにもない。 この映画は興行的にも失敗し、小津はこれ以降、比較的裕福な中流階級の家庭を描くことになる。  しかし、鑑賞後、小津の感性で、このような敗戦後の日本の負の側面を描き続けたら、 どんな作品ができたろうかと惜しむ気持ちも僕にはあった。
[ビデオ(邦画)] 7点(2019-10-17 03:06:43)
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