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デミトリさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 209
性別
自己紹介 採点基準
[10] 傑作中の傑作 思い入れを持てるような特別な作品
[9] 傑作とも言える作品 年ベスト3に入るような映画
[8] 率直に面白かったと言える作品。誰かに勧めたくなる映画
[7] なかなか面白い作品。話題にしたくなる映画
[6] 賛否両論あるが。結果見て損はしてないかなって感じ
[5] 可も不可もなくってとこだが、もう一度見るのは厳しい
[4] あまり面白くない。良かった部分もあるが最終的評価として残念な映画
[3] 面白くない。かなりコケ具合。そのコケ具合を誰かに言いたい
[2] 最後まで見るのが苦痛なハズレ映画。いろんな人に警告したい映画
[1] 生理的に無理。鑑賞自体が拷問のドクロ映画
[0] 超激しょぼ映画。ドクロ×3

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121.  サマータイムマシン・ブルース
物語にドキドキ、ハラハラするような山、谷が無いのが残念な所ではあるものの 逆にそれも魅力かな。楽しかったです。
[DVD(邦画)] 6点(2017-03-05 23:57:07)
122.  恋人たち(2015) 《ネタバレ》 
「いかにも」キネマ旬報ベスト・テン1位って感じの作品でつまらなさですね。 無駄な場面に無駄なセリフにて構成される映画の為に一つ一つのシーンが長い。 それに加えて狙いすぎのカメラワーク。ババァの放尿シーンや脇毛を誰が見たいのかと。 通り魔に奥さんを殺された旦那は気の毒に思うが、そこで描いたのはドラマではなく ただのリアルである。ドラマのように世間や犯人などに勇敢に戦う訳でもなく 平凡な人材が大きな流れに取り込まれるいくだけだ。奇跡を起こしたり 世間と戦ったりできる強い人間は、ほんの一握りの人達で現実は世間の大きな流れには抗えない。 それが世の中で起こって居る現実だ、ほらリアルだろうと言われたらその通りだが 私にはこの映画でそれを表現した事に今ひとつ意義を感じられなかった。 他の話も広い世界にはそういう人も居たり出来事もあったりするだろうね。とは思うが、 それ以上でもそれ以下の感想もなく残念ながら心を揺さぶるだけのメッセージは受け取れなかった。  過去の実体験や現在置かれている状況から描かれた主人公たちに、真相心理のどこかで 共鳴する物があるなら共感的理解を自然と引き起こすような効果があるでしょうが 映画の芸術性よりも技術力が高い物の方が好きな自分にとっては、 物語の善し悪しを脚本のこだわりだったり、練りだったり凝り具合で判断してしまいます。 そうやって作り手側が深く描いた映画は好きだけど、 逆に表層をなぞる事で、見る側に深く感じさせる事が目的の映画は 受け取り側の共感に触れず深掘れなかったったらそれで終わり。 そう思って居る自分には合わない映画でした。
[インターネット(邦画)] 3点(2017-03-03 17:04:25)
123.  秒速5センチメートル 《ネタバレ》 
暗くて、回りくどい。ハッキリしろっと言いたくなるが・・・。 自分が若い頃だともっと共感出来たのだろうか?。 第一話が2点かなぁ。13歳の女子が納屋で一泊ってありえんだろう。 もうっちょっと年齢上げても良かったんじゃないかね。 気持ちが高ぶるにしても小学生時代の別れから1年程度だし。 せめて中三の卒業間際とかでもシナリオは崩れないと思うが。 第二話は3点といったところだろうか。主人公の男ではなく 女子目線で進むため第一話ほどクドさは感じなかったが 面白いかと言われれば・・・。 第三話になっても、出だし相変わらずかと思ったが。しかし、 山崎まさよしの曲からは一気に持って行かれました。 ここまで来ると、第一話と第二話は、このシーンの為に わざわざ鬱積させて爽快感を出す演出にしたのかと思うぐらい。 恐らく、この監督は、だいたいこういう中二病をこじらせた物ばかりなので、 そんな計算はされて居るとは思いませんが、 クドクドした台詞が無くなり映像から足りない部分を見てる者が 想像で埋めて行く余白を楽しむ事が出来ます。 他人のウジウジした恋話を一方的に見せられる側から、 失恋の痛手という多くの人が味わった事があるであろう事を 想像して話を作る(想像)側に視点を持っていく事で、 上手く鑑賞者の共感性を高められている気がします。 そういった意味で、いっそ全編台詞無しで必要な最小限の 字幕のみの無声映画にしても面白いかも。 1話ずつの平均点にしてしまうと点数が低くなってしまいますので、 タイトルにちなんで丁度良い5点と言う事で。
[DVD(邦画)] 5点(2017-03-03 10:16:50)
124.  スーパーの女
伊丹作品。基本構造は同じですが面白いですね。随分と過去の作品ですが、 現在ではお客の声を反映させ業績をのばすと言うのは当たり前になっていますので もし伊丹監督が生きていたら、今度はどんなスーパーの物語を考えるでしょうかね。 逆に客側からの過剰で理不尽なクレームを皮肉る映画なんてできたら面白かっただろうなぁ。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2017-03-02 11:42:06)(良:1票)
125.  X-ミッション
原案キアヌリーブスのハートブルーは見ていません。 「10年に1本のノーCGアクション映画」と謳われていますがどうなんでしょう? もちろん?高層ビルの窓破壊や札束崩壊や落石、人物が落下する部分はCGか合成でしょうが アクションスタント部分が全部CGなしなが本当だったら凄いですね。 今のCG技術は進んで居るので私のような者がみても判断することは出来ませんが、 本当にCGなしなら世界には恐怖を感じないのか死を恐れないのかクレイジー野郎が 居るモンだとつくづく関心します。とんでもない映像のオンパレード。 好きな人にはそれだけで見る価値があるでしょう。 しかし、その分シナリオは・・・とんでもなく中身がない。 ヒッピーの様な世界観と犯罪者集団の整合性がまったくとれてない。酷い出来です。 完全にヒッピーの話にするか、もっと犯罪者集団とFBIとの戦いを重視するか ハッキリして欲しかったですが・・・・ まぁド迫力エクストリーム ノースタント映画と割り切れば凄い作品だと思います。 編集の力でかっこよく見える事を差し引いても。 どのシーンも素人がやれば即死亡のスタントばかりでしょうから。
[CS・衛星(吹替)] 6点(2017-03-02 11:38:21)
126.  スウィングガールズ 《ネタバレ》 
コメディの部分が上滑りが酷くて見るに堪えない。 バカ騒ぎするだけでなく頭の中までバカの女子高生の見本市。 中古で楽器を買って頑張ったメンバーと それまで遊びほうけてブランド物売って新品の楽器で戻った生徒の 実力差がないとか悲しすぎるでしょ。
[インターネット(邦画)] 4点(2017-02-26 14:48:41)
127.  この世界の片隅に(2016) 《ネタバレ》 
ネットでとてつもない高評価。絶賛の嵐! さぞ凄い映画かと思い原作未読予備知識ゼロで見に行きました。見た正直な感想…ガッカリです。 ハードル上げすぎました。言うなれば「雰囲気良作」と言った所でしょうか。 まずはマイナス点から。私にはのん(能年玲奈)がアニメに馴染んでいないように思えた。 感情表現の場面で力不足、すずのキャラクターを超えてのんが顔を出す。広島弁も残念。  肝心の物語の方は、あの時代にすずのように暢気で居る事を回り(時代)が 許容するかと言うツッコミはさておき。 この映画は物語要素が少なく仮想的事実の羅列のため具体的評価が難しい。 絶賛されているが具体性のない抽象論が目立つのは物語として褒める事も難しいからだ。 中身の無い実話やドキュメンタリーを善し悪しで語るのが難しいのと似ていて 「戦争・広島」の手前、批判はしづらいが、あえて物語の部分だけを抽出すると 中途半端で煮え切らない恋物語に危機感を持たず生きていたせいで吹き飛ばされた手。  主人公は子供を授からず似た境遇の孤児を受け入れた、そういう事が薄く表現されているだけ。 原作を紐解けばこの映画がなぜ薄いか理由が見える。  例えば遊女、白木リンとの話がほぼ全カットされている。 周作は白木リンを好きで居ながらも遊女との恋より母を安心させるためにすずと結婚した。  それを悟ったすずは周作に心を許し切れて居ない。その前提が全く描かれて居ないので、  突然幼なじみの男を別の納屋で二人で寝かせるような理解不能な描写になってしまう。  「ありがとう。この世界の片隅にうちを見つけてくれて」 と言うセリフも  互いに違う相手を思いながら結婚を選んだ周作とすずが戦争や様々な出来事と 長い時間を経て本当の意味での夫婦になっていったからこそ重みのあるセリフであろう。 ある程度カットなら脳内補完も可能だっただろうが全カットされてる時点で  ただ、暢気に生きたすずと一途な周作と言う薄っぺらな話になってしまっている。  原作物を映画するとき、限られた時間の中で伝えたいメッセージやテーマを絞って  何を伝えるかが監督や脚本の腕の見せ所でありそれが映画の評価だろう。 この映画は、原作の描きにくい部分、汚い部分はカットし無難で表現しやすい部分だけを 時間の枠に目一杯詰め込んだだけの映画でしかなく結果それが深みを失い薄っぺらく 何を表現したいのか、見る側の感性に丸投げにしている感が否めない。 これ自体を映画として最良としてしまうと否定も肯定も出来ないこのような映画は 舞台と設定をちょっと変えれば、いくらでも話が作れる気がします。 他の作家や脚本家が観客を楽しませるアイデアを必死で絞り出したような作品こそ私は評価したい。  またクラウドファンドの出資者は映画の最後に名が刻まれる訳で贔屓目で作品を広める事でしょう。 この映画を否定される事は自分が否定されるような気持ちにすらなると思う。 事実、無名だったこの映画はSNS、口コミで拡がったと評判だけど その実態はクラウドファンド出資者が結成した応援団だ。 お金を出して貰った上に応援団にし宣伝させてしまう、このシステム。 AKBのCDの販売数を伸ばす商法を思い出し複雑な思いが残る。 資金難で苦しむ作り手の救世主となるべき物だが名前まで出すのはいかがな物か。  あと、この映画の山場すずが玉音放送により終戦をしり慟哭の理由は 力によって朝鮮等から搾取していた日本が力によって米国に屈した事実を知って泣いている。 もちろん涙の理由はそれだけの単純な物ではないだろうが、ちょっとしらける。 敗戦直後の太極旗はカットでよかった。原作とセリフを変えたのもカットしなかったのも 政治的意図を取り除きたかったらしいが…せっかく極力政治色を排除しているのでね。 この映画に被害者意識も加害者意識も似合わない。  最後に良い点。事実と異なる事があるとしても内容が反戦であるとか戦争賛美と言うのが 戦争映画には評価としてつき物ですが、この映画にそのメッセージがあまり感じられません。 戦争の悲惨さを強く打ち出すような事はせず、かといって身内が戦地で特攻し涙を誘う訳でも無い。 戦争で広島と言えばどうしても外国人には色眼鏡でみられがちですが 政治的色を消す事により見て貰いやすい仕上がりになっている。 プロパガンダ色が強くないこの作品だからこそ、広島の話の入り口として 諸外国の人に見て貰いたい映画なのかと思いました そういう点を考慮して前レビュー投稿では点数を甘めで投稿していたのですが 色々見つめ直した結果、皆が高評価なので気を遣うこと無く素直に思う点数に下方修正しました。
[映画館(邦画)] 3点(2017-02-23 13:05:12)
128.  海月姫
内容としてはテレビドラマでありそうな物を2時間に詰め込んだ感じでしょうか。 こう書くとつまらなさそうですが、そんな事はありません。 劣等感を持つ個性的なキャラクターを配置して問題が起こり力を合わせて問題解決するという ありがちなパターンと言ってしまえば身も蓋もないですが起承転結にブレが無く良い映画です。  女装が女装を越えて居なくてどう見ても男だろ・・・気がつかないわけ無いだろ・・・ と言う野暮な突っ込みはしないでおくとして。 残念なのは演出方法も近年のテレビドラマのようなアニメチックなCGを多様して 演出が安っぽい所でしょうか。漫画ですとデフォルメした表現は効果的でしょうが 実写で石のように固まる部分を、実際にCGで石にしちゃうって安易な方法は 役者さんの演技の幅を狭めてしまうと思うのですがね。 また、オタク設定が一昔前のオタク像というか、ステレオタイプのオタク像?とでも 言うのでしょうか、過剰演出によって一見個性的には見えるのですが 様々なキャラクタが全員同じような味付けで個性が生かされていないし 背景が描かれて居ないのでトラブルのシーンなどでも感情移入しにくく メンバーの団結感が高まりが弱い気がしますね。  こう書くと酷い映画のように思えますが、今時の漫画原作ならではなのでしょうか? キャラクターにとことん嫌な奴は出てこないし汚い部分がなく安心して楽しめる映画です。 ある種定番の雛形ですので類似の映画が沢山ありますが そのなかでも、なかなか楽しめる方の仕上がりになっていると思いますよ。 深く心に残る映画ではないかもしれませんが力を抜いて気軽に楽しむのに丁度良い映画です。
[インターネット(邦画)] 7点(2017-02-23 13:04:05)
129.  トゥモローランド 《ネタバレ》 
全然期待していなかったのですが、結構楽しめました。 子供の頃、未来を描いた物語やスピルバーグの映画を見てわくわくしたあの気持ち。 もう味わえないかと思って居たが、この作品で思い出させてくれました。 とても素晴らしい出来だと思います。 中盤~後半のエッフェルからトゥモローランドに着くまでは本当に素晴らしい。 そこからの失速が少し残念です。最後の展開にもう少し緊迫感が欲しかったですね。 まぁ特別な能力を持った者の設定がないので、時間的にもあのぐらいの描写が 限界だったとも思えなくはないですが。 また、環境問題で地球が滅亡と言う、こすり倒されたテーマかと思うと 正直、その場面では「またか・・・」と少しげんなりしてましたが、 話が進むと「環境問題で地球が滅亡すると言う洗脳ビジョンを見せて人々を惑わせ 破滅に向かわせている装置(固定概念)を壊せ!」と言う事であり、 これは今までの環境問題をテーマにした単純な「地球を大切にしましょう」と言った 話は少し違うのかと思いましたし、むしろ全く逆のアプローチ。私はそう感じました。 これが良かったですね。ただ、それが伝わりにくかった事が残念。 最後も、バッジで集められる人間は必ずしも技術者だけではなく 夢と未来を想像する者たちが集って終わるのも夢があってイイじゃないですか。 これからは特別な人達だけではなく皆で地球を盛り上げよう!と言う事。 これは、今や映画や物語やゲームの世界は映像技術は進歩した一方で物語は語り尽くされ アイデアは出し尽くされ過去のヒット作や遺産に頼って閉塞状況。コンプライアンスと 権利ばかりが主張され、表現は乏しくなり、息苦しさを感じさせる世の中で そんな状況こそ打ち破るために今こそ世界中から夢と未来を想像する者達が 続々と出て来て欲しい、そう思わせる出来でした。自分の中では久々のヒットでした。
[インターネット(吹替)] 9点(2017-02-21 12:23:58)
130.  フィッシュストーリー
過去に見たことがある作品を再鑑賞したのでレビューします。 内容はすっかり忘れてしまって居たのですが、割と好きだったと記憶しておりました。 映画が始まりしばらくは、つまらない展開が続きますが 多部ちゃんが出てくる当たりから徐々に物語に引き込まれて行きました。 しかし展開としてはブツ切りで各時代のストーリーへと移り変わり 一つの物語が徐々に深く展開していくわけではないので こういった構成が好みではないのであれば時間が長く感じられるかもしれませんが 過去の物語達が繋がって行くと何とも言えない爽快感がありますね。 昔懐かしいようで古くない。そんな独特の世界観を受け入れられるかどうかで この映画が面白いと感じるのか苦痛と思うのか別れそう。 全体を通してホラ話や何が真実なのか冗談なのか分からない事だらけ。 ある意味どうでもいい展開を最後繋がって行くと一つの壮大な物語ができあがる。 その物語は壮大でバカバカしくて、あり得ない。だからこそ面白い。 作り手のセンスの良さを感じました。
[DVD(邦画)] 8点(2017-02-21 12:20:20)(良:1票)
131.  アポロ13
人類初の月面着陸を果たしたアポロ11号は有名ですが、それ以降のアポロ計画については 当方に全く知識が無く、それ故に概要を知らないで見たわけですが。 世の中の多くの人、とりわけアメリカ人などは概要も結末を知って居るでしょうから そのアメリカ人が大喜びする映画に仕上げられてるのだろうと何となく先入観を持ちつつ見ましたが。 いや、アメリカ贔屓ではない自分でも十分楽しめました。 概要を知らなくとも結末は誰にでも予想出来るでしょうが、その内容はドラマチックで、 結末を知って居ても「面白い映画は何度見ても面白い」のと同じ感覚でしょうか。引き込まれました。
[DVD(吹替)] 8点(2017-02-21 12:19:21)
132.  ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション
前作にあまり魅力を感じて居なかったので期待せずに見ました。 いや、面白かったです。CGで何でも表現できるようになったからこそ アクションシーンの迫力はインフレ状態でもう楽しめないかと思いましたが いやいや、この作品に限っては違いました。迫力があってスリリング。 ただ、魅力であるスパイ活動が少し少ないでしょうか。 ピンチになって終わりかと思わせた所を最後どんでん返し的な流れが ちょっと弱かったかもしれませんが、その分アクションを十分堪能できました。
[CS・衛星(吹替)] 8点(2017-02-21 12:18:39)
133.  白ゆき姫殺人事件 《ネタバレ》 
この作品はミステリーの部分を楽しむ映画ではない気がします。 車の鍵は慌ててたから開いてたとしても、どうやって車のエンジンかけた? と突っ込まずには居られません。 人々の証言・記憶は自分の都合の良いようにアウトプットされそれを受け取る側も 自分の都合の良いようにインプットしていく。小さなズレど思い込みと 願望が事実を少しずつ、現実の物と違う物にしていく。 それに加えてマスコミの意図を持った切り口で編成された放送だけを見れば 多くの人が憶測とどこか知りながら、勘違いや思い込みを加速させて行く。 人のずるさ、無責任なマスコミの商業主義を小気味良く皮肉って居て それが何ともツボでしたね。  また、蝋燭のシーンで終わらず、赤星雄治が城野美姫に車でひかれかけるシーンがあります。 赤星が城野の顔に気がつかない、あるいはしらない?というのをどういう意図で作ったかは分かりませんが あんな見通しの良い場所で突っ込んで行って「当たってないですよね?」で立ち去ろうとし 呼び止められた答えが「良いことありますよ」って、優しさで言ったようにも見える反面 ある意味、他人事の上から目線で言ってるように取れなくもない。 自分にはあのシーンは、城野を勘違いが重なった可哀想な被害者だけで終わらせない 心の奥底にある黒い部分を見せたかったのではないかと。 赤星は城野の親に謝罪に来てる訳ですから赤星が町に居る事を城野が知って居てもおかしくはない訳で 自分の運転で転倒させてる訳ですから、例え接触が無くとも本当にいい人なら まず謝罪があってしかるべき。なんですよね。 城野は赤星に対して「こいつのせいで・・・」とわざとギリギリの方法で一発カマしたとも取れなくもない。 殺人に関しては白かもしれませんが、芹沢ブラザーズに関しては、 故意で無かったとしても傷害を負わせた逃げた責任は? 謝罪も責任も負ってないとすると、ちょっとずるくない? もしかすると、犯人が殺人を犯す事を察知した城野が車のドアわざとロックせず 鍵もおいておき全て見越して誘導した・・・なんて。 さすがにちょっと考え過ぎですかね(笑)  久しぶりに自分的には当たりの作品でしたね。
[DVD(邦画)] 9点(2017-02-21 12:18:12)
134.  イニシエーション・ラブ 《ネタバレ》 
まんまとハメられました(笑)でもそれはこの映画の評価には影響を与えません。 騙される映画は深読みしすぎず一度素直に見て騙されてないとおもしろさ半減と言う事にするとして…。 この映画、ミステリーでもあると言われて居る訳ですが そこに巧妙なトリックがあるわけではありません。ミステリ小説、百戦錬磨のような人からすれば 簡単に見破る事でしょう。後々考えると伏線も多めですから。 ただ、私の好みは、複雑怪奇な知恵の輪を解くような複雑なミステリ物よりも むしろトリックは単純でもそのトリックが見ている者にどのような影響を与えるか、または物語に そのトリックがどういう影響を与えて居るかの方が重要で、この映画でそれは成功している。 そう思えます。ただこの映画の残念な所はミステリを強調しすぎているがゆえに トリックを見破る方に関心を向けさせててしまっている所が少し残念な所でしょうか。 ミステリ好きが手に取るには物足りないでしょうし、後で騙されると言うオチを知って居る以上 答えを聞いたとき驚きよりも「ああ、そう来たのね」という心境がつよく効果半減でしょうか。  しかし、それらを差し引いても、この映画はとても面白かった。 映画のタイトルになっているイニシエーションラブ。つまり通過点の恋愛を題材にしている事が面白くしている。 過去を振り返った時、特にあの時代に生きた人は男も女も主人公達の姿に少し既視感のような物を感じないだろうか。 多くの人が最初の恋愛は不慣れで、相手の心より自分の気持ちを優先したり傷つけたり傷つけられたりするものだ。 堕胎はともかくとしても、これらの話には多くの人が多少なりとも身に覚えがありそうな話。  デブでいけてなかったハズのたっくんが、少し社会を知ったからって生意気にも・・・。 前田敦子の不幸な境遇を見を見せる事で、一方では可哀想と思いながらも もう一方では自分の過去の様々な出来事を思い出しモヤモヤしたものを感じさせる訳だが、 最後の最後でトリックのネタバラしで女性のしたたかさを解き明かされる事によって モヤモヤを感じていた自分の事や様々な事が、ちょっと馬鹿馬鹿しく思わず笑い飛ばせるような。 そんな仕上がりが何とも上手いと思いました。また、80年代後半に設定した事も上手いと思いました。 このストーリーは平成生まれのラブストーリーでは共感を得られる人が減っている気がする。 今となっては、その年代の恋愛は、昔話のおとぎ話になっている訳ですから。  物語の続きは描かれて居ないが自然と物語を心の中で勝手に描いてしまうような、そんな巧妙さがある。 そして、その物語の続きは人によって違うのだろう。 前田敦子と松田翔太にとって二人の恋はイニシエーションラブだった。 松田翔太は実直な青年だったが都会に出て住む世界が変わっていき気持ちが離れて行く事を感じるも それを受け入れるしかない悲しい結末の見えた恋。日頃の報われない寂しさを 何でも自分の思い通りに動いてくれる夕樹君を手のひらで転がすことで心の穴を埋めている部分もあったのだろう。 結果的にもう一人のたっくんが現れた事により、様々な事を知り悟ってしまう。 人生初の女性と過ごす幸せなクリスマスに、こんな過酷な現実を突きつけられるとは・・・。 夕樹君もまたイケメンとは違った形のイニシエーションラブの真っ最中・・・嗚呼・・可哀想・・・。 しかし彼は大手企業に内定を貰って都会に行くことが決まって居る。また新しい環境で色々あるのかな? なんて私は物語の続きを、そんな想像で締めくくりました。とても面白い作品でした。
[DVD(邦画)] 9点(2017-02-21 12:17:54)(良:1票)
135.  キサラギ 《ネタバレ》 
随分過去に見たことがあった作品ですが、再度みたのでレビュー。 いや、やっぱり面白い。さすが古沢良太。最初から最後まで良かったですね。 この手の話しで「これ映画?」とか「もっとはやく言えよ・・・」とのツッコミは野暮かな? 賛否が分かれる終わり方ですが、個人的には嫌いじゃ無いです。 最後プラネタリュームで実は家元はミキちゃんが心の支えだった理由がさらっと分かる所も。 その、プラネタリュームで終わりの方がスッキリして良かったのは確かですが オタクたちの妄想の世界は続いていくという意味では許容範囲です。 話が続く限り彼らの中で如月ミキは過去の人にならないですからね。 いくら話が続いても彼らなら最後はハッピーエンドで終わるはずです。 ただし、続編は絶対に作らないで欲しいですけどね。
[CS・衛星(邦画)] 10点(2017-02-21 12:17:03)
136.  スクール・オブ・ロック
皆に嫌われてる、主人公のデューイのキャラクター嫌いではないです。 内容も悪い所はこれといってありませんが。なぜか乗れない所がある。 見た日のコンディション(体調的な)が悪かったのか? 何度も見たようなストーリーだからなのか?それとも自分が歳を取ったからなのか。 内容ほどは盛り上がれませんでしたね。
[DVD(吹替)] 5点(2017-02-21 11:03:13)
137.  闇金ウシジマくん Part2 《ネタバレ》 
ホストの世界と謎の小中学生族を引き連れたオッサンの話。 相変わらずドラマチックな展開や人間ドラマではありません。 バイオレンスがメインの作品です。 窪田君がホスト役で出ているのだが、正直役が合ってない。 窪田君に入れあげる門脇麦さんがAVや風俗に落ちて行く様も 淡々としており、ヌードシーンすらないという中途半端さ。 謎の小中学生族を引き連れたオッサンは狂気である一方 引き連れている子供にすら信望がなく強い物には弱く何のバックもない。 それなのに、バイクを盗んだ加賀君が一方的に怖がってるのもどうかと。 結果的に何も残らない。それなのにちょっと見てしまう そういうB級グルメ的なVシネマ的な魅力はあるかな。
[DVD(邦画)] 4点(2017-02-21 11:02:29)
138.  臨場 劇場版 《ネタバレ》 
原作・TVシリーズともに見ておりません。この映画だけの評価です。 検死官がここまでするかよ。といった細かいツッコミはこの際なしにして。 精神疾患を罪に問えないという、テーマも悪く無いし話の筋も悪くないと思う。 ただ、主人公の検死官の過剰演出はもはやギャグの領域に。 真面目な捜査会議で足を放り上げてカブ喰って、恩師に説教するときは 顔を近づけ目を品剥いて語られてもねぇ。 「俺は死者の声を聞くだけだ」うん。確かに聞いてるのかもしれない。 だけどそれ、他人に伝えたり何かしら行動を起こし生かしてこそ意味があるんじゃないの。 捜査に協力するわけでも、誰かに何かを伝える訳でも無い。 これじゃぁ、この主人公が劇中で何を言ったところで説得力が皆無ですな。 独りよがりの持論で説教垂れ流したところで 殺人犯であった恩師や息子を自殺に追い込まれた警察官の行動の方が 正しいんじゃないの?としか思えない。見てる人にそう思わせたら この映画の根底が壊れちゃってると思うけどね。 話の大筋は悪くないと思うんですよ。ただ主人公のしょっぱすぎる味付けで 食えない程不味くしてしまった。そんな印象ですね。
[地上波(邦画)] 4点(2017-02-21 10:59:44)
139.  手紙(2006) 《ネタバレ》 
原作未読。予備知識無しでみた率直な感想。ふざけるなと言いたい。 いや、作った方は真面目に作ったつもりかも知れない。 テーマがテーマだけにこの完成度の低さに少し腹が立った。 犯罪者とその親族の苦悩を映像化する事は有意義だとは思うが演出が過剰で雑すぎる。 連続通り魔殺人鬼など凄惨な事件の親族ならいざ知らず、主人公のように引っ越しを繰り返せば 人権の守られたこの日本で一般人がそう簡単に犯罪者の親族であるかを知る手段など基本的にはない。 それが分かるとするならそれ相応の理由付けが必要だし。百歩譲って分かったとしても あそこまで露骨に無視や左遷はしないだろうし、本人を目の前に差別発言もそんなにある訳が無い。 いや、差別や苦しみが無いと言ってる訳では無い。 むしろ、それらは本人の目に見えないところで行われ、もっと陰湿なものだろうし 具体的に形がないからこそ苦しむ事もあるだろう。 安易な差別設定の連続にリアリティを失い安易に映画にしたことに腹が立ってくる。 また主人公の山田孝之は必要以上に周囲を拒絶しているのにお笑い芸人?合ってないよ。 沢尻の事は拒むクセに、吹石一恵とはあっさり付き合う理由も意味不明。 兄貴のせいで結婚も出来なかった演出がしたかっただけにしか思えない。 また重要なシーンで沢尻エリカのへたくそな関西弁が感情移入を阻む。 どういうつもりでこの映画を作ったのか。お涙頂戴物を作りたくて作っただけとしか思えない。 嫌な物を見せられた気分だった。とは言えこのジャンルを映画化した事自体の意義だけは認めるが どうせ作るならもっと練る必要があったと思う。複雑な思いだけが残った。
[DVD(邦画)] 3点(2017-02-21 10:55:11)(良:3票)
140.  凶悪
実話を元にしたフィクションって事ですが、現状をなぞってるだけなので この事件に興味があるなら長々と映画を見なくてもネットで元ネタ調べた方が早い気も。 映像でリアル化するからにはもう一つ深い見せ方が欲しかったかなぁ。 一応冒頭でフィクションと断ってるわけだし。 映画にして何を伝えたかったのか今ひとつ伝わって来ませんでしたね。 記者である山田孝之のキャラクター設定もどうなのかなぁ あえてあまり語らない狙いは透けて見えるのだが、それならそれでもう少し 違う味付けが出来たんじゃないかなぁ。
[インターネット(邦画)] 3点(2017-02-21 10:54:58)
020.96%
131.44%
2146.70%
33215.31%
43315.79%
53215.31%
64421.05%
72411.48%
8157.18%
952.39%
1052.39%

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