21. スター・ウォーズ/最後のジェダイ
《ネタバレ》 ポーとBB-8のX-WINGが躍動するオープニングから、ルークの真実、レイとカイロの背中合わせの共闘、ラストのルーク無双まで激アツな展開、ワクワクする場面の連続で、150分一気に観れてしまった。しかしながら、そういった脊髄反射的な面白さとは裏腹に、見終わった後よく考えてみると、あれやこれやと気になることがてんこ盛り。 前作では顔見せで尺を取らざるをえなかった分謎が散らばったままだったので、今作で一気にカタをつけてくれるかと思いきや、どうにも消化不良。サーガのファンが1番楽しみにしている世界観、設定の深掘りが足りないので、そりゃ低評価になる人も続出するぜ。個人的にはレイが何者でもない、というのは全然納得できる。(そもそもアナキンだって突然変異的な誕生だし)でもカイロが前作で言ってた"ベイダーが始めたことを終わらせる"ってどういう意味?とか、どういう経緯であのライトセーバーがマズ=カナタの元にきたのか、とか、カイロ以外のジェダイ候補生達はどこ行った?とか、1番はスノークって結局何者?コレはマジでこのままフェードアウトしそうでモヤモヤする。この状態でまた2年とか、どんな拷問だよ。覚醒のトリロジーの見事な着地に期待したい。 それにしても、2つの夕陽を見つめながらフォースのテーマにのせたルークの最期、グッときたなぁ!チクショウ! [映画館(字幕)] 7点(2017-12-18 20:23:15)(良:1票) |
22. モアナと伝説の海
《ネタバレ》 ロック様がロック様以外の何者でもないのに、しっかりとディズニーキャラになっていて素晴らしい。ただそれだけで如何にディズニーがスゴいかがわかってしまう。今回は海と空、南の島が舞台ということで、ホントにウットリする程美しい映像と、楽しく雰囲気のある音楽で盛り上げる。さすが最強の映画スタジオ、今回もまたそのマジックにやられてしまった。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-09-19 20:27:42) |
23. 君の名は。(2016)
《ネタバレ》 何度か「なんで?」と思うところはあるが、アニメーションの強みというか、最初っからどこか現実感がないのであんまり気にならなかった。それよりもとにかく絵が綺麗で、それだけで結構満足できるレベル。もはやRADWIMPSの長めのミュージックビデオなのでは?と思うような挿入歌も非常によかった。そしてハッピーエンドで終わってくれてホッとした。 ヒットしすぎたせいで極端な評価を受ける事になってしまったようにも思うが、見終わってなるほど、コレはもう一回観てみたいかもと思わされたので、単純に総合的な作品のよさと、作りのうまさでの大ヒットだと勝手に納得しました。 [ブルーレイ(邦画)] 7点(2017-09-19 20:10:18) |
24. スパイダーマン:ホームカミング
《ネタバレ》 シビルウォーよりまさかの企業間合意で電撃参戦を果たしたスパイダーマンだが、見事にMCUナイズされていて、個人的には単なる焼直し&ネクラな雰囲気がイマイチだった「アメイジング」シリーズより遥かに良い。何度目だ!もう知っとるわい!という誕生話をバッサリ行ってくれたことと、ピーターも思いっきりティーンエイジな見た目とキャラに振り切ってくれていて、ついでにメイおばさんまでHotに若返っており新鮮味も抜群。 今回のヴィランはユニバースの中ではかなりこじんまりしてるけど、まだ未完成・絶賛成長中な親愛なる隣人の敵としてはちょうど良いし、車でのシークエンスの緊張感など決して物足りないとは感じなかった。ピーターと親しい人の親族死んじゃう説も無事回避し、良い方向に裏切ってくるこの感じ、好きです。 しかし今回もまたお約束通りトニー・スタークが原因で生まれた敵。マジでこの世界のゴタゴタ、半分ぐらいはこの人のせいなんじゃないか?まあそこが可愛いとこなんですけどね。 [映画館(字幕)] 7点(2017-08-21 19:17:08)(良:1票) |
25. ドライヴ(2011)
《ネタバレ》 男は黙って車を転がし、人として最低限のルールを破った悪はブチのめす。なんとも不器用でカッコイイ主人公。オープニングの斬新な逃がしのシークエンスですっかりのめり込み、最後まで主人公から目を離せなかった。最後の音楽も含めあらゆるカッコイイが堪能できる快作。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-06-05 20:27:39) |
26. ドクター・ストレンジ
《ネタバレ》 世界をねじ曲げる驚愕のバトルシーンに鼻息荒くなり、久しぶりに3Dで観ればよかったかなと少し後悔した。それにしてもカンババさんの風貌が原作キャラとベストマッチ。そしてそれまでの勝ち続けてきた人生に別れを告げ、負け続けることで相手を追い詰めるドクター・ストレンジの前代未聞な戦い方にはラスボス同様戦慄を覚えた。どことなく根負けする感じがさようならドラえもんでのび太に負けたジャイアンみたいで笑える。ドクターは当然これから他のマーベルヒーロー達と合流するわけだが、魔法とは真逆の存在、科学の申し子たるトニー・スタークとどんな絡みを見せてくれるのか、今から楽しみでしょうがない。 [映画館(字幕)] 7点(2017-02-03 20:02:18)(良:1票) |
27. ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
《ネタバレ》 エピソード〇とナンバリングされた本筋のネアカなヒーロー活劇とは違い、サイドストーリーとして全編通して悲壮感が漂い、グッとくるシーンが多数。歴史の中に埋もれてしまった彼らのことを、我々だけは忘れまい。 映画の評価には直結しないが、後のエピソードに出てくるキャラがチラつくサービス精神旺盛なところや、美しいビーチとアンマッチなデストルーパーとの地上戦など目新しい映像にもウッハウハ。ラストのベイダー卿による圧巻の殺戮シーンと、レイアの登場で否応なしに盛り上げられ、最高の気分で劇場を後にすることが出来た。またエピソード4から観直したくなってしまう。そしてエピソード4を見たら5、6も観たくなっちゃうし、7、123…いやぁ、ホント恐ろしい映画です。 [映画館(字幕)] 7点(2016-12-19 22:07:20) |
28. ダイ・ハード3
《ネタバレ》 もはや閉鎖空間ではなくなり、ここから先は「あのマクレーンが出てるシリーズ」になってしまったわけだが、コレはコレで楽しい。今までは敵を振り回す側だったマクレーンが振り回される側にまわり、新たに相棒と共にNYを駆け回る。文句をたれながら相手を翻弄し、イラつかせる天性のクソ野郎っぷりは健在。 [ビデオ(字幕)] 7点(2016-12-13 21:29:18) |
29. ズートピア
《ネタバレ》 偏見や差別というテーマを子ども向けのアニメでこうも見事に盛り込んでくるとは、ディズニー恐るべし。本来のターゲットてある子どもにはそんなテーマはわからないかもしれないけど、動物達の個性をみてるだけでも充分面白いし、一緒に観に行った大人も楽しめる。やっぱりディズニーってスゴい。 [DVD(字幕)] 7点(2016-12-13 20:54:01) |
30. ボーン・スプレマシー
リアル路線のアクションが手持ちカメラの臨場感をプラスしてさらに進化!ただし、何気ない会話シーンでもユラユラするので初見は画面酔いしそうになった。 基本的にこのシリーズは何でそこに行くのかとか、なにやってんのか追い付けなくなってわけわかんなくなるし、アクション連発→カーチェイスという毎回同じ展開なのでシリーズどれ観ても一緒なはずなんだけど、何故か回を追う毎に面白くなるという不思議な映画。 それからボーンが最後に会いに行く女の子がメタクソカワイイということは忘れずに記しておきたい。リアリティの追求により男も女もブスか中年しか出てこないシリーズの中で唯一にして圧倒的にカワイイので必見。 [映画館(字幕)] 7点(2016-10-04 07:25:41) |
31. マイティ・ソー/ダーク・ワールド
《ネタバレ》 ロキさんのキャラが強すぎて主人公が喰われすぎとる。それでも前作からスケールアップしたド迫力アクションは痛快。そしてハンマーをムニョムニョとか言ってしまうダーシー他、結構コメディ要素があって楽しめた。 [映画館(字幕)] 7点(2016-09-06 18:46:54) |
32. アイアンマン3
《ネタバレ》 変身ヒーローものあるあるな、「ヤベェ!変身できない!」的なストーリー。そしてアベンジャーズで植え付けられたトラウマのためにあのトニー・スタークがネガティブ思考になるという、想像もしなかった展開。そんな溜まったフラストレーションも大漁のアイアンマンスーツフェスティバルで一気に解消!リモートコントロールでビュンビュン飛んでくる装着シーンもかっこよろし。 [映画館(字幕)] 7点(2016-09-06 18:41:36) |
33. ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>
《ネタバレ》 何かを得ようとか考えず、ただこの2時間が楽しければそれで良いという快楽主義的なジャンルの映画としては満点な、抜群に偏差値の低い仕上がりになっております。 なにしろ登場するキャラが敵も味方も脇役までも全員ポジティブという、とても健康的で元気の出るスーパーネアカな作品。前作のボスキャラだったシュレッダーはキャストも変わり近所のおじさんみたいな風貌になってしまったが、今作からは軟体動物のくせに生態系の頂点であらせられるクランゲ様や、動物にされているのにノリノリな不滅の友情で結ばれたビーバップ&ロックステディという懐かしのキャラも登場。特にこのサイとイノシシは見ているだけで微笑ましくあたたかい気持ちになり、今年度友達にしたい悪役部門第一位の活躍。勿論主役のカメ達も「早く人間になりたい!」といっちょまえに落ち込んだかと思えば2分後には奇声をあげてハシャぎ回る相変わらずのミニマム脳みそぶりで安心させてくれる。そして最後の最後には2万点あげたいサプライズまで用意されているのだからたまりません。カワバンガ! [映画館(字幕)] 7点(2016-09-02 00:46:11) |
34. アイアンマン
《ネタバレ》 この作品の成功如何でマーベルシネマティックユニバースが本格的にはじめられるか否かという、マーベル内でも勝負の一本だったと思われる。そんな大事な作品に当時ブレイク前のロバート・ダウニーJr.を配役するという、攻めの姿勢、もしくは自分達のしていることに対する確固たる自信が、この後のシリーズにも継承され、特大ヒットシリーズに繋がったのだと思う。スーツのデザイン・重厚感や、武器商人がヒーローになるという設定も素晴らしいんだけど、やっぱりトニー・スタークのキャラがズバ抜けて良い。このキャスティングを担当した人には「お前スゴイじゃないですか!」と言ってあげたい。(何様) [映画館(字幕)] 7点(2016-09-01 07:43:43) |
35. シュガー・ラッシュ
素直に面白かった。実在のゲームキャラがわんさか出てきてなんでもないシーンでも飽きないし、ドットキャラのピコピコムーヴがスーパーキュート。 [地上波(吹替)] 7点(2016-08-30 07:17:15) |
36. クリード チャンプを継ぐ男
《ネタバレ》 まっとうな仕事につき、裕福な家庭という時点で「ややっ!?」とさせておいて、しかし満たされないドニー。なぜか現状にイラつくのだ。生への充実感がないのだ。そして亡き父アポロの偉大さがその心の渇きを加速させる…うおぉ!間違いない!こいつはロッキーシリーズの主人公だ!そしてまさかのスタローン隊長の名演技。近年の隊長は完全に確変状態。仕掛人として良作を連発する。これは身体以外にもドーピング疑惑ありますわ。 ドニーがかつての父の映像とシンクロする序盤のシーンや、ロッキーの墓参りでポーリーには酒、エイドリアンには一輪の花、そんなシーンで主人公ふたりに引き込まれていく。かと思うと試合では臨場感のある長回しで現代的な映像を見せられ、監督の手腕にも拍手。 唯一、こればっかりはロッキーだからしょうがないんだけど、今回は勝って欲しかったなぁ。 [DVD(字幕)] 7点(2016-08-19 07:34:51) |
37. キングスマン
《ネタバレ》 ベースはダニエル・クレイグ版以前の007といった王道娯楽スパイ映画なんだけど、見事に現代的と言うか、独自のスパイスを効かせて刺激的な作品に仕上がっている。(スパイだけに!) R15なバイオレンス描写を許容できるかがキモだが、個人的にはかなりニヤニヤさせられた。人間の頭がクラシック音楽と共にポンポン飛んで前衛アートみたいになるなんて異常者じゃなければ思い付かない。やはりこの監督はただ者ではないと改めて思わされた。コリン・ファースは死亡を確認する描写がなかったので、特殊合金のメガネで弾が止まりましたとかで絶対に生きていると思っていたんだけどなぁ。 [DVD(字幕)] 7点(2016-08-16 18:01:58) |
38. ミュータント・タートルズ(2014)
《ネタバレ》 ヤダなにこれ、メチャ面白い。まず主役のカメ4匹、CG担当が無駄にリアルな質感を追求してくれたおかげで超キモい。そんでもってこっちのイメージよりふた回り位デカい自販機みたいなサイズ&分厚さ。そんなキモくてデカいカメ達だが、動けば全盛期のジェット・リーばりの動き+カメ特有のアクションをビッシビシと決めてくれる。ヒロインを演じるミーガン・フォックスも最高のケツの持ち主ながら、相手が前述の通りのビジュアルなカメだから他のマイケル・ベイ印のトランスフォーマーみたいに余計なラブロマンスに発展しなくて、全体的にアクションとコメディの爽快感だけが駆け抜けるのが気持ちいい。 特に最高なのは極度のツンデレっぷりがスパークしまくるラファエロ(赤カメ)。普段は仲間とも一線引いて孤高を演じつつも、仲間への愛は誰よりも強いというカメじゃなければBL二次創作待ったなしの激萌えキャラである。タートルズと言えばカワバンガ!と、絶対にヤバいクスリをキメているミケランジェロ(黄カメ)に序盤で誘われたときには「もうそんなダセぇことやんねーよ」と冷たくあしらっておきながら、ラストバトルのシュレッダー戦で仲間との4プラトン攻撃をブチ決めた後には渋めのボイスでカワバンガ!!このシーンは最高にカッコイイので全国の小学生諸君(精神年齢含む)には是非とも観ていただき、友達同士で使ってほしい。カワバンガ!! [映画館(字幕)] 7点(2016-08-10 07:20:47) |
39. ホーム・アローン2
この映画の評価は結局は観た年齢による。大人にとってはやりすぎでも子どもにとってはただただ面白い。前作に引き続き大人に咎められる事なくやりたい放題できる解放感と、対照的な孤独がよく描かれていて、ラストのママとの再会でウッキューン!ってなる。あと1・2共にサントラは最高のクリスマスアルバムになっているので、ケビン少年になった気分でガンガン聴いていただきたい。 [映画館(吹替)] 7点(2016-08-05 18:36:49) |
40. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
《ネタバレ》 三部作のオチがわかっている状態で、三作かけてようやくたどり着いた、ベイダーの誕生の瞬間。そこに至るオビ=ワンとアナキンの運命の決戦。文句なしに面白かった!旧三部作→新三部作と観てくるとまた旧三部作を観たくなる無限ループに陥るという罠。恐るべしフォースの引力。 ただひとつ、散々公開前情報で「次のヤバイ敵はコイツです!」とアピールしてきたグリーバス将軍が登場時点でゼェゼェ死にそうになってやがった。アニメのクローンウォーズで内蔵を潰された設定ってフザケンナ! [映画館(字幕)] 7点(2016-08-02 22:25:52) |