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《ネタバレ》 木戸満さんのレビューいいですね。まさにメビウスの輪の如く、虚像と実像の世界がどちらも現実として、同一時間の主軸中に存在するのです。いわば同じ次元に、もう一人の自分が存在しているかもしれない、というリンチからの提案。また、リタとカミーラ、ベティとダイアンは同一人物ですが、実は、この全ての人物は同一人物でもあります。リタの中のベティ、カミーラの中のダイアン(又はその逆)、一人の人間の中に必ず存在する表裏の人格。あまりにも自己顕示欲が強いため、認め合い、愛し合い、嫉妬し合い、結果お互いにお互いを抹殺してしまうのです。でも、そんな事ぐらいで騒ぐんじゃないっ!「シレンシヨ!(静粛に)」これで映画が終わります。無駄な部分が全く無く、もう本当に最高の作品です!
【なお君】さん 10点(2003-06-30 18:09:22)
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