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「世界が燃え尽きる日」や「ポストマン」などの文明が崩壊した未来モノ、いわゆる”ポスト・ホロコースト”の頂点に立つ傑作である。ストーリー自体は”一匹狼のヒーローがひょんなことからワルモノ軍団を敵に回す”というありきたりな話だが、その世界となる近未来像はそれまでにない、まったく新しい世界像だった。後の亜流作品の多さでもその辺は分かるだろう。メル・ギブソン演じるマックスのカッコ良さも忘れられない。劇中、マックスがダブルバレルの散弾銃(なんの変哲もないライフル)を自分で短く切って片手で使用するのだが、これはモデルガン(マッドマックスガン)が売られるほどだ人気だった。わたしもこの銃でマックスの真似をしたものだ(笑)。そしてワルモノ軍団の方だがホッケーマスクやらモヒカンやら、そのぶっ飛んだ悪役たちも新しく、圧倒的存在感がある。近年、この作品を見て新しさを感じられない方もおられると思うのですが、それはこの作品が後の映画界に大きな影響を与えたという証拠です。
【カズゥー柔術】さん 10点(2003-11-01 01:01:43)
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