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レビュー情報
《ネタバレ》 2004年のスマトラ島沖地震による大津波で被災し、生還した一家の真実の物語。まずなによりも、津波が押し寄せてきて、ルーカスとマリアが流れる濁流の中で必死にもがくシーン。とってもリアリティがありましたね~。なんというか、自分もその惨状を追体験しているような気分にさせられました。2度の津波に襲われ、そして水中で身体が様々なものにぶつかる。そういう状況で、家族5人が助かったのは本当に奇跡ですね。脚の怪我や、飲み込んだなにかを嘔吐するシーンなど、けっこう痛々しいシーンもきちんと描いていて、より恐ろしさが伝わってくる。ルーカスもヘンリーも良い演技でしたが、やっぱりマリア役のナオミ・ワッツに拍手ですね。女優魂が感じられる。ヘンリーが必死に探しまわり、ようやく再会するシーンも勿論感動的ではありますが、それよりもルーカスが周りの人たちのために名前を集めて呼びかけ、他人の家族を再会させてあげたり、「それじゃだめだ」と男性が電話を2度貸してくれるシーンとか、そういうエピソードがぐっときます。いつも近くにいてそのありがたさに気づきにくい家族の関係、そして人々の善意、そういうものを再認識出来る作品でした。
【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-12-06 22:19:39)(良:1票)
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