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《ネタバレ》 すでに死んでしまった女を助けることができるかもしれない・・ってどうゆうことよ!と興味津々劇場に足を運んだのだが、なるほど!唸らされました。そのアイディアも面白かったが何よりもトニー・スコットの映像に参った。4日前の映像とやらを見ていると主人公が逆回しをしてくれと。それはできないと。早回しはできるのに?と。早回しもできないと。早回しをしてるじゃないか!と。いや視点を動かしているだけだと!!!なんと私も早回しだと思ってたその映像はたんに視点を高速移動させていただけ。前作『ドミノ』にはあきらかな早回し逆回しがあったと思うが、それゆえに「またか!」と思った私を予想してたかのようなこのセリフに参った。容疑者の車を追いかける。しかし現実にはそこにはない4日前の車を追いかける、というとんでもないカーチェイスの見せ方も、特殊な設定が助長する見事な切り替えしが見る者を釘付けにする。映像どおりに繰り返される後半の展開は子供のようにドキドキした。トニー・スコット、この人も映像の限界と可能性を模索する映画人であった。もはやこの作品はブラッカイマー作品とは言えない。間違いなくトニー・スコットの映画だ。
【R&A】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-07-30 16:55:23)(良:1票)
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