パッション(1919) の R&A さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ハ行
 > パッション(1919)
 > R&Aさんのレビュー
パッション(1919) の R&A さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 パッション(1919)
製作国
上映時間113分
ジャンルドラマ,サイレント,モノクロ映画
レビュー情報
《ネタバレ》 その美貌を武器にしながらもなんともあっけらかんとした帽子屋の女の子が仕事そっちのけで恋人とイチャイチャしてるかと思ったら、お金持ちのえらいさんからも惚れられちゃって二股三股も当たり前な奔放ぶりが映される。その娘のまわりで男たちがドタバタコメディを見せてくれる。と、思ったら女の子は娼婦をさせられて、、といっても女の子もまさに天職を得たり!てな具合でトントンお話が進み、ついにはルイ15世の公妾にまで上り詰めるというかの有名なデュ・バリー夫人の物語でした。デュ・バリーの名は公妾となるために必要な爵位を得るためにカタチだけ結婚した相手の名前なので後半までデュ・バリー夫人の物語だとは判らなかったんです。ましてやデュ・バリー夫人のイメージってあんまり良いものでもなかったけど、この作品ではなんとも可愛らしい。で、コメディ要素を多く含んではいるものの歴史大作としての豪華さもじゅうぶん兼ね備えている。衣装やセットの豪華さもさることながらお話自体も史実がそうであったようにフランス革命が描かれ、主人公デュ・バリー夫人がギロチンに処されるところまで描いてしまう。はたまたその描写の凄まじくもコメディタッチなところは強烈な印象を残す。『カリガリ博士』が同じ年に作られているが、作風を全く異にしながらもドイツ映画がこの時期、黄金期にあったことを証明している。暴動シーンのスペクタクルを見るに、後にハリウッドに招かれることも至極当然の結果だといえる。
R&Aさん [映画館(字幕)] 8点(2008-07-11 17:28:00)
R&A さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2016-06-30クリーピー 偽りの隣人7レビュー5.35点
2013-09-05パシフィック・リム4レビュー6.86点
2013-09-05風立ちぬ(2013)7レビュー6.54点
2013-06-06孤独な天使たち8レビュー6.66点
2013-03-14愛、アムール7レビュー6.24点
2013-03-13横道世之介7レビュー7.46点
2013-03-12アウトロー(2012)7レビュー6.20点
2012-11-12悪の教典6レビュー5.50点
2012-10-30アウトレイジ(2010)7レビュー6.60点
2012-10-18戦火の馬7レビュー6.86点
パッション(1919)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS