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グランドホテル形式という用語として今も使われるくらいだから群像劇としてのパイオニア的価値は大いに高いのだろう。登場する者全てがグランドホテルを介して運命を大きく動かされるという物語もさることながら、映画会社の壁を超えたオールキャストは当時の観客を存分に魅了したことだろう。今観ると、人気の度合いによって映る度合いも考慮されているような窮屈感も感じなくはないが、当時としては主演に配された花形スター以外に光が当たることもそうはなかったわけで、じゅうぶん前衛的だといえる。また、そういった商業主義的な妥協も含めて大衆娯楽としての責務を十二分に発揮した作品だとも思う。
【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-03-28 18:53:47)
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