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身代金強奪のトリックはともかくとして、たたき上げの仕事の鬼の緒形拳と田舎の所轄かつデスクワーク専門の嶋田久作が見せる大きなテンポのズレの可笑しさや、樹木希林の相変わらずなごませ、笑わせる演技や、全てを包み込むような母性と何事にも動じない頼れる父性を見せつけた北林谷栄のオーラや、中だるみの無いスピード感など、まさに痛快娯楽作!といえる作品に仕上がっている。 ただ、風間トオルの関西弁がヘンなんです。コテコテすぎる関西弁の中でイントネーションが1文字だけ標準語というか、とにかく微妙にヘンなんです。でもってコイツが一番いっぱいしゃべりよるから気になって気になって、、。ラストで社会派色をもってくる展開はあまり好きじゃないのですが、コレは「国に子供をとられた」という伏線が冒頭にあったせいか、それとも社会派色といってもそれほど濃密な描き方でなくあくまで娯楽色を優先させたからなのか、はたまたハッピーエンドだったからかわかりませんが、妙に気持ち良かった。
【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-10-27 15:24:51)
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