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《ネタバレ》 緑が美しく、牧歌的に少年をとりまく環境が映し出され、突然ラストで悲劇を見せるのは、ラストシーンを強調するためなのでしょうが、彦馬さんが書いておられることと似たような感じになりますが、やはり牧歌的描写の中にラストシーンを暗示させるものが欲しい。たしかに兄の失恋や犬の惨殺などが悲劇を暗示させるものとして描かれますが、本筋とかけ離れたエピソードゆえに伏線としては弱いです。<牧歌的→ラストでいっきに悲劇>というパターンでいうと、ミハルコフの『太陽に灼かれて』のほうがはるかに巧い。それでもラストシーンには泣けた。そりゃそうでしょ。スローモーションにしてあんなセリフを持ってくるなんて反則です(涙)。
【R&A】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-09-08 11:50:27)
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