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《ネタバレ》 クローネンバーグに詳しくないのですが、私が知る限りのクローネンバーグの個性があまり無かったように感じる。初の原作小説の映画化というのが個性の発揮の障害となったのでしょうか。ところがこの作品、彼の作品の中でも高い評価を得ているというのはなんとも皮肉ですね。ウォーケンのまわりにたち込める哀しみのオーラが他のクローネンバーグ作品にも通じる雰囲気を持っています。ある議員候補者の恐るべき未来を見てしまった主人公がある決意をし実行に移すという物語の過程で様々な自らの能力に対する葛藤が描かれていって、主人公の深い哀しみに説得力を持たせてゆくのですが、連続殺人事件のエピソードが中途半端に感じた。それからあの議員候補者!どう見ても当選確実な人気者には見えないし、実力者にも見えない。子供を盾にする様はやりすぎでしょう。いくらバカでも。
【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-09-28 14:29:32)
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