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俳優ひとつとってもいろいろな人がいるわけで、スターもいれば脇役もいる。この映画をチャンスとばかり利用する人もいれば、復活の足がかりとする人もいる。そこにたくさんの裏方さんが加わりぐちゃぐちゃになりそうなのに、それぞれのプロ意識やひとつのものをいっしょに造ることで生まれる連帯感、いっしょに長くいることで生まれる信頼関係によってゴールに向かってどんどんまとまっていく過程を見事に描いています。映画を作るにあたってハプニングは付き物なんだろうけど、後日談として聞くよりもこうして疑似体験のように見せてくれると、その大変さがよくわかる。監督や製作者はホント、ヒヤヒヤもんでしょう。それでも終わった後は、やれやれという気持ちより達成感や充足感のほうが強い。映画を愛する人たちの愛しているからこその一体感がなんとも心地よい。『柔らかい肌』の猫のシーンもこんなに苦労して撮ったんだよ、というネタばらしまでしてくれる。映画にくわしくなくても、映画のスタッフとして仲間に入れてもらえたような感覚を味わえます。そう感じさせてくれるのって、やっぱり凄いです。この作品は。 それにしてもレオは相変わらずな役ですね。完全に彼のキャラになっちゃってます(笑)。あ、それから、バターはどう使うんでしょう?
【R&A】さん 7点(2004-04-20 12:23:33)
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