大いなる幻影(1937) の R&A さんのクチコミ・感想

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大いなる幻影(1937) の R&A さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 大いなる幻影(1937)
製作国
上映時間114分
劇場公開日 1949-05-21
ジャンルドラマ,戦争もの,モノクロ映画
レビュー情報
戦争そのものを描かずに戦時下での男たちのドラマを描く。戦時においてあたりまえのタテの関係が捕虜収容所内では様々な階級の男たちがヨコで繋がっているというのが面白い。戦争であることを忘れてしまいそうなくらいの和やかで楽しい雰囲気。鱗歌さん同様、私もあの楽しげな演芸会を見ていたかった。しかしドゥオ-モン奪還の報が戦争という現実世界へ引き戻す。収容所所長との敵味方を越えた友情も戦争という現実が悲劇へと導く。「幻影」と「現実」は常に「現実」が勝つ。もしかしたらエルザにまた会いに戻るという誓いも「現実」に負けるかもしれない。それでも「幻影」を見つづけること、「幻影」を追い続けることが人として大切であると言っているように感じる。一人一人が思いつづけることが平和への道。「幻影は大いなるもの」と、とりました。
R&Aさん 8点(2004-10-05 12:13:48)(良:1票)
R&A さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2016-06-30クリーピー 偽りの隣人7レビュー5.35点
2013-09-05パシフィック・リム4レビュー6.86点
2013-09-05風立ちぬ(2013)7レビュー6.54点
2013-06-06孤独な天使たち8レビュー6.66点
2013-03-14愛、アムール7レビュー6.24点
2013-03-13横道世之介7レビュー7.46点
2013-03-12アウトロー(2012)7レビュー6.20点
2012-11-12悪の教典6レビュー5.50点
2012-10-30アウトレイジ(2010)7レビュー6.60点
2012-10-18戦火の馬7レビュー6.86点
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