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当時、「夜霧のマンハッタン」を見てデブラ・ウィンガ-のファンになり彼女目当てでこの作品を見た。FBIの侵入捜査の過程でターゲットに対し恋愛感情がめばえ...と、ありがちなストーリー。だが映画の中でどんなにパターン化されてても実際に起こるとそれはそれで結構な驚きとなる。この作品は実際に起こっているように、つまりリアルな演出によってありがちなストーリー展開もありがちだと思わずに見れる。黒人やユダヤ人を人とみなさない白人至上主義者たちにむけられるFBI捜査官たちの言動もまた差別の塊でアメリカの抱える問題の根深さを感じる。捜査が終わっても問題の解決は何もされないのがこの手の映画の常だがこの作品はラストの子供との会話の中に微かな光明を見出そうとしているところもいい。ちょっと無理があるような気もするが..。
【R&A】さん 7点(2003-09-25 12:47:17)
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