| 作品情報
レビュー情報
詩人バイロンと詩人シェリー、シェリーと駆け落ちしてきたメアリーとバイロンの愛人でありメアリーの妹であるクレア、そしてバイロンの主治医のポリドリ。この男女5人がバイロンの別荘にて、暇をもてあましそれぞれが怪談話を創作しようということに。不屈の名作「フランケンシュタイン」と「吸血鬼」が誕生する歴史的一夜である。映画はその文学史上最も重要なこの史実を発端にその後それぞれに訪れる不幸とメアリーが生み出したフランケンシュタインを結びつけて物語ってゆく。もともとバイロンやシェリーはもちろんメアリー・シェリーのこともよく知らないので配役云々は違和感を覚えることなく鑑賞できました。フランケンシュタインをメアリーの幻想として描かずに、メアリー以外の人物にも見える、ほんとうに想像上の怪物が一人歩きしてゆくような実態を伴っているのが独創的。ただ、それぞれの葛藤がストーリー上でなぞられるだけなので感情移入の余地など全く無いし、そもそもいったい誰を中心に話が進んでいるのかが話が進行するたびに変わってて全体的に散漫な印象。もっと長尺にするかメアリーの描写を中心とした短いお話にするか、どっちかにしてもらわんと。
【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2007-11-21 13:45:31)
R&A さんの 最近のクチコミ・感想
|