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《ネタバレ》 昔オバタリアン、今アラフォー。ここで登場するオバサンたちはこの中間くらいの位置付け。ただしオバサンを敵視する男たちの持つオバサン概念はおもいっきりオバタリアンなわけで、今やあの時代のそれこそ原田の言うところのゴキブリを押しのけて最後の生き残りとなるという、女を捨てた、図々しい、そのうえ集団で闊歩するまさにオバタリアンなオバサンなんていないわけで(いるかもしれないけど)、どうも時代錯誤感を拭えない。見た目、ここに登場するオバサンたちのように美しく生活力もあり、ある意味男前なオバサンたちというのはいかにも今どきだったりするので、結局オバサンたちをどのように描きたいのかがイマイチ分かりづらい。殺しのシーンは一人目サイアク。生々しすぎ。次の殺しサイコー。目が点になった。あと、ロケットランチャー(?)凄すぎ。復讐だからとターゲットはあくまで一人であって他を殺すことに反対した松田龍平が最後に街ごと破壊してしまう復讐の連鎖の恐ろしさ(というより滑稽さ)がバカっぽい作品に苦味を加える。ってほどでもないか。むしろ、オバサンたちをちょっとマジメにそれぞれの葛藤やらを描いちゃったりしてるところがバカっぽさに水を差しててイヤかも。
【R&A】さん [DVD(字幕)] 3点(2008-12-09 13:32:01)
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