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今まで見たロメールの映画で唯一面白くないと思った作品だったのだが、ロメールが亡くなった際、録画しておいたビデオテープを引っ張り出し勝手に追悼鑑賞をしたのだが、そのとき選んだのがこれ。面白くなかったのは作品のせいではなく私のせい、などと思いたくもないがこれ以外の作品はどれもこれもめちゃくちゃに面白いもんだからあえてこれに再チャレンジ。だったがやはり退屈。恐ろしく美しい空の色とか窓の光とか透き通る水とかが挟まれてもやはり退屈。しかしそれも当然。主人公は退屈な休日を送ろうとしているのだから。あと、終わり方が『クレールの膝』同様に楽しかったが『クレールの膝』同様に主人公がいけ好かない。ただ二度目の鑑賞ゆえにこのいかにもロメールな、いかにも教訓話的なエンディングを知っているわけで、そのおかげでこのいけ好かない男に対する嫌悪感はずいぶんと薄れていたように思う。女の子は映画が進むにつれてどんどん可愛くなってゆく。二度目の鑑賞で主人公が振り回されるのも納得の可愛い笑顔を見てしまった。たぶんまた見ると思う。
【R&A】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-08-03 17:06:21)
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