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《ネタバレ》 歴史をたどるというより、危急存亡の時にいかなる合理的判断が必要なのか、意に沿わぬ時にいかなる態度で望むべきかのお手本映画です。これは戦記映画ではありません。
広く、大きな視点で言うなら、原発などいらないし、それがかなわぬともあせらず、鷹揚にかまえる。 そう、原発村はまさに陸軍中央の発想です。個々の指揮官は中央にお伺いを立てながら、全力で職務に臨み、裏目となる結果となる。 マスコミはスポンサーにお伺いを立てながら右往左往。 焼け野原の風景はまさに・・・!! 宣伝は実に安直に某ヒット映画の二番煎でありますが、中身は「今」の現状で描かれています。 だから戦闘の悲惨さや、空襲の悲惨さという具体的な描写は極力省かれ、山本五十六という「個」のディティールと大局で描かれているのだと思います。 結局。この映画から感じるのは「我慢」で「我慢」でしかこの先乗り切るしかない世の中だと思います。 この監督特有の浪花節的な思想を感じます。 【どっぐす】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-01-05 01:58:53)
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