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《ネタバレ》 原作に思い入れがあったわけでもないので、フィクションの娯楽映画として普通に楽しめた。敵国の設定変更はありだと思う。
原作通りの設定だったら、実写では生々しすぎるし、話もややこしすぎてしまうだろう。 公開前になにやら騒ぎもあったが、総理がストレスを抱えて当然ということを表現しているだけで何の疑問も感じなかった。(観てもいない映画のことで騒ぐこと自体くだらないことである) 自分は軍事オタクというわけではないので、戦闘シーンは娯楽映画として素直によく出来ていると思う。ギリギリまで専守防衛に徹する緊迫感はかなり良い。 正直、コンビニのシーンは必要なのか?とは感じた。平和の表現として一般人を描くことは脚色としてありとは思うが、緊迫感を阻害しているだけで、ここは演出として成功していないように思う。 最も印象に残ったのは、強硬な言動をする大臣に対して総理が「戦(いくさ)という言葉を軽々しく使うな」と諌めるシーン。 現実には、領土問題で信じられない暴言を吐く議員も出てきたわけで、そういう意味で絶妙なタイミングでの公開となってしまった。 このフィクションの中の自制心のある政治家、自衛官を見ていると、現実の政治家の方が既にやばくなっているように思う。このような事態にならないことを願うばかりである。 【どっぐす】さん [映画館(邦画)] 7点(2019-06-04 01:18:27)
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