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もう二度と登場する事は無いし、二度と登場する必要も無かろう、と思われたビリー・ゼインが、性懲りも無く再登場。一方の我らが大スター、トム・ベレンジャーの姿はそこには無く、5作目は無かったこと、とでも言うつもりなのか、まるで、4作目の続きですよと言わんばかりの、ビリー様の涼しい顔。
これってもしかして、偶数作目は奇数作目をフィクションだと主張し、奇数作目は偶数作目をフィクションだと主張する、一種の「匣の中の失楽」みたいなシステムなんでしょうかね。と、少し不安になってくる。 それはともかく。 アナログ体育会系の山猫シリーズにも、とうとうハイテク化の波が押し寄せてきた、と言う訳で、無人機が飛び交い、地上の敵への攻撃を繰り広げております。 となると、映画のオチとしてはその真逆、「やっぱりハイテクよりも、経験と勘がモノをいう」、ってな流れになるのが必定、そして実際、そういう作品なのですが、それにしては、終盤における「ハイテクを過信したことで陥ってしまう危機」の描き方が、これでは弱いんでないかい。もっともっと絶望的な状況に追い込まれないと、山猫ジュニアさまの経験と勘の有難さが、イマイチ伝わらんよね。 この作品に対して誰もそんなところに期待しとらんわい、と言われれば、もう、返す言葉もないんですけれども。 【鱗歌】さん [CS・衛星(吹替)] 5点(2021-02-20 13:55:07)
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