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《ネタバレ》 アメリカ人ならば一度は憧れるであろう魅力的な“チアリーディング”。肉体的表現にも“創作性”と言うものがある事に初めて気付きました。自分の努力で築いた独自の創作を、他人に盗(と)られる事の悔しさと、自分達の努力で創る事の大切さをキチンと描いている点がとても良かった。敢えて自己批判して描くストーリーは、人種的な表現を合わせると自ずと本作メッセージ性は読み取れる。ありがちな学園青春モノも、チアリーディングの選曲とBGMの兼ね合いが非常に上手でカット割り・セリフともリズムとそのバランスが良く、気が付けば観ているこちらも思わず身体が動いてしまう演出は見事。…ただ、やや上品さに欠けるセリフは、チア・スピリットの良さが消されてしまい勿体無い。盗作問題でトロスが全国大会に出らない?…と一転、全国大会に出場。そしてクローヴァーズの資金不足で出場見送り?…の辺りがやや曖昧に描かれているので、ちょっと分かりにくい観有り。あれで優勝してしまったら白人の至上主義で終わってしまってしまうから(笑)。盗作で優勝するよりも自分の努力で得た2位の大切さ。見終わった後の心地良さが残る…個人的には好みな映画でした。
【_】さん 8点(2004-09-22 14:54:54)
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