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《ネタバレ》 ゴメンナサイ、私はこの映画は全くダメでしたワ…。古くから伝わるイギリスの妖精の世界。私はシシリー・メアリー・バーカーの「アルファベットの妖精たち」というイラスト集(←コレ、絶対オススメ!)を幼少時から見てきたので、余計“妖精”というものに思い入れがあるわけですが、“信じる・信じない”と“いる・いない”はまたは別の話で…、まず、冒頭の“トゥルー・ストーリー”という文字を鵜呑みして観ると真っ向から裏切られる。妖精が出てくる時点で、もう実話では無いような気が…(苦)。原作は、ジョー・クーパー著「コティングリー妖精事件(1990)」という事なので、未読につき詳細はわかりませんが、私が聞いた話では、数十年の年月が流れたのちに美術史家のF・ゲッティングスが、写真の妖精と同じイラストを挿絵図版集で見つけた事から解る訳で…。もうその頃にはスッカリ年を取ったエルシーの口から、“妖精写真”の真実を話したのは言うまでもない。挿絵図版集から熾した絵図を切り抜き糸で釣り上げ、撮影した5枚の写真。ただし、そんな彼女が「これだけは本物の妖精写真だ」と言った1枚の妖精写真が有る。専門家たちが調べた書物になかった妖精の写真が―…。おそらく、この話をまんま信じて妖精の合成シーンを多々挿入したと思われるが、こんな出来事を全く知らないで本作を観た方は、妖精が実存するのに(設定)、なんで最後は妖精のイラストなの???…だなんて混乱するでしょうね。少なくとも“トゥルー・ストーリー”と銘打っている限り、実話を元にした映画としてキチンと描写するべき。彼女たちは確かに妖精を見たと思う…イヤ、思いたい。“彼女たちにしか見えないもモノ”としての演出なら、もっと高く評価出来たハズなのに…。出来れば“トゥルー・ストーリー”の文字を消してくれ…!
【_】さん 3点(2003-05-31 00:15:32)
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