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レビュー情報
《ネタバレ》 内容は「キッド」に、プラスアルファ「ドラえもん」の要素を取り入れた様なストーリー構成ですが、モンスターと子供の関係設定が実にユニークで面白い。“CDA(子供検疫局)”や子供用品を“汚染物質”と言う序盤の描き方で、怖いのはモンスターでは無くて子供だった…と言う逆転の発想が、有りそうで無い話としてキチンと完成されています。誰もが見て思う“どこでもドア”の引用は、ランドールとの追いかけっこでサリーとマイクが入室した和室で、さりげなくオマージュとアピールしているのか…(?)。ハイクオリティのCG技術はさすがピクサー…と言う所でしょう。「トイ・ストーリー2」と同じくエンドロールにNG集がオマケに収録されて楽しい…と思ったら、更にミュージカルもわざわざ創るだなんて…実に凝っています。ミュージカルの練習だよ…って言うのは列記とした前フリだったのですね。前フリと言えば、ラストでブーの部屋に有った“ニモ”のぬいぐるみ…、その時には既に完成されていたキャラクターだったとは…驚き。ラストは充分予想していたにも関わらず不覚にも涙が…。チャップリンを思い出すサリーとブーがしっかりと抱き合うシーンが愛おしい。ディズニーらしく、無駄な話をカットしてコンパクトにまとめていますが、個人的には無駄な部分ももっと観てみたいと欲求が出る程の良作映画でした。
【_】さん 8点(2003-12-06 23:58:04)
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